何か事があれば、戦争ができる、そういう国があたりまえの姿であって、今のように、アメリカの庇護のもとに、自国の安全を担保している姿は、耐えられない。憲法を変えたがっている人はそう考えているにちがいない。
中国、韓国、北朝鮮、ロシア、みんな日本のこの現状をみて、どうせ大した反撃もないし、なんせ戦争をしようとしてもできない国なのだから、アメリカの意向さえ読んでいればいい。日本は、一人前の国ではない、ぐらいに考えているにちがいない。
それでもだ、日本は憲法のおかげで、戦争をしないでこれた。がまんの連続であったにしろ、他国の人を戦争で殺すことはなかった。これは、人類の未来をさきどりする行為であり、方針となりうる平和を目指す国家として模範的な国家である。
不満を武力で解決するとなれば、必ず優劣があり、究極においては、どちらかがコテンパンにやられて深い恨みを抱きつつ、暮らすということになる。弱い方は、何らかの慰めを求めて、散発的なテロ行為でもしようかということにもなりかねない。
強者は、内部矛盾をかかえて、これまた、いつかは混乱をきたすタネを抱かえ込んでいる。人類全体の幸せなり、調和を考えていないわけだから、貧富の差を平気で拡大し、弱者を切り捨てて平気なのだから、そんな考え方がいつまでも続くわけがない。
弱者に勝ちほこり、それを生きがいとしている連中が権力を握っているようでは、そんな世界がいつまでも続くわけがない。そんなバカな連中がいるかぎり、いつかは淘汰されなければならないし、いつかは、そうなるだろう。新自由主義など、その最たるものではないか。まあ、好きにしていろよ!