空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

連帯保証制度をなくそう!

2011年09月05日 08時34分38秒 | 思考試行

お金を借りた人が返せなくなったときに、借りた人と同じようにかえさなければならない制度である。ハンコひとつでそういう事態になる。

世話になった人、世話をしたい人、助けてくれと泣きつかれて、あるいは騙されて、連帯保証のハンコをおす。借りた本人が、チャント返せばなんの問題もない。感謝されるかもしれない。軽く?

しかし、このリスクは極めて高い。借りた本人が苦し紛れに借金したかもしれず、返すあてがないかもしれない。初めから連帯保証人に返させるつもりかもしれない。まじめに返すつもりが、そうはいかなくなるかもしれない。

この制度は、何のためにあるのだろうか。お金を貸す側(銀行、金貸し業者、・・)のためにある。お金を貸す側は、通常お金には不自由していないだろう。貸したお金が戻るように、借りる側に保証する人を準備させるのである。

貸す方が、本人の返す能力や、そのお金の使途などを審査してその責任で貸すというのが筋だが、連帯保証人がいるならば、その保証人が財力等があるとみれば、また、生命保険などに入れるとすれば、トリハぐれはないとみるだろう。充分審査する必要はない。

日本は毎年3万人を越える自殺者がいる。そのなかに、こういう連帯保証人の人がいないだろうか。弱者をクイモノにする強者の論理がこういうヒドイ状態を作り出している。

テレビで、民主党議員が連帯保証制度は、日本にしかない、外国ではないと言っていた。事実とすれば、是非連帯保証制度の廃止を実現してほしいものだ。頼まれて断れない人間関係のなかで、悲劇が突然襲ってくるのである。

民主党政権の間に、これを実現できたら大したものである。あるいは、他の党でもいい。本当に弱者の味方になってほしいものだ。