blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

HONDAパワーストーリー 福祉農園の今 その後の見沼田んぼ サイトUP

2007-04-03 | 風の備忘録 
 埼玉県さいたま市。サッカーの聖地、埼玉スタジアムからほど近いところにある見沼田んぼ福祉農園では日々複数の近隣のデイケア施設ボランティア組織が農作業を行っています。その活動を支えているのは福祉のための環境を整える“環境福祉”という理念。2003年のパワーストーリーでは見沼田んぼ福祉農園を立ち上げた代表の猪瀬良一さんの思いと、次男・浩平さんら学生を中心とする農園ボランティア団体「風の学校」の取り組みを前・後編に渡って紹介しました。 
 農園開園ら8年目。その規模は少しずつ、着実に大きくなってきています。その過程にはHonda汎用製品の姿もありました。埼玉県から貸与された農機具のほか、『パンチ』『こまめ』などのミニ耕うん機やポータブル発電機を自力でそろえ、農園としての機能を少しずつ整えてきたのです。


 とはいえここに至るまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。'06年には作業用のツールを大量に盗まれるという被害もありました。しかし、そんな苦難にも負けず彼らは前を向いて歩み続けていま。
 たとえば、「風の学校」の若手は先達の農家に教えを請いに通いました。「農的若衆宿」という勉強会を発足させ、「見沼学(みぬまナビ)」という自分たちの活動を考え、発信するための冊子も手探りで制作。地元の商店店頭等に置いてもらうべく、何回も足を運んだ結果、地元との交流を深めることにもつながりました。


 単に規模の拡大を狙うのではなく、地域に根ざした動を目指す。福祉農園の代表、猪瀬良一さん、風の学校の事務局長をつとめる浩平さんともに今も試行錯誤の繰り返し」といいま。


 今回のパワーストーリー「その後の見沼田んぼ」では福祉農園が、そして風の学校がこの数年の間に歩んだ道のりと、その過程で訪れた変化、そして現在の福祉農園の姿を紹介ます。         
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2007年3月30日~31日 加田屋川

2007-04-03 | 共生社会のデザイン
福祉農園の西側を流れる加田屋川は生活排水が流れ込むドブ川。
都市の汚れ流れ込んで「環境共生都市」とは言いがたい状況にある。

加田屋川の上流でサルベージ作業が行われている。流れ濁り悪臭を放っている。
3月31日の加田屋川。サルベージ作業が休日で休みのため濁りも悪臭も少ないが、川の下のゴミが見える。


福祉農園の泉。
清流にしか育たないクレソンが茂る。