ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

那智大社から串本

2013年12月09日 | 2013/12 高野山・伊勢参り
 今日一番はもちろん、太平洋に上る日の出。7時前にJR那智駅の線路を越えたホームに出てみると、今まさに上り始めたところ。ホームから海岸に出ることができずに、良く見ると駅舎の横に線路の下をくぐる連絡地下道があった。改めてそちらから海岸に出た。 
この海岸は海水浴場になっている。波が静かに打ち寄せている。海岸沿いの遊歩道を歩いていると、津波の警告板があった。この場所で浸水高が1メートルだそうだ。ええ!!南海トラフの巨大地震による津波の高さは、和歌山県では10メートル級のような記憶があるが、この場所ではこんなものなの?
 それはともかく本日のメイン、熊野那智大社に向かう。大門駐車場にくるまを停めて、熊野古道「大門坂」の石段、石坂を歩くのだ。
 
 駐車場には観光バスが2台入っていて、ガイドの案内で歩き始めている。大急ぎで追い越して坂に入る。
 道は石段もしくは石畳の坂道。さほど苦になる上りでもない。
 
石段をあがりきると那智大社の門前町、みやげ物屋が石段の両側を埋める。といっても閉まっている店も多い。
 
大社の大きな鳥居をくぐったら、また石段の上に鳥居がある。
 
 やっと熊野那智大社に参拝。

 そのまま右方に歩いていくと、そこは那智山青岸渡寺。西国三十三ヶ所第一番札所だそうだ。なんとなく有難そうな気がして、線香を買って供えてから手を合わせた。
 その先はおきまりの三重塔と那智の大滝。きれいに見えた。

 元の大門坂を下る。下り道で改めて見おろすと結構急な坂道だった。
 
 また、石段に刻まれた鑿痕も磨耗してわからない部分も多い。何万人、何百年の無意識の踏み跡だ。

 那智を後にしてさらに西に向かう。

 ここは橋杭岩。道の駅の目の前だ。道の駅の向かいにあるそば屋で温かいそばで昼食。これがなかなかおいしかった。
 次は、本州最南端。
 
 これまでずっと本州最南端は潮岬灯台のところだと思っていたが、すこし東よりのこの場所らしい。右の写真にある岩が最南突端ということになる。
 もちろん、潮岬灯台まで歩く。

 ここでそろそろ入浴と夕食の買い物。入浴は「浦島ハーバーホテル」。内湯2、露天4で露天風呂は立ち上がると海と向こうに大島が見える。源泉は1箇所だと思うが、無色透明な湯と少しだけ乳青色の浴槽がある。少し硫黄臭がする。
 買い物をしてから本日の車中泊地「樫野埼駐車場」に向かう。
 この樫野埼は、先だっての安倍首相のトルコ訪問のときにも話題なったトルコ軍艦「エルトゥールル号」遭難(明治23年)の地であり、関連の施設などがある。
  
トルコ記念館とトルコ軍艦遭難慰霊碑
 ついでに樫野埼灯台に。この灯台には「明治3年庚午六月十日初点」というプレートがあるとおり、日本の最初の近代灯台の一つだそうだ。
 

 

 この駐車場は広いが車がほとんどいない。夜になって留まっているのは、自分と後ろにメルセデスのワゴンの2台のみ。もともと何もないところだから。少なくとも大型トラックが来ることとはない。心配は大型バイクの集団だが、平日の寒い夜にはそれもないだろう。

 
 

コメント

熊野本宮大社、熊野古道を歩く

2013年12月08日 | 2013/12 高野山・伊勢参り
 みなべから国道42号線、311号線、168号線を走って熊野本宮大社に着いたのが10時過ぎ。駐車場は鳥居の左側から入ったところに無料駐車場がある。
 


ここから大社正面の鳥居をくぐって石段を登る。鳥居は意外に質素だ。
第一殿から第四殿まで参拝して、国道の向かいにある熊野世界遺産センターで熊野信仰を学ぶ。ここの事務所で熊野古道の発心門王子から歩きたいと相談したら、ルートマップのコピーをくれた。歩行の行程は7,7キロ、2時間半ということだった。くるまに戻って靴を履き替え、水や防寒具、ストックなど一式を準備をして、郵便局の隣のお弁当屋でめはりすしを買った。発心門王子行きのバスは11時20分。待っている間に15人くらいの人がバス停に並んだ。

 発心門王子近くになると運転手が、この左に入っている道が熊野古道です、気づかずにバス道を歩く人もいるので注意してください、などと教えてくれた。
 終点、発心門王子ではちょうど観光バスが到着したところで、熊野古道のガイドらしい人が乗客を集めて説明していた。靴紐を結びなおしながら聞こえてきた中身からすると、熊野古道のハイライトを何箇所かつまみ歩き(食い)するツアーのようだ。ああ、それはいいアイデアだ、と感心した。
 
