ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

台風13号 台湾の風力発電の風車が根本から倒壊!「ネジが全部ない」

2015-08-08 | 事故
 
 
 11:39から  風力発電が倒壊してる様子が出ます。台中市のようです。台湾にも原発がありますが大丈夫なのでしょうか?
 
 
 
 
 
 
 
 
http://jcc.jp/news/9904312/ 
  
08/08(土) 
(BS1[BSニュース])
台風13号・台湾では死者も 
台風13号は今朝、台湾に上陸。
中部を横断して中国大陸に向け進んでいる。
各地で猛烈な風が吹き、観覧車もすごい速さで回っていた。
駅に止まっていた貨物列車は横転、風力発電のための風車も根本から倒れた。
桃園市の集落では土石流が発生。
住民は事前に避難し無事だったが、住宅10世帯余が流された。
台湾当局によると、これまでに6人が死亡、4人が行方不明、101人がけがをしている。
日本人旅行客も滞在先で足止めだ。
台湾TVBS、台湾・桃園、新北の映像。
 
 
 
 
 
 
 
 
(管理人より)
 
このニュースではブレードがどこまで飛散したかはわかりません。恐ろしい話です。 
ここで、私は勘違いしている人に言いたいと思います。こういった風力発電の事故が世界中で起きているにも関わらず、 
 
「原発じゃなくてよかった」と口走る、実に浅はかな人がいまだにいます。
 
原発の爆発が最悪なのは当たり前です。

だからといって風車の落下事故がたいしたことないように言うのは 不謹慎極まりないことです。

「よかった」なんてことはどこにもありません。

鉱物資源と化石燃料を膨大に使い、自然破壊して風車を作っておいて、倒壊して危険まで周囲に与えることの、どこがよかったなのか?

私は、そういう感覚の人が、原発の反対運動をしてることに絶望を感じています。


続きはまた。






 



 
 
 
 

中国アセチレン工場爆発火災 地元紙 時系列まとめ(8/5~8/8)

2015-08-08 | 事故

8/5  火柱が高く上がっていた。会社から慌てて逃げ出す人が見えた 

 

 8/6  一本は60m先のポンプ場のフェンスを突き抜けていた 

 

 

8/7

 

 

8/8

 

 

同社は6日午前に、県からの連絡で(アスベストの)飛散を認知。火災に追われて対応が遅くなったと説明した。


 え?県から言われるまで認知してないことになってる?

アスベストがボンベに使われてることは周知の事実にもかかわらず、8/6に認知というのは訳がわかりません。


しかも健康相談受付が8/9までというのはどういうことでしょうか?

アスベストによる健康被害は晩発性です。

120キロも撒き散らしたのですから、健康相談は継続するべきではないでしょうか?

これらの地元紙の記事の中に、アスベスト自体の危険性についての説明はありません。

「体に有毒な」としか書いてありません。

しかも、アセチレンの毒性についての説明はありません。

製品安全データシート  より


 

関連記事

アセチレンガスのボンベの中にアスベスト使用。爆発した100本のうち8割に含まれ、100m先まで石綿飛散!

山口県山陽小野田市 中国アセチレン工場で爆発炎上 溶接などに使われるアセチレンガスを製造

 
 
8/8の夜になって NHKニュースWEB 更新  
 
公害原因物質が飛散してたというのにローカル扱いとは・・・・「飛散したのは、アスベストそのものではなく」という言い回しも、かえって危険性を過小評価することにつながると思います。

物理的に、アスベストが存在し、それが舞って吸い込むことが危険なのに、それを指摘しないNHKニュース、地元メディアに驚くばかり。


 
 
 

アスベスト含む物質飛散 

NHK山口 

5日、工場で火災が起きた「中国アセチレン」は7日、宇部市の本社で会見を開き、破裂したガスボンベの一部から人体に有害なアスベストが含まれる物質が飛散したことを明らかにしました。山口県によりますと工場周辺の大気中のアスベストは基準値を下回っており、白っぽい繊維状の物質を見つけたときは決して触らずに会社や市役所に連絡するよう呼びかけています。

5日、工場で火災が起きた「中国アセチレン」は7日、宇部市にある本社で会見を開き、工場にあったおよそ1200本のガスボンベのうち、およそ100本が火災で破裂し、その一部から人体に有害なアスベストを含む白っぽい繊維状の物質が周辺に飛散したことを明らかにしました。

「中国アセチレン」は、専門の業者に依頼して飛散した白っぽい繊維状の物質の回収を進めているということです。
県によりますと飛散したのは、アスベストそのものではなく、火災のあと工場の周辺2か所で大気中のアスベストの濃度を測定した結果、いずれも基準値を下回っているということです。会社と県は周辺の住民に対して「決して触らず、会社や市役所に連絡して欲しい」と呼びかけています。
連絡先は▼「中国アセチレン」が0836-41-0111▼「山陽小野田市環境課」が0836-82-1144です。

08月07日 22時15分




 

 

 

 


アセチレンガスのボンベの中にアスベスト使用。爆発した100本のうち8割に含まれ、100m先まで石綿飛散!

2015-08-07 | 事故

  http://www.asahi.com/articles/ASH853FCPH85TZNB008.html  より

 

爆発でアスベストが飛散か 山口の工場火災で

2015.8.7 13:50 産経

山口県山陽小野田市の「中国アセチレン」の小野田工場で5日に起きた爆発火災事故で、同社は7日、工場内の多数のガスボンベが破裂し、ボンベに含まれるアスベスト(石綿)が飛び散ったとみられると発表し、謝罪した。飛散量は最大約120キロの可能性があるという。同県宇部市の本社で記者会見した。

 同社によると、工場周辺で確認された白い固形物から基準値を下回るアスベストが確認された。工場から約100メートルの場所でも同様の白い固形物が見つかっている。

 工場では爆発の危険性があるガス「アセチレン」を製造。約1200本のガスボンベがあり、うち約100本が破裂した。アスベストはガスボンベの強度を保つために使用されたとみられ、大半のものに含まれている。

 同社は周辺住民に、降灰にアスベストが含まれている可能性があるとして、触れないように注意を呼び掛け、回収作業を進めている。

 爆発火災の原因については、工場内の静電気が火元となった可能性があるとの見方を示した。

 

爆発ボンベにアスベスト、周辺に飛散か 山口のガス工場

朝日新聞デジタル 2015年8月7日14時30分

山口県山陽小野田市の中国アセチレン小野田工場で起きたガスボンベの爆発事故で、同社は7日、このボンベにアスベスト(石綿)が含まれていたことを明らかにした。周辺の空気中の濃度測定検査では、基準値以下だったという。

 同工場では5日、火災でアセチレンガスのボンベに引火し、次々と爆発する事故が発生。同社によると、この事故で約100本のボンベが爆発、うち8割程度のボンベ内に石綿が含まれていた可能性がある。

 同社が調査した結果、工場敷地の南約100メートルの地点で、石綿を含む白い固形物を発見した。山口県宇部市の健康福祉センターが6日に工場周辺で実施した検査では、空気1リットル中の石綿濃度は大気汚染防止法の基準を下回ったという。

 同社は7日の記者会見で「直ちに健康への影響はないということだが、周辺施設へ飛散している可能性もあり、全力を挙げて回収していく」と話した。

 

2015年8月7日 20:01 TYS

おととい、山陽小野田市のガス製造工場で爆発が起き1人がやけどをした事故で、健康に害のある石綿のアスベストが大量に飛散していたことが分かりました。中国アセチレンが会見で明らかにしました。この事故は、山陽小野田市にある中国アセチレンの工場で火災が発生して爆発が起き、従業員の34歳の男性が顔などにやけどをしたものです。中国アセチレンによりますと、重さが53キロのボンベおよそ100本が爆発し、工場の敷地内や周辺に飛び散りました。8割のボンベには、充填するガスを溶け込ませるためにアスベストが使われているということです。アスベストは、吸い込むと肺がんや悪性中皮腫の原因になるとされます。最大で120キロが飛び散った可能性があり、100メートル離れたところからも見つかったということです。中国アセチレンではアスベストの回収を進めていますが、白い粉や固形物を見つけた場合は触らずに、中国アセチレンや警察などに連絡するよう呼びかけています。また、現在、事故現場では可燃性物質を取り除く作業をしているため、本格的に調査を始めるのは1か月近く先になる見通しです。


 

 

 


(管理人より)

ガスボンベにアスベストが使われていて、それが爆発で飛散していたことがわかりました。

山口県山陽小野田市 中国アセチレン工場で爆発炎上 溶接などに使われるアセチレンガスを製造

この記事にも書いてありますが、爆発当日のニュースではなぜか「ガスに毒性はない」と言い切った報道がなされていました。アスベストは公害原因物質で、毒物です。

【30年後】子どもに曝露後何年もたってから大きな被害をもたらすアスベスト~原因は強力α線被ばく【死亡】

企業も自治体も消防もアスベストのことは爆発時点で知ってたはずなのに今日になって報道。アスベスト飛散のことを爆発直後」周辺住民に伝えたのでしょうか?

アスベストが飛び散ったしばらく後で伝えられても、もう外で吸い込んでしまってるかもしれません。 爆発直後に分かれば洗濯物とり込んだり、室内退避、マスクなどしたかもしれません。

直ちに健康への影響はない」なんて会見は、福島原発事故の時と同じ。晩発性の健康被害を隠蔽する言い回し。

 

追記)アスベスト対応マスク 

アス対応マスク (簡易マスクでアスは防げない)  より

アスベストは湿った状態で地面にあるうちはさほど問題ではありませんが、乾燥して細かくなって空中に飛散してしまうと、花粉などより遙かに粒子が微細で花粉用の簡易マスクではアスベストの侵入を防げません。アスベストに対応しているマスクは「使い捨てタイプ」の物であっても「粉塵・防塵」という表記の他に「性能表示」の記載があるはずです。

本当はこういうマスクを周囲にすぐ配るべきではなかったのでしょうか??

追記) 宇部日報をアップします。 周辺住民に知らされたのは8/6の夕方になってから。対応が遅いと言わざるを得ません。

どうしてもっと早く知らせなかったのでしょうか?

5日朝  爆発火災

6日夕  周辺に広報車 「白い固形物があったら触らずに通報して」

7日   周辺住民にチラシ 


 

  

TYSの夜のニュースを追記しました。なんと、本格的調査は一ヶ月先ですと!

 

ボンベにアスベストが使われていたことも知りませんでしたが、検索していて驚きました。

アセチレンガスのボンベのアスベストは問題化してたんですね、ずいぶん前から。

今から10年前の平成17年に日本産業ガス協会から厚生労働省に以下のような文書が出されています。

石綿含有製品の代替化の一層の促進についての報告 平成17年9月15日 日本産業ガス協会

 

「 固形マスにクリソタイルを使用」と書いてあります。

溶解アセチレンの特性  より

アセチレンガスは、酸素等の助燃性物質がなくても、加圧下では自己分解を起こして多量の熱を発生する活性に富んだガスですが、工業的には、アセトンまたはDMF(ジメチルフォルムアミド)を浸透させた多孔質の固形マスを詰めた容器に圧縮され、充填されています。仮に気相で分解爆発が起こっても、「溶解」された液相のガスにまでは伝わらないという、極めて高い安全性を確保した状態で流通・消費されています。


石綿(アスベスト)の性質

アスベストは、天然にできた鉱物繊維で、石綿(いしわた・せきめん)とも呼ばれています。耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性等の特性に優れ安価であるため、建設資材、電気製品、自動車、家庭用品等、様々な用途に広く使用されてきました。
  しかし、空気中に飛散した石綿繊維を肺に吸入すると約20年から40年の潜伏期間を経た後に肺がんや中皮腫の病気を引き起こす確率が高いため、以前は ビル等の建築工事において、耐火被覆の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、こうした使用は1975年に原則禁止されました。
  その後も、スレート材、ブレーキライニングなどで一部使用されていましたが、現在では、原則として製造・使用が禁止されています。

 

石綿(アスベスト)の種類

 アスベストは大きく分けて蛇紋石系と角閃石系に分けられます。綿のように柔らかい蛇紋石系クリソタイル(白石綿)は比較的毒性が弱く、一部の用途に限っては2006年まで使用が認められていましたが、2008年までには全面禁止される予定です。角閃石系クロシドライト(青石綿) は最も毒性が強いとされ、1995年から製造も使用も禁止されています。 

蛇紋石系
serpentines
クリソタイル(白石綿)
chrisotile
Mg3Si2O5(OH)4

 

 

 

「比較的毒性が弱く」なんて書いてあっても、アセチレンボンベに入ってるクリソタイルは毒物ですからね。吸い込んでから何年も経って病気になるのです。

今回の爆発事故でアスベストが飛散した地域がどの程度かわかりませんが、吸い込んだり環境中に落ちたものが風で再飛散し、吸い込むこともあるでしょう。

工場周辺に学校もあります。それなのに山陽小野田市はそれでも、HPに何も事故に関して載せていません。 市民の命や環境よりも企業が大事なのでしょうか。

山陽小野田市は硫酸町やセメント町なんていう地名があるほどの企業城下町。

どんなに空気が臭かろうが、毒物が風で舞っていようが、声を上げる市民はいないのでしょう。 

  

2008年に岩谷産業のHPにこういう文章があります。 

【溶解アセチレン容器の現状と課題】

アセチレンは分子式C2H2で、分子内に3重結合を持つ不飽和炭化水素であり、反応性が大きく極めて不安定な物質です。このため、酸素や窒素のように圧縮ガスとして充填すると、わずかなエネルギーで分解爆発を起こす可能性があります。溶解アセチレン容器とは、この不安定なガスを安定的に貯蔵するため、多孔性物質を詰めた容器に、溶剤としてアセトンまたはジメチルホルムアミドを染み込ませた容器で、ここにアセチレンを充填することで、アセチレンは溶剤に溶解し、安定的な貯蔵が可能になります。 

従来のアセチレン容器では、多孔性物質の原料の一部としてアスベストを用いておりました。これは、容器内に完全に密閉されており、使用に際して人体に影響を与えるものではないため、現在でも既存のものに限り容器の使用が認められています。しかしながら、溶解アセチレン容器は約120万本が流通されていると推定され、これらの中にはかなりの経年となったものもあり代替の要求が市場からも寄せられておりました。これらの要求に対し、国内容器メーカーの生産能力だけでは、かなりの時間が必要となることが予測されます。

 

つまり、アスベストの代替化が進まず、今でもアスベスト入りのボンベが流通していたということです。2008年までにクリソタイルの使用は全面禁止予定と書いてあるのに実際はそうなっていなかった!

そんな中での、中国アセチレン工場の爆発事故。危険がわかってて流通してたってことです。

日本産業ガス協会のHPを見てみると

溶解アセチレンの作られ方  より

Q1 造船所で鉄の厚い板をアセチレンで切断しているのを見ましたが、
このガスはどこで、どのようにつくるのですか?
A1

ガス発生器の中で、カーバイドに水をかけ、連続的にアセチレンを発生させます。


反応式:CaC2(カーバイド)+2H2O(水)→C2H2(アセチレン)+Ca(OH)2(消石灰)


理論的には、純カーバイド1kgからアセチレン366リットルを発生します。発生したガスは、水洗で不純物(消石灰、硫化水素、等)が除去され、水分を取り除いた後、ホルダーに一時貯蔵されます。
写真1カーバイドコンテナ  写真2 液体清浄機  写真3 消石灰乳タンク

   
Q2 アセチレンは燃えるガスですが、どうやってボンベに詰めるのでしょうか。
また、作業中に気をつけることは何ですか?
A2

ホルダーに貯蔵されたガスは、水封安全器や除水器、清浄器にて精製され、乾燥・圧縮等の工程を経てボンベに充填されます。

充填は、最高圧力を約2.45MPa以下で行い、充填終了後24時間静置し、15℃換算約1.5MPa以下の内圧にしてから純度分析を行い、合格したものが出荷されます。

アセチレンは、熱力学的に不安定で反応性の大きい物質なので、窒素のような中空容器に圧縮充填すると、わずかなエネルギーで爆発する危険性があります。

溶解アセチレン容器は、この危険性の大きいガスを安定に貯蔵するため、容器中に多孔物質(一般に“マス”と呼ばれる)を隙間なく充填して、これに溶剤としてアセトンを浸潤させています。この容器にアセチレンを圧縮充填すると、アセチレンは溶剤に溶解し、溶剤と多孔物質とによって安定化されて、安全に貯蔵されます。

   
Q3 溶接のとき、アセチレンはどのように使われますか?
A3

アセチレンは、酸素と混合することで約3,000℃以上の高温を得ることができるので、その特性(高温)を利用して、“溶断(切断)”や物体同士(主に鋼鉄)を溶融して結合させる“圧接”に使用されています。

 

 

金属加工に使われる溶接のアセチレンボンベは厄介な代物だということが、今回のアセチレンガス工場爆発事故で明らかになりました。

民家が密集してるところにアセチレンガス工場はありえないですね。みなさんのお近くにはありませんか? ⇒産業ガス部門の会員企業   


そして 最終的なボンベの始末は、なんと、山口県の企業のようです。 ここにアスベスト入りのボンベが集まってくるのでしょうか???

