昔、年金相談で質問を受けた。若い人で、珍しいなあと思っていたら、その質問には驚いた。極めて短い質問であった。
それは、「年金について教えて」という質問であった。
おそらくは、大まかな、概略の仕組みかなんかを質問したかったのだろうが、通常は具体的な、質問を受けることが多いから、焦点が当然絞られている。その説明のために、周辺の仕組みの話は当然必要だけれど、総合的に言えとなると、途方にくれてしまう。
それは、本を読んで貰わないと、とてもここでは出来ない、と言ってしまった。しかし、考えれば、それなりに、こたえる方法はあったのではないかと思う。
最初に書いたが、まさに、その取っ掛かりを知りたかったに違いない。こちらの思い込みで、直ちにお手上げ状態になったのは、うまくなかった。(こちlらも若かった。)
こういう質問に対して、ちゃんとこたえる世の中こそ、成熟してきているといえるのではないか。
こういう質問に対して、キチントこたえることによって、無用な争いをしたり、とんでもないメンツの張り合いであったり、つまらん現象が山ほどあるのが、次々と解決していくようになっていくのではないだろうか。
もっと、親切でなければならない。