どうやら、人生の終盤になって、いよいよ総仕上げにかからなければ、残り時間が少なくなってきた。頭も昔のように、違和感など感じたことがない、などということはなく、どこか、明瞭でなく、そして、身体的にも、ふらつくし、バランスが悪い。
ただ、意識としては、若い頃から、そんなに変わっているとも思えないが、鏡をみれば、確かに時日は経過しており、情け容赦なく、しかるべく、変化している。
で、何をしていくのか。世のため人のため、少しでもお役に立つことをしていかなければならない。と思いつつも、具体的には、蓄財であったり、儲け仕事なども頭をかすめている。基本、利己的なのである。
本当には、枯れ切ったという状態でなく、あわよくば、ないしは、欲の深いことも考えている。キレイごとではすまない自分がいる。
こんなことでは、大した仕事はできそうになく、そして、だからといって、焦っているわけでもない。要するに、本気でないわけだ。どうでもいいことで、ふりまわされて、時間がどんどんたっていく。ああ。