構造、動作、特徴でものごとのアウトラインは把握できる。この項目について、説明できるならば、だいたいその設備であったり、機械だったり、についての理解ができたということになるようだ。
今の世の中、身の回りにある機械、機器について、普通の人は、使ってはいるもののどのような仕組みになっているかは、知らないし、箱の中のことについては、サッパリわからないことと思う。
コンピューターについてなど、その素子が、1と0であるといわれても、そこからどうして演算ができたり、文字を操れたり、通信の道具として機能するのか、詳しい話はしらないと思われる。
では、知っているからどうなるのか。別に影響はないといえる。特別な工夫ができて、新しいビジネスを起こせたりするかといえば、それほど簡単な話ではなく、知っていても、言わばなんの役にも立たないといっても間違いではない。
修理ができるわけでもなく、新しく買い換えるのが、もっとも経済的なことが多いし、このままでは、知っている人はごくわずかであり、何事かおきて、これらの技術や知識が、次代に引き継がれないときがきたときには、大多数の人はどうするのだろうか。昔はよかったな、ということしかない。