空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

調査活動項目

2011年09月24日 07時35分08秒 | 思考試行

ある国が紙幣を刷りまくる。当然その貨幣価値は下落する。一方の国は、通貨の価値の信用下落を招くからとして、紙幣を刷りまくるということはしない、この場合、通貨の信用下落を招くとした国の通貨の価値は、高くなる。

輸出企業が苦しくなるのは、通貨価値の下落した通貨の価格そのままで売ると、自国通貨に変える際に、損をするのであって、自国通貨建てで、売るのであれば、相手は今までの値段では買えないだけのことである。

輸出企業製品は、相手国にとっては、高値になるが、それは仕方がない、と考えるのだが、そうはいかない。値上げになるから、その製品は相手国では、売れなくなる。それはこまるから、ギリギリまで、値段は据え置くことになる。

基軸通貨になっている相手側の買値そのものに問題があるのだが、刷りまくって増えた金は、誰かが自由にできる金が増えていることを意味し、それは、どこかに噴出する。買えるものに集中する。日本の株式が、安いとみれば、買いにくるだろう。

株式を多数もてば、その会社をどうしようと、株主の勝手である。切り刻んで売りまくり、配当にあてる。売り逃げれば何の責任もない。投資に比べて、インカムが多ければ、それでいいのである。

会社の業績をあげるためには、従業員の福利厚生、給料をカットする。非正規労働者に入れ替える。会社の儲けを確保して、この会社も売り物にする。内部留保があれば、配当にまわさせるのもいい。なんでもありで、儲けを追及する。戦争だって、ビジネスである。災害で漁場、漁港が被害をうけたとなれば、そこをリゾート地にする。儲けのためならなんでもする。

こうして、金を動かすだけで、大儲けが可能な連中が動けるのは、なんの規制もうけないことが条件である。儲けても、その成果が税金等で吸い上げられるとすれば、うまみが減る。

したがって、こういう連中は、無制限の自由を求める。

だいたい、こういう仕組みのように思うが、これに対抗するのは、どうするのか。このアブク銭を取り上げる手段を講ずるほかない。取り上げた金をどうするか。これは、貧者に分け与える。その分け与え方が問題である。実際に労働する人に比べて、有利であれば、問題である。分配技術が問題となる。

とりあげるためにも、分配のためにも、個人の登録が必要である。番号を振って、すべての情報を管理する。所得、病歴、・・・と考えると、なんだかなあと思いはじめる。調査項目である。