日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
畑中に、「蓮(ハス)」の花が咲いているのを見ました ・・・ 人生の教えです
畑中の路を散策していましたら、道路わきに一坪ほどのコンクリートブロック造りのため池があり、中に「蓮」の花が縁一杯に咲いているのを見つけました
小さな小さな可愛い蓮池です
今では使われなくなった水田の水やり用につくった汲みあげ池なのでしょうか!?
「蓮(ハス)」はインド原産のハス科多年性水生植物です
古名は「ハチス」といい、花托の形状が蜂の巣に見立てたとされており、「ハス」はその転訛と云われています ・・・ 尚、花托とは、「蓮」の実の事です
ため池で咲く「蓮」の花

「蓮」は、地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出します
草丈は約1m、茎に通気のための穴が通っています
葉は円形で葉柄が中央につき、表面には撥水性があって水玉ができます ・・・ これをロータス効果といいます ・・・ 里芋の葉なども同様です
花期は7~8月、白またはピンク色の花を咲かせます
夏の朝早く、水面まで花茎を立てて開花し、午後3時頃には閉じます
花の開閉は3回繰り返し、4日目には花びらが散ります
仏教では、西方浄土の極楽は、『神聖な蓮の池』と信じられています
「蓮の花」には、仏が降りるという伝説があります
「蓮は泥の中からでも、綺麗な花を咲かせることができる」、しかも泥水が濃ければ濃いほど、「蓮」の花は大輪の花を咲かせます
泥水とは人生におきかえれば、つらいこと、悲しいこと、大変なことですから、「蓮」の花の美しく咲く様は世俗の泥の中から、立ち上がって花を咲かせることができる教えと云えます
ため池の水はきれいなのか、やや小さめの蓮の花です

蓮の花の種は生命力が旺盛です
それは不思議な力ともいえ、とても神秘さを秘めてもいます
四季を越えて花を咲かせるだけでなく、「古代ハス」、「大賀ハス」の様に1000年もの時代を超えて花を咲かせて見せてくれます
その綺麗さ、感激が万葉の御代からの歌で伝わってきます
蓮の葉のロータス効果によって葉に乗った水は、水玉になってとび跳ねます
そんな様子を詠った古歌を見つけました
「 蓮葉の 濁りに染まぬ 心もて なにかは露を 玉とあざむく 」 ( 遍昭 ) 古今和歌集
歌の意は、 蓮の葉は、周りの泥水の濁りに染まらない清らかな心を持っているのに、どうしてその上に置く露を玉と見せかけてだますのでしょうか!?
この句は、『大乗仏教経典・妙法蓮華経』・従地涌出品の『世間の法に染まざること、蓮華の水に在るが如し』によると云われています
見たままのありふれた事象の歌によって、何かこんなことは周りに一杯あるけど見逃してはならないもののあり方を教えてくれているように思えます
蓮の花の中を覗いてみました ( 中央 ; 花托 ・・・ 蜂巣 )

「人生は苦しみである。苦しみなしでは人は悟ることはできない」と、お釈迦様は教えてくれました
「 蓮 」の花言葉は、「 離れゆく愛 」、「 雄弁 」、「 清らかな心 」、「 神聖 」、「 救ってください 」、「 沈着 」 です
蓮の花は汚れたような泥水がなければ、大きな花を咲かせることはできません
泥水を栄養にして咲いた蓮の花は、悟りへの思い、願いがこめられたものです
ウメモドキの実が生り始めました
あっちこっちの産直の花木コーナーはマイブログの貴重な調査教室になってます
このところ欠席ばかりで、あまり真面目ではありません 
撮り貯めてあった画像と、先日撮ってきた ウメモドキ(梅擬)を紹介します
ウメモドキは、モチノキ科モチノキ属の広葉落葉低木です
和名のウメモドキは、葉や枝ぶりが梅に似ており、また、実のつき方も小さな梅の実のように見えることからつけられました
実をつけ始めたウメモドキの木

ウメモドキの樹高は2~3m、雌雄異株で5~7月頃淡紫色の花が咲きます
葉は互生し、果実は9月頃から赤く熟しはじめます
庭木、鉢植、盆栽、活け