ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

インディアン・ポイント原発の火災事故。燃えている画像がないのはなぜだろうか?

2015-05-12 | 事故

38 Miles from NewYork City: Indian Point Nuclear Power Plant: A Ticking Time Bomb?

All nuclear power plants are inherently unsafe – aging, poorly maintained ones most of all.

Entergy Corporation’s Indian Point nuclear plant is located 38 miles north of New York City. It was commissioned in 1974. It experienced numerous incidents warranting concern – the latest on May 9.

A transformer exploded. Fire and black smoke were visible. The plant’s Unit 3 was shut down after the incident. Officials claimed no threat to public safety.

Nuclear experts cite Indian Point’s notorious history of unaddressed health hazards, safety violations, numerous accidents and pollution – issues persisting throughout its operating life.


Waste water emitted from its facilities killed millions of Hudson River fish and other aquatic life forms.

High levels of cancer occur in communities close to all nuclear power plants – notably in the case of Indian Point. Documented evidence shows infant mortality rates drop significantly in communities near shuttered nuclear plants.

Indian Point is located on or near three earthquake faults. Officially, the facility is built to withstand a 6.1 magnitude event. Seismologists predict an eventual major earthquake far more powerful than Indian Point can tolerate.

Experts want the facility closed. It’s outlived its useful period of serviceability, they say.

It needs to be shuttered to avoid a potentially catastrophic incident. Millions of New York City and state residents are at risk.

Imagine the possibility of turning the entire area into an uninhabitable dead zone – like around Chernobyl and Fukushima. Investigations conducted by the New York Daily News and others show Indian Point’s fire detection and suppression systems to be woefully inadequate. New York Attorney General Eric Schneiderman called the facility’s failure to comply with federal fire regulations “reckless and unacceptable.”

US nuclear facility operators notoriously ignore vital safety regulations. People living in the vicinity of these plants face potentially major hazards. Information about them is suppressed. Nuclear expert Harvey Wasserman says “US reactors are riddled at thousands of key junctures with (so-called) ‘fire protection’ materials that burn while leaving a dangerous char that hampers fire fighters.”

“America’s toothless regulators have given reactor owners no reason to shore up their (woefully inadequate) fire protection.”

A 2011 Natural Resources Defense Council (NRDC)/Riverkeeper report (conducted by Synapse Energy Economics) urged closing River Point – replacing it with safe alternative energy options.

The facility isn’t needed to supply New York with energy. A risk analysis assessment “compare(d) the human and financial costs of the Fukushima disaster to the potential risks of a nuclear crisis at Indian Point…”

It showed the Nuclear Regulatory Commission (NRC) “underestimates the danger posed to Indian Point from seismic activity.”

“An accident at one of (its) reactors on the scale of the recent catastrophe in Japan could send a fallout plume south to the New York City metropolitan area, requiring the sheltering or evacuation of millions of people, and cost ten to 100 times more than Fukushima’s disaster.”

Wind, solar and other renewable energy options would make New York much safer. They could be in use within 10 years or sooner, the report said.

New York has a surplus of electricity generating capacity. It permits plenty of time to phase in safe, reliable options.

Indian Point’s license comes up for renewal this year for an additional 20 years. It’s currently running under a “period of extended operation” while relicensing proceedings continue.

They’re not expected to be completed before at least 2018 or later. Meanwhile, operations aren’t affected.

Hazards remain. Critics want Indian Point decommissioned before a potentially catastrophic one occurs.


NY市から38マイルのインディアン・ポイント原発は時限爆弾?

すべての原子力発電所は、本質的に安全でありません – とりわけ老朽化し、整備不良のものは。

エンタジー社のインディアンポイント原子力発電所は、ニューヨーク市の38マイル北に位置しています。 1974年に稼働、多数の事故の経験から懸念されていました。最新の事故は5月9日に起きました。

変圧器が爆発しました。炎と黒煙が見えました。3号機は、事故後に停止されました。当局は、公衆への安全には何の脅威もないと発表しました。

核の専門家は、インディアン・ポイントの恐ろしい歴史をあげる、取り上げられることのない健康被害、安全操業違反、無数の事故と汚染など、いずれも稼働以来、つきまとい続けてきた問題です。

