アメリカもヨーロッパも、苦戦している。勿論日本もそうである。ただ、日本は震災と原発事故があって、やるべき仕事は、はっきりしている。
やるべきことをしながら、世界が順調に日々進歩していくことができなければいけないわけで、誰もがそう考えていると思いたい。
ところが、実情は、そんなにうまい具合にはいかない。自分の幸せは追求するけれども、他者に対しては、敵であったり、利用する対象であって、ひとを共に生きていく「仲間」と考えない人は、まだまだ多い。
世界に、こういう人々が多数であれば、好転は見込めない。その好転のきっかけは、どこで、始まるだろうか。日本に、その可能性はないだろうか。
日本は、憲法9条という人類の奇跡ともいうべき平和憲法を有する、聖職者のような国である。世界に向け憲法9条を武器にして、働きかけをもっと強めるべきではないだろうか。
隣国の韓国や中国、ロシア、北朝鮮・・・などなど、それぞれの国家のモノイイが、丸腰日本を侮っているかのようにみえることがある。
これに怒って、憲法9条をなげうち、「普通の国」となるならば、国益のためには、戦争も辞さないという道へと進むことになる。
世界的な規模で、ものごとを考えなければならない時代である。