今まで使えなかったものが使えるようになった。突然のことに、新しい条件がうまれたのである。安定的に入っていた収入がなくなり、その代わり、金銭にかえるならば、かなりの高額になる資産を入手することになる。
といって、状況を、そのまま放置していると、それは、かえって、負担の増加となり、運用を誤れば、リスクも伴う。いわば、突然に揺れ動く、生きた社会に放り出された感覚である。
どう対処していくか、現実の問題であるから、それにかかわっていく姿勢は当然真剣となる。プラスの可能性とともに、陥るリスクの存在にも気付く。
いいことばかりではない。考え方、価値観によって、大きく事情が変化していく。それは、いままで、何十年なかった決断をすることになる。
たまたま、その時期に遭遇したわけだが、この時期にこそ、多くを学び、招来にむけての人生、社会にたいする態度、考え方を検討しなければならない。誤りのないよう、慎重、かつ大胆に決定していきたい。この条件の大変化を、どう扱っていくのか、いままでの人生の積み重ねを活かして、悔いのないものにしていきたい。