ふるまご呉服店
三重県津市上浜町2丁目62
電話(059)228-3996
和風生活 かやくごはん
お誂え草履 低反発材の台
低反発材を使用した台と西陣織の鼻緒を組み合わせて作る
お誂えの草履が仕上がってきました。
クッションの効く低反発材を使用したこの草履は、長時間履いても
疲れにくいので、お使いいただいている方から大好評です。
▲パープルグレーの台に白地に源氏香柄の鼻緒
▲薄い紫の台に組紐の鼻緒
霊山(766m 三重県伊賀市)
今日は伊賀市にある霊山に登りました。
山麓にある霊山寺の駐車場から登り始めます。10:03出発。
▲霊山寺本堂
霊山寺は平安時代に伝教大師によって建立された古刹で、桜の季節には
多くの見物客が訪れます。
10:27七合目に到着。朝降った雨が雲となって湧き上がり、山道を曇らせます。
▲直径1m以上のたいこ石 10:49
たいこ石を過ぎると田代池から登るルートとの合流地点9合目に到着します。
最後の石段を登ると山頂広場に出ます。
10:57登頂。山頂は下から押上げられた雲のため視界がききません。
15分ほど山頂で過ごすと、ようやく雲が切れ下界の展望が開きました。
山頂は広場になっており、中央部に観音像の安置された石室があります。
昭和の終わりから平成初頭にかけて行われた発掘調査によって、平安時代の末期に
寺院があったことが確認されました。
11:22下山開始、11:57駐車場に到着しました。
霊山は行程の短いコースということで、今日は出発も遅めでした。
月曜日の山行は誰一人出会うことなくのんびりした2時間でした。
七五三のきもの(三才女児用)
▲絞りに花柄を刺繍で表したきもの
七五三の季節になり、肩と腰の縫い上げのご依頼が続きました。
どちらもお宮参りの時に着た産着です。
三才児の標準的な寸法は、身丈が70~80cm、裄は40㎝前後です。
三才のお祝いは髪置き(かみおき)と言い、女の子が髪を伸ばして
初めて髪飾りを付けます。
帯を結ぶのではなく、被布を合わせるの一般的です。
▲染め分け友禅のきもの
▲可愛らしい草履と巾着
花雲水
和菓子の叶匠寿庵の創業者芝田清次氏の半生記「花雲水」を読みました。
先日叶匠寿庵「寿長生の郷」の売店で見かけて、この本のことを思い出し
上野図書館から取り寄せてもらいました。
和菓子造りの経験が全くないにもかかわらず昭和33年に39才で和菓子店を創業し
昭和56年には全国百貨店和菓子売り上げの1位、2位、3位を独占するまでに
店を発展させた創業者の自伝は、同店が人気絶頂であった昭和60年に
出版されました。
叶匠寿庵は、その経営理念や丁寧な接客を徹底させた社員教育など
当時の小売業の模範となる名店で、ちょうどその頃、修行先でも話題になっていました。
「大農は草を見ずして草を刈り、忠農は草を見て草を刈り、小農は草を見て草を刈らず。」
この二宮金次郎の言葉が、文中でも紹介されていましたが
修行先の朝礼でもよく耳にしたことが懐かしく思い出されました。
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