最後の容器は産廃処理業者になっています。その先は不明。その間にアスベストが漏洩とかしないんでしょうかね?わかりません。

 溶解アセチレン容器処理フロー  (一般高圧ガス容器処理)

 

山口県は、高圧ガスを製造しているおよそ200の事業者に対し、安全確保の徹底を求める要請書を出したそうです。

しかし、このニュースにはアスベストに関して一切触れられていません。


爆発事故受け県が要請書

NHK山口 

5日、山陽小野田市の「中国アセチレン」の工場で起きた火災を受けて、県は高圧ガスを製造する県内の事業者に対して、安全の確保を徹底するよう要請を出しました。
5日、山陽小野田市の「中国アセチレン」の工場で、火が出て爆発し、およそ5時間にわたって燃え続け、34歳の男性社員が顔や左手の小指に軽いやけどを負いました。この火災を受け県は、高圧ガスを製造しているおよそ200の事業者に対し、安全確保の徹底を求める要請書を出しました。
要請書では▽今回の火災がガスを充てんする準備段階で起きている可能性があることから、危険性が高いことを念頭に置き作業には細心の注意を払うことや▽装置を取り扱う際はチェックリストを使うなどして異常な状態をいち早く発見することなどを求めています。
さらに▽大きな事故が万が一起きた際には、事業所だけでの対応には限界があるため、日ごろからの訓練を通じて消防などとの連携を深めておくことも要請しています。
県は「事故が起きると周辺に甚大な影響が出るだけに改めて安全対策の徹底をお願いしたい」と話しています。

08月07日 09時23分

 




 アスベスト関連記事

【30年後】子どもに曝露後何年もたってから大きな被害をもたらすアスベスト~原因は強力α線被ばく【死亡】

マーガレット・ヘファーナン: 「意図的な無視」の危険性  Heffernan: The dangers of "willful blindness"

粉塵をかぶりながら中国の鉱山で働く15歳の少年の日給2.2ドル~中国の癌村より

 


山口県山陽小野田市 中国アセチレン工場で爆発炎上 溶接などに使われるアセチレンガスを製造

2015-08-05 | 事故

 

中国アセチレン 小野田工場 爆発

 

 

2015 0805 中国アセチレン小野田工場

 

山陽小野田市 工場火災 2015.8.5

 

 

(管理人より)

8/5 9時過ぎにパソコンに向かっていたら、外が騒がしく消防車のサイレンが鳴ってたので、消防局の電話で確認したところ「山陽小野田市の建物火災」という音声案内が流れていました。

民家の火事かと思っていたら、とんでもない工場の大火災でした!「爆発炎上」って流せよ!消防局!

ツイッターにはすぐ動画を投稿した人がいました。 ⇒必見 https://twitter.com/___ANI___0901__/status/628718396692008960

このツイートをした人のところに、メディアが殺到しています。叶松グラウンドという場所で9時4分に撮影したそうです。

このブログにツイートを埋め込めませんでしたので、元を見てください。 これを見るとかなり高くまで煙が上がっています。 ↓

 

 

 

 

 

 NHKはヘリを飛ばしています。何度もWEBNEWSが更新されています。はじめはツイッター動画も出てたのに・・・


工場で爆発音 消防が消火活動 山口・山陽小野田

8月5日 9時51分 NHK
 
5日午前、山口県山陽小野田市の「中国アセチレン」の工場で、爆発音がしたあと火災が発生し消防が消火にあたっています。消防よりますと、工場で作業をしていた34歳の男性が顔などにやけどをして病院で手当を受けているということです。
5日午前9時ごろ、山口県山陽小野田市港町にある「中国アセチレン」の工場で、「爆発があり煙が出ている」と周辺の住民から通報がありました。消防車15台が出て消火活動にあたっていて、NHKのヘリコプターの映像からは工場の広い範囲で火柱が立ち施設が燃えている様子がうかがえます。
消防よりますと、現場の工場で作業をしていた34歳の男性が顔と左手の小指にやけどをして病院で手当を受けています。ケガの程度は軽いということです。また警察によりますと、当時工場には10数人の従業員がいましたが、全員避難しているということです。
現場は山陽小野田市の小野田港の近くの工場が集まる地区で、半径500メートル以内に住宅街や病院、小学校があるほか、すぐそばをJR小野田線が通っています。
「中国アセチレン」からおよそ500メートルほど離れた鉄工所に勤めている女性は「たまたま外に出ていたら花火大会のようなドーンという音が何度も聞こえて、周りを見たら工場から黒い煙と炎があがっているのが見えました。近くの会社の人から、周辺の人たちは避難して工場には近寄れない状況だと聞きました」と話していました。
 

中国アセチレンとは

会社のホームページなどによりますと、「中国アセチレン」は山口県宇部市に本社がある工業用のガスの製造業者で、山陽小野田市と宇部市の2か所に工場があります。会社によりますと今回、爆発があったのは山陽小野田市にある「小野田工場」でここでは溶接などに使われるアセチレンガスを製造しているということです。「小野田工場」は小野田港に面した工場地帯にあり、JR小野田線の小野田港駅からおよそ300メートルほどの場所にあります。





アセチレン製造の工場で火災…山口・山陽小野田

読売新聞 2015年08月05日 11時45分

5日午前9時頃、山口県山陽小野田市小野田の「中国アセチレン」小野田工場で、爆発音とともに鉄骨平屋の建物が黒煙を上げて炎上する火災があり、同工場の男性従業員(34)が顔に軽いやけどを負って市内の病院へ搬送された。

県警によると、工場内には当時、6、7人の従業員がいたという。宇部・山陽小野田消防局が消火にあたっているが、午前11時現在、鎮火していない

県によると、同工場では鉄鋼の溶接などに使う可燃性ガスのアセチレンを製造している。

現場は市役所の南約4キロの工場地帯で、近くには住宅街もある。付近を走るJR小野田線は同9時15分頃から列車の運転を見合わせている。

 

 


爆発音が…工場で火災 けが人複数か 山口

テレビ朝日系(ANN) 8月5日(水)10時32分配信

 山口県山陽小野田市の工場で火災があり、けが人がいる模様です。

 火災が起きているのは、山陽小野田市にある中国アセチレン小野田工場です。警察や消防によりますと、5日午前9時ごろ、付近の住民から工場が燃えていると110番通報がありました。けが人が複数いる模様ですが、人数やけがの程度は分かっていません。中国アセチレンは高圧ガスの製造をしていますが、有毒ガスが出ているという情報はありません。

 

 

追記 http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000056143.html   より

5日朝、山口県山陽小野田市にあるガス製造工場で火災が起き、1人がけがをしました。現在も消火活動が続いています。

 午前9時ごろ、山陽小野田市の中国アセチレン小野田工場が燃えていると付近の住民から通報がありました。爆発音とともに火の手が上がったということで、消防車16台が出て消火活動にあたっています。従業員の34歳の男性が顔に軽いやけどをしているということで、市内の病院で治療を受けています。中国アセチレンによりますと、この工場では可燃性のアセチレンガスの製造をしていて、ガスに毒性はないということです。

 

 

有毒ガスが出ているという情報はありません。」とニュースで報道されていますが、これだけ真っ黒な煙ですから、どんな成分が含まれてるかわかりません。

この文章もどうかと思います。有毒ガスが出ているという情報はないけれど、出てるかもしれないわけです。さらに「ガスに毒性はない」という報道になりました。

 

アセチレンの製品安全データシート をみると 


 

MSDSと真逆のことが書いてある・・・・ いずれにしても周辺の人は吸い込んでいる可能性もあるわけで、爆発火災によって空気を汚し、迷惑をかけているのは事実です。

 

今回は午前中の複数回の爆発で、消防車15台で3時間以上消火活動してますから、全国メディアがすぐに取り上げました。

それ以外でも、宇部・山陽小野田のプラント密集地域ではセメント工場などの火災が起きています。

コンビナートの町=企業城下町はこういった危険と隣り合わせということです。 

 

以下、その他の工場の火災の記事です。ご覧下さい。↓

 http://twilog.org/oldblue2012/search?word=%E5%AE%87%E9%83%A8%E3%80%80%20%E7%81%AB%E7%81%BD&ao=a

 

太平洋マテリアル小野田工場で火災。空高く黒鉛を上げて燃えるベルトコンベヤー。

中国電力新小野田火力発電所で火災。被災地域の木質系廃棄物、東北の木のチップを受け入れている可能性。 

新小野田火力発電所火災は16時間も燃え続けたのに、翌日午後にしか報道しなかったNHK。そしてすぐ削除!

中国電力、新小野田火力発電所の火災事故の続報、防府にバイオマス・石炭混焼発電所建設計画

中国電力新小野田発電所火災 続報 「復旧見込みについて」 原因はいまだ分からず。新日鉄の煙と比較する。

中国電力新小野田発電所火災 続報 11月下旬に運転全面再開 原因は現在も究明中。

新小野田火力発電所の火災原因発表、11月再稼働へ 原因はコンベアローラーの回転不良⇒発熱⇒石炭粉着火

 

中国アセチレンのHPにはなんのお知らせもありません。(8/5 13時)

どんなものを製造しているか見たところ、こんなことが書いてありました。 http://chuase.net/gas/gas.html

平成17年度に 「原子力保安院長賞 受賞」      爆発してますが!!

 

 製品安全データシート アセチレン   

 

 アセチレンの災害

アセチレンガスの(数値的)特性  より 

 

  •  アセチレンは非常に燃えやすい気体で、空気又は酸素と混合すると広い範囲(空気中で2.5~100vol%)で爆発性混合ガスとなる。
  •  空気中での発火点は比較的低く、305℃である。
  •  アセチレンは圧力下では、極めて不安定で、1.3kg/cm2以上では火花、加熱、摩擦などの誘因により爆発的に自己分解を起こし、水素と炭素に分解する危険がある。
     ただし、溶解アセチレンとして多孔性物質に浸潤させたアセチレン又はDMFに溶解されたものは安定している。
  •  最小発火エネルギーは極めて小さく、混合ガスではわずかな火気でも、又アセチレンのみでは圧力25kg/cm2で分解爆発を起こす。その場合密閉容器中では,最大圧力は初任の10倍に達する。
     また爆轟(初圧の20~50倍)に移行することがある。


 

 

 

 


調布墜落事故。軍隊も民間も飛行機は落ちたら同じことです。墜落すれば市民が巻き添えになる!

2015-07-26 | 事故

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150726-00000463-fnn-soci

 

 

小型機が住宅に墜落、3人死亡 調布市

日本テレビ系 7月26日(日)15時35分配信 

26日午前11時頃、東京・調布市の調布飛行場を離陸した小型飛行機が近くの住宅地に墜落した。小型機や住宅などが燃え、小型機の男性2人と住民の女性1人の合わせて3人が死亡した。

 警視庁などによると、26日午前11時頃、調布市富士見町で小型飛行機が住宅に墜落し、小型機と住宅5棟や自動車2台が燃えた。この事故で、小型機に乗っていた男性2人と墜落した住宅にいた女性1人の合わせて3人が死亡し、他に5人がケガをしているという。墜落した小型機には男性5人が乗っていたが、後ろの席にいた3人が助かったという。また、死亡した2人は操縦席と隣の席にいたという。一方、巻き添えで死亡した住民の女性は小型機が墜落した住宅の2階にいて、1階にいた女性の母親は、ケガをしているものの無事だという。

 墜落現場は、調布飛行場の滑走路の先端から約800メートルの住宅街で、近くには中央自動車道・調布インターチェンジがある。東京空港事務所によると、飛行計画では、事故機は午前10時45分に離陸し、1時間かけて東京の大島に到着する予定だった。実際は10時58分に離陸し、その直後に飛行場の1.8キロ南に墜落したという。個人所有の機体で、機長を含め5人が搭乗していたという。

 墜落した機体は、単発エンジンの小型プロペラ機「パイパーPA46型」、通称「マリブ・ミラージュ」。機体の全長は8.8メートル、両翼の幅は13.1メートルあり、パイロットを含めて6人乗り。国土交通省によると、今回墜落した機体は1989年10月11日に登録されている。この機体は、2004年10月にも、調布飛行場から北海道の札幌丘珠空港に飛行した際、いったん着陸した後、再着陸に失敗して機首を滑走路に突っ込む事故を起こしていた。その後、機体は修理され、今年5月1日には定期的に行われる国の耐空証明検査に合格していた。




 

 

 

  

「異常なエンジン音」=住宅街の中、青ざめる住民―軽飛行機墜落・東京

時事通信 7月26日(日)13時57分配信

東京・調布市の住宅街に26日、軽飛行機が墜落し民家が炎上した事故は、民家にいた人も巻き添えとなった。
 「爆発音がし、大きな炎が上がった」「明らかに異常なエンジン音だった」。近隣住民らは青ざめた表情で、日曜の白昼に起きた惨事の恐怖を語った。
 会社員須永光太郎さん(32)の家は、炎上した住宅の2軒隣。「無我夢中で119番したが、その後恐ろしさがこみ上げてきた」と表情をこわばらせた。「私の家のアンテナをかすめるようなコースで落ちており、もう少しずれていたら自分が巻き込まれていた。今は住民の方の無事を祈るだけです」と話した。
 須永さんによると、異常なエンジン音が近づいてきたと思ったら、衝突音の直後、大きな爆発が起きたという。「長年住んでいて、軽飛行機の音も聞きなれているが、明らかに異常で聞いたことのないエンジン音だった」と証言した。
 近くの親戚宅に来ていた町田市の女性(45)は「バイクが壁に衝突するような音がして、悲鳴が聞こえた。誰かが『飛行機が落ちた』と叫んでいた」と振り返る。「こんな住宅街で、怖いです」と固い表情で話した。 

 

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150726-00000449-fnn-soci

 

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150726-00000460-fnn-soci  より抜粋引用

飛行場すぐそばの運動場で、サッカーの試合を見ていた一般の人が撮影した。
画面から飛行機の姿が見えなくなったあと、15秒ほどして、ドーンという、墜落した時の音が聞こえた。
この映像には、その後、周りにいた人が驚く声が入っている。
撮影した人は、「風は吹いていないのに、飛行機がふらついているように見えた。上空を通過したあとに、プロペラの音が聞こえなくなった」としている。

 https://twitter.com/knobonzo/status/625151559593099264 ツイッターより

調布市の住宅街に小型飛行機が墜落 延焼中

テレビ朝日系(ANN) 7月26日(日)11時50分配信

 東京・調布市の住宅街に小型飛行機が墜落しました。住宅や飛行機の中に逃げ遅れがあるほか、住宅などで火災が発生していて、現在、消火活動が行われています。

 26日午前11時ごろ、調布市富士見町の住宅で「小型飛行機が墜落した」と110番通報がありました。警視庁などによりますと、小型飛行機が調布飛行場を離陸した直後に近くの住宅街に墜落しました。小型飛行機には5人が乗っていて、そのうち2人の安否が確認されていません。住宅3棟と車2台で火災が発生しています。住宅の中で2人が逃げ遅れているということです。現在も延焼中で、東京消防庁の救急隊らが現場で救助活動をしています。

最終更新:7月26日(日)15時37分 テレ朝 news

 

 


 

(管理人より) 飛行機の墜落事故が起きました。 墜落した住宅の人が亡くなりました。巻き添えです。

この突然のニュースに関連しておかしなことが多いのに驚いています。

まず「逃げ遅れ」という言葉を使ったメディアの報道。ニュースが流れた第一報ではやたら「逃げ遅れ」という言葉を用いて強調していました。

まるで、逃げなかった方が悪いという感じを与えます。空からいきなり飛行機が降ってきて、どういうスピードで逃げれば「逃げ遅れ」と言われないのでしょうか?

