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‘オオイヌフグリ’があっちこっちで咲き出しています

先日友人から瑠璃色した可愛い花が、あっちこっちに一杯咲き出したと教えてもらいました
早春から咲きはじめる空色の花は、ゴマノハグサ科の ‘オオイヌフグリ’ です
白樺派の代表歌人・「木下利玄」は写実的抒情歌をよく詠んでおりますが、そんな中に‘オオイヌフグリ’の歌を見つけました

    “ 根ざす地の  温みを感じ  いちはやく
                      空色花咲けり  みちばたひなたに ”     (木下利玄)


          空き地横の塀の下で咲いていました   (2010年2月19日撮影)

‘オオイヌフグリ’は直径5~6mmほどの瑠璃色の綺麗な花で、陽光が好きで、曇り空では開かない早春の可愛い野辺の花です  
日がかげり、冷気が流れると、‘ルリカラクサ’の花はたちまち閉じはじめます

     “ 夕づける  風冷えそめぬ  みちばたの
                       空色小花  みなみなつぼむ ”       (木下利玄)
「木下利玄」はこの歌をどんな想いで詠んだのでしょう!!



花言葉は「信頼、神聖」と、‘オオイヌフグリ’の名前からは想像できない清純で愛くるしい花です

  ‘オオイヌフグリ’の別名は ‘ホシノヒトミ(星の瞳)’、‘テンニンカラクサ(天人唐草)’、‘ルリカラクサ(瑠璃唐草)’とも呼ばれています
またこの花の英名は‘スピードウエル’といいますが、「薬草として早く効く」という意味だとも、「ほろりと散り易い花」の意味だともいわれます・・・‘オオイヌフグリ’はハーブの仲間なんでしょうか!?
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