ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

LED照明を国策で強制するな!(7)青色LEDで卵、幼虫、蛹、成虫みんな死ぬ。可視光の生物に対する毒性

2015-11-30 | LED

 

LEDブルーライトは紫外線よりも害があるのかもしれない

東北大、青色LEDの光で昆虫が死ぬことを発見

2014年12月10日 17時16分更新 

東北大学は、青色光を当てると昆虫が死ぬことを発見した。強い紫外線が生物に害があることはよく知られているが、場合によっては紫外線よりも強い致死的効果を持つという。

 東北大学大学院農学研究科の研究によると、さまざまな波長のLED光をショウジョウバエの蛹に当て、羽化できずに死亡した蛹の割合を調べたところ。可視光の青色(440nmおよび467nm)で高い殺虫効果があることがわかった。とくに467nmは卵や幼虫、成虫に関しても効果が得られた。光の強さは直射日光に含まれる青色光の3分の1程度という。

 波長が短くエネルギーが高い紫外線は殺菌効果を持つことが知られているが、微生物よりもはるかに複雑な動物である昆虫に対し、紫外線よりも波長の長い(エネルギーが低い)青色光が致死的効果があることはこれまで知られていなかった。昆虫によっては紫外線よりも高い殺虫効果が確認されるなど、エネルギーの大きい高い波長のほうが細胞に害をなすという常識を覆す結果となった。

 殺虫効果のある波長は昆虫によって異なり、ある種の昆虫では日光に含まれる5分の1程度でも殺虫効果が認められ、蚊に対しては日光の1.5倍を必要するという結果となった。致死メカニズムは解明されていないが、青色光(ブルーライト)が目に有害といわれているのと同様に、紫外線を防御する機能は昆虫にも備わっているが、自然光よりも強い青色光は体表を透過してしまい、体内で活性酸素などを発生、細胞に障害を与えると考えられるという。

 研究グループでは、青色LEDを用いて簡単に殺虫できる害虫防除装置が期待できるほか、波長を工夫することで特定の害虫を駆除できる技術になる可能性を示している。

 


(管理人より) 資料としてあげておきます。虫が死ぬということは、LEDは人体にも有害であるということです。

農林水産省の 生物の光応答メカニズムの解明と省エネルギー、コスト削減技術の開発 を見ると、それを利用しようということが書いてあります。

有害なものなら「やめよう」とならなきゃいけないのに、国はそれを「利用する」という方向なんです。これじゃ、核の平和利用と同じです。

テクノクラート社会の典型。 悪い技術開発や商品化をやめさせることに予算をつけるならわかるけど、真逆の方向。

LEDで「虫」を殺す開発に予算がなんと 2億200万円!

 

LEDとか再エネは、原発を温存延命させるだけのもの。新技術開発に膨大な税金が流れ込んでいる証拠。

原子力ムラは原発をなくす方向になんか舵を切っちゃいないのです。切るつもりもない。

新技術に原発を補完させているだけ。新しい収入源が増えたに過ぎないのです。

 

 

 

 

 

青色光を当てると昆虫が死ぬことを発見  東北大学大学院農学研究科 2014 年 12 月 9 日

 

東北大学大学院農学研究科の堀雅敏准教授の研究グループは、青色光を当てると昆虫が 死ぬことを発見しました。紫外線の中でも波長が短い UVC や UVB は生物に対して強い 毒性をもつことが知られています。しかし、比較的複雑な動物に対しては、長波長の紫外 線(UVA)でも致死させるほどの強い毒性は知られていません。一般的に、光は波長が短いほど生物への殺傷力が強くなります。よって、紫外線よりも波長の長い可視光が昆虫の ような動物に対して致死効果があるとは考えられていませんでした。さらに、この研究で、 ある種の昆虫では、紫外線よりも青色光のほうが強い殺虫効果が得られること、また、昆虫の種により効果的な光の波長が異なることも明らかになりました。本研究成果は青色光 を当てるだけで殺虫できる新たな技術の開発につながるだけでなく、可視光の生体への影響を明らかにする上でも役立つと考えられます。 本研究の一部は、農林水産省委託研究プロジェクト「生物の光応答メカニズムの解明と 省エネルギー、コスト削減技術の開発」および日本学術振興会科学研究費補助金によって サポートされました。 この成果は、2014 年 12 月 9 日に英国 Nature Publishing Group のオンライン科学雑 誌「Scientific Reports」に掲載されました。

 

<説明>

1.背景:

可視光が生体に与える影響を明らかにすることは、可視光の新たな利用法の開発や可視 光の曝露が生体に与える傷害を評価する上できわめて重要です。しかし、可視光の生物に 対する毒性に関してはあまり知られていません。最近の研究により波長が短い可視光(400 ~500nm の光、いわゆる青色光)がヒトの目に傷害を与えることが明らかになってきまし たが、昆虫を含め比較的複雑な動物に対する可視光の致死効果はこれまでに報告されてお りません。一方で、UVC(100~280nm)や UVB(280~315nm)といった波長の短い 紫外線は生物に対して強い毒性があることが知られており、昆虫や微生物もこれらを当て ると死亡します。しかし、これより長い波長の紫外線(UVA:315~400nm)に関しては、 昆虫に対する明らかな致死効果は報告されておりません。光は波長が短いほど生物に対す る毒性が大きいことから、可視光を当てるだけで昆虫のような比較的高等な動物が死ぬと は全く考えられておりませんでした。本研究による発見は、これまでの常識を覆すもので、 可視光の昆虫に対する強い毒性を示すものです。

