ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

高千穂峰、天気はいいが強風で吹き飛ばされそう(2014/11/12)(追加版)

2014年11月12日 | 2014/11 宮崎・熊本のたび
高千穂河原の駐車場では5時ころから風が出て、クルマが時折ゆさゆさ揺れる。日の出は6時半ごろなので、それまでに朝食を済まして、準備をして7時には登山を開始したい。6時前に乗用車が2台駐車場に入ってきて、さっさと準備をしてヘッドランプをつけて山に入っていった。すごい人たちもいるもんだ。

 7時にビジターセンター前のポストに入山届けを出して、鳥居をくぐって山に入る。







 しばらくは自然探勝路と共通の広葉樹林の中を歩いていく。作られたようなもみじの赤ではなくて、アースカラーのオレンジと濃い黄色を中心とした色合いが気持ちを落ち着かせる。

 木々の間から中岳も見える。季節はずれのミヤマキリシマが一輪咲いていた。





 森林限界を超えるころになると足元は軽石の砂になってくる。





 いよいよ御鉢の直登ルートで上右の写真の白い看板には、のぼりは右のルートを取れと書いてある。右サイドは溶岩のごつごつした急傾斜ルートで足場を確保して用心してのぼる。





下を見下ろすと直登ルートの下に高千穂河原のクルマが見える。

 この辺りからの霧島連山のパノラマ。



正面が中岳で奥の噴煙を上げているのが新燃岳、韓国岳はその後ろで見えない。御鉢と高千穂峰が影を映している。

 御鉢の外周まであがってきた。火口内部は静かだが、有史上何度も噴火している。1235年の噴火は高千穂河原の霧島神宮を焼失させた噴火だし、その後のたびたびの噴火があり最近では1923年に登山者が死亡する事故も起こっている。


 








 御鉢の火口の縁を歩いていく。幅が数メートルの狭い道で風が強いので用心して進んでいく。太陽の左に高千穂峰の山頂が見える。そしてこんな条件の悪いところでもミヤマキリシマが季節外れの花を開いている。

 御鉢を外れて高千穂峰との鞍部に降りていく。左下に霧島神宮の最初の宮址が見える。









 最後の急傾斜は危険はないが砂山で疲れる。そこを終わればもう山頂。8時55分に登頂。



 
 
 山頂はさらに風が強くゆっくり景色を楽しむ余裕もない。





 

 早々に下山を始めた。御鉢まできて気づいたが。御鉢の一部では今もなお噴気が出ている。



 おそらく硫化水素ガスだろうが、御鉢の底に下りるとまずそうだ。

 どんどん降りて来て、駐車場には10時20分の到着。駐車場はガラガラ。




 クルマに戻ってくると早速駐車場の料金を取りにきた。一日で500円なので追加の料金を支払えということだそうだ。1回500円というわけにはいかなかった。

 温泉に向かう。高千穂河原から高千穂神社に降りていく急な坂道を下って、霧島バードラインを左回りに走る。途中の御池に立ち寄った。もちろん火口湖で霧島の湖では最大。池の向こうに高千穂峰が見える。




今日は温泉博士の高原町湯之元温泉。



 ここは炭酸泉で源泉は無色透明で炭酸ガスが溶け込んでいる。当然水ぶろで冷たいが入ったらすぐに肌に炭酸ガスの泡がまとわりつく。露天の中濃度炭酸泉はかなりぬるめに加温してあるが、これでも炭酸の泡が体を包む。そして内湯の黄褐色のにごり湯。こっちは同じ源泉なのだろうか?湯船の縁には成分が厚く褐色に析出していた。気持ちよく70分入っていた。
成分の陽イオンはナトリウムのほかマグネシウム、カルシウムもかなりある。一方、炭酸水素イオンが主体の陰イオンが圧倒的に多いにもかかわらず、ぬるぬる感がないのはどうしてだろうか。

 今夜は道の駅「都城」で車中泊。



 今日の燃費は一日の燃費では新記録。前回は10月10日に剣山から香南楽湯まで走って12.9Km/Lだったが、今日の走行は51.9キロ、燃費は14.1Km/Lだ。走行距離が少なく高千穂河原からの下り中心だからこうなった。

 
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霧島の山は霧雨、今日は高千穂河原駐車場(2014/11/11)

2014年11月11日 | 2014/11 宮崎・熊本のたび
えびの市からえびの高原を通って高千穂河原にやってきた。えびの高原付近は硫黄山の火口周辺警報発表により、周辺の登山道や池めぐりのトレッキングコースが全部立ち入り禁止になっており、閑散としている。ここまでの間、上のほうまで来ると、ところどころ紅葉、黄葉が見られるようになる。さらに高千穂河原に足を伸ばすと、色づいた木々を見るようになる。