これはもう異常です。飛行機が墜落することを住宅の中にいる住民が察知しようもないのに「逃げ遅れ」とは!この表現はいかがなものかと思います。

なんでもかんでも自己責任にしてしまおうという力が働いているとしか思えません。


少し前にハワイでオスプレイ墜落事故が起きたときブログ記事を書きました。

米軍機墜落事故遺族「事故が起きたとき、苦しみを背負うのは国民。配備で日本人全員にその危険性が増す」

今回の墜落事故で、もうすぐに「オスプレイと関連付けて騒ぐな」という恫喝的な論調を流すツイッターアカウントが出てきています。

米軍だろうが自衛隊だろうが、民間の飛行機も落ちたら同じことです。墜落すれば市民が巻き添えになるということです。

空を飛ぶものは墜落すれば同じです。関連付けて考えて当たり前です。懸念しないほうがおかしいのです。

空を飛ぶ不要なものを減らさなければいけないのに、米軍機、自衛隊やドローンや無人飛行機など、国策でどんどん増やしていっています。

そして実際に今年5月に熊本で無人機が墜落しています。☟

陸自の無人機が林に墜落 熊本で訓練中、けが人なし

無人偵察機トラブル 陸自、公表せず 日出生台  

ドローンもしょっちゅう落ちています。

科学技術を盲信し、確率論でモノを考えるのは愚かなことだということを原発事故で学んだはずではなかったのでしょうか?

「なんでも関連付けるな」という意見で恫喝されて、市民が萎縮して、関連付けてものを考えなくなってしまうことが体制側の狙いです。

市民にいろんなことの関連性に気づかれたくない体制側の意図が透けて見えます。


米軍機の墜落事故の巻き添えで亡くなった方の手記

あふれる愛に (1982年) 土志田 和枝

墜落時の火災でひどいやけどを負って子供二人を亡くし、自身も命を失ったお母さん土志田さん。この本自体は絶版ですが、ご遺族の本も出版されています。

ぜひ読んでみてください。

飛行機は燃料を大量に積んでいますから、墜落したら爆発炎上します。

落ちてくるものが、爆弾じゃなくてよかった」というのは間違いです。爆弾が降ってきたのと同じです。


今回墜落した機体は、以前に事故を起こしていたようです。

 航空事故調査報告書 Ⅰ個 人 所 属 JA4060 平成17年 5 月27日


 ヘリコプターや飛行機に放射性物質が積んであることは言われています。この飛行機はどうだったのでしょうか?わかりません。


人形峠の環境技術センターのウラン濃縮原型プラントでぼや。操作盤ケーブル焦げる。

2015-07-09 | 事故

 

人形峠環境技術センターでぼや

07月08日 19時11分 NHK岡山

8日昼前、鏡野町にある日本原子力研究開発機構「人形峠環境技術センター」の天然ウランの元加工施設で電源ケーブルの一部が焼けるぼやがありました。
センターによると放射性物質が外部に漏れるなどの影響はないということです。
8日午前11時ごろ、鏡野町上斎原の「人形峠環境技術センター」にある天然ウランの元加工施設で、施設内の気圧を低く保つための「排風機」を切り替える作業を行っていたところ、作業員が操作盤の電源ケーブルの一部に焼け焦げた跡を見つけました。
火や煙は確認されなかったということで、センターでは、消防に通報するとともに、放射性物質が施設の外に漏れないよう別系統の排風機に切り替えました。
施設内やセンター周辺の放射線を監視する機器に異常が見られないことから、センターは、放射性物質の漏えいなど外部への影響は出ていないとしています。
センターでは、定期的に操作盤の検査を行っていて、最後に確認した6月25日の時点では、電源ケーブルに異常はなかったということです。

センターは、電源ケーブルが焼けた原因を詳しく調べています。

07月08日 19時11分



 

人形峠でケーブル焦げる

RNC  7/8 17:38 

岡山県鏡野町にある人形峠環境技術センターで、今日、送電盤のケーブルが焦げているのが確認されました。
施設では、現在、濃縮ウランを作成した後に残る滞留ウランの回収作業を行なっていますが、事故による放射性物質の漏れは無いということです。
人形峠環境技術センターによりますと、事故があったのは「ウラン濃縮原型プラント」と呼ばれる建物の排気機械室です。
今日の定期作業中に、職員が配電盤の電気ケーブルが焦げているのを発見しました。
この施設では現在、濃縮ウランを製造する時にできた「滞留ウラン」の回収作業を行なっていますが、この事故による放射性物質の漏れは確認されていないということです。
センターでは対策本部を立ち上げ、火事のあった配電版を詳しく調査し、原因を究明するとしています。

 

毎日新聞 2015年07月08日 20時28分(最終更新 07月08日 20時49分)

8日午前11時ごろ、ウラン除去の研究などをする日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センター(岡山県鏡野町)で、施設内の気圧を調節する「排風機」の操作盤ケーブルが焦げているのを職員が発見。火は既に消えていた。放射性物質の漏えいはないという。

センターによると、ケーブルがあったのはウラン濃縮使用機器の除染を研究する「ウラン濃縮原型プラント」の機械室で、ケーブル1本が長さ5センチほど焦げていた。排風機は2系統あり、焦げたのは使われていない方だった。センターが原因を調べている。【五十嵐朋子】


(管理人より)

岡山県の人形峠環境技術センターでぼや発生したそうですが、センターのHPの事故などのプレスリリースには出ていません

https://www.jaea.go.jp/04/zningyo/4-2.html

が、なんと、日本原子力開発機構の方のHPのプレスリリース欄に出ていました! わかりにくい!

 

(添付資料)
資料1 : ウラン濃縮原型プラント 位置図
資料2 : 排気機械室(1) 位置図
資料3 : 排風機電源ケーブルの焦げ跡箇所の現場写真

 

 

2013年~2014年に 3回も事故やトラブルが起きていることにも驚きました。

 
 にも関わらず、
 
7/8の夜になってこのような報道が山陽新聞の記事☟
 
2014年度はセンター周辺に異常なしというお墨付きを、岡山県環境放射線等測定技術委員会が与えるという会合が同時に行われていたわけです。
 
たまたま同じ日になったのかもしれませんが、変なタイミングのニュースだなと思いました。
 
センターではこうしてちょいちょい放射性物質が漏洩しているのに 簡単にモニタリングポストの結果で「異常なし」を出してしまっていいのでしょうか?
 
こんなような核施設は、なくして欲しいと心から願います。ウラン濃縮などしなくていいです。
壊すと膨大な放射性廃棄物が出るので、石棺?立ち入り禁止区域にして欲しいです。
 
 

鏡野・人形峠周辺 放射線異常なし 14年度測定で岡山県技術委見解

岡山県環境放射線等測定技術委員会(議長・小野俊朗岡山大自然生命科学研究支援センター教授)が8日、岡山市内で開かれ、日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センター(岡山県鏡野町上斎原)周辺の2014年度放射線測定結果について「異常は認められない」との見解をまとめた。

 県が調べた上斎原地区3観測局の大気中ガンマ線量は、1時間当たり最大で0・078~0・102マイクログレイで、自然界の放射線分を除けば、県と町、機構が定めた管理目標値(0・087マイクログレイ)を全て下回った。機構が測定したセンター内外の8地点も目標値をクリアした。

 県の観測局のうち1カ所では、雨の影響による放射線量の変化を調べるための雨量計に不具合があり、3月3~26日の降水量が「欠測」として扱われた。この間の放射線量に異常は見られないことから、評価に大きな影響はないという。

 

岡山県環境放射線等測定技術委員会 

年二回の会合で、異常なしかどうかきめるんですか?

機微情報に関する審議は非公開ってなんですか?

「個人の思想・信条や国家機密など、きわめて慎重に取り扱うべき情報」は非公開ということ?





 
 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


箱根町トレーラー転落で流出のPTMGメーカーはインビスタ。元はデュポン。親会社は米の公害加害企業コーク。

2015-07-05 | 事故

(管理人より)神奈川県環境保全課の職員によると、箱根町の須雲川に流出したのはインビスタ社のポリエーテルグリコール。

インビスタのHPを見てみると 製品情報の中にありました。

http://www.invista.com/jpn/brands/terathane.html

こんな靴を作れる物質なんですね・・・ 昔から思ってたんですがこんな靴要らないですね。☟ 危険なので買いません。

 

どんな会社なのか見ていくと

http://www.invista.com/jpn/shareholder/index.html  より


 

 

 

Invista はDuPont の繊維部門であったが、2004年に Koch Industries が42億ドルで買収した、 そうです。

 

インビスタ(インヴィスタ)はもともとデュポンの繊維部門で、コーク・インダストリーに買収され、コークインダストリーズ社の完全独立子会社ということですが、

デュポンはマンハッタン計画で原爆を作った企業=原子力ムラです。

そしてコーク・インダストリーも、ベンゼンなどの有害化学物質を環境中に垂れ流している大公害加害企業(http://www.polluterwatch.com/koch-industries)

で、世界長者番付6位。

箱根で垂れ流されたプラスチック原料の液体は原子力ムラが作ってたというわけです。

メディアは、流出した化学物質のメーカー名も言わないわけですね。  

このトレーラー事故を取り上げたブログでも、「急な追い越しは危険」という方向に誘導してましたね。 


PTMGのようなプラスチックの原料は石油化学企業が作ってるわけですが結局原子力ムラです。まあ日本でも、PTMGは三菱化成が作ってますからね・・・


無駄な工業製品の上流を止めない限り、こういった事故はこれからも起こり続けるでしょう。

石油を使った土に還らない工業製品の製造の見直しをしなければ、汚染や公害は続きます。

最近、産業遺産の報道が目立つようになりましたが、産業は公害の原因でもあります。遺産に登録するのは「権威付け」で負の面を隠蔽するものです。


水と空気と土を守るためには、プラスチック包装、太陽光パネルやエコキュートなどのエコ詐欺商品、電子廃棄物、設備寿命の短い家電類など、土に還らない廃棄物、リサイクルに化石燃料を使う廃棄物になってしまう工業製品の製造をやめるしかありません。ごみを燃やす社会をやめるには、一人ひとりが消費行動を考え直すしか手はありません。

メーカーに勤めているエンジニアの人は「土に還らないゴミになる製品」について考え直してください。お願いします。


※7月に入って関東の放射能汚染地域のごみ処理施設(産廃処分場)で火災事故がたて続けに発生しています。 そしてだんだんニュースで報じなくなっています。

 ゴミになる商品を作る人は、このことを考えるべきではないでしょうか?


土に還るか?  生き物にとってどうか?

 

 



 

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箱根町トレーラー転落で流出のPTMGメーカーはインビスタ。元はデュポン。親会社は米の公害加害企業コーク。

 

 

 

 



箱根町トレーラー転落でPTMGが流出した須雲川⇒早川 河口に向かって生物への影響はどうなのか?

2015-07-04 | 事故

2015/06/30 箱根 早川と須雲川

 

 

 

 

https://twitter.com/eagles0467/status/615735036067753984

 

https://twitter.com/eagles0467/status/615475146439065600

https://twitter.com/kataing/status/616567449685659649

 

https://twitter.com/ryooooo01111/status/616465919145947136

 

 

 

 

アユだけでなく、かなり大きいマスも死んでいたようです。↑

 

 

最後の木が死に 
最後の川が毒され 
最後の魚を獲り終えた時に 
人はようやく、お金は食べられないということに気づくのだ 

北米先住民クリー族の言葉

 

 

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箱根町トレーラー転落で須雲川に流出したポリエーテルグリコールについて安全データシートを確認する

2015-07-04 | 事故

(管理人より)

6/29の夜中に起きた箱根町トレーラー転落事故についてブログ記事を二つ書きましたが、事故発生から今日までずっとモヤモヤしていました。

箱根でトレーラーが転落、化学物質1万6000リットルが流出か?須雲川ではアユ数十匹が死ぬ。

【問い合わせ】箱根町須雲川に流出した化学物質とアユについて 「ドラム缶80本は全て壊れた」県環境保全課

 

箱根町トレーラー転落事故と、新幹線内の自殺事件、箱根山の噴火と重なったことから、ネット上では陰謀論が流れまくっていました。

トレーラー事故ごとデマだという人も存在しました。世界では”偽旗作戦”なども実際にはありますから、日本でそれがないとは言いませんが、私はそういった陰謀論的な立場をとりません。

理由や原因はどうあれ、事故が起きてしまってドライバーが亡くなったのは事実ですし、化学物質流出で生き物が死んでいるなら、それはもはや環境汚染だからです。

化学物質漏洩に関しては即時対応しなければいけない「公害」です。

事実の確認、対応が必要な事案です。

 

●NHKがこのトレーラー転落事故をまったく報じていない。NHKは箱根山の噴火の続報しか流さない。

●民放のテレビニュースが一斉に報じただけで、新聞がほぼ報じていない謎。(産経だけ。鮎が死んだことは書いていない)

●「アユが一万匹死んだ」という日テレのニュース以降、トレーラー転落事故の続報がどこのニュースにもない。ネット上にもない。

●神奈川県庁や漁協への問い合わせでの対応、聞いた内容と実際の報道との違いがある。

●事故を起こした会社や化学物質のメーカー名が知らされていない。

 

これらの点から、私は納得ができず現在に至っています。

事故後、なぜか事故時のドライブレコーダーの動画がアップされ、検索をかけると上位に並んでいます。私のブログ記事は2ページ目でないと出てきません。 

[箱根事故]トレーラーが橋から転落炎上した死亡事故の衝撃瞬間映像

 

事故現場は温泉旅館などが並ぶ須雲川に流れ込む沢の近く ⇒ 地図   より 現場は急カーブだったようです。

 

須雲川と早川が一本になって海へ流れ下ります。この川には大量のアユが放流されていました。

漁協の人に問い合わせると「これは経済問題。県からは毒性はないと聞いている。あとは保健所の管轄」という答え。

たくさんの温泉旅館があり、さらに早川の漁業権を持つ人への”配慮”なのかわかりませんが、河川の汚染は「環境問題ではなく経済問題」と言われていました。

私は、この度の早川の汚染問題を過小評価し、一般市民に知られたくないことなのだと感じました。

事故直後のブログ記事は、早くアップしようと、PTMGについて毒性をざっと確認しただけでしたが、そのあと三菱化学が出しているPTMGポリテトラメチレンエーテルグリコールの安全データシートを再確認していて驚きました。

PTMGも分子量の違いで製品がありました。

PTMG 650

PTMG 850

PTMG 1000
PTMG 1300
PTMG 1500
PTMG 1800
PTMG 2000
PTMG 3000

分子量1000以上はワックス状の白色固体、分子量650以下は室温で液体。 今回は「液体が流出」とあるのでPTMG650以下と思われます。 http://terathane.invista.com/e-trolley/page_10324/index.html

インビスタのHP http://www.invista.com/jpn/brands/terathane.html  を見ると

「原子質量単位で分子量が250から2900の製品を揃え」と書いてありました。

 ポリテトラメチレンエーテルグリコール650   (Poly(tetramethylene ether) glycol:PTMG 650)安全データシート  には以下のような記載がありました。

 

 

 

トレーラーが転落して火災が起きたとき、水をかけて消火したと、神奈川県庁の職員は言っていました。

「水は消火剤として使ってはならない」と書いてあります☟

 