2.研究内容:

様々な波長の LED 光を昆虫に当てて、殺虫効果を調べました。 最初に、378~732nm(長波長紫外線~近赤外光)に渡る様々な波長の LED 光の下に ショウジョウバエの蛹を置き、羽化できずに死亡した蛹の割合を調べました。LED の光の 強さは直射日光に含まれる青色光の 3 分の 1 程度としました。その結果、青色光を当てた 蛹は羽化できずに死亡しました(図 1)。青色光の中でも効果の高い波長と効果の低い波長 があり、440nm と 467nm の 2 つの波長が高い効果を示しました。そこで、卵、幼虫、成 虫に対しても467nmの光の殺虫効果を調べたところ、いずれも照射により死亡しました。 次に、蚊(チカイエカ)の蛹に対する青色光の殺虫効果を調べました。蚊も青色光を当 てると死亡しました(図 2)。しかし、効果の高い波長は 417nm の 1 つだけで、ショウジ ョウバエと異なっていました。また、蚊はショウジョウバエよりも青色光に強く、全ての蚊を殺すには、直射日光に含まれる青色光の 1.5 倍程度の光の強さを必要としました。 417nm の殺虫効果は卵でも認められました。 青色光の殺虫効果を、小麦粉などの大害虫であるヒラタコクヌストモドキの蛹でも調べ たところ、非常に高い殺虫効果が認められ、直射日光の 5 分の 1 から 4 分の 1 程度の光の 強さで、全ての蛹が死亡しました。

3.明らかになったこと

青色光は様々な昆虫種に対して殺虫効果を示します。また、その効果は卵、幼虫、蛹、 成虫のいずれの発育段階でも得られます。ただし、青色光であっても効果的な波長は昆虫 の種により異なっております。また、ショウジョウバエのように、ある種の昆虫にとって は、紫外線よりも青色光のほうが高い殺虫効果を示し、動物に対する光の致死効果は波長 が短いほど大きいという従来の考えには当てはまらない動物種の存在が明らかになりまし た。

4.推測される青色光の殺虫メカニズム

昆虫の種により有効波長が異なることから、その殺虫効果はヒトの目に対する傷害メカ ニズムに似ていると推測しています。すなわち、種によって吸収しやすい光の波長が異な り、これによって、種により異なる波長の光が昆虫の内部組織に吸収され、活性酸素が生 じ、細胞や組織が傷害を受け死亡すると推測していいます(図 3)。

5.波及効果

例えば、青色の LED 光などを害虫の発生している場所に当てることで、簡単に殺虫で きる害虫防除装置の開発が期待できます。波長を工夫することで、衛生害虫、農業害虫、 貯穀害虫、畜産害虫など様々な害虫に適用できるクリーンな殺虫技術になる可能性があり ます。また、青色光やそれに起因する活性酸素の生体への影響を評価する研究にも、今後、 役立つと考えられます。

 

 

 




 

こういうことしてると、兵器につながるからやめるべきです。

全日空・日航機操縦席にレーザー照射 伊丹着陸の直前 

日本経済新聞 2015/11/20 1:47 

大阪国際(伊丹)空港周辺で10月以降、着陸直前の全日空と日航の旅客機に対し、レーザー光線とみられる強い光が照射される被害が複数回確認されたことが19日、両社などへの取材で分かった。光線は操縦席の窓などに当たったが、運航への影響はなかった。大阪府警は相談を受け、威力業務妨害などの疑いで捜査を始めた。

 全日空によると、10月17日午後6時50分すぎ、同府豊中市の上空で着陸態勢に入っていた松山発1648便ボーイング機(乗客乗員107人)の操縦士が、操縦席の窓に光線が当たっていることに気付いた。操縦に支障は出ず、同機は午後6時59分、予定通り着陸した。

 日航によると、日航機でも11月、着陸直前の機体に光線が照射されたことが1回あった。両社は運航に危険が生じる恐れがあったとして、国土交通省大阪空港事務所に報告。同事務所によると、同様の被害は2件以外にも確認されているという。

 レーザー光線は目に入ると角膜を損傷する恐れがある。国土交通省によると、飛行中の航空機に強い光が照射される被害は今年に入り、19日時点で36件確認。運航の障害になった報告はない。記録がある10年7月以降で計150件報告されており、国交省は航空各社に注意を呼び掛けている。

 




 



1 コメント

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目から鱗ですな… (UED)
2018-05-26 05:37:02
以前、講義中に教授が「メーカーに入ると驚くほど
”利益”を優先したがる。私も研究室からメーカーに移った時、”えっ、これいいの?”と思ったことがある。世の中の暗い部分が…」
という話をしてくれたのを今でも鮮明に覚えています。が、まさかここまでとは…

LEDの件、危険性の研究が出たのにそれをどうにかして利益につなげようとするのは、驚きですね……
実態はこんなことさえ平気でまかり通っているのですね…

熱力学の教科書冒頭に「熱力学は諸刃の剣である。使い様によっては汚染を早めることにもなるし、止めることにもなる。」と書いてあります。
今の我々は専ら進める方向にしか使っていないのでしょうね…
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