 早い時間に高千穂河原に着いた。



 高千穂河原ビジターセンターで霧島のビデオなどを見て、霧島の旅ガイドをいただいた。ここに天の逆鉾の模型がある。ああ、こんなものなんだ。

ここは旧霧島神宮 古宮址で、1235年の高千峰(御鉢)の噴火によって焼失するまで霧島神宮のあったところ。





 古宮址に行ってみた。残念だがまわりの山はガスで見通しが利かない。



 駐車場の隅には御鉢の噴火に備えてシェルターがある。半日も持ちこたえたら自衛隊の装甲車が救出にくるというシナリオだろう。でもちょっと小さすぎるのではないかな。立ったままでも30人くらいの収容人員のように見える。噴火が起きたら車の人は一目散に走って逃げるだろうということだろうなぁ。

 それはともかく明日は晴れるようなので今夜はここで車中泊して、明朝 高千穂峰に登って山頂の天の逆鉾を見てこようと思う。

本日は41.9キロの走行で燃費は6.3Km/L。

 15時ころに天候が回復したので自然探勝路という遊歩道を歩いてみた。するとうれしい遭遇、なんと野生のニホンシカがすぐそこで草を食べている。





 観光客の最後の車が出て行った。17時過ぎてビジターセンターや駐車場の従業員が出て行ったら、誰もいなくなった。まあ、カーテンを閉めていればいてもいなくても同じかな。
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人吉城跡を歩いてから道の駅「えびの」に(2014/11/10)

2014年11月10日 | 2014/11 宮崎・熊本のたび
「スムーサーEx」の警告ランプに件について、広島のいすゞの営業さんに電話して、最寄の八代のサービスセンターに連絡してもらった。宇城から八代まで30分強だ。今日は時々警告ランプがつく程度なので、いすゞのサービスセンターに行っても現象が再現せずで「そのまましばらく様子を見てください」ということになるのではないかと危惧していた。



 八代サービスセンターでは広島から話がついていたので、丁寧に応対していただいて早速点検してもらえた。どうやら試験装置で電気的にチェックするようだ。しばらく奥とドライバー待合室で待っていたら結果が出た。
 スムーサーExのニュートラル位置を検出するスイッチの接触不良?のために警告が出るそうだ。ただ修理部品が福岡にあるということで、すぐには直らないということだ。
 それなら本質的な故障でもなく、いまのままでも山中で立ち往生することもないだろうと判断して、広島に帰ってから交換することにした。(広島サービスセンターに連絡を依頼した。)ひとまず安心。

 今日見て歩くメインは人吉。まず青井阿蘇神社に参拝。




 
 赤い鳥居がお稲荷さんみたいにはではでしく、境内の雰囲気とマッチしないがむかしからこうだったのかな。そして楼門と拝殿は茅葺。これがすこぶる田舎風で素朴な感じがした。伊勢神宮も茅葺だったがあれは古代そのままの感じだった。これまで見たことのない雰囲気の神社だ。これらの建物は創建時そのままで国宝だそうだ。

 次に行ったのは人吉城跡。人吉の盆地のほどほどの丘の上に築城されたいわゆる平山城。球磨川と支流の胸川に挟まれて自然をうまく生かした地形に築かれている。明治の廃藩の際に建物は棄却されたが石垣は残っている。



 これは最上部本丸跡だが、天守閣は作られなかったそうだ。



 ここは多分大手口。ここから二の丸まででも結構いい坂道だ。



 球磨川に向かって入り口が開いている。球磨川の水運を利用して米などを搬入していたわけだ。



 これは石垣の上の武者返し。合理適な造りでこれまで見たことがない。建物はないがなかなか見ごたえのある城跡だった。

 この後は市内の温泉に入る。温泉手形のあった「相良路の湯、おおが」に入ってきた。ここはスイミングスクールが併設されている。お風呂はあまり大きくないが適温の湯、ちょっと熱め、水の3つの浴槽があり、ちょっと肌がつるつるする。源泉掛け流しで成分としては炭酸水素イオンがかなり多く、陽イオンの総量を圧倒している。pH7.98だそうだ。洗い場のカランの湯も源泉らしく、浴槽よりもぬるぬるする感じだ。

 温泉はこのくらいにして、さらに南下して道の駅「えびの」まで来た。





 今日の走行は116キロ、燃費は10.0Km/Lだ。
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通潤橋の放水は待って正解、道の駅「うき」に来た(2014/11/9)

