中国、韓国の反日傾向が伝染して、日本でも中国、韓国嫌いが増加しているようだ。憲法9条をないがごとくにしたい勢力が、いまや、政権を握り、憲法9条を「改正」したいところ、世論も無視できないなかで、集団的自衛権を閣議決定して、事実上、軍備を正当化し、それだけではなく、アメリカの「ご承認」の元なら、どこまでも切れ目なく、ついていって戦争できるという事態となりかけている。
関係法律ができれば、もはや、憲法9条は、このままでいいということのようだ。
とりわけ、中国の領土拡大意欲、ロシアもしかり、韓国も対馬をねらう動きがあるというなかで、国とは何かの問題が現実的になってきた。
いままでは、アメリカの庇護があって、日本は「守られてきた」が、丸裸で、憲法9条のみで、日本が守れるかの議論がでている。こうなると、国とは何かの問題を考えなければならなくなってきた。他国を信頼して、まさか攻めてくることはあるまい、とするには、周辺諸国の動きは、信頼できるとは思えない側面もある。
まだまだ地球上の状況は、油断ならないし、見方をかえれば、憲法を変えて、如何様にも対処できるようにしたいとする気持ちもわからないではない。だが、国とはなんぞやと考えれば、天皇制度、資本主義、弱肉強食態勢の維持が、国を守ることというのなれば、はたして、庶民の扱いはどうなるのか。
支配、被支配の不公平な関係をはじめ、さまざまおかしなところを改善する仕組みがないような国の制度なら、そんなものは、大事にするものかどうかということになる。