2016年03月25日 読売新聞
大分県由布市湯布院町の別荘地で、住人の男性が自宅敷地内に太陽光パネルを設置して景観が損なわれたとして、住民21人と別荘地の管理会社が、男性にパネルの撤去と慰謝料を求めた訴訟の判決が24日、大分地裁であった。竹内浩史裁判長は「住民らの景観利益が侵害された」と認め、一部を除くパネルの撤去と慰謝料の支払いを命じた。
判決によると、男性は2013年、約1700平方メートルの自宅敷地の大部分にパネルを設置。九州電力と売電契約を結んだ。
原告側は、男性が土地購入時に景観を損なう行為を禁じた管理規程を承諾したとして、パネルの撤去を求めた。男性側は「パネルはメガソーラーとは違って小規模で、規程に設置の差し止めを請求できる定めはない」と主張していた。
竹内裁判長は、住民らに景観利益があると認めたうえで、「パネルは豊かな自然環境と調和しない異質なもの」と指摘。管理規程に反し、景観利益も侵害しているとして、屋根部分を除く庭のパネルの撤去と、住民16人に設置日から1日200~100円の慰謝料などの支払いを命じた。
(管理人より)
「パネルは豊かな自然環境と調和しない異質なもの」という当たり前の判決が出ました。
私は大分県の温泉が好きで、よく訪れていますが、行くたびに大小のソーラーパネルが増えていて非常に残念な気持ちになります。
山の中、別荘地、温泉地域にもいきなりメガソーラーが出てきます。私は大分県の良さを、相当目減りさせていると強く感じます。
地元の温泉旅館がこういったメガソーラーや、地熱バイナリー発電などの再生可能エネルギーに取り組んでいる場合もあり、本当にがっかりします。
こんな発電所に囲まれた温泉に保養に行きたいと思う人はいません。
塚原高原にもメガソーラー建設問題があり、建設計画のある現場も見に行きました。
参考記事↓
東京新聞の誤誘導記事!企業がやろうが地元住民がやろうがメガソーラーはそれ自体が自然破壊
大分県の山の中にはこういうところもあるのです↓ (上の記事とは関係ありません)