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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

文藝春秋7月号の「食わせ本」を疑え、の食わせ記事を疑う

2014年06月12日 21時23分01秒 | 思考試行

勢古浩爾(評論家とある)氏が、ベストセラーの「食わせ本」を疑え という記事を文藝春秋平成26年7月号に書いている。記事にある、すべての本を小生は、勿論読んでいないから、彼の言っていることが正しいのかどうか、全てについて、意見をいうことができない。

だが、たった一冊であっても、小生が読んだ本については、当然意見を言うことはできる。しかも、彼の「食わせ記事」を疑うことはできる。まさに、この記事は食わせ記事である。こんないい加減な記事を書いた評論家には、本当にすべての本を読んだのかどうかをまず尋ねたい。

タイトルだけ読んで、これはおかしい、と彼が判断したものを、手当たり次第に書いた記事ではないのだろうか。彼は、小生の読んだ、この本を読んでいないに違いないと確信したので、当ブログでその旨書きたい。

小生は、この本を買うにあたって、実は、この本のタイトルをみて、いかにも「食わせ本」的な感じをもったのは、事実である。だが、中味を読んで、そして、現実に実行してみて、体重が、半年足らずで8kg減となり、HbA1cが、糖尿病の宣告をうけた7.2から5.4と正常値になるに至って、さすが、医師の書いた、まことに得難い立派な本であることを、言いたいと思う。

その本は、381頁の中段にある「炭水化物は人類を滅ぼす」である。たしかに、仮説である。だが、彼の論拠は、何千年の単位で語られているのではない。それこそ、副題にある「糖質制限からみた生命の科学」を著しているのである。生命の誕生から、人類700万年の歴史を対象に語られているのである。

勢古氏のいうような、何千年の短い期間の話ではないのである。ここで、勢古氏は、この本を読んだわけではないな、と小生は確信したのである。確かに、タイトルは、食わせ本みたいだし、常識からかけ離れているようにみえる。だが、事実は違う。

今や糖尿病は、予備軍を含めると、四人にひとりになると言われている。とりわけ合併症の可能性がある人々にとっては、救世主となりうる本である。

勢古氏は、メタボかどうか知らないが、是非本当に読んでみて、その後に、この記事の書き直しをするかどうか検討してみてもらいたい。それから、文藝春秋にも言いたい。この記事が適当かどうかを、小生のいう一冊について、是非読んでもらいたい。この本は、たいへんな本である。


絶対に戦争しない決意が・・・

2014年06月12日 20時00分20秒 | 思考試行

本当に、戦争をしないという決意を固めているかどうかが、はっきりしてきた。自民党は、機会があれば、戦争だって辞さないつもりである。アメリカとどこまでも心中したいつもりらしい。

他国が攻めてきたらどうするのか、の問に対して、武力でなければ対抗できない。そこから、個別自衛権があるとして、自衛隊がある、となっている。

だが、憲法9条をそのまま素直に読めば、自衛権のことなどでてこない。戦争しない。国の交戦権を認めない。戦力をもたない、とあるばかりである。

どこから、個別自衛権がでてくるのか。それは、自然権だという。だれもが、やられたらやられぱなっしではないということだ。抵抗はするよ、ということだ。

しかし、憲法は他国を信頼して、戦争しないとしているのである。絶対に戦争はしないと憲法で決めているのであるから、他国は、手を出せないはずである。

だが、中国は、力で現状変更をするつもりだし、現に実行してきている。となると、日本の憲法では、中国はしたい放題ということになる。中国の報道官のスピーチを聞いていると、証拠を無視した、うそ八百を平気で述べ、信じられないほど程度が低い。

人間の水準の現実を見せつけられた思いである。中国はどうなっていくのだろうか。これに対処するのに、集団的自衛権を持ち出して、憲法9条を空洞化することは、戦争への道を開いてしまうことが目に見えている。

戦争しないという決意の元に、具体的にどうしていくのか、だんだん難しい局面と迎えつつある。それにしても、時代の変化というものは、ちょっとしたきっかけで始まるのだなあという実感をもつ。