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‘ボケ’の花 → 春が束ねて売られてました ♪♯

毎日このところ寒い日が続いており、天気予報は雪情報が飛び交っています
昨日も関東地方はうっすらと雪化粧  です
今年は暖冬予想だったし、立春も過ぎたしで、暖かになってきていると思うのですが、なかなか春は遠いようです
花屋さんの店頭で、一足先の春を束ねて‘ボケの花’が売られてました   



束ねられた‘ボケ’の木の枝は真直な短かい枝が、色々な角度で斜に構え、近づくものを突き刺すような姿をしています
そんな真直な短かい枝に、紅や白の花が「パッチリ」、いや「ぽっ」と幾つもが寄り添う様に咲いています
かって曲がった事がないと想える程に頑固で、固いといった感じの木幹に開いている花を見ると、愚直に春を報せるイメージを感じます

夏目漱石の‘ボケ’を詠った句を見つけました
      “ 木瓜咲くや   漱石拙を     守るべく ” 
      “ 其愚には    及ぶべからず   木瓜の花 ”

「漱石」の句で詠われている「拙を守る」という言葉は、陶淵明の「拙を守って田園に帰る」が出典だとされています
この意味は、「不器用で世渡りが下手で、不遇をかこつ」といった意味だと理解されており、‘ボケ’の花の愚直さを「漱石」も感じたという事なのでしょうか 



‘ボケ’の花の 花言葉は、「 先駆者 」 、「 指導者 」 だそうですが、早春を愚直に知らせるという事なんでしょうか・・・‘ボケ’の花の色合いの暖かさは「早春花」としてぴったりです

    薀蓄情報です    
‘ボケ’の花は縁結び・安産にご利益があるといわれ、各地にある「冠稲荷神社」ではお守りが沢山販売され人気があるのだそうです
何故‘ボケ’の木がご利益あるかというと・・・
群馬・太田の冠稲荷神社にある子宝伝説によると、昔、子供のいない夫婦が修験者の老人から貰った‘ボケ’の実を食べると子宝に恵まれ、夫婦はお礼として冠稲荷神社に‘ボケ’の木を植えた事から、子宝 長寿のご利益あるとされているそうです
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