goo blog サービス終了のお知らせ 

空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

役人の言うままか、どうか

2010年12月15日 10時17分10秒 | 思考試行
かつての、知事や首相というのは、一種のお飾りであって、ほとんど、本人の独自色というのは、出せなかった。いわゆる名誉職である。

東京都の青島知事などは、公約の実行は、最初イベントの廃止だけやって、あとは、役人のいうままだったという印象がある。限界を知ったという感じであった。

大阪府知事の場合も、誰がやっても同じという状況が続いていたように思う。ところが、橋下知事になって、具体的な改革が、次々と実行されて、財政的にも、改善されてきた。能力のあるやる気のある知事になれば、成果があがるのである。

国の場合はどうだろうか。菅内閣は、苦戦しているものの、やはり、役人に言うままの内閣ではなさそうである。さまざまに、陰謀というか、サボタージュ、リーク、悪意ある妨害行為のなかで、支持率が下がっているが、徐々に、真価を発揮し、巻き返しがありそうな予感がある。

姿勢が、困難な状況下にあっても、メゲテはいない。ただし、彼には、理想がないというか、現実をみて、対処するということだから、大きな方向性で、戦争には絶対反対だ、とは言わないし、弱者に、徹底的に味方するということではない。

したがって、力関係で、弱者は、彼の援助に期待していると、いつまでもその位置にとどまるしかない。弱者は、声をあげなくてはならない。それは、人間社会の仕組みで、言わないと、だまっていると、損をするしかないようである。

諫早干拓の問題で、菅さんは、常時開門を決意したようだ。役人の言うままだと、こうはならない。そこに、彼の姿勢が出てきている。

自民党時代では、有り得ない事件である。政権交代は、やはり大きいと見なければならない。菅さんは、やれることは、どんどん実行すべきである。

その目が、どこを向いているのかは、こちらもキチンと見なくてはならない。こちらが、関心をもたないと、彼は、関心を持ってくれる方を向くに違いないからである。