 

PMTGも 消火した水も沢に流れたと、神奈川県庁職員は言っていました。☟ 「河川への排出は環境汚染を引き起こすおそれ」と書いてあります。

 

 

 

「漏洩、廃棄などの際には環境に影響を与えるおそれがあるので取り扱いに注意する。

特に製品や洗浄水が地面、川、排水溝に直接流れないように対処すること。」

 

と書いてあります。 しかし沢に流れ込み、須雲川に入り海に流れて行きました。

 

 

 

 

 

 

 


PTMGは川に流してはいけない化学物質だったということです。

ドラム缶80本 16000リットルも環境中に漏洩し、川にも流れ込んでいて、化学メーカーの人ならその危険性を知ってるはずなのに、なぜ黙ってるのか不思議です。

川にはアユの他にも水生生物がたくさんいます。

川の砂や水の検査、生態系の調査が必要だと思います。

近くに住む市民が声を上げなければ、このままになってしまうと思います。

自治体職員は安全データシートを知らないのかもしれません。

 

「経済>環境」この考え方により真実は隠され、このままだと日本中が汚染されていくことでしょう。



 

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【問い合わせ】箱根町須雲川に流出した化学物質とアユについて 「ドラム缶80本は全て壊れた」県環境保全課

2015-07-01 | 事故

(管理人より)

箱根でトレーラーが転落、化学物質1万6000リットルが流出か?須雲川ではアユ数十匹が死ぬ。  

という記事を昨日書きましたが、昨日の夜に日本テレビが「アユ一万匹死ぬ」と報じたので、箱根町役場に確認したところ、役場では回答せず、神奈川県に聞くよう言われました。

聞いたことをそのままアップします。☟

 

神奈川県環境保全課 (045-210-4358)

 

「1万匹」という数字は、こちらでは発表していない。テレビ局がどういうところから得た情報かわからない。

1万匹放流したという事の聞き違いではないか。

神奈川県では朝も確認に行った。アユの死骸は確認できなかった。

鮎は弱い生き物なので、化学物質が流出したところに、アユがいて死んだと認識している。

水が流れてしまったのでもう水の化学物質の検査はしない。

アユの死骸も廃棄したので魚の化学物質の検査はしない。

化学物質のドラム缶80本は全て壊れ、中身は周囲に流出した。

一部は道路や山にも流れたので、川にすべてが流れ込んではいないと思う。

トレーラーの火災を消すために消火に使った水も川に流れ込んだと思われる。

事故を起こしたのは「栄友」という兵庫の運送会社。

運んでいたのは「インビスタ」というメーカーの化学物質。(おそらく輸入品)


早川河川漁業協同組合(0465-22-8659)

1万匹放流したが、一部は今回の事故の化学物質の流出により、酸欠で死に、あとはいなくなってしまった。

県から毒性はないと聞いている。川の水は1時間で海に流れてしまう。アユは危険を感じ逃げてしまった可能性。



(管理人より)

聞いたことをそのまま、載せました。あとは各自でご判断ください。

結局、化学物質1万6000リットルは全て流出していたわけです。

残念で仕方ありません。

落胆ついでに、神奈川県のアユの放射能汚染についても、調べておきます。

科学雑誌のネイチャーの「Scientific Reports」に掲載された、滋賀大学のリスク研究センター水野敏明氏らのレポートに付随している2011年のアユのセシウム汚染に基づいた地図です。

 

Overview of active cesium contamination of freshwater fish in Fukushima and Eastern Japan



神奈川県HP http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160414/  

神奈川県内で生産された水産物の放射能濃度の検査結果(神奈川県水産課検査実施分)  より

 

 

 

鮎はコケを食べる魚なので川の底が汚染されていたら、アユは放射性物質を取り込むことになるでしょう。川の魚の汚染度が海の魚より高いようです。

アユは最大で198ベクレル/kgの放射能濃度。(平成24年)どの川のアユかは書いてありません。

 

2013年のデータには箱根が出ています。

  

今年も早川河川漁業協同組合は稚魚を放流しています。☟

http://ashigaranet.com/html/5/201504/2015040403.html

 

 淡水魚の放射能―川と湖の魚たちにいま何が起きているのか フライの雑誌社

 

 

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箱根でトレーラーが転落、化学物質1万6000リットルが流出か?須雲川ではアユ数十匹が死ぬ。

2015-06-30 | 事故

トレーラー転落炎上し1人死亡 箱根、化学物質流出

神奈川新聞 6月30日(火)7時0分配信

29日午前3時ごろ、箱根町湯本茶屋の自動車専用道路、箱根新道を走行していた大型トレーラー(16・5トン)が橋のガードレールを突き破り、約40メートル下の県道に転落して炎上した。車内からは運転手とみられる男性の遺体が見つかった。

 小田原署が男性の身元や事故原因などを調べている。ナンバープレートの情報から、車体は兵庫県内の運送業者のものと判明している。現場は片側1車線の右カーブ。後続車が転落を目撃、110番通報した。

 同署によると、荷台のコンテナには樹脂などの原料となる化学物質「ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)」1万6千リットルが積載されており、大破した車から県道の路上や近くの沢などに流出した。沢の下流にある須雲川ではアユ約30匹が死んでいるのが確認され、県がPTMGとの関連性を調べている。

 


箱根で“化学物質”トレーラー転落 川のアユ死ぬ

川で数十匹のアユが死んでいるのが見つかりました。

29日午前3時ごろ、神奈川県の箱根新道で、下り坂の右カーブに差し掛かったトレーラーが前の車を追い抜いた後、曲がりきれずにガードレールを突き破り、約40m下の県道に転落して炎上しました。火は約1時間半後に消し止められましたが、運転手の男性とみられる遺体が見つかりました。警察によりますと、当時、トレーラーは、兵庫県の会社から川崎市にプラスチックの原料となる化学物質「ポリエーテルグリコール」を運んでいるところでした。転落したはずみで一部が近くの川に流れ、その後、数十匹のアユが死んでいるのが見つかったということです。警察は、トレーラーがスピードを出しすぎていた可能性もあるとみて、事故の原因を調べています。

最終更新:6月29日(月)17時10分 テレ朝 news




トレーラー転落で化学物質流出、アユ30匹死ぬ

29日、神奈川県箱根町でトレーラーが橋のガードレールを突き破り、落下した事故で、積み荷の化学物質が近くの川に流れ出て、アユが死ぬなど被害が出ていることがわかりました。
29日、神奈川県箱根町でトレーラーが橋のガードレールを突き破り、およそ40メートル下に落下、車内から運転手とみられる遺体が見つかりました。

 この事故の影響で、トレーラーに積んであった80本のドラム缶のうち、数本が破損し、プラスチックの原料となる液体状の化学物質「ポリエーテルグリコール」が道沿いの川に流れ出ました。現場近くではおよそ30匹のアユが死んでいるのが見つかっていて、神奈川県などが関連を調べるとともに、亡くなったのは運転手とみて、警察が身元の確認を急いでいます。(29日00:15)

最終更新:6月30日(火)11時17分 TBS News i

 

神奈川・箱根町でトラックが橋から40メートル転落、炎上 1人死亡

神奈川・箱根町で29日未明、トラックが、橋からおよそ40メートル下の県道に落ちて炎上した。
午前3時ごろ、箱根町の山あいにある箱根新道の橋で、走行中のトラックが、カーブを曲がり切れずに、ガードレールを突き破り、およそ40メートル下の県道に転落し、炎上した。
運転席から、性別不明の遺体が発見され、警察は、身元の確認を急いでいる。
近所の住人は、「ドカーンという音がしまして、それですぐ表に出たら、もう真っ赤になって、火柱が30メートルくらい上がってまして」と話した。
警察によると、トラックには、ポリエーテルグリコールという可燃性の液体が入った、200リットルのドラム缶80本ほどが積んであったということで、警察は、くわしい事故の原因を調べている。

最終更新:6月29日(月)13時11分 Fuji News Network

 

トレーラー転落、男性死亡 化学物質が流出

 6月29日(月)14時46分配信 日本テレビ系

 29日未明、神奈川県箱根町で大型トレーラーが橋の上から約40メートル転落し、運転手の男性が死亡した。また積み荷の化学物質が川に流れ、アユが死ぬなど被害が広がっている。
 警察によると29日午前3時ごろ、箱根町の「箱根新道」で大型トレーラーが橋の上から約40メートル下の旧東海道の路上に転落したという。トレーラーは大破して炎上し、運転手の男性が死亡した。また、トレーラーに積まれていたドラム缶の一部が壊れ、プラスチックの原料となる液体状の化学物質「ポリエーテルグリコール」が道沿いの川に流れ出し、アユが死ぬなどの被害が出ている。
 箱根町などは、化学物質の流出を防ぐなど対策に追われている。

 

 


 
(管理人より) また危険物運搬車輌の事故が起きました。運転手もなくなり環境が汚染されています。少し前にブログ記事にもしたのですが、その通りになってきました。☟ 

頻発するタンクローリー事故。危険物を運ぶ車がひとたび事故を起こせば、必ず環境中に毒物を撒き散らす。

工業生産が増えれば、化学物質や産業廃棄物を運ぶ車が増えます。そういった車両が街の中を走れば人々を危険にさらすことにもなりますし、田舎道を走れば事故が起きたとき

このように川や田畑を汚すことになるのです。 それが先進工業国である日本の近未来の姿です。

環境汚染があたかも対策を取れば克服できるかのように宣伝されていますが、実際は不可逆的。一度汚染されてしまった自然は容易には元に戻らないということは、過去の公害が示すところです。

この度のトレーラー事故に関してメディア各社の報じ方も、微妙に違いますので、一社しか見なかったら、全体像は掴めません。

なぜかNHKの記事が見当たりません。見落としか、何かわかりませんが・・・

とりあえずえまとめておきます。


29日午前3時ごろ

箱根町湯本茶屋の自動車専用道路、箱根新道

兵庫から川崎に運んでいる途中

大型トレーラー(16・5トン)

橋のガードレールを突き破り、約40メートル下の県道に転落し、火柱が30メートルくらい上がって炎上

運転手の男性は死亡

積み荷  プラスチック材料の液体の化学物質 ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG) 200リットルのドラム缶80本で1万6000リットル

80本のドラム缶のうち、数本が破損、川に流出

沢の下流にある須雲川ではアユ数十匹が死んでいる⇒1万匹が死んだ

早川河川漁業協同組合は、アユ釣りの時期のこの事故に困っている

箱根町は化学物質流出を防ぐ対応に追われている


追記 7/2 神奈川県に電話で問い合わせました ☟

【問い合わせ】箱根町須雲川に流出した化学物質とアユについて 「ドラム缶80本は全て壊れた」県環境保全課

 

 

結局どれだけの化学物質が川に流出したかまではニュースを見ても正確にはわかりません。

ポリエーテルグリコールについて調べてみると、白色ワックス状固体(溶融時は無色透明液体)、匂いもほとんどないと書いてあります。

毒物及び劇物にもなっていないのに魚が死んだということは、逆に恐ろしいと思いました。

転落時の車の油が原因じゃないかという人もいましたが、魚と水を調べないとわかりません。

 

http://www.m-kagaku.co.jp/grproduct/company/mcc/c4/product/1194290_4261.html?category=chemical より


私たちの暮らしの中に溢れかえるプラスチック製品を作る原料が、こうして環境中に撒き散らされ、川の魚が死にました。

運転手が事故に気をつければいいという問題でしょうか? 

もっと根本的に、プラスチックを大量消費する私たちの暮らしそのものを変える時ではないかと強く思います。

嘘のCO2地球温暖化説に乗っかり、火力発電ばかりが槍玉に挙げられていますが、石油の使われ方としては、電力用よりプラスチック製品原料の方が多いことはニュースでも報じません。

ものづくりの日本の産業界にとって不都合だからです。

今回の事故のトレーラーがどの企業の車かすべてのメディアが報じていません。記者はわかってるはずですが。映像をみても車体が燃えて真っ黒でわかりません。

この企業は責任を問われないのでしょうか? 漁協から訴えられてもおかしくないのでは?

 

 プラスチック製品の原料を運ぶ石油、工業製品の製造の燃料に使われる石油も必要になりますので、プラスチック製品を製造し、さらにゴミにして燃やすということが

いかに石油を浪費する行為であるかということです。

今回の流出した原料が、何の製造に使われる予定だったかまでは、ニュースからはわかりませんでしたが、

仮にペットボトルだったとします。

ペットボトル1本を回収するにもペットボトルの80本分の原油を使うそうです。つまり、500mlのペットボトル1本(35g)の容器を作るのに必要な原油は、35g×150=5250g。

リサイクルするのに35g×80=2800g。 重さ35gのペットボトルを作り、回収するまでに必要な原油は約8kgも必要、ということになるそうです。

以下より 参考

分業は文明の罠:エネルギーを食い潰す分業  

中部大学教授 武田邦彦:ゆっくり考える、ペットボトルのリサイクル  

 

こういう事故がこれから頻発すると予想されます。

理由は日本が放射能汚染国家だからです。今回の事故との因果関係はわかりませんが、被曝の影響で体調不良になり運転ミスが起こり、重大事故につながります。

職業運転手の内部被曝の検査を義務付けない限り、こういった事故は起き続けるでしょう。

公共交通、危険物運搬の運転手はとくに気をつけなければならないと思います。

 

 

 

 追記 夜のニュースで 死んだアユの数が1万匹と報じられました。

トレーラー転落で1人死亡 アユ1万匹死ぬ

2015年6月29日 23:28 日テレNEWS24

29日午前2時50分頃、神奈川県箱根町でトレーラーが橋の上から転落し、影響は下を流れる川に及んだ。
 神奈川県箱根町でトレーラーが橋の上から約40メートル転落し、運転手が死亡した。この事故でトレーラーに積まれていた化学物質が川に流出し、アユが約1万匹死んだ。この川では、アユ釣りが今月解禁されたばかりだった。



関連記事

箱根でトレーラーが転落、化学物質1万6000リットルが流出か?須雲川ではアユ数十匹が死ぬ。

【問い合わせ】箱根町須雲川に流出した化学物質とアユについて 「ドラム缶80本は全て壊れた」県環境保全課

箱根町トレーラー転落で須雲川に流出したポリエーテルグリコールについて安全データシートを確認する

箱根町トレーラー転落でPTMGが流出した須雲川⇒早川 河口に向かって生物への影響はどうなのか?

