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日本の色辞典 吉岡幸雄著

染色家の吉岡幸雄による著作「日本の色辞典」は、きものや帯に使われている

色を調べるうえでとても役に立っています。

染司よしおかの5代目当主の吉岡幸雄は1946年、貝紫染料の研究で知られる

吉岡常雄の長男として生まれます。古代の染織技術の復元を行い薬師寺、東大寺

などの文化財の復元に携わり、その様子はNHKでも放送されました。

古代染色研究の第一人者として活躍していましたが、残念ながらちょうど2年前の

2019年9月30日に73歳で亡くなりました。

同氏を偲んで、在庫の色無地からその色を辞典の説明通りに記してみます。

▲ 古代紫

「古代紫は、奈良あるいは平安に都のあった頃に尊ばれ、そこで染色していた

紫ということになる」と記されています。

▲ ビーコック・ブルー

「雄の孔雀の首から胸にかけての鮮やかな青色をいう。また、広げた羽根の

中にもこの青色を見ることができる。」

▲ 桜鼠

「桜鼠は、淡い紅色が灰色あるいは薄墨がかって、わずかにくすんだ薄い桜色を

さす。いわゆる墨染の桜である。」

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秋の装い②

無地感覚のベージュの小紋に黒地の帯でメリハリのあるコーディネートです。

この黒地の忍冬唐草文様の唐織名古屋帯はお茶席向きで、色無地や付下げに

合わせていただきたい帯です。

きものは華文を白で抜いた市松地紋のスッキリ無地感覚の小紋です。

品よく目立ちにくい柄行きなどで羽織ものとして、コートや長羽織に仕立てる

ことも可能です。

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秋の装い①

緑色の色無地に唐織の帯を合わせた秋らしい味わい深いコーディネイトです。

この帯の柄は格調高い有職文様の窠文(かもん)。

窠とは瓜を輪切りにした形で、これを意匠化しました。太い弧状の4弁で唐金を

囲んだ文様が代表的です。

ここで紹介するのは名古屋帯ですが、有職文様で格が高いため色無地はもちろん

付下げに合わせてお茶席に締めていただきたい帯です。

少し明るく写りましたが、不老長寿の象徴のようにいわれる常盤の松、その葉の

ようなくすんだ緑色が千歳緑(ちとせみどり)です。

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里の菓茶房(恵那川上屋)

▲ 里の菓茶房(瑞浪店)

日に日に秋を感じるようになり、栗の味を求めて恵那川上屋を目指しました。

津から最も近い瑞浪店(岐阜県瑞浪市)の開店時間に合わせて朝7時に出発。

8時45分に到着するすでに3組が開店を待っていました。

瑞浪店に併設されているイートインのできる里の菓茶房はの営業時間は9時~

18時で定休日は火曜です。

▲ 栗一筋 ¥1,200 ※テイクアウト可

併設のカフェで秋だけに提供される特別なモンブラン「栗一筋」を注文。

なんと!この栗一筋は栗きんとん約5個分の栗ペーストで作られています。

モンブランペーストの下には、生クリーム、カスタードクリーム、メレンゲに

キャラメルソースが加わり、最後まで飽きることなく美味しくいただけます。

▲ 和栗パフェ ¥1,000

3人で栗一筋と和栗パフェを朝ごはんとしてシェアしました。

実はモンブランパイも注文したのですが、オーダーの順番に手違いがあり

キャンセルすることになりました。

でもこれで結果オーライでした。2種類の栗スイーツでおなか一杯です。

▲ 明知鉄道 山岡駅郷

当初の予定では恵那川上屋の次に「そばの郷 道の駅らっせいみさと」でそばを

食べる予定でしたが、満腹ですぐにはとても無理なので食べられないので

寒天の町として有名な山岡町に向かいました。

明知鉄道の山岡駅に開設されている寒天資料館によると、山岡町の細寒天の全国

シェアは80%を占めます。

昭和初期に農家の副業として始まった寒天づくりには、晴天が多く寒暖差の大きい

山岡町の風土が適していたのだそうです。

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柳月の三方六

NHKの朝ドラ「なつぞら」で雪月(せつげつ)として登場する和菓子店の

モデルが帯広に本店を置く柳月(りゅうげつ)です。

その柳月を代表するお菓子「三方六(さんぽうろく)」をいただきました。

三方六は北海道開拓100年を記念して作られた薪の形のバームクーヘン

です。

先人の厳しい開拓時代を偲び、三方六寸(18㎝)に切られた白樺の薪を

イメージして作られたお菓子で白樺の木肌のようにホワイトチョコレートが

掛けられています。

今回いただいたのはメープルシロップを練りこんだメープル味です。

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