原発施設からの排水はハドソン川の何百万もの魚やその他の水棲生物を殺してきました。

すべての原発に近いコミュニティで、がんの発生率が異常に高い – インディアン・ポイントは特に。原発を停止した地域で乳児死亡率が下がったことが文書で裏付けられています。

インディアン・ポイントは三つの地震断層の上、あるいはその近くに建設されています。

公式発表では、マグニチュード6.1までの地震に耐えられるように建設されたといいますが、地震学者はそれをはるかに上回る大地震が起きるだろうと予測しています。

専門家は施設の閉鎖を求めています。すでに稼働限界を超えているからです。

破滅的な事故の可能性を避けるために停止が必要です。数百万人のニューヨーク市と州の住民がリスクに晒されることになります。

この地域が完全に居住不可能なデッド・ゾーンになることを想像してください。チェルノブイリのような、そしてフクシマのような。

ニューヨークデイリーニュース他の調査によって、インディアンポイントの火災検知および鎮火システムは、非常にお粗末だったことが明らかにされました。

ニューヨーク司法長官エリック・シュナイダーマンは、同施設の連邦火災規則違反を「向こうみずで受け入れがたい」と述べています。

アメリカの核施設の事業者は重要な安全規則を無視しており、プラント周辺の住民は重大事故の危険性に直面していますが、それらの情報は隠蔽されています。

核専門家のハーベイ・ワッサーマン

「アメリカの原子炉は、いわゆる”防火材”を用いた何千もの主要接続部で迷路のようになっている。それらは燃えると危険なチャー(炭化物)になって消防士の妨げになる」

「アメリカの規制機関は無力で、原発所有者に、それらのひどく不適切な防火システムを強化させようとしなかった」

 2011年、シナプスエネルギー社(http://www.synapse-energy.com/)は、原発を停止し、代替エネルギーを考慮するよう提言するリポート Natural Resources Defense Council (NRDC)/Riverkeeper report をまとめています。

施設はニューヨークにエネルギーを供給するために必要ではありません。「フクシマ大災害による人的コスト、経済的コストと、インディアンポイントで事故が起きた場合のコストを比較し」リスク分析評価。

また、原子力規制委員会(NRC)は「地震活動によりもたらされる危険性を過小評価している」としています。

「フクシマ規模の原発事故が起きれば、放出された放射性降下物プルームはニューヨーク市南部まで到達し、何百万人もの市民がシェルターに入るとか、避難が必要になるだろう。そのコストはフクシマの10倍、100倍にものぼるはずだ」

NY市をもっと安全にするために、風力、太陽光、その他の再生エネルギーを選べばいい、リポートはそう述べています。

NYには余剰な発電能力があり、安全で信頼できるオプションを導入する十分な時間的余裕があります。インディアンポイントは「稼働延長」の許可の下で運転されていますが、それも今年で切れるため、エンタジー社はさらに20年再稼働を求めようとしています。

危険は続きます。専門家はとりかえしのつかない破滅的な事故が起こる前に、インディアンポイントが閉鎖されることを求めています。

 


(管理人より)

5/9のインディアンポイント原発の火災事故について、私はツイッターではすぐにNHKの記事を流しておきましたが、そのほかも「放射能漏れはない」と強調した記事ばかりでした。

https://twitter.com/oldblue2012/status/597252067875368963


ニューヨーク近郊の原発 変圧器火災で自動停止

ニューヨーク近郊にある原子力発電所で9日午後、変圧器から火が出て運転中の原子炉が自動停止するトラブルがあり、アメリカのNRC=原子力規制委員会によりますと外部への影響はないということですが、運営する電力会社が出火の原因を調べています。

トラブルがあったのは、ニューヨーク中心部から北におよそ60キロほどのところにある「インディアンポイント原子力発電所」で9日午後(日本時間の10日午前)、敷地内に設置されている変圧器から火が出ました。
運営する電力会社によりますと火はすぐに消し止められ、けが人などは出ていないということですが、運転中だった2つの原子炉のうちの1つが手順に基づき自動停止したということです。
また、NRCによりますと火が出た変圧器は、放射性物質を取り扱う区域からは離れた場所にあり、原子炉の状態も安定しているということで、外部への影響はないということです。
アメリカのメディアは、目撃者の情報として、大きな爆発音があったと伝えていますが、出火の原因は明らかになっておらず、電力会社が調べています。
今回のトラブルについて、電力会社は事故の深刻さを示す4段階のうち最も低いレベルとNRCに報告したということです。

