昨年の7月以来書いていなかったが
なんと、ウォシュレットとの戦いは
依然として続いている。
その挙動ははるか人智を越え
いまや思いもよらぬその動きは
芸術的でさえある。
以前は、止まらない、始まらない
といった挙動が中心だったのだが
最近はなんと、スイッチの擬態ともいうべき
生態にまで進化している。
例えば、動かないぞと思っていて
止まるスイッチを押してみると
ビデが出る。
あわてて着座位置を前にずらすdoiron。
かと思えば、今度は止まるボタンで
噴水はお尻に移動。
せ、背中が濡れる~と
今度は深く座りなおす。
そして止まらん、止まらんと
思っていたらスイッチに触りもしていないのに
勝手にピッと鳴って止まる。
ぜ、全自動に進化したのか?
また、あるときは、
「おっ、今日は素直に動くじゃん」と
思って、用を終えようとしたら
止まったはずのウォシュレットが
何もしないのに
ピッ
といってまた動き出す。
そしてついには勝手に出たり入ったり
ビデになったり、お尻になったり。
お尻がボトボトになるやんけ~
と叫んでしまう始末。
自由にもほどがある
と憤っていたりする。
そんな風にトイレに行くたびに、
ウォシュレットを
今日はどのように動かしてやろうかと
思案したり
動いている最中に
強攻策だとばかりにコンセントを引き抜いてみたり
といろいろ策を講じているのだが
相手もさるもの
故障は日々進化している。
ところで、ここで話は少し変わるが
我が家のトイレには
カレンダーがつるしてあり
そこに赤ペンで予定を書き込むことにしてある。
12月なんかは、doironの忘年会の予定で
真っ赤になっていたもんだ。
ある日、そのカレンダーの片隅に
ミセスdoironがこんな句を
したためていた。
「どうしても 止まらぬつもり? ウォシュレット」
う~んこれには反応したね。
すかさずdoironが書いた返歌は
「ウォシュレット 今日もミセスと 知恵比べ」
災害を力に変える
doiron家の見事な”絆”じゃ、あ~りませんか。
そして月日は流れ、新年を迎えた後の
新しいカレンダーの
新年会の予定の横に新たに今日
こんな句が書かれてあった。
「ボチボチと 買い換えましょう ウォシュレット」
すぐさまdoironが書いた返歌は
「まだまだや 使えるうちは 使いましょう」
かくして、ウォシュレットとの
格闘の日々をもう少し楽しむ・・・
いやいや、頑張ることにしたわけです。
とまあ、今日はそんな平和な日曜日でありました。
土日の休みもあっという間に終わります。
「五月雨を 集めてはやし 最上川」という
有名な芭蕉の句がありますよねえ。
その本歌取りで一句
「のんびりを 集めてはやし 日曜日」
とこの歌も、トイレで一句したためておきました。
果たして返歌はあるだろうか。
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