ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

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LED照明を国策で強制するな!(5)省エネ政策のトップランナー制度は、原子力ムラ我田引水のシナリオ

2015-11-28 | LED

 (管理人より) LED関連記事を(1)~(4)と連続で書いています。 まったくフェイスブックで拡散しませんね(笑)

SNSでは、今回のLED騒動でやれデマだとか、蛍光灯は関係ないとか、今に始まったことじゃないとか、やたら騒がしいので、資料を置いておく意味でも、もう少し調べてみます。

ニュースでも流れていた、「トップランナー制度」というのは、経産省資源エネルギー庁が行っている省エネルギー政策の一つのようですが、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)という会社に委託されて行われています。

ここでも三菱が儲けてるんですね。 ε=(・д・`*)ハァ…

トップランナー制度について という経産省のページに書いてあります。

※資源エネルギー庁の委託を受け、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が本窓口の運営等を行っています。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 政策研究事業本部 環境・エネルギー部
担当者 : 織田、高橋
〒105-8501
東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー
電話番号:03-6733- 3486   Email:toprunner@murc.jp

 

経産省のページには下の方にいくつかリンクが張ってあります。毎度のことですが、何やら薄くて小さい文字で、資料のタイトルだけが書いてあります(笑) 中身がすぐに見えるようにアップしないのも、毎度のこと。

閣議決定⇒省令⇒政令⇒法律 といった具合に決められていっています。 

省令も政令も大きい意味では法律=国の法令だけど、序列があります。効力は、法律>政令>省令、の順。

国会が決めるのが法律

内閣が決めるのが政令

大臣が決めるのが省令・府令

 

「トップランナー制度」という形で、原子力ムラにとって都合のいいように、きっちり「省エネ」を国策化したということです。

大義名分は「経済発展」と「地球温暖化防止」。

原子力ムラのメーカーが新商品=LED照明を開発して市民に買い換えさせるように国策化するってことです。新商品が出ることによる旧商品のゴミのことは先送り。太陽光パネルとそっくりなパターンですね。

 

エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の一部を改正する等の法律案が閣議決定されました 平成25年3月5日(火)

告示:エネルギーの使用の合理化等に関する基本方針(平成25年経済産業省告示第268号)(PDF形式:159KB) 平成25年12月24日 閣議決定


根拠法

法律:エネルギーの使用の合理化等に関する法律(法令データ提供システム) (トップランナー制度関連条文:第78条、第79条、第80条、第81条、第87条、第95条)

政令:エネルギーの使用の合理化等に関する法律施行令(法令データ提供システム) (トップランナー制度関連条文:第21条、第22条、第32条)

省令:エネルギーの使用の合理化等に関する法律施行規則(法令データ提供システム) (トップランナー制度関連条文:第48条、第49条)


この法律文を見てると、もう目が回ってきます(笑) 長ったらしいのでパソコン画面上に「LED」で検索かけようと思ったら、なんと、「エル・イー・ディー・ランプ」という表示になってました

ページをエル・イー・ディー・ランプで検索してみてください。

法律は縦書きだからかもしれませんが、もう、こういうことでも嫌気がさしてくるわけです。

こういう法律が作られる前から、すでに原子力ムラの照明メーカーは、白熱電球の生産を中止していっていますから、今回の発表はそういった業界の意に沿ったものということは誰が見ても明らかです。

東芝、白熱電球の生産を中止(2010/3/17) 

東芝、2010年度までに白熱電球の製造を中止(2008/4/14) 

三菱、白熱電球の製造・販売を2012年までに終了 (2008/6/17)

 

トップランナー制度について書かれている資料から抜粋します☟

省エネルギー基準の今後の方向性と考え方(案)  より p3

対象機器の拡大

トップランナー制度では、①我が国において大量に使用される機械器具で あること、②その使用に際し相当量のエネルギーを消費する機械器具である こと、③その機械器具に係わるエネルギー消費効率の向上を図ることが特に 必要なものであること、の3要件を満たすものを対象機器としている。

