煮物、おでん、豚汁、炊き込みご飯、すき焼きなど、日本の食卓に欠かせないこんにゃく。中高年女性の間では普通にちょっとした手土産としても成立するほどのアイテムなのです。干し椎茸のどんこほど、ご贈答ではないけれど、日持ちがするのでこんにゃく何個かお土産にもって友達の家に遊びに行くというおばちゃんを見たことがあります。昔おばちゃんが100人くらい働いているところでアルバイトしたことがありますが、驚く程こんにゃくの話題が出ていました。
ああ、それなのに干し椎茸もこんにゃくも、すっかり安心できない世の中になってしまって、もう、3年が過ぎようとしています。こんにゃくについてはずっと、こんにゃく芋は群馬産!と言い続けているわけですが、スーパーなどで市販されているこんにゃくの多くはこんにゃく芋を粉にしたこんにゃく粉で作られています。
日本こんにゃく協会より、芋は大きくなるまで3年もかかります。
http://www.vill.showa.gunma.jp/tourism/konnyakuimo/konnyakuimo.htm
2011年の原発事故のフォールアウトの影響がある芋の粉を使って作られたかどうかは追跡が難しいようです。
製造工程 http://www.uehara.cn/no1/index3.html
放射能検査結果について調べてみました。
農林水産省 のHP放射性セシウム濃度の検査結果ではこんにゃく芋は、その他地域特産物 (エクセル:304KB) にあります。抜粋しますと、
2013年に入っても群馬産から5.1bq/kgは出ていますね。検出限界も高いです。
昨日届いた、ちだいさんの本 『食べる?-食品セシウム測定データ745 』にもこんにゃく芋のデータがちゃんとあります。
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食べる?-食品セシウム測定データ745 |
ちだい |
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新評論 |
みんなのデータサイトは、全国の市民放射能測定所が測定した結果を、簡単に、検索・閲覧・共有できるウェブサイトです。http://www.minnanods.net/ NDはゼロではありません。
年末に、忘れてはいけないので大フォントで叫んでおきます。「1kgもこんにゃくは食べない」けど、汚染があるものを食べたら体内にセシウム原子が取り込まれるという事実は各自ご判断ください。
セシウム137の1ベクレルは約14億個の原子。
スーパーの 売り場のどのこんにゃくを見ても「国産」としか書いてありません。 原材料と製造場所が大事だというのに、「国産」のみ表示って!?国産の表示は今や何の意味もないです。道の駅ですら、そういうこんにゃくしかないところもあります。ということで、もうしばらくこんにゃくを食べていないという方が結構周りにもいます。
こんにゃくなし、練り物なしのおでん・・・それは、もはや単なる大根の煮物。そんなあなたにお知らせ。地元の芋で作ったこんにゃくはお宝。お宝を売っているところ!↓
●山口県 豊田町道の駅 蛍街道西ノ市 http://www.toyota-hotaru.com/floor/4.html
個人の生芋こんにゃくと、のぞみ会のこんにゃく(083-766-2356)
●大分県の下郷農協のこんにゃくのご紹介。こちらは通販で買えます。
http://shop.simogonokyou.or.jp/shopdetail/013000000020/013/O/page1/order/
「生芋こんにゃく」の包材がかわって、賞味期限が30日に延長できました! より
こんにゃく芋を育てて、手作りしたい人はこちらに動画 http://bit.ly/19wqDor