 歩き始めて100メートル位はバス道だが、熊野古道のルート案内に従って右に折れる。しばらくは地元の住民の生活道路、軽自動車がぎりぎりの舗装道路を歩く。
 
 1.7キロ歩いて水呑王子から先はいよいよ山道。といってもちょっとした遊歩道のようなもの。快調に歩いていく。
 
途中、また少し広い生活道路に出た。いくつか無人の産直品販売スタンドが出ている。自家製の梅干もいいが、他所にはまれなしょうがの梅酢漬けが美味しそうだ(酒のあてにもなる。低カロリーで梅干より減塩)。ということでしょうがを買った。
 
上右は地元の「富士」、百前森というそうだ。
 
 ちょっと地道になったと思ったら、すぐに伏拝王子の休憩所。ここの左手を上がると下の方の谷間の隙間から、昔の本宮大社(大斎原)を伏し拝むことができて、感動した場所ということのようだ。

この休憩所では先行していた20人くらいの団体客が昼食を取って、数人ずつ出発するところだった。自分もここで めはりすしの昼食。
 昼食後はずっと地道を歩く。先行したグループは若い人たちだが、数人ずつしゃべりながらのんびり歩いている。その人たちを次々に追い抜いて、本宮の北にある団地に出てきた。ここからほんの少しで、本宮の裏側の鳥居に出た。


 昔は熊野詣では旧社地の大斎原が終点のはず。自分もそこまであと少しの道のりを歩く。
発心門王子から大斎原の大鳥居まで2時間の行程だった。かなり頑張って歩いたね。
 そこそこ運動したところで温泉!今日はわたらせ温泉の大露天風呂。温泉雑誌の無料入浴券があったので利用させてもらった。ここは内湯は一つで露天が一から五の湯まである。たぶん同じ源泉だと思うが、露天はちょっと熱いのからぬるいのまで区分してある。ぬるいお湯は若干にごっているような気がした。ぬるいお湯にゆったり浸かって、熊野古道歩きの疲れを癒した。
 温泉のあと、新宮まで出て買い物。その後国道42号線を西に戻るように進んで道の駅「なち」が今夜の車中泊地。

コメント

高野龍神スカイライン(護摩壇山、龍神山)

2013年12月07日 | 2013/12 高野山・伊勢参り
 今朝7時のの高野山中の橋駐車場の気温は2度。昨夜は一晩中ヒーターを30%程度にしてつけっ放しだったので、6時頃の室温は14度。着替えの前に60%ぐらいにするとしばらくして暖かくなってきた。
 着替えて朝の冷たい空気の中を、再び奥の院、一の橋を回るルートで急ぎ足で歩いた。早朝から白い遍路姿の参拝の団体が声高に話しながら歩いている。背中に朱印がいくつか押してあるので、何箇所か廻ってこられたのか。
 高野龍神スカイラインは大型観光バスでも通れるが、アップダウンとカーブの連続する山岳道路だ。普通の乗用車であればドライブを楽しめるところだが、今は3速で安全運転。
 ごまさんスカイタワーに着いた。今の時期は営業休止中。駐車場にくるまを停めて護摩壇山に登る。といっても緩やかは遊歩道を500メートルで山頂に到達。
 

 山頂付近の樹木の枝に霧氷がついている。北からの風が強く寒い。気温は零度以下だろう。山頂からは樹木が邪魔して南西側の眺望しか望めない。
 
 あまりにあっけなく山頂に着いたので、ついでにすぐそばの龍神山に向かう。護摩壇山から700メートル。

 こちらが標高 1382メートルで和歌山県の最高峰。実際に歩いたのは標高差にして50メートル位かな?
 次に昼食。道の駅「龍神」で猪丼と茶粥定食。
 
 猪丼は他人丼の牛肉の代わりに薄切りの猪の赤身肉とささがきごぼうが入っている感じ。あまり猪の野性味は感じられなかった。猪はなべが一番だと思う。茶粥はとっても美味しかったそうだ。
 