 

しかし、NHKは「大きな爆発音」と伝えています。その後ざっと調べてみました。

https://twitter.com/oldblue2012/status/597254035368882176 

インディアンポイント原発 

炉型 PWR ウェスティングハウス

 

加圧水型でかなり古い原発だとわかります。 

そのあと、油漏れがあったというニュースが流れ、☟

原発火災で河川に石油が流出、環境への影響懸念 米NY

ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク州のインディアンポイント原子力発電所で9日に起きた火災で、隣接するハドソン川に大量の石油が流出し、環境への影響が懸念されている。同州のクオモ知事が10日に記者会見して明らかにした。

火災は現地時間の9日午後6時ごろ、ニューヨーク市中心部から約56キロ北部にあるインディアンポイント原発の変圧器で発生した。この火災で変圧器が破裂して石油が地面に流れ出し、保水タンクからあふれてハドソン川に面した排水施設に流れ込んだという。

クオモ知事は記者会見で、「原油がハドソン川に流れ込んだのは間違いない」としながらも、「正確な量については分からない」と語った。

9日から10日にかけて現場で監視に当たった州の環境保護当局は、直径約90メートルの油膜を確認したと説明。ハドソン川への影響を最小限に抑えるために、吸着剤などを使って流出した石油を除去する作業を予定している。

米原子力規制委員会(NRC)は、流出した石油の量を数千ガロンと推定している。

火災が起きた変圧器は原子炉の建屋から180メートルほど離れた場所にある。原発を保有するエンタジー社によれば、この火災で原子炉のうち1基が自動停止したが、公衆の安全を脅かすような事態にはならなず、負傷者も出なかったという。

しかしハドソン川の野生生物に及ぼす影響について、クオモ知事は「明らかに良くない」との見方を示し、生態系への影響についてさらに詳しく調査すると表明した。

 

 

今日は山本節子さんのブログで見た記事をツイッターとブログ記事冒頭で紹介しています。

https://twitter.com/oldblue2012/status/598049320349208578    ⇒ツイッターでかなり拡散している

5/14 追記  元記事から引用した画像を誤解をする人が居るかもしれませんのでツイートを削除しました。

https://www.google.co.jp/maps/@41.2697511,-73.9530995,580m/data=!3m1!1e3

 

元記事には画像が2つ付いていました。上の夜の原発の画像は参考画像かもしれません。

本文中には「炎と黒煙が見えた」という記述がありますので、ニュース動画を探してみました。

PART OF INDIAN POINT NUCLEAR PLANT STILL SHUT DOWN AFTER TRANSFORMER FIRE  より

 

 

 

Indian Point Fire Spurs Environmental Concerns Along Hudson River

 

 

 私はプラントの火災爆発事故などを追いかけてブログ記事にすることが多いのですが、火災事故や、爆発事故があった場合、報道の動画や画像で、最も激しく燃えているところの画像が出ないことがよくあります。相当燃えていたはずなのに、消防車しか写ってないということや、炎が出ていたはずなのに、煙しか写っていないニュース画像なども、今までにありました。

企業は隠蔽したいだろうし、メディアも過小評価しているように感じざるを得ません。

 

今回のインディアンポイント原発の火災事故も、はっきり火災と分かる画像が出ていません。爆発音もしているのに不思議です。遠くから撮した写真しかないのもおかしいと思います。

火災の程度というのは、見ないとわかりにくく、今はもうハドソン川へのオイル漏れのニュースに変わっています。

変圧器のオイル漏れも環境汚染ですが、火災のことがやはり気になっています。

Indian Point Nuclear Power Plant FIRE で画像を検索 

 

この冒頭記事自体は、山本さんも書かれてるように原発の危険性を指摘しているものではありますが、文中、再エネを推進しているので、私としては結局、誘導記事のように思えます。

アメリカでも再エネは原発を補完しているし、私は、日本も含めて再エネを推進するすべての国が今すぐ再エネも原発もやめるべきであると考えています。


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