場合によっては、戦争することもある。そして、自国のことばかりでなく、他国との関係で、戦争することもあると、憲法解釈をかえて、絶対に戦争しない、交戦権を認めない、とする憲法9条のどこをどう解釈して、戦争できる国にしようとするのか。論理は滅茶苦茶である。
自民党は、真面目な顔をして、昔の日本にどうかして戻したい本音を隠そうともしない。だが、彼等の子弟を、戦争に行かせるという気持ちはサラサラない。アメリカだって、イラク、アフガンにいった兵隊は、議員の子弟はいかなかったし、アメリカの映画監督が、議員をつかまえて、君の子供をアフガンに行かせよ、とやっていたが、議員諸侯は、無視するばかりである。
アメリカの貧しい層が、兵隊の供給源であった。日本だって、これだけ非正規雇用が一般化すれば、兵隊になろうかという人は、いくらでも確保できるてなもんだ。
真剣に、国民の生活を考え、世界を考えるならば、集団的自衛権などを持ち出して、戦争できる国にしようなんて、とんでもないことであることは、誰にもわかる。
自民党の根底から腐りきった体質が、これほど明らかとなっても、支持率がまだまだ高い。国民がどのように賢くなっていくのか、それとも、このまま、滅びへの道を歩むのか、分水嶺を歩いている気分である。