この建物は元々林業振興のために建てたものを道の駅にしたそうだ。地元の巨木を柱に組み上げた木造ホール。奥のほうにあるちょっと曲がった柱は栂、他の柱は杉だそうだ。皮を剥いだ丸太のままで元々の木の存在感が感じられる。
 今日の温泉は龍神温泉元湯、源泉かけ流し。日本三大美人の湯だそうだ。
お湯は無色透明だが、肌がつるつるする。露天風呂の湯船のふちには少し温泉成分が析出していた。80分気持ちよく温泉を楽しんで、国道424号線を通ってみなべ町に出てきた。道の駅「みなべうめ振興館」が今夜の車中泊予定地。ここまで来る間の道路脇の畑や山は梅の林が目立つ。山から降りてきて先に道の駅に着いたので、様子見がてら買い物をした。いろいろな梅干と関連製品がほとんど。自家用に梅干を買った。駐車場は2階建て、道路から直接入る2階部分は小型車12台、大型4台。まっ平らだ。
ちょっと市街地に出て今夜の食事を買ったら、ここに戻って車中泊決定。



コメント

今日は和歌山城と高野山

2013年12月06日 | 2013/12 高野山・伊勢参り
 今朝は西宮名塩SAで5時起床、5時半出発。吹田JCTを6時前に通過して近畿道の早朝夜間割引をGETする。ところがそのまま走っていったら、松原本線料金所では阪和道の料金は割り引きなしだった。そうか大都市エリアでは通勤割引はなかったのだ。岸和田SAで朝食をとって和歌山ICで降りて。和歌山城を目指す。ところが城の周りの市営駐車場は高さ制限があって入場不可。やむなく少し離れたコインパーキングに停めた。
 
 一の橋、大手門から入城。入り口に近い方の石垣はきれいに切って積み上げている。

 ここで面白い発見をした。堀に面した石垣の裏側は石段が作られていて、城郭内が3メートル程度低くなっている。これは堀の向こうの寄せ手に内部の城兵を見せないようにし、さらに必要なときにはすぐに駆け上がって攻撃できるようにしてあるのかな?
 表坂をあがって天守閣に。
 

 
上の方の石垣は○○流というのがあるのかもしれないが、脆そうな水成岩を乱雑に積み上げているように見える。天守の石垣の一部に、他所で使われていた石塔の一部が流用されいるのが面白い。
 裏坂を下りて二の丸庭園から紅葉渓庭園に回る。紅葉は少し枯れ始めているものもあれば、まだ黄色のものもある。城の中にこれだけの庭があるのも、さすがに御三家の城。城郭も大きい。
 
 この橋は御橋廊下という西の丸と二の丸の間の堀を渡る殿様専用の屋根のある橋。渡る姿が見えないようにとのことらしい。

 和歌山に来たので、昼は和歌山ラーメンにする。ところがNETで探した「丸三」に行ったら中華そばとあったので、奥は中華そばなら食べたくないという。中華そばとラーメンと違いがあったの?
それでも丸三の中華そばを美味しくいただきました。

ここから道の駅「紀ノ川万葉の里」に立ち寄って高野山に向かう。この「紀ノ川万葉の里」は車中泊によさそうだが、今日は先がある。国道480号線をぐんぐんあがっていく。以前奈良方面から高野山に行ったときには、1車線の狭い道路で乗用車でも苦労した記憶があるが、今回は急カーブは多いものの大型観光バスも走っている。
まず、金剛峰寺の駐車場に停めて、金剛峰寺から根本大塔、金堂、西塔、御影堂などを参拝する。
 

  

 

 
上の写真、YAMAZAKI SHOPまでも表は伝統建築風になっていたのが面白かった。

その後、中の橋駐車場に移って徒歩で奥の院まで行き、折り返して一の橋まで戻ってまた中の橋。うっそうとした杉の大木の中、著名な歴史上の人物の墓を見ながらよく歩いた。江戸時代の大名も多くここに葬られているようだ。岩国藩主吉川氏の墓もあった。豊臣秀吉、武田信玄、伊達政宗、地元紀州藩の藩主など。さらに企業の供養塔、それだけでなく一般の人の墓もある。どのような縁につながる方々なのだろうか?とふと思った。
 



 さあ、今夜は中の橋駐車場で車中泊する。今夜は冷えそうだ。19時に室温は18度だが足元は冷え込んできた。


コメント

南紀、伊勢神宮に向けて出発

2013年12月05日 | 2013/12 高野山・伊勢参り
 今度のたびは南紀、伊勢神宮方面だ。自宅を15時30分に出て、山陽道をひた走り西宮名塩SAまでやってきた。ここで停泊のつもりでSAの宝塚よりの端っこの給油所の横にあるちょっと飛び出た小型車スペースに停めた。中央部の小型車エリアでも、駐車区分のラインを無視して斜めにずらりと並んでいる大型トラックもここなら通路のカーブが急なのでトラックは入ってこないだろうと安心していた。しかし敵もさるもの通路を逆走してむりやり入ってきてすぐとなりに停めてきた。
 やはり高速のSA,PAは静かに寝ることは無理のようだ。

コメント