 



頻発するタンクローリー事故。危険物を運ぶ車がひとたび事故を起こせば、必ず環境中に毒物を撒き散らす。

2015-06-10 | 事故

 (管理人より)

タンクローリーの事故が相次いでいますのでブログで取り上げたいと思います。

危険物、毒物、劇物の表示があるタンクローリーは、少し遠出すると高速道路などで必ず出くわします。車間距離をあけて、早く離れようと努力していますが毎回恐ろしいなと思いながら車体を見ています。

そのタンクローリーの事故が4月からすでに3回起きています。静岡、岐阜、京都の3箇所。

時系列で見ていきます。

 

 

(2015/4/17 12:00) 静岡新聞

 17日午前5時10分ごろ、富士宮市内房の国道52号で、静岡市清水区の運輸会社のタンクローリーが横転、対向車線側のガードレールと電柱をなぎ倒し、斜面に落下した。男性運転手が車内に取り残され、富士宮市消防本部と富士宮署が救助と身元確認を急いでいる。
 同署によると、タンクローリーはガソリンと灯油、軽油計1万8千リットルを積載し、静岡から山梨方面に向かっていた。車体は転覆した状態で止まった。事故の影響で灯油の一部が漏れ出したという。
 現場は新東名新清水インターチェンジの北約4キロで、片側1車線の左カーブ。現場付近の上下線は通行止めになった。同署が事故原因を調べている。

 

 運転手死亡 富士宮のタンクローリー転落事故

(2015/4/18 06:51) 静岡新聞

富士宮市内房の国道52号で17日早朝、タンクローリーが車道沿いの斜面に転落した事故で、富士宮署は同日、運転手の身元を静岡市葵区川合の男性(42)と特定した。男性は頭を強く打って死亡した。タンクから大量の石油が漏れ出し、近くを流れる内房境川にも影響が出た。
富士宮市消防本部によると、灯油とガソリン計1万4千リットルが流出したという。河川を管理する県と国はオイルフェンスと吸着マットを使って除去作業を行っている。
内房境川は富士川支流の1級河川で、渓流釣りのスポット。長谷川三男芝川観光漁協組合長は「生態系にどのような影響が出るか心配だ」と話した。


 

タンクローリー横転“ガソリン約6000リットル”流出

テレビ朝日 6月6日(土)11時49分

岐阜県関市で6日朝、タンクローリーが横転し、積んでいたガソリンの一部約6000リットルが流出しました。付近の住民に避難の指示が出ています。

警察によりますと、午前5時半ごろ、関市の交差点で右折をしようとしたタンクローリーが横転し、積んでいたガソリン1万4000リットルのうち約6000リットルが流出しました。

この影響で、付近の道路が通行止めになっています。また、消防は引火の恐れがあるとして、付近の住民に避難指示を出しました。

ガソリンの一部は近くを流れる川に流れ込んでいて、消防がオイルフェンスや土嚢(どのう)を使って川への流入を防ぐ作業にあたっています。 

 

ニュース動画は消されてしまう可能性があるので早めに見ていただけたらと思います。

政府が進めるエネルギーミックス政策はこういった危険物を積んだタンクローリーの移動を増やすのではないかと懸念していました。

東京湾でもパイプラインからの油流出事故が起きています。 

日本中で危険なものを運ぶ機会が増えるということです。こういった危険物を運ぶ車は、ひとたび事故を起こせば、必ず環境中に毒物を撒き散らすことになります。

運転手が亡くなる可能性も高い。

事故のあった富士宮市HPお知らせ欄に事故のことが出ていません。トップページが焼きそば・・・って???

富士宮市HPで「タンクローリー」で検索して出てきたのはこれだけ 交通死亡事故速報

静岡県のHPで「タンクローリー」で検索しても関連はこれしかありませんでした。山梨県境における危険物運搬車両の横転事故について

自治体はたった2枚のPDFを出して、幕引きですか?・・・  オイルフェンス設置までしか書いていません。静岡新聞も続報なし。

家庭の台所でも、たとえ天ぷら油をスプーン1杯こぼしても、拭きとり作業は厄介です。 ずっとベタベタしています。

だとすると1万4000リットルの油が川に流出というのは、大惨事なのでは?!

結局、静岡で1万4000リットル、さらに岐阜で6000リットルも流出し川に流れたわけです。 運転手は一人亡くなりました。

運転ミスだけの問題ではないと思います。タンクローリーの事故で人命も失われ、環境も汚染したわけです。

 


 

 

 河川油流出事故の実態  より 一部引用

2.河川油流出事故対策の遅れ

河川での油流出事故は、規模の大小はありますが、その数は驚くべき数字に上ります。それにもかかわらず、流出油処理資材・処理業務者、またその関係行政機関等で話題となり、

資材研究が行われ取りざたされるのはナホトカ号事故に代表される「海洋汚濁」の方です。その原因として、

  1. 流出量の規模が大きいこと (ナホトカ号事故では約1万キロリットル)
  2. 潮流、風、波等により、その拡散範囲が膨大なものになる
  3. そのため、自然破壊、漁業への影響、水鳥・水生生物への影響が計り知れない事
  4. 回収業務も大規模であり、なおかつ完全回収は不可能である事

などが挙げられます。この為、海洋のそれに比べ、河川での事故対策は格段に遅れています。処理対策、事故発生時の処理マニュアルも無く、石油類を扱う業者にも、万一の漏油に備えての設備、処理資材備蓄、保険加入は義務づけられていないのが現状です。そしてなによりも、事故処理の経験を積んだ専門家がいないという問題があります。
しかし、河川で重油1万Lの流出は、処理費用平均数億円(油除去作業、漁業補償、発電ダム、飲料水取水制限など)と言われており、紛れもない大事故です。また、消防署の調査によると一つの一級河川周辺の貯油量の合計はゆうにナホトカ号事故の流出量を上回るのです。しかも、河川事故は、直接私たちの飲料水を犯しかねません。そのような危機管理体制の遅れが、計り知れない悲劇につながるのです。 


4.油処理の代償

現在、流出油の回収は水面のオイルを集めるオイフェンスとオイルを吸着するオイルマットの併用が主流です。フェンスで抱え込んだ油の中に、毎回莫大な量のマットが放り込まれます。しかし、流れの速い河川では、果たしてこのオイルマットは効果的にオイルを回収することが出来るのでしょうか。

そう疑問を抱き、弊社は独自に流速の調節できる人口河川を制作、各社各種のオイルマットの油吸着実験を行いました。その結果、静水中ではよく油を吸収するマットでも、いったん僅かでも流速を持たせると、その吸着量は極端に低下し、また水面の薄い油膜ではほとんど吸着しないという事実が分かりました。

加えて、マットはポリプロピレンという高分子化学物質で作られており、その焼却処分には、吸着した油分が出すよりも遙かに多い煙を出します。結果的に空気汚染という大きな代償を払わなくてはならないのです。また、焼却費用もマットを購入する価格より高くついてしまいます。


川を油で汚すというのは取り返しのつかない汚染です。油を吸着させたものを燃やすと今度は大気汚染  鉛の汚染も気になります。





 

事故で塩酸流出、周辺にガス 京都、中学生ら不調訴え

京都新聞 2015年06月10日 12時10分

10日午前5時すぎ、京都市伏見区桃山町因幡の府道で、福井県越前町の会社員男性(50)の大型トラックが、塩酸を積んだ大阪府岸和田市の会社員男性(39)のタンクローリーに追突した。タンクローリーの後部が破損し、約2時間半にわたって大量の塩酸が漏れ出した。市消防局は現場から半径100メートル以内を一時、警戒区域に設定し、屋内退避を呼び掛けた。

 現場近くにいた伏見区の男性(36)が左手のしびれなどを訴え病院に運ばれた。京都市教育委員会によると、桃山中の生徒14人が頭痛や目の痛みなどの体調不良を訴えているという。

 伏見署や市消防局によると府道沿いのコンビニ駐車場に入ろうとしたタンクローリーの左後方部に大型トラックが衝突したという。運転手2人にけがはなかった。積載されていた塩酸8800リットルのうち6500リットルが流出したとみられる。

 市教委によると、現場から北西約500メートルの桃山東小と南約700メートルの桃山南小の2校が全校児童を自宅待機とし、授業開始を遅らせた。近くの複数の幼稚園が臨時休園となった。塩酸除去など事故処理のため、府道が一時、全面通行止めになり、京阪電鉄宇治線の上下線計6本で最大10分遅れる影響が出た。

 

路上に塩酸6500リットル流出 タンクローリーにトラック追突

産経新聞 6月10日(水)11時8分

10日午前5時5分ごろ、京都市伏見区桃山町因幡の府道で、大型トラックがタンクローリーに追突。タンクローリーに積んでいた大量の塩酸が流出した。京都市消防局によると、約6500リットルの塩酸が流れ出たとみられ、揮発した塩酸が付近に広がり、近くに住む30代の男性が気分不良を訴えて搬送されたが軽症とみられる。京都府警伏見署が事故原因を調べている。

同署によると、現場付近のコンビニに進入しようとしていたタンクローリーにトラックが衝突したとみられる。

現場は京阪電鉄六地蔵駅から北西約300メートルの片側1車線の道路。付近には揮発した塩酸による刺激臭が広がり、消防隊が周辺住民に向け「窓を閉めて、外出を控えるように」などと呼びかけた。消防隊は流出する塩酸をせき止めるため土嚢(どのう)を積むなど、対処に追われていた。

京都市教委によると、事故の影響を受け、周辺小中学校3校が安全確認ができるまで登校を見合わせる措置を取った。

 

 
10日朝、京都市伏見区で、塩酸を積んだタンクローリーに大型トラックが追突し、およそ6.5トンの塩酸が漏れ出しました。この事故で、住民1人が気分が悪いと訴えたほか、近くの中学校の生徒が登校後に目の痛みなどを訴えましたが、いずれも症状は軽いということです。
10日午前5時ごろ、京都市伏見区桃山町因幡の府道でおよそ8.5トンの塩酸を積んだタンクローリーに大型トラックが追突しました。この事故で、タンクローリーの後ろにある排水管が壊れて、およそ1時間半の間に6.5トンの塩酸が漏れ出し、消防がタンクローリーを近くのコンビニエンスストアの駐車場に移動させて放水を行いました。
事故のあと、現場近くに住む36歳の男性が「気分が悪い」と訴えたほか、近くの中学校の生徒14人が登校後に息苦しさや目の痛みなどを訴え、このうち11人が早退したということです。
いずれも症状は軽いということです。また、現場近くの幼稚園のなかには休園の措置を取ったところもありました。塩酸の一部は、側溝を通じて近くの山科川に流れ出たとみられ、国土交通省淀川河川事務所が水質に影響がないか調べています。

 

そして今日は京都で6500リットルもの塩酸が流出。 通学時間帯だったため子どもにも被害が及んでいます。

「近くの中学校の生徒14人が登校後に息苦しさや目の痛みなどを訴え、このうち11人が早退した」そうです。

塩酸の危険性  より

  • 摂取 - 消化器を激しく侵し、致命的になりうる。
  • 吸入 - 塩化水素に準じ、人体に有毒。多量に吸入した場合、肺水腫などを引き起こし、死に至る。
  • 皮膚 - 腐食性があるので、化学熱傷の原因となる。
  • 目 - 角膜溶解、角膜白濁、角膜上皮の激しい損傷を起こし、眼球穿孔や失明の危険がある。

分類の名称 : 急性毒性物質、腐食性物質 環境影響 : 酸性溶液である為、水棲生物に対して有害な影響を及ぼす可能性がある。 有害性 : 眼、皮膚、気道に対して刺激性を有し、高濃度のガスを吸入すると、肺水腫を起こすことがある。これらの影響は遅れて現れる事がある。この物質は肺に影響を与え、慢性気管支炎を生じることがある。また歯を侵食する事がある。 物理的及び化学的危険性 : この水溶液は強酸であり、塩基と激しく反応し、腐食性を示す。酸化剤と激しく反応し、有毒なガス(塩素)を生成する。空気に触れると腐食性のフューム(塩酸)を発生する。多くの金属を侵して可燃性ガス(水素)を生成することが多くある。

 

タンクローリーの車体に書かれた文字からこの会社ではないかと思われます。 株式会社大晃運送 

タンクローリー自体が安全運転していても、今回のように突っ込んでこられたら、結果的に同じことです。

京都の山科川は 山科川⇒宇治川⇒淀川⇒枚方の水道取水口となって 結局 また大阪府民の口に入るのではないでしょうか? 3月には工場から宇治川にシャンプーの原液が流れ込む事故もあったばかり。ブログにも書きました。↓

1万7千リットルものシャンプーの原液が宇治川に流出!生態系に影響がないはずがない!水を汚すな!

 まあ、晩発性の影響については、無視する国ですから、メディアも続報を出しませんし、行政のHPにも出ません。

「続報出ない=安全」ではないということは、私たちは原発事故で思い知ったはずですが、無関心な市民ばかり。

「気にすると住めない」と「安全バイアス」がかかってしまうんでしょう。見て見ぬふり。

タンクローリーが通学路のすぐそばを通ることはあります。私は、うちの子が小学校一年生の時、同じクラスの子が大型車両に轢かれそうになったところを、道路脇に抱えて逃げ込んだことがあります。どうにか間に合って良かったのですが、子どもは恐ろしいと気づかず平気で車の近くによっていくし、横断歩道も渡ろうとします。今でもあの時のことを思い出すとぞっとします。

「産業道路」という通称名の道路でしたので(それもまあ恐ろしい名前ですが)トラックもタンクローリーもしょっちゅう通学路の脇を通っています。

住んでる人は企業城下町なので気にもしていません。ε=(・д・`*)ハァ…

タンクローリーの移動する数が増えるということは、それだけ住民にリスクが増すということ。

タンクローリーのルートを変えればいいという話にすり替える人がいますが、根本的な解決になっていません。毒物を貯蔵しているタンクが増えるということです。

ここを読むと、タンクローリーが増えていることがわかります。↓

2015年5月28日 危険物物流の最新トレンドは

タンク・倉庫とも高い引き続き高い稼働率を維持、人手不足感も  タンクコンテナによる輸入など「小口化」が進展、洗浄デポも活況

 

■ドライバー、作業員の人手不足感がじわりと浸透

物流業界で徐々に深刻さが増しているドライバーなどの人手不足は、危険物の輸送現場でもじわりと浸透しつつあるようだ。あるタンクターミナル会社では「ドライバーの不足感が増してきているほか、作業員の確保にも苦労している」と語る。このほか、「ローリーなどの協力会社ではドライバー不足となっている場合も多い」「倉庫内作業員については他産業との人手の取り合い感はある。危険品を間違いなく扱える現在作業員は貴重な人材であり、各社とも育成体制や待遇などを配慮して囲い込みを図っている」という声もある。

一方、特積み業界では一部で化学品の受注制限が進んでいるとも言われる。「従来、1伝票でドラム7~8本運べていたが、最近は5本程度に制限され、危険物の輸送キャパが減ってきている」という報告もある。こうした流れを受けて、特積み事業者が敬遠しがちな危険物や毒劇物専用の積合せ便を事業化する動きも出始めている。

■輸入などでタンクコンテナの活用が拡大

タンクターミナル業界では、「大型化」と「小口化」双方の動きが進行している。タンクを大型化する動きがある一方、ISOタンクコンテナでの輸入増加(=小口化)を受け、タンクターミナルや危険物倉庫などの各企業では設備面で対応を強化している。

まず、大型化の背景には、タンク需給のタイト感が高まっていることがある。京浜地区で大手商社系タンクターミナルが閉鎖したことで、キャパシティが縮小。こうしたタイト感は全国にも波及している。さらに、石油化学プラントの生産を増やしている中東、シェールガス・オイルの生産を拡大する米国からの輸入増をにらみ、ケミカルタンクを大型化する動きもあるようだ。

一方、小型化・小ロット化が進む背景にはタンクコンテナによる輸送拡大がある。輸出では、日本国内で生産される商品はファインケミカルをはじめとする高付加価値、高単価商品の割合が高くなっていることから、タンカーによる大量輸送からタンクコンテナのような小口での輸送が拡大している。

一方、輸入では韓国・ウルサンのタンクターミナルを経由したISOタンクコンテナでの輸入が増えており、日本側ではタンクターミナル構内に受け入れ基地を整備する動きが増えている。海外からの輸入増加に対応して、国内ストック需要が増しているという構図だ。その一環から「マルチワークステーション」と呼ばれる詰め替え施設等の整備が進んでおり、こうした詰め替え(荷姿変更)需要を取り込む動きが活発化している。

また、燃料用タンクのケミカルタンクへの改造も目立っている。重油、軽油の需要減に対応し、需要増に応えるためケミカルタンクへと改造するケースがみられる。

このほか、タンクコンテナの活用が増えたことで、コンテナ洗浄デポに参入する動きも活発になっている。13年にはニヤクコーポレーション、今年に入って鈴与といった大手事業者も参入しており、このほかにも参入を検討している企業があるようだ。

さらに、ISOタンクコンテナのリース市場でも競争激化が目立っている。タンク購入価格が低いため、リースよりも購入を選択する荷主が増えており、特に汎用コンテナではその傾向が顕著だという。このため、特殊タンク市場にも既存のリース、オペレーターが参入し、その煽りで競争が激化しているようだ。

■危険物倉庫は内陸部、臨海エリアとの高い稼働率を維持

昨年から今年にかけて、関東地区では危険物倉庫の新増設が目立った。14年は内陸型の「一般倉庫併設型」の危険物倉庫の竣工が相次ぎ、内陸エリアにおける旺盛な危険物保管需要が浮き彫りになった。具体的には、日本ロジステック「千葉センター」、愛宕倉庫「前橋事業所」、トーエイ物流「白岡物流センター」で一般倉庫に併設された危険物倉庫が稼働した。

