ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

武家屋敷を見るために角館にやって来たらまつりの真っ最中 (2018/9/8)

2018年09月09日 | 2018/9 北海道からの帰り道でほっつき
 秋田県の山側を縦断して南下する国道105号線。その沿線で立ち寄りたいのが田沢湖だが、こんな雨の中で風景を眺めてもつまらない。そこで田沢湖の横を通り過ぎて、角館の武家屋敷を見に行くことにした。



 ところが町に入る道路がみんな封鎖されている。どうやらまつりの真っ最中のようだ。封鎖されている町の外周を回って走って行くと、数台のクルマが川土手の道に入っていくのが見えた。その後を付いて土手上の桜並木の横にマイ・アラモを駐めることができた。



 ここから街の方まで徒歩10分くらいだろうか。封鎖された道を適当に入っていくと、にぎやかなお囃子と共にロープに引かれた「やま」に出くわした。



雨模様なので仮屋根にビニールテントを着けている。この祭りは昨年だったかユネスコ無形文化遺産に登録されたまつりなのだ。

 あっちの道こっちの道にぶらぶらと入り込んでみていると、大分感じが分かってきた。



 やまは4輪が直径80センチくらいの木製で鉄輪がはまっている。ロープで引っ張っているがそれほど重そうではない。引くときにはやまの先頭に乗った指揮者1~2人が指揮をしている。そしてその後ろの舞台に町内の綺麗どころ(小学生~二十歳くらいまで)が数人座っていて、要所で立ち上がって手踊りをしている。







 手踊りは他町内見番やお花を出したお店の前などでやっているようだ。

 やまのテーマは歌舞伎の一場面から取られたもののようだ。
4輪なのに車軸は固定なので曲がるときは大変だ。



ある町内は先頭部分を横に引っ張る。



また別の町内は数人がやまの先頭の下側に潜り込んで、前側を少し担ぎ上げて横に回していた。どちらにしても道路には引き回した跡が残っている。

 お、後ろに補給車(笑)がついているぞ。この町内は生ビールサーバーがあって、豪華版だ。




 街の真ん中の駐車場を空けて芸能大会のようなものをやっている。



だがこれは完全に場違いではないかと思う。ここのマイクの音声と祭り囃子が入り交じって、祭りの雰囲気が台無しだ。

 再び広い武家屋敷の前の通りで両方からやまが真正面から突き合わせ。こんなに間近に寄らなくてもいいじゃあないかと思って見に行ったら、双方のやまの前で両者の交渉役が談合をしているようだ。



 どうやら談合がまとまって一方が脇によってすれ違っていった。これも祭りの様式なんだろう。



 行き違った一方のやまがテントを外し始めた。



 そしてある建物の前で手踊り披露だ。



どうやらここを治めた佐竹北家当主に上覧するという形になっているようだ。

 ふたたび戻ってきたら、また談合場面だ。



 そしてこんな看板がある。夜になると酒が入って談合がまとまらないということになっているんだろうか。ぶっつけがあるようだ。



Youtubeを見ると双方20メートルくらい離れて真正面からぶつかり合うようだ。合間に綺麗どころの手踊りが入ったりして見世物としては面白い。

 そんな遅くまで待っていられないので、クルマに戻ってきた。別の機会に夜の部を見にきてもいいかな。


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天気が

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