弁護士をはじめ、各士業、専門集団が、まとまって「センター」を作り、紛争解決にあたる制度があることを知った。ワンストップで民事紛争を総合的に解決しようとする組織のようだ。
略称を「総紛」という。総合紛争の略である。
有料(ポスターには、10500円とあった)だが、どこへ相談すればいいのか、迷うときにはいいように思う。すべて弁護士の相談すればいいといっても、費用の問題もあるし、なじみもない。
行政は自己保身に走り、余計なことに手を出さないし、また出すべきでもない。だが、そこに問題、紛争があって、解決できないのは法治国家としては落第といわざるをえないから、こういう制度は機能すれば有効であろう。
世の中進歩しているのか、退歩しているのか、といえば、進歩しているとみたいが、落ちたり上がったり、ときには悪くなることもあり得る。よきものがなくなり、へんなものがはびこる事態は起こりうる。
こういう新しい制度は、基本的によくなる方向ととらえたいが、実際はどうか、トライしてみるほかない。