一方、臨海エリア京浜地区で注目されたのは、今年1月に川崎市の浮島地区に竣工した丸一海運・東京化学品センター。危険物混載のパイオニアである同社が、ついに京浜地区の自社拠点(普通品倉庫と危険物倉庫の併設拠点)を設けたことが業界でも注目された。ただ、近年、横浜市鶴見区大黒町で危険物倉庫の新増設が続いたことも背景にあるのか、京浜地区の一部の倉庫で「保管量の単価が下がっている」という声もある。しかし、需要自体は旺盛で、各倉庫とも高い稼働率を維持しているようだ。

カーゴニュース 5月28日号

 

タンクコンテナという形で貯めておくわけですね。

積載式移動タンク貯蔵所(ISOコンテナ)とは 総務省消防庁よりhttp://www.fdma.go.jp/html/data/tuchi1304/130409kiho50.htm

小口での輸送が拡大していると書いてあります。危険物輸送のドライバーも足りない。つまり無理して働く事になるから、事故が増えるというわけです。

 

 さらにこれから先、再生可能エネルギーが国策化していますので、電気自動車や燃料電池車が普及することになります。そうなれば液化水素を運搬するといった業務も発生することになります。

再エネに伴う工業製品が、日本中の工場で生産されますから、燃料だけでなくケミカルタンクも増えるでしょう。

 

ここを見ると↓ 水素を運ぶタンクローリーも増えるということがわかります


水素輸送のさまざまな形態を開発してきたイワタニ~輸送の合理化とシステム化で、大量供給を実現~  より抜粋

 

水素を輸送するための媒体としては、高圧水素ガスのほかに液化水素、金属水素化物などが考えられます。高圧水素ガスの次に、より効率的な輸送方法として当社が目を向けたのが、液化水素による輸送・貯蔵法でした。

  水素をガス体で大量に輸送するには、約20MPaの高い圧力に耐えることができる大型のボンベを束ねたトレーラーに水素ガスを加圧充填して輸送することが一般的です。この場合、車両の大きさや重さから約3,000Sm3を一度に運ぶことが限界です。しかし、液化水素で輸送すると、液化された水素を凝縮するため飛躍的に輸送効率が上昇します。圧縮水素トレーラーと比べて最大約12倍の水素ガスを一度に運ぶことが可能となります。
水素貯蔵方法の比較
 水素はマイナス253℃(20.4K)で液体になります。高圧の水素ガスと違って、極低温の物性をもつ液化水素の輸送・貯蔵上、最も大きな問題となるのは、いかに運搬容器の断熱性能を高め、気化による損失・拡散を防ぐかです。

 

事故した場合の危険度がどうなのか書いていないってどういうことでしょうか?効率が良くなる分、1台が事故を起こした時の危険度は上がるのではないでしょうか?

 


 

液体水素

可燃性水素は純粋な状態では発火しにくいが、酸素と混ぜた場合容易に発火するため、危険度の点ではガソリンとそれほど変わらない。ガソリンの代替燃料とは成り得るが、燃料電池に用いられる灯油や携帯機器のバッテリーに利用するためには十分な安全対策が必要とされる。

液体で貯める方法

水素を液体にすると、気体の状態の1/800の体積になります。そこで液体の状態で搭載してしまおうというのが、液体タンクの考え方です。そうすると、同じ大きさの容器の中に、気体の状態で搭載するよりたくさんの量を貯めることができます。

ただし気体を液体の状態にするには超低温に冷やさねばならず、水素の場合はマイナス253度です。そこまで冷やすだけでもものすごいエネルギーが必要になる上に、その状態を保つのもたいへんです。タンク内の温度が上がるとどんどん気体になっていきます(この現象を「ボイルオフ」と呼びます)から、断熱が万全でないと、タンクが爆発する恐れもあります。




断熱が万全でないと、タンクが爆発する恐れ  


これから産廃トラックだけでなく、タンクローリーにも注意が必要だということで、きょうはここまで。


追記  ブログを読んだ方から

 

「放射能汚染廃棄物の産業利用が始まって以降、タンクローリー車自体の稼働がものすごく増えています。

燃料としてのガスや石油製品を運ぶものも増えているし、廃液を運ぶものもとても増えている。車の後部に積み荷が書いてあります。 

「危」マークを紙に書いてガムテープで荷台に張って輸送しているトラックも見かけます。本業は別なのでしょう。 

今後も日本全体で交通事故は確実に増えていくはずです。」


工業生産が増えれば増えるほど、最後には始末に負えない廃液が出ます。

そういう廃液を運ぶタンクローリーが、どんどん街中を走って人々を危険にさらし、田舎道を走って事故をして川や田畑を汚すのが私たちの近未来。

工業生産の上流を止めることを市民が考えなければどうしようもないところまで来ています。

 


ハワイのオスプレイ墜落死亡事故現場で、白い薬剤を散布する防護服らしきものを着ている人間が写っている

2015-05-19 | 事故

昨日、ハワイでのオスプレイ墜落事故のことをブログ記事にしましたが、

ハワイのオスプレイ墜落事故。国の対応に日本がアメリカの植民地だと思い知らされる。

テレビ朝日のニュース動画に写っている人間が気になって仕方がありません。

0:34 この二人の白い防護服?の人間は何をしているのか、報道では語られていません。遠いので服装も良く見えませんが、防護服のようにも見えます。

白い液体を散布しています。機体の火は既に消えているので、消火剤ではないと思います。

何か緑色のものも事故機の周辺に撒かれています。その上から白い液体。

 

 

  

 

 フジテレビのニュース動画には3人写っていました。0:37 こちらは一瞬しかうつりませんでした。 

 

 

 この映像を見て私は、この動画のことを思い出しました。

小出裕章氏が説明「沖縄米軍ヘリ墜落時、放射性ストロンチウム撒き散らし事件」(書き起こし)

ここに画像があります。抜粋転載。

米軍ももちろん放射能の調査をして、そのあとにこんな出で立ちの防護服を着た人たちがやってきて、液体を撒いているのですね。

これは多分、この一帯に放射性物質が散らばってしまっていて、それが空気中に飛び出さないように、

多分、ゴム状の何かの液体というものをかけて、飛び散らないような 作業をするということをやっていたのだと思います。


23)

 

 2004年8月13日に米軍ヘリが沖縄国際大学に墜落した事故のときの対応と似ています。

それと似たようなことは、現在福島第一原発の事故処理でもやっていますね。

一号機の建屋カバーを外す前に、がれきの粉塵が飛び散らないように、飛散防止剤を散布する作業をしています。

ニュースでサラッと流して、説明もされていません。

一応報じたけれど、大事なことを言ってないというニュースだということです。

実際に事故機のオスプレイに放射性物質が使われていたのかどうかもわかりませんが、事故後に似たような作業をしていることは、ニュース動画から見て取れました。

 
ロケットや戦闘機には、どういう毒性物質が使われているか、燃料には毒物が入っていないかなど、市民に知らされることがないのが恐ろしい話です。
劣化ウラン弾などのように科学技術の悪用を防ぐ仕組みがないのが大問題だと思います。
人を殺す兵器に科学技術を転用し、やりたい放題となってしまっています。
 

もしも、オスプレイの事故時に放射性物質が撒き散らされていたとしたら、煙と一緒に周辺に流れて住民に被曝の可能性があると思います。当然土や水も汚染されてしまう。

思ったよりも住宅地に近いように見えます。

これが横田基地周辺の住宅地に起こったらどうなるか想像しなければならないと思います。

 

 

 

私の横田基地のオスプレイ配備に関するニュースをツイートしたもの を見ていただいてもわかりますが、一気に進められています。

 

オスプレイ、17年から横田へ=特殊作戦用10機、沖縄断念―初の日本本土配備・米

5月9日(土)5時43分配信 時事通信

【ワシントン時事】米政府は8日までに、2017年から空軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの米軍横田基地(東京都福生市など)への配備に着手する方針を決め、日本政府に伝えた。週明けにも正式発表する。米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)も候補に挙がっていたが、基地負担に苦しむ沖縄県の住民感情に配慮し、本土配備で決着した。複数の日米関係筋が明らかにした。
 米軍は既に、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を拠点に海兵隊仕様のMV22オスプレイ24機を運用している。米軍は17年後半に3機、数年以内にさらに7機を横田に配備し、運用する計画。オスプレイの本土常駐は初めて。日本政府は13日にも横田基地の地元自治体に説明し、理解を求める方向で調整中だ。
 CV22は特殊作戦用で主な任務として、捜索・救助活動を想定している。過酷な条件下で用いられる例が多く、12年の防衛省資料によると、10万飛行時間当たりの事故率はMV22の1.93に対し、CV22は13.47。
 米政府は当初、CV22の配備先として、特殊作戦機の運用実績がある嘉手納を想定していた。ただ、沖縄ではMV22配備への反発がくすぶり、翁長雄志知事が普天間飛行場の名護市辺野古への移設に強く反対する中で、負担増への警戒も強まっている。
 このため米政府は、嘉手納配備に難色を示す日本側との協議も踏まえ、必要な設備を整えれば横田でも運用に支障はないと判断。4月下旬に開いた日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の共同発表に横田配備を盛り込むよう提案したが、地元との調整に時間を要するとの日本側の指摘を受け、見送っていた。 

 



オスプレイ、日本に売却へ 米、17機3600億円 尖閣にらみ離島展開強化

【ワシントン共同】米政府は5日、新型輸送機オスプレイ17機を日本に売却する方針を議会に通知した。関連部品などを含めた売却総額は30億ドル(約3600億円)を見込んでいる。議会には15日間の検討期間があるが、異議が出ることは少なく、自動承認される見通しが強い。国防総省が6日までに発表した。

 防衛省は沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国との緊張の高まりを背景に、垂直離着陸ができ離島への部隊展開が可能なオスプレイ17機の調達を2018年度までの中期防衛力整備計画(中期防)で明記していた。米政府がオスプレイを外国に供与した例はなく、日本が初の輸出先となる可能性が高まっている。

 米政府は議会への通知文書で、同盟国日本との安全保障に関する「負担の共有」が進むとの期待感を表明。「陸上自衛隊の人道支援・災害復旧活動や水陸両用作戦の能力を大幅に強化する」としている。

 陸自に導入予定のオスプレイは、佐賀空港(佐賀市)に配備する計画もある。 山口祥義 (やまぐち・よしのり) 知事は記者団に「防衛省に配備計画の全体像と将来像を明確にするよう求めている」と述べ、受け入れの可否が「白紙」であることを強調。地元では「既成事実化だ」との批判や困惑の声が相次いだ。

 オスプレイの開発段階では事故が相次いだ。ウォーレン国防総省報道部長は6日の記者会見で、オスプレイは「実際に運用されてきている」と述べ、安全性は実証済みだとの認識を示した。

 米政府によると、日本政府はオスプレイ本体に加え、代替分を含むエンジン40基やミサイル警戒システムなどの関連装備や部品の供与を求めている。

 米軍は普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備済みで、ネパール大地震の復旧支援活動にも一部を派遣している。

 米政府は日本に売却するオスプレイの型式を「V22」としている。オスプレイには、米海兵隊仕様のMV22、空軍仕様のCV22がある。

 

 ▼ オスプレイ売却方針に批判 佐賀「既成事実化だ」

 米政府が新型輸送機オスプレイ17機を日本に売却する方針を議会に通知したことに対し、陸上自衛隊が配備を計画する佐賀県では「既成事実化だ」「何も決まっていないのに…」と、批判や困惑の声が相次いだ。

  山口祥義 (やまぐち・よしのり) 知事は記者団に対し「防衛省に配備計画の全体像と将来像を明確にするよう求めている」と述べ、受け入れの可否が「白紙」であることを強調した。

 「県民の気持ちを逆なでしている」。佐賀空港(佐賀市)への配備に反対する 徳光清孝 (とくみつ・きよたか) 県議(社民)は「配備先が決まっていないのに買うのはおかしい。政府は既成事実を作り、外堀を埋めようとしている」と憤った。

 オスプレイの駐機場予定地の地権者が所属する県有明海漁協の 徳永重昭 (とくなが・しげあき) 組合長は「政府は計画を着々と進めているようだが、こちらは何も進んでいない」と 困惑気味。佐賀空港に近い佐賀市川副町の 田中信 (たなか・まこと) 自治会長は「話が勝手に進んでいる。住民が置き去りにされてしまうのではないか」と不安を口にした。

 政府は2014年7月、陸自に導入するオスプレイ17機を19年度から佐賀空港に配備したいと県に要請。長崎県佐世保市に配置する新設部隊「水陸機動団」の輸送手段として運用する方針を示している。

 (共同通信)2015/05/08 18:28




オスプレイ3600億円は序章…安倍首相「隷属演説」の高い代償

日刊ゲンダイ 2015年5月9日

安倍首相が米連邦議会で行った「隷属演説」の“代償”は極めて高くつきそうだ。

 米国防安全保障協力局(DSCA)が5日、垂直離着陸輸送機V22オスプレイ17機と関連装備を推計30億ドル(約3600億円)で日本に売却する方針を米議会に通知した。

 米国がオスプレイを他国に売却した例はなく、日本側は「初の輸出先」なんて浮かれているが冗談じゃない。オスプレイは米国内でも“お荷物”の存在で、日本は単に高値で押し付けられただけだからだ。

 日本政府は14年度から5年間の目標を示す「中期防衛力整備計画」で、18年度までにオスプレイ17機を陸上自衛隊に配備する計画を示している。DSCAの売却方針は、この日本の“要望”に沿った形を取っているが、とにかく驚くのは売却価格だ。1機当たり、実に211億円。いくら何でも高過ぎやしないか。

軍事ジャーナリストの神浦元彰氏はこう言う。

「オスプレイは機関砲もない単なる輸送機で、通常は輸送機なら1機30億~50億円ほどが相場です。それに大型の輸送ヘリが必要なら、警視庁や海上自衛隊も使っている国産の『CH-101』(約20億円)で十分ですよ。メンテナンス費用も安く、使い勝手もいい。オスプレイ購入は日本にとってかなり高い買い物です」

 やっぱりだ。そもそも、オスプレイは、米国の陸海空の3軍と海兵隊の合同で開発に着手したが、コスト高や安全性の問題から「海軍が早々と降りた」(神浦氏=前出)といういわく付きのシロモノ。防衛省は垂直離着陸ができ、離島への部隊展開が可能――などと説明しているらしいが、それほど性能が優れたヘリなら、なぜ、他国はこれまでに1機も買っていないのか。

 6機購入を計画していたイスラエルだって、昨年10月に計画を中止している。つまり、米国でも世界でも“お荷物扱い”の「バカ高いヘリ」を日本は売りつけられたワケだ。

「米国にとって高値でオスプレイを日本に売ることができれば、これまでの開発コストを回収できる上、東アジアや西太平洋なども日本がカバーすることになり、国防費も抑えられる。くしくも安倍首相は連邦議会演説で『隷属化』を強調していました。米国側は『それなら誠意を見せてもらおうじゃないか』というところでしょう」(神浦氏=前出)

 確かにDSCAが安倍の帰国直後を狙ったかのようなタイミングでオスプレイ売却方針を公表したのも偶然とは思えない。売却理由に挙げた「米国と同盟国との負担の分担を進め、米軍と自衛隊の相互運用性を高める」なんて言葉は、安倍の連邦議会演説と内容がソックリではないか。

 米国が「日米同盟」を「錦の御旗」にこの先、どれだけ無理難題を突き付けてくるのか。オスプレイの“押し売り”はその始まりと覚悟した方がいい。

 

 


 

今回の墜落死亡事故を受けて「欠陥品を買うな」という論調も見られますが、誘導だと私は思います。欠陥品でなければ買っていいことになってしまいます。

そもそも不要なものに対して膨大な国費を使おうというのですから、狂気の沙汰。「人道支援」「災害復旧」に危険な戦闘ヘリは不要です。そういう大義名分に騙されないようにしましょう。

