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茶道の稽古

8月最後のお稽古です。

雨の多かった今年の夏も月末になって再び猛暑がやってきたため、ここ数日は

35℃の暑さです。お茶室は冷房をかけていただいていますが、釜に最も近い

お点前座では汗がにじんできます。

夏らしく涼し気な釣瓶水差でのお点前は初めてでした。

左側の蓋になっている板を滑らして、右側に重ねます。開いた左側からお水を

汲みますが、この水差しも来月からは別のものに代わってしまうので次回に

目にするのは来年の夏です。

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夏の和菓子「水灯り」

▲ 俵屋吉富製「水灯り(みずあかり)」

まだまだ暑い日が続きますが、夏の高校野球も終わり秋の気配を感じるように

なりました。

このお菓子は、京都の老舗和菓子店俵屋吉富の夏を代表するお菓子です。

京都のお土産にいただいたものですが、夏の名残にと開封して食べてみました。

楽し気に泳ぐ愛らしい金魚の姿を琥珀羹と道明寺羹に散して表現した涼やかな

細工羊羹です。これで半棹ですが、ちょうど食べやすい分量です。

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逸品付下げのコーディネイト②

▲ 牡丹唐草裾暈し付下げ(野口)

地色はベースをベージュにして裾にかけてきれいな桜色でグラデーションを

施したはんなりとした大人かわいい付下げです。

伝統的な牡丹唐草文様を立てに配して現代的な印象に仕上げています。

品格の良さと華やかさを兼ね備えているので、お茶席から披露宴、パーティー

など幅広い場面で活躍するきものだといえます。

▲ 袋帯「早春譜」(大庄)

珍しい桜色地の帯は若松と梅を織り出した別誂え品です。

きものの桜色のグラデーションに上手くリンクさせ、きものと帯が互いを

引き立たせる絶妙のコーディネイトが完成しました。

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逸品付下げのコーディネイト①

▲ 横段牡丹唐草文様付下げ(野口)

京友禅の老舗野口の付下げのコーディネイトです。

水色地に横段でグラデーションを加えた牡丹唐草文様のハイセンスな付下げを

黒地のモノトーンの帯と合わせた個性的な組み合わせです。

メインとなる牡丹文様の花弁が濃い紫で縁取られているところから、濃い色の

黒地の帯にリンクさせることで、全体に引き締まった印象に仕上げました。

きもの通の方におススメのコーディネイトです。

▲ 雲竪湧文袋帯(洛陽織物)

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袋帯の逸品②

▲ 雲立涌文(洛陽織物)

江戸時代に創業した洛陽織物は「京の老舗」として京都府から認定を受けている

老舗機屋です。「100年以上にわたり伝統を守りつつ創業している老舗」は

数多い西陣織元の中でも数軒しかありません。

西陣にある本社屋は築150年以上たつ本格的京町屋で、京都市の「歴史的意匠

建築物にも指定されている建物です。

黒地に銀糸の立涌と白糸の雲を織り出した唐織の袋帯です。

とても軽くて締め心地が良く、シンプルでありながら存在感のある、個性的な

コーディネートができます。

▲ 市松取華文(大庄)

西陣の産地で有数の老舗「大文字屋庄兵衛」は、江戸の寛永年間に初代の西村

藤兵衛が大文字山ゆかりの地で創業し、5代庄兵衛の代から屋号を「大文字屋

庄兵衛」を名乗り当代で10代目となります。

主にすくい織りの技法による手織りの高級品を得意とし、織機によるの製品も

量産体制をとっていないため、老舗の逸品問屋でのみ取り扱われています。

金銀糸だけを用いて梅や牡丹、桐などの華文様を織り上げたモノトーンの配色が

新鮮で都会的な雰囲気を漂わせる帯です。

黒留袖はもちろん、訪問着から色無地まで幅広い取り合わせができます。

▲ 大文字屋庄屋兵衛の商号

▲ 早春譜(大庄)

梅と若松を織り上げた「早春譜」と名付けられた大庄を代表する柄です。

この帯は老舗千切屋の別誂え品として、地色をシェルピンクで織り上げている

ため本来の金色地よりも優しい仕上がりとなりました。

織機で織った帯ですが、手機りを得意とする大庄の特長によって若松や梅の

柄にはフリーハンドの雰囲気を感じます。

はんなりとした明るく綺麗な色目の訪問着や付下げからスッキリとした無地場

の多い小紋、色無地に至るまで幅広いコーディネイトが楽しめる帯です。

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