2014年11月09日 | 2014/11 宮崎・熊本のたび
夜半からの強い雨が屋根をたたく。8時になっても雨は断続的に続いている。昨夜からの車中泊は自分たち1台だったようだ。昼までここで放水を待つつもりでいるので、今まで道の駅正面に停めていたクルマを営業の邪魔にならないように隣接する体育館の横に移動させた。放水時間に近くなると道の駅にも多数の車が入ってきている。


 
 通潤橋は水のない台地に水を送るために作られた送水用のアーチ橋だが、橋の位置が両側の丘よりも低いために単純な導水路ではなく逆サイホンの水路になっている。1854年の金属やプラスチックのパイプなどない時代に、長期間漏水しないように石の導水路を作ったことに感心する。放水は逆サイホンの最下部に堆積した砂などを放出するために行うが、現在では観光用だ。

 11時50分頃に通潤橋の放水口のところまで上がってみた。水路の放水口には木栓とつっかい棒。







11時55分ごろに向こうからハンマーを持ったおじさんがやってきて、12時の定刻になったら木栓をハンマーで緩めてあっさりと水を放出した。

 上から、下からの放水の模様。







 今日の温泉は美里町の「元湯佐俣の湯」。これも雑誌の無料温泉手形利用。



建物の見た目は今ひとつだが、お湯はすばらしい。無色透明のアルカリ性単純温泉と表示されていて、温泉成分も多くはないが、浴室に入ったときに若干の硫黄臭(硫化水素)、湯に入るとすごいぬるぬる感が気持ちいい。実質の湯で勝負の温泉だ。

 ここを出発してしばらくしてから「スムーサーEx」の警告ランプがついた。道路わきに止めてマニュアルを引っ張り出してみると、いすゞの販売店に持ち込むように記載されている。今日は日曜日でもあるし、近くのいすゞは八代だ。とりあえず最寄の道の駅「うき」で車中泊して、明日の対処とした。ついでに道の駅の向かいにあったコインランドリーで洗濯。



 本日もっと先まで行くつもりだったが、このアクシデントのため走行は42.5キロ、燃費は10.9Km/L。

 ここ道の駅「うき」は新しい道の駅のようで設備がきれいだ。メインが地元物産館と思えるほど物産販売の店が正面にドーンと構えている。弁当や惣菜の類もいろいろある。そうとは知らず惣菜は買ってきたので、1300円でメロンを買ってみた。食べごろは明日以降と表示されていたが、まだかなり硬い感じだ。



 
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高千穂あちこち、そして道の駅「通潤橋」へ(2014/11/8)

2014年11月08日 | 2014/11 宮崎・熊本のたび
今朝の道の駅「高千穂」。





 天の岩戸の立役者、天鈿女命と手力男命のコンクリート製の巨大な面が据えられている。

 まずは高千穂神社に参拝。祭られているのは天孫のニニギノミコトと木花開耶姫の夫婦のほか14神。





 広くもなく、きらびやかでもないが厳粛な気持ちになる。こういうのをパワースポットというのだろうか。

 高千穂神社から谷を少し降りた高千穂大橋脇の公共駐車場にクルマを停めて、遊歩道を歩いて高千穂峡に向かう。







 団体の観光客が次々に遊歩道をやってきてかなりの混雑。峡谷の崖と淵と滝とそろって神秘的な環境だが、川のボートが少々俗っぽいのと、まだ紅葉には少し早かったのが残念。

 今度は山に向かっていって、国見ヶ丘からの展望。



 明るい曇り空ですっきりしないが、高千穂の町も狭い土地の小さな町だ。こんなところを舞台にした神話を、だれが作り上げてメジャーにしたのか。

 最後に天岩戸神社。





祭神は天照大神。この社の後ろのほうに天の岩戸があるようだ。ここから少し川を遡って、天安川原まで行ってきた。


 この洞窟のところで神々が天照大神を引っ張り出す相談をしたのだとか。

 今日の温泉は高千穂から国道218号線を西に少し走った、ごかせ温泉「森の宿 木地屋」。



 広い総合運動公園のようなところの最上部にある。内湯だけで単純な長方形の浴槽。そしてお湯はちょっと熱め、無色透明だが、すばらしくぬるぬるする。成分表示はなかったがpH 9.3だそうだ。気持ちのいいお湯だった。

 走ってきたのは道の駅「通潤橋」。目の前に通潤橋が見える。明日は丁度日曜日で正午に観光放水が行われるそうだ。今夜はここで車中泊して明日の放水を見てから出発しよう。





 本日の走行は69.0キロ、燃費は9.3Km/L。
 

 
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