ネパールの地震でここぞとばかりオスプレイを派遣しアピールしていましたが、現地の住居を吹き飛ばしてしまい役に立つどころか迷惑になっています。

オスプレイ「役立たず」 ネパール支援で地元紙

2015年5月8日 琉球新報

ネパール大地震の救援活動に参加している米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが現地での物資輸送中、住宅の屋根を吹き飛ばす被害をもたらしていたと、地元報道機関のカンティプール紙が5日付で報じた。
 同紙はインターネット配信記事の見出しでオスプレイを「useless(役立たず)」と批判している。オスプレイは米軍普天間飛行場所属とみられる。
 在日米海兵隊は被災地支援活動のために、米軍普天間飛行場所属のオスプレイ4機をネパールに派遣。3日には同国のトリブバン国際空港に着陸している。同紙によると、うち1機がドラカのチャリコート地区本部に300キロの救援物資を輸送した。だが、1機は同量の物資輸送中に、住宅の屋根を吹き飛ばす被害を発生させた。残りの2機は5日時点で救援活動に参加していない。
 同記事は「救援活動や救助活動に効果を発揮していない。オスプレイは海洋における戦争で広く活用されている」などと報じている。

元記事  より 大きな木を着陸の猛烈な風圧でなぎ倒すほどのオスプレイですから、被災地住宅の屋根も飛ぶでしょう。画像

「着陸する場所を変えればいい」などの意見が出てましたが、どうにかしてオスプレイを正当化したいんだなと感じました。


墜落の危険性が有り、経済合理性もない上に、導入する妥当性もないオスプレイ。安全対策の問題ではありません。

最後に おさらいの意味で、小出裕章氏の講演動画の書き起こしを全文転載します。

小出裕章氏が説明「沖縄米軍ヘリ墜落時、放射性ストロンチウム撒き散らし事件」(書き起こし)  より

 


 

  

2011年8月13日、沖縄県にて行なわれた小出裕章氏の講演(動画はこちら)の中で、2004年8月13日におきた事故、米軍ヘリが沖縄国際大学に墜落した際に放射性ストロンチウムを焼失あるいはまき散らしたことについて説明しています。小出氏は事故直後に沖縄に足を運び調査にあたったとのこと。その箇所のみを書き起こしました。

(書き起こし)

44)

小出裕章「これは皆さんの街、ですね。えー普天間の基地がずーっとひろ、この奥まであって。本当にこの街の中にこんな基地がそこらじゅうにあるというのが沖縄の皆さんの現実、になっています。

39)

えーそして、丁度今から7年前、今日、7年前の今日、この出来事が、起こりました。えー多分みなさんは私以上にご記憶だと思いますけれども。沖縄国際大学に米軍のヘリコプターが墜落して、墜落直後に消防隊が来て火事を消しているという、そういう時の写真です。

11)

現場はこんなですね。

21)

国際大学の校舎の横にヘリコプターがこんなふうにおっこっている、おっこったわけですね。これがヘリコプターが落ちて、すぐに米軍が国際大学の敷地に入ってきまして。米軍が国際大学を封鎖してしまった、わけですね。

39)

国際大学といういわゆる私立大学ですけれども、そこの職員すらが現場にはもう行かれない。米軍がもうすべてそこを支配するというそういう状況があらわれ、ました。

25)

そのなかでどんなことをしていたかというとこんなことをしていた。

15)

これおわかりになるでしょうかみなさん、ここにヘリコプターの残骸があるのですけれども。ここで米軍の関係者がなにやら作業をしている。これは実は放射能の検知器です。これをもっているのは。普通の皆さんはこういう検知器を見ないだろうと思うけれども。

07)

私は毎日こういう検知器を使って仕事をしている人間で、あ、放射能をはかってると、すぐにわかりました。なんで米軍のヘリコプターが落っこちて放射能の調査をしなければいけないか、私はいぶかりました。えーそして調べてわかったことがあります。

23)

米軍ももちろん放射能の調査をして、そのあとにこんな出で立ちの防護服を着た人たちがやってきて、液体を撒いているのですね。これは多分、この一帯に放射性物質が散らばってしまっていてそれが空気中に飛び出さないように、多分、ゴム、ゴム状の何かの液体というものをかけて、飛び散らないような 作業をするということをやっていたのだと思います。そして放射能の正体はこれです。

21)

これはヘリコプターのぐるぐる回転するブレードと言っている翼ですね。あ、3本分映っているのですけれども。そのこれのここの位置になにやら変なものがついていて。

02)

ちょっとちいちゃくて見えにくいんですけれども。ここに放射能のマークが付いている、のです。ここですね。ここのところ。つまり個々の中に放射能が入っているということがわかり、ました。

14)

この放射能はなにかというと、ストロンチウム90という放射能なんですが、それがどうしてこの場所にあったかというと、このブレード、ヘリコプター の翼は実は中空なんだそうです。私はそれまで知りませんでしたけれども中空になっている。そしてここから放射線が出て、えー、翼の、たい、反対方向でいく つ放射線が飛んで来るかということを数えているのですね。そしてブレードにもし傷でも入ると中空だったところに空気が流れこんでくると。そうすると放射線 が遮られて、えー放射線検知器に飛び込んでくる放射線の数が減ると。それで初めてどのブレードに傷があるかどうかということがわかると。

03)

それでまあ事故がないようにしようというために、これを付けていたんですね。この翼は6個、回転する翼が6個あったんですが。そのうちの1個分のこれが無くなってしまった。

35)

ヘリコプターが落ちて火事が起きたときにどこかに、えー、融けて、あるいは飛散して無くなってしまったと、いうことがどうも起きたらしいのですね。そのために米軍は放射能の調査をして汚染が拡大しないように飛散防止剤を撒いて、そして最後には現場の土をごっそりと持ち去ってしまいました。普天間の基地の中に。その間、日本の警察はなんにもできない。むしろ周辺に、沖縄国際大学の人たちが来る、沖縄の人たちが集まってくると、日本の警察は米軍と の間に入って米軍の行為を守るというようなことをやりながら、えー、米軍を助けたわけです。そして米軍は一切の現場の証拠を持ち去って、普天間の基地に もってってしまったということになりました。

38)

でも、えー米軍が出している資料等を調べるとその放射能というのはストロンチウム90だということが、わかりました。そしていったい、無くなったこの、先程見ていただいた容器の中にどれだけのストロンチウムが入っていたかというと、

05)

500マイクロキュリーと、いうぐらいの、えーストロンチウムが入っていた。重さにすると3.6マイクログラムと、いうんですけれども、大変少な い、えー重さで言えば100万分の3グラム4グラムというように手に乗っけても決してわからないというぐらいの少ない量だったんですね、重さで言えば。で もそれは放射能であるがために大変な毒物でした。

46)

一般の皆さんが1年間に体の中に取り込んでいいというストロンチウムの量というのは0.00653マイクログラムという量ですから。3.6マイクログラムなんていうのは大変少ないと私は今言ったわけだけれども。

19)

これだけでも550人分。今日この会場に集まってくださっているほとんど全員が1年分の被曝をしてしまうというぐらいのストロンチウムがそのあの 日、7年前のあの日に沖縄国際大学で撒き散らされて、えー、一部は飛んでいっちゃったんだろうけど、だろうしほとんどのものは米軍がごっそりと土ごともって帰った、いうことになったんだと思います。

(書き起こし、1:03:05まで)

※以下の書籍は公演中に小出氏が紹介していたものです。

沖国大がアメリカに占領された日―8・13米軍ヘリ墜落事件から見えてきた沖縄/日本の縮図
 
青土社

インディアン・ポイント原発の火災事故。燃えている画像がないのはなぜだろうか?

2015-05-12 | 事故

38 Miles from NewYork City: Indian Point Nuclear Power Plant: A Ticking Time Bomb?

All nuclear power plants are inherently unsafe – aging, poorly maintained ones most of all.

Entergy Corporation’s Indian Point nuclear plant is located 38 miles north of New York City. It was commissioned in 1974. It experienced numerous incidents warranting concern – the latest on May 9.

A transformer exploded. Fire and black smoke were visible. The plant’s Unit 3 was shut down after the incident. Officials claimed no threat to public safety.

Nuclear experts cite Indian Point’s notorious history of unaddressed health hazards, safety violations, numerous accidents and pollution – issues persisting throughout its operating life.


Waste water emitted from its facilities killed millions of Hudson River fish and other aquatic life forms.

High levels of cancer occur in communities close to all nuclear power plants – notably in the case of Indian Point. Documented evidence shows infant mortality rates drop significantly in communities near shuttered nuclear plants.

Indian Point is located on or near three earthquake faults. Officially, the facility is built to withstand a 6.1 magnitude event. Seismologists predict an eventual major earthquake far more powerful than Indian Point can tolerate.

Experts want the facility closed. It’s outlived its useful period of serviceability, they say.

It needs to be shuttered to avoid a potentially catastrophic incident. Millions of New York City and state residents are at risk.

Imagine the possibility of turning the entire area into an uninhabitable dead zone – like around Chernobyl and Fukushima. Investigations conducted by the New York Daily News and others show Indian Point’s fire detection and suppression systems to be woefully inadequate. New York Attorney General Eric Schneiderman called the facility’s failure to comply with federal fire regulations “reckless and unacceptable.”

US nuclear facility operators notoriously ignore vital safety regulations. People living in the vicinity of these plants face potentially major hazards. Information about them is suppressed. Nuclear expert Harvey Wasserman says “US reactors are riddled at thousands of key junctures with (so-called) ‘fire protection’ materials that burn while leaving a dangerous char that hampers fire fighters.”

“America’s toothless regulators have given reactor owners no reason to shore up their (woefully inadequate) fire protection.”

A 2011 Natural Resources Defense Council (NRDC)/Riverkeeper report (conducted by Synapse Energy Economics) urged closing River Point – replacing it with safe alternative energy options.

The facility isn’t needed to supply New York with energy. A risk analysis assessment “compare(d) the human and financial costs of the Fukushima disaster to the potential risks of a nuclear crisis at Indian Point…”

It showed the Nuclear Regulatory Commission (NRC) “underestimates the danger posed to Indian Point from seismic activity.”

“An accident at one of (its) reactors on the scale of the recent catastrophe in Japan could send a fallout plume south to the New York City metropolitan area, requiring the sheltering or evacuation of millions of people, and cost ten to 100 times more than Fukushima’s disaster.”

Wind, solar and other renewable energy options would make New York much safer. They could be in use within 10 years or sooner, the report said.

New York has a surplus of electricity generating capacity. It permits plenty of time to phase in safe, reliable options.

Indian Point’s license comes up for renewal this year for an additional 20 years. It’s currently running under a “period of extended operation” while relicensing proceedings continue.

They’re not expected to be completed before at least 2018 or later. Meanwhile, operations aren’t affected.

Hazards remain. Critics want Indian Point decommissioned before a potentially catastrophic one occurs.


NY市から38マイルのインディアン・ポイント原発は時限爆弾?

すべての原子力発電所は、本質的に安全でありません – とりわけ老朽化し、整備不良のものは。

エンタジー社のインディアンポイント原子力発電所は、ニューヨーク市の38マイル北に位置しています。 1974年に稼働、多数の事故の経験から懸念されていました。最新の事故は5月9日に起きました。

変圧器が爆発しました。炎と黒煙が見えました。3号機は、事故後に停止されました。当局は、公衆への安全には何の脅威もないと発表しました。

核の専門家は、インディアン・ポイントの恐ろしい歴史をあげる、取り上げられることのない健康被害、安全操業違反、無数の事故と汚染など、いずれも稼働以来、つきまとい続けてきた問題です。

原発施設からの排水はハドソン川の何百万もの魚やその他の水棲生物を殺してきました。

すべての原発に近いコミュニティで、がんの発生率が異常に高い – インディアン・ポイントは特に。原発を停止した地域で乳児死亡率が下がったことが文書で裏付けられています。

インディアン・ポイントは三つの地震断層の上、あるいはその近くに建設されています。

公式発表では、マグニチュード6.1までの地震に耐えられるように建設されたといいますが、地震学者はそれをはるかに上回る大地震が起きるだろうと予測しています。

専門家は施設の閉鎖を求めています。すでに稼働限界を超えているからです。

破滅的な事故の可能性を避けるために停止が必要です。数百万人のニューヨーク市と州の住民がリスクに晒されることになります。

この地域が完全に居住不可能なデッド・ゾーンになることを想像してください。チェルノブイリのような、そしてフクシマのような。

ニューヨークデイリーニュース他の調査によって、インディアンポイントの火災検知および鎮火システムは、非常にお粗末だったことが明らかにされました。

ニューヨーク司法長官エリック・シュナイダーマンは、同施設の連邦火災規則違反を「向こうみずで受け入れがたい」と述べています。

アメリカの核施設の事業者は重要な安全規則を無視しており、プラント周辺の住民は重大事故の危険性に直面していますが、それらの情報は隠蔽されています。

核専門家のハーベイ・ワッサーマン

「アメリカの原子炉は、いわゆる”防火材”を用いた何千もの主要接続部で迷路のようになっている。それらは燃えると危険なチャー(炭化物)になって消防士の妨げになる」

「アメリカの規制機関は無力で、原発所有者に、それらのひどく不適切な防火システムを強化させようとしなかった」

 2011年、シナプスエネルギー社(http://www.synapse-energy.com/)は、原発を停止し、代替エネルギーを考慮するよう提言するリポート Natural Resources Defense Council (NRDC)/Riverkeeper report をまとめています。

施設はニューヨークにエネルギーを供給するために必要ではありません。「フクシマ大災害による人的コスト、経済的コストと、インディアンポイントで事故が起きた場合のコストを比較し」リスク分析評価。

また、原子力規制委員会(NRC)は「地震活動によりもたらされる危険性を過小評価している」としています。

「フクシマ規模の原発事故が起きれば、放出された放射性降下物プルームはニューヨーク市南部まで到達し、何百万人もの市民がシェルターに入るとか、避難が必要になるだろう。そのコストはフクシマの10倍、100倍にものぼるはずだ」

NY市をもっと安全にするために、風力、太陽光、その他の再生エネルギーを選べばいい、リポートはそう述べています。

NYには余剰な発電能力があり、安全で信頼できるオプションを導入する十分な時間的余裕があります。インディアンポイントは「稼働延長」の許可の下で運転されていますが、それも今年で切れるため、エンタジー社はさらに20年再稼働を求めようとしています。

危険は続きます。専門家はとりかえしのつかない破滅的な事故が起こる前に、インディアンポイントが閉鎖されることを求めています。

 


(管理人より)

5/9のインディアンポイント原発の火災事故について、私はツイッターではすぐにNHKの記事を流しておきましたが、そのほかも「放射能漏れはない」と強調した記事ばかりでした。

https://twitter.com/oldblue2012/status/597252067875368963


ニューヨーク近郊の原発 変圧器火災で自動停止

ニューヨーク近郊にある原子力発電所で9日午後、変圧器から火が出て運転中の原子炉が自動停止するトラブルがあり、アメリカのNRC=原子力規制委員会によりますと外部への影響はないということですが、運営する電力会社が出火の原因を調べています。

トラブルがあったのは、ニューヨーク中心部から北におよそ60キロほどのところにある「インディアンポイント原子力発電所」で9日午後(日本時間の10日午前)、敷地内に設置されている変圧器から火が出ました。
運営する電力会社によりますと火はすぐに消し止められ、けが人などは出ていないということですが、運転中だった2つの原子炉のうちの1つが手順に基づき自動停止したということです。
また、NRCによりますと火が出た変圧器は、放射性物質を取り扱う区域からは離れた場所にあり、原子炉の状態も安定しているということで、外部への影響はないということです。
アメリカのメディアは、目撃者の情報として、大きな爆発音があったと伝えていますが、出火の原因は明らかになっておらず、電力会社が調べています。
今回のトラブルについて、電力会社は事故の深刻さを示す4段階のうち最も低いレベルとNRCに報告したということです。

 