「大量に使用される機械器具」ということは、それらを新商品にすれば、膨大な買い換え需要が発生して、メーカーが儲かるってこと 

この資料を見ると、総合資源エネルギー調査会 省エネルギー基準部会の小委員会で、決めていた模様です。

いろんな判断基準小委員会ってのがあるんですけど、LEDなどの照明器具に関してはこれ☟ 

照明器具等判断基準小委員会

平成24年5月~平成25年6月

平成24年11月29日 第1回 第1回議事要旨   第1回配布資料
平成19年6月12日 第1回 第1回議事要旨   第1回配布資料
平成19年8月7日 第2回 第2回議事要旨   第2回配布資料
平成20年11月14日 第3回 第3回議事要旨   第3回配布資料
平成20年12月9日 第4回 第4回議事要旨   第4回配布資料
平成21年2月26日 第5回 第5回議事要旨   第5回配布資料
平成21年4月24日 第6回 第6回議事要旨   第6回配布資料

平成25年7月以降の照明器具等判断基準ワーキンググループの開催状況

照明器具等判断基準ワーキンググループ

平成25年7月9日 第1回 第1回議事要旨   第1回配布資料
平成25年9月27日 報告書

 

配布資料には委員名簿もあります。どんなメーカーが会議に来てプレゼンしたかなどわかります。平成24年にパナソニックがプレゼンしていますね。

総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 省エネルギー小委員会 照明器具等判断基準ワーキンググループ(第1回)‐議事要旨

これは、PDFのリンクを張るだけでなく、中身をページの表に出していますが、これだけでももう迷路みたいなわかりにくさ!煩雑さ!もはや嫌がらせレベル!


調査会⇒分科会⇒省エネルギー基準部会⇒照明器具判断基準小委員会⇒照明器具等判断基準ワーキンググループとなっています。

そして  総合資源エネルギー調査会 省エネルギー基準部会 照明器具等判断基準小委員会 最終取りまとめ(蛍光灯器具)  が出てます。

 

それで経産省が、最終的に平成25年9月27日に 出してきたのがこれ☟

総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 省エネルギー小委員会 照明器具等判断基準ワーキンググループ最終取りまとめ(PDF形式:1,890KB)

この中の、5p目に「使用者の取り組み」という項目がありますが、それがこれ☟


「努めること」って!!? 何か恐ろしい・・・ 

だからもう、平成25年の段階でLEDを国策化するってことはワーキンググループに出た人間だけの話し合いで決まってたんですね

 

誰が決めたのかというと

 


 オブザーバーっていうのが結局LEDを推進する人なわけです。

LED照明推進協議会(JLEDS)というのがあるんですが、内橋氏はそこの顧問にもなっています。

 

 

 

 そして LED照明推進協議会の2009年の会報(4号)に武内徹二氏 の寄稿

 

オブザーバーふたりが所属する  日本照明工業会というサイトの中の役員名簿がこれ☟

東芝、三菱、日立、パナソニック、NECなどなど、結局原子力ムラです。太陽光パネルのメーカーともかぶってますよね。

 

 経産省のワーキンググループ最終とりまとめ資料の15pにあった図に、☟

目に悪影響がある青色光も書いてあるし、発光層 InGaN(インジウム窒化ガリウム)と、毒性元素のインジウムも書いてあります

 

 

こういう事実を市民に隠して、LEDをなんだかんだとゴリ押ししてるんですね。

あ~目が疲れた。

私は最近目がすごく悪くなっていますが、大事なことなので踏ん張ってブログ記事を書いています。

LED照明まで、市民が原子力ムラから強制される必要はないので、書いています。

「LEDの文句言うならパソコンやめろ」といった言いがかりをつけてくる御用もいますが無視!ってことで(笑)

自分で読んでも今回の記事はややこしいので、まあ拡散しないだろうな・・・

 

 

 

 



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