日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
処暑に咲く白花ツリガネニンジンです
このところ猛暑が続き、加えてゲリラ豪雨が各所に起こるという異常気象・・・今年の陽気はどうなっているのでしょう
気が付くと今日23日は、二十四節気の一つ「処暑」です
二三日前までずぅ~と乾燥続きだったのが、一雨ありましたら急に秋の気配を感じられるようになりました
まるで「処暑」がくるのを待っていたかのような雨でした
先日近くの山路を散策したら、道端にツリガネニンジンがひっそり咲いているのを見つけました
この日は暑い日差しの日でしたから、見つけた時はもうこの野草が咲く時期になったのかととっても意外に思えました
ツリガネニンジンはキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で、花茎の高さは40~100cmになり、葉は茎に3~5枚輪生し、稀に互生または対生します
茎につく葉の形は楕円形から披針形で、やや厚みがあってつやがなく、長さは4~8cmで縁に鋸歯があります
ツリガネニンジンの花期は8~10月で、通常淡紫色のツリガネ状の花を数段に分かれて葉と同じように茎に輪生する枝の先に少数ずつつけています
花冠は長さ15~20mm・先端はやや広がり、裂片は反り返って、萼片は糸状で鋸歯があり、花柱(雌しべ)が花冠から突出しています
雌しべの先端は3つに分かれて広がっています
見つけたツリガネニンジンは花色が白であまり見た事はありませんでした
これはツリガネニンジンとしては変種で、白花ツリガネニンジンと呼ばれているようです
ツリガネニンジンの名の由来は、お寺の境内の鐘楼に吊るされた鐘を「梵鐘」と呼び、この「梵鐘(釣り鐘)」に花の形を見立て、地下の根を「人参(朝鮮人参)」に見立てたとされています
別名を、トトキともいいますが、これは古名のようです
日本には、古くから「山でうまいのはオケラにトトキ、嫁にやるのもおしござる」という、はやし歌があるほどに、春先のツリガネニンジンの若芽は非常に美味しく、人に食べさせるのも惜しいのだと云われています
ツリガネニンジンの花言葉は、 「 詩的な愛 」、「 誠実 」、 「 優しい愛情 」 です