しかし、NHKは「大きな爆発音」と伝えています。その後ざっと調べてみました。

https://twitter.com/oldblue2012/status/597254035368882176 

インディアンポイント原発 

炉型 PWR ウェスティングハウス

 

加圧水型でかなり古い原発だとわかります。 

そのあと、油漏れがあったというニュースが流れ、☟

原発火災で河川に石油が流出、環境への影響懸念 米NY

ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク州のインディアンポイント原子力発電所で9日に起きた火災で、隣接するハドソン川に大量の石油が流出し、環境への影響が懸念されている。同州のクオモ知事が10日に記者会見して明らかにした。

火災は現地時間の9日午後6時ごろ、ニューヨーク市中心部から約56キロ北部にあるインディアンポイント原発の変圧器で発生した。この火災で変圧器が破裂して石油が地面に流れ出し、保水タンクからあふれてハドソン川に面した排水施設に流れ込んだという。

クオモ知事は記者会見で、「原油がハドソン川に流れ込んだのは間違いない」としながらも、「正確な量については分からない」と語った。

9日から10日にかけて現場で監視に当たった州の環境保護当局は、直径約90メートルの油膜を確認したと説明。ハドソン川への影響を最小限に抑えるために、吸着剤などを使って流出した石油を除去する作業を予定している。

米原子力規制委員会(NRC)は、流出した石油の量を数千ガロンと推定している。

火災が起きた変圧器は原子炉の建屋から180メートルほど離れた場所にある。原発を保有するエンタジー社によれば、この火災で原子炉のうち1基が自動停止したが、公衆の安全を脅かすような事態にはならなず、負傷者も出なかったという。

しかしハドソン川の野生生物に及ぼす影響について、クオモ知事は「明らかに良くない」との見方を示し、生態系への影響についてさらに詳しく調査すると表明した。

 

 

今日は山本節子さんのブログで見た記事をツイッターとブログ記事冒頭で紹介しています。

https://twitter.com/oldblue2012/status/598049320349208578    ⇒ツイッターでかなり拡散している

5/14 追記  元記事から引用した画像を誤解をする人が居るかもしれませんのでツイートを削除しました。

https://www.google.co.jp/maps/@41.2697511,-73.9530995,580m/data=!3m1!1e3

 

元記事には画像が2つ付いていました。上の夜の原発の画像は参考画像かもしれません。

本文中には「炎と黒煙が見えた」という記述がありますので、ニュース動画を探してみました。

PART OF INDIAN POINT NUCLEAR PLANT STILL SHUT DOWN AFTER TRANSFORMER FIRE  より

 

 

 

Indian Point Fire Spurs Environmental Concerns Along Hudson River

 

 

 私はプラントの火災爆発事故などを追いかけてブログ記事にすることが多いのですが、火災事故や、爆発事故があった場合、報道の動画や画像で、最も激しく燃えているところの画像が出ないことがよくあります。相当燃えていたはずなのに、消防車しか写ってないということや、炎が出ていたはずなのに、煙しか写っていないニュース画像なども、今までにありました。

企業は隠蔽したいだろうし、メディアも過小評価しているように感じざるを得ません。

 

今回のインディアンポイント原発の火災事故も、はっきり火災と分かる画像が出ていません。爆発音もしているのに不思議です。遠くから撮した写真しかないのもおかしいと思います。

火災の程度というのは、見ないとわかりにくく、今はもうハドソン川へのオイル漏れのニュースに変わっています。

変圧器のオイル漏れも環境汚染ですが、火災のことがやはり気になっています。

Indian Point Nuclear Power Plant FIRE で画像を検索 

 

この冒頭記事自体は、山本さんも書かれてるように原発の危険性を指摘しているものではありますが、文中、再エネを推進しているので、私としては結局、誘導記事のように思えます。

アメリカでも再エネは原発を補完しているし、私は、日本も含めて再エネを推進するすべての国が今すぐ再エネも原発もやめるべきであると考えています。


尼崎の下水処理水から基準値の7倍のシアン化合物が検出。水質事故なのに自治体HPに記載なし。

2015-04-14 | 事故

下水処理施設にシアン化合物

NHK兵庫 04月09日 20時27分

8日午前、尼崎市の下水処理施設に強い毒性のあるシアン化合物が流れ込んでいるのが見つかり、尼崎市では環境への影響を抑えるため川へ放流する処理水の量を減らすとともに、化合物を排水した事業所に改善命令を行うことにしています。
8日午前8時半ごろ、尼崎市の下水処理施設「北部浄化センター」で処理水が濁り水質が悪化しているのが見つかり市が調べたところ基準値の7倍近い1リットルあたり2.0ミリグラムのシアン化合物が検出されました。
尼崎市によりますと、市内のメッキ事業所がシアン化合物を中和せずに下水道に排水したことが原因だということです。
金属のメッキ加工などに使われるシアン化合物は強い毒性があり、一定量を摂取すると、急性中毒で頭痛やめまいなどの症状を引き起こします。
尼崎市によりますとこれまでのところ、周辺の住民に健康被害などは出ていないということですが、市では自然環境への影響を抑えるため市内の猪名川に放流する処理水を通常の3分の1に減らすとともに、排水したメッキ事業所に対して下水道法に基づく改善命令を行うことにしています。
北部浄化センターの今村完所長は「川の監視を強化するとともに今後こうした問題が起きないよう事業所への指導を徹底したい」と話しています。

 

(管理人より)

2015年4月9にNHK兵庫の地域のニュースで、下水に基準値7倍のシアン化合物が入っているという報道がありました。私は第一報を見てすぐに、ツイッターでそのニュースを拡散し、パソコンに保存しました。しかし、そのニュースの続報もなければ、他のメディアも一切報じていません。地元の神戸新聞も報じてないなんて驚きます。

テレビの地域のニュースで取り上げたかどうかも不明。

金曜日に尼崎市のHPを見ても、何もアップされていません。www.city.amagasaki.hyogo.jp/new.html

北部浄化センターのページにも何も出ていません。
www.city.amagasaki.hyogo.jp/jo_gesui/hokub

自治体は命と環境を守る役目ではないのでしょうか?

土日をはさんで、どうなったかもわからないまま月曜日がすぎ、ついに火曜日になりましたのでブログ記事を書くことにしました。

このような毒物をたれながしたメッキ工場の原因企業の名前すら、市民に知らされていない状態。

これでいいのでしょうか?

ちょっとぐらいちょっとぐらいとこんな状態を放置してたら、結局、日本中の川や水が汚されてしまうことになると思います。

よって北部浄化センター(06-6499-4515)に問合せをしました。

 

放流水の簡易テストを継続中である。

現在はシアン化合物は検出されていない。

尼崎市の環境保全課も猪名川の水の検査をしている。

メッキ事業者名については、公表するかしないかも含めて検討中である。

メッキ事業者は尼崎北東区域内の事業者。

今回の件について、北部浄化センターは尼崎市の記者クラブに情報提供したが、それを報道するかしないかまではわからない。

今回の件について、市民の問い合わせは少ないが、あるにはある。


といった呆れる内容でした。

私は、北部浄化センター担当者に「尼崎市のHPに、事故詳細、原因企業名、検査結果などの経過を載せるべきである」と意見を伝えました。

尼崎市のHPにはこのようなページもあります。http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/jo_gesui/hokubu/089jogaisisetu.html

水質事故の対応について  より

シアン化合物と書いてあります。 完全に特定事業場からの水質事故です。

 

下水道法第12条の9の第1項

 第十二条の九 特定事業場から下水を排除して公共下水道を使用する者は、人の健康に係る被害又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある物質又は油として政令で定めるものを含む下水が当該特定事業場から排出され、公共下水道に流入する事故が発生したときは、政令で定める場合を除き、直ちに、引き続く当該下水の排出を防止するための応急の措置を講ずるとともに、速やかに、その事故の状況及び講じた措置の概要を公共下水道管理者に届け出なければならない。

下水道法第12条の9の第2項

2  公共下水道管理者は、特定事業場から下水を排除して公共下水道を使用する者が前項の応急の措置を講じていないと認めるときは、その者に対し、同項の応急の措置を講ずべきことを命ずることができる。 

下水道法第46条の2の第1項

第四十六条の二 次の各号のいずれかに該当する者は、六月以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

一  第十二条の二第一項又は第五項(第二十五条の十第一項においてこれらの規定を準用する場合を含む。)の規定に違反した者

 

公共下水道への排除基準一覧表(PDF 65.7 KB)  より

 

兵庫県の水質汚濁防止法第3条第3項の排水基準に関する条例に基づく、シアン化合物の排水基準値は0.3mg/ℓ と書いてありますので

1リットルあたり2.0ミリグラムのシアン化合物が検出されたということは、約7倍です。

 

シアン化合物  

非常に強い毒物で、金属の精錬や焼き入れ、めっき製造時などに使われる。

一定量を摂取すると急性中毒症状による頭痛やめまい、嘔吐などの症状を引き起こし、高濃度であれば死に至ることもある。

 

尼崎市内のメッキ工場は、検索で11箇所出てきました。 http://navihyogo.com/mekki/amagasakishi/

そのうち、福知山線より東、JRより北側に立地する工場だそうです。

自治体が有害物質を垂れ流した企業名を何故隠すのか、全く意味がわかりません。

 

この問題を重要だと思い、ツイッターで、フォロワー数の多い岩上安身氏、山本太郎氏、吉田照美氏にお知らせしましたが、それを拡散してはもらえませんでした。

脱原発の有名人の方もシアン化合物には無反応でした。

この件に関してインターネット上にはほぼ私のツイートしか出てきません。恐ろしい話です。

 

身近な川の水を汚さないように気をつけていないから、環境が汚染されることに鈍感になってしまうのです。

そういった鈍感な感性の積み重ねで、ついに原発事故が起きて世界一の放射能汚染国になってしまっても、その危険性に気づけない。

あるいは逆かもしれません。

原発事故でとてつもない量の放射性物質という毒物が環境中にばらまかれたことさえも無視するような国民だから、尼崎市の下水処理施設でシアン化合物が出ても話題にもしない。

その後どうなったか問い合わせもしない。

 

私たち国民は、まがりなりにも義務教育の中で「公害」の勉強をしたはずではないのでしょうか?

どうでもいいアホみたいなニュースは報道各社が一斉に同じ内容を報じて、市民の命に関わるような大事なことは、NHKローカルだけがちょっと報じてさっさとニュースを引き下げる。

この異常事態。どんどん悪くなってる気がします。

市民に空気や水を汚染したことを「知られたくない」国や企業と、自分の吸う空気や自分の飲む水が汚れたことを「知りたくない」市民の共同正犯で

環境汚染が進んでいく日本。

2014年2月にも神奈川県でシアン化合物による魚の大量死が起きています。

こんなことが起きないように、北部浄化センター(06-6499-4515)に市民の声を!


小田原・魚大量死1週間 シアン化合物検出 発生源の特定難航か (神奈川新聞)

2月 17th, 2014

小田原市西酒匂の鬼柳排水路で稚魚の大量死が確認されてから1週間が経過した。神奈川県が管理する酒匂川流域下水道左岸処理場の放流水から毒性の高いシアン化合物が検出され、同物質による水質汚染が一時的に起きたことが主な原因と判明した。

すでに汚染経路の調査も始まっているが、同処理場には小田原市のほか秦野や大井など1市4町からの排水も集まっているため、発生源の特定には時間がかかりそうだ。 

稚魚の大量死は7日午前、市民が同排水路にボラやコイなどが沈んでいるのを見つけた。通報を受けた小田原市が約200匹を回収、県と合同で調査に着手した。 

当初、市の簡易水質調査では異常は確認されなかった。しかし、県の精密水質調査で同日夜までに、シアン化合物が1リットル当たり0・1ミリグラム検出された。環境基準では不検出とされる有害物質の汚染が分かり、市民や関係者らの緊張感が高まった。 

大雪に見舞われた8日も現場調査が続行されたが、心配した死んだ魚の増加は確認されず、シアン化合物も不検出だった。


情報共有に遅れ

今回、市と県の連携に課題を残した。約600メートル上流の酒匂川流域下水道左岸処理場の放流水から7日の段階で、同0・35ミリグラムのシアン化合物が検出されていたと、県流域下水道整備事務所が発表したのは3日後の10日だった。 

検出値は水質汚濁防止法が定める排水基準(1ミリグラム以内)に収まっているものの、月2回実施している定期検査では、ほとんどの場合が不検出で、異常は明らかだったと言える。 

同整備事務所は「放流水の調査は自主的に実施したもの。7日の時点では速報値であり、10日に確定したので不検出に変わった8日分と一緒に発表、市と県環境部局にも伝えた」と説明している。 

こうした対応に市環境保護課は「もっと早く情報提供してもらいたかった。危機管理上も問題であり、改善を近く申し入れたい」と話している。 

 

■関連工場確認へ

シアン化合物の検出を受け、同処理場では現在、4時間おきに放流口での簡易水質検査を実施。市も目視による現場巡視を当分の間続ける予定だ。また、放流口近くには親水施設があり、周知の必要性についても検討するという。近くの住民は「野菜に排水路の水をやっているが、大丈夫だろうか」と困惑した様子。 

関係者の間には、排水路の幅が比較的狭く、冬場の渇水期による水量減少が希釈効果を低下させ、環境基準を達成しない状態が一時的に出現したとの見方も出ている。 

今後の焦点は発生源の特定に移る。市は関連流域に排出する工場のうち、シアン化合物を扱っている事業者をリストアップ、排出基準の順守を確認する。 

同処理場でも、汚水処理の過程でシアン化合物が発生する可能性はないか、あらためて検証するという。 

現方式では、流入時点でシアン化合物が混入していれば、完全に除去することは難しい。処分場を経由した場合、流入元は市外にも広がり、発生源の追跡はより困難になる。 

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1402150007/

 

 

追記 尼崎市役所のHPのわかりにくいところに 今回の報告がアップされていました。

記者発表資料というところをクリックしなければ、たどり着けません。新着情報のところにはアップされていないのです。

http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/25518/press_release/26150/033373.html

4/9 北部浄化センターにおける異常流入下水事故について(シアン化合物)       (北部浄化センター)

http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/033/373/27.4.9.2.pdf

 



追記 4/10に産経WEST が報じていました。

http://www.sankei.com/west/news/150410/wst1504100089-n1.html

検索に出なかったのは、毒物を青酸化合物としているためだと思われます。文章内に「シアン化合物」という言葉がありません。

下水処理施設から一時基準値超え青酸化合物 尼崎

2015.4.10 23:20

兵庫県市は9日、同市東園田町の下水処理施設「北部浄化センター」の処理水から、一時基準値を超える青酸化合物が検出されたと発表した。市内のメッキ事業所からの排水が原因とみられる。処理水の青酸化合物はすでに基準値以下になっており、影響は確認されていないとしている。

 市によると、同日午前8時半ごろ、同センターで、処理水が濁っているのを巡回中の職員が発見。調べたところ、基準値の約7倍にあたる1リットルあたり2・0ミリグラムの青酸化合物が溶けていた。

 市が、市内にあるメッキ事業所を立ち入り検査したところ、メッキ処理のための青酸ナトリウムを中和する攪拌(かくはん)機が何らかの原因で停止し、処理が不十分な水が下水道に流されていたことが判明。市は、事業所に再処理を指導し、処理後の下水の放流量を抑えるなどしたところ、同日午後2時ごろには処理水の青酸化合物は基準値以下になったという。

 


追記  産業安全と事故防止について考える より

4月10日付で朝日新聞阪神版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。 

シアン化合物を薬品で中和する処理槽の撹拌機が故障していたという。

工場は、9日午後2時ごろまでに修理を終え、汚染水の濃度を下げた。 

浄化センターの水の濁りは、シアン化合物で、汚れを分解する微生物の働きが弱ったためらしい。

市の担当者は、「不具合は前夜からとみられる。川に流れ出た量は不明」としている。


 

朝日新聞ローカルで4/10に報じて幕引きですね。

「機械の故障」ってことになっています。

やはり企業名は明らかにされていません。

行政も腐ってます。ε=(・д・`*)ハァ…