押ささらない

聞いたことはないのだけど、北海道のローカルラジオ局で、日曜日の深夜に、藤岡みなみさんの「おささらナイト」という番組が放送されている。

さて、道外の皆さん、このタイトルの意味、わかりますか？

例えば、何かポチッとボタンを押すような機械が目の前にあったとして、そのボタンが何らかの不具合により正常に押せない時、皆さんはそういう状況を何と表現しますか？
恐らくだけど、特にどうってことなく、普通に「（ボタンが）押せない」と表現するのではないかと思います。
でも、我々北海道人は違うんです。こういう時は、「（ボタンが）押ささらない」と表現するのです。

同じような表現は他にもあって、例えば、ボールペンやマジックなどがインク切れになって文字が書けない時、標準語では「書けない」と表現するところだけど、これが北海道弁になると「書かさらない」となったり、目の前に美味しそうな食べ物があって、すぐにでも口に運びたいのに、体調が悪かったり、あるいはあいにく満腹状態で食べることができない時には「食べられない」ではなく「食べらさらない」なんてことを言うこともあります。

いや、別にだからどうしたってわけではないのだけど、たまたま藤岡みなみさんのブログを読んでいて、「そうだ！」と思ったので、ネタにしてみました。
みなみさんと言えば「穴場ハンター」だけど、次の放送日である明日は残念ながら見られないので、再放送で楽しむとします。
（因みに、都合が悪くて見られないのではなく、例えばテレビが故障していて見られないという時には、「見らさらない」ということもあります。）
願わくば、「穴場ハンター」の本の二冊目が出てほしいと思う今日この頃です。