ふるまご呉服店
三重県津市上浜町2丁目62
電話(059)228-3996
和風生活 かやくごはん
小紋で作る長羽織
これから冬が到来しますが、年末年始をはじめ、新年会に初釜、成人式など
この季節が一年で最もきものを着る機会が多くなります。
街中で、またテレビでもきもの姿が目につく季節だからこそ
きもののお洒落を楽しみたいものです。
そこで、ご提案するのが長羽織です。
長さはちょうど膝が半分隠れるくらいが、見た目にも格好よく、
また機能的にも動きやすい寸法です。
▲ 花地紋の生地に薄いグレーで縞模様を染めた小紋着尺
ここでは、最近ご注文いただいた無地感覚のスッキリした柄行きの長羽織を
ご紹介いたします。
遠目には無地に見えますが、近づくと花地紋と縞模様が何とも言えない
品の良さを感じさせます。用途も幅広く、お洒落着として絣模様の紬や
総柄の小紋だけでなく、付下げや無地のきものなどに合わせてドレッシーに
装うこともできます。
同じ羽織物でもコートとは違って羽織は室内でも脱ぐ必要がないので
きものとの取り合わせ次第では改まった場所でも着用できます。
▲ 羽織の裏地には「福を呼ぶ」フクロウの柄
▲ 二色使いの組紐に蒔絵の球が付いた羽織紐
薄い色目を選んでいただいたので、秋から冬、そして花見の季節まで
愛用できる出番の多い羽織になります。
京都うまいもん巡り
▲ 山田コロッケ店
大徳寺の茶会の後はお楽しみのうまいもの巡りとなりました。
まず、地元の人が「京都一おいしい」と絶賛するフライ専門の山田コロッケ店。
昭和35年創業のこのお店は、北野天満宮一の鳥居から徒歩3分の一条通商店街の
はずれにあります。
揚げ物メニューも50種類ぐらいはあり、お弁当も注文できます。
オーダーしてから揚げるため、揚げたて熱々を食べることができます。
持ち帰り用には新聞紙でしっかり包んであるので、購入して3時間後に
家で食べた時にもレンジで温める必要がありませんでした。
▲ スコッチエッグは1個180円
今回はこの他に140円のライスコロッケを買いました。
▲ とようけや山本
続いて上七軒のとようけや山本で豆腐を購入。
この日は寄せ豆腐です。
最後にフルーツパーラーのクリケットに寄りました。
大徳寺開山忌法要
▲ 献茶式
毎年11月22日には京都紫野の大徳寺で開山忌法要が執り行われます。
法要に当たり茶道三千家が交代で献茶式をするのですが、今年は表千家不審庵の
担当であったため初めて参加することとなりました。
開山忌法要は10時開始で、しばらくすると献茶式が始まりました。
運よく法堂の中に入場でき、光栄にも而妙斎家元の献茶式のお点前を間近で
拝見することができました。
▲ 総見院 そば席(晦日庵 河道屋)
法堂での開山忌法要が2時間近く続き、大変寒い思いをしたためまず初めに
そば席に駆け付けました。
河道屋のあんかけそばは、冷えた身にはとてもやさしく添えられた湯葉揚げと
ともに美味しくいただきました。
▲ 瑞峯院 副席(長生庵) 菓子は二条駿河屋製
▲ 拝復席 聚光院(不審庵) 菓子はとらや製
今回の茶会で一番感動したのが、聚光院の書院の床の間の壁画です。
残念ながら写真を撮っていませんが、色鮮やかな紺碧の背景に流れる力強い滝。
千住博氏の作品でした。この滝の画は書院の襖全面に描かれているようですが
茶会用にすべて無地の襖に取り換えられていました。
第69回正倉院展
13日(月)第69回正倉院展の最終日に奈良国立博物館を訪ねました。
前日にNHKEテレの日曜美術館で正倉院展の見どころを再放送されていたため
思いついて出かけました。
午後からの入館でしたが、チケット売り場でも混雑することなくスムーズに
進みました。さすがに展示ブースには人だかりができていましたが、問題なく
見学できました。
▲ ミュージアムショップで購入した正倉院文様の手ぬぐい
出典は鹿草木夾纈屏風(しかくさききょうけちのびょうぶ)
夾纈(きょうけち)とは、「文様を彫った二枚の板の間に布帛を挟み、
きつく締めつけて染め上げるいわゆる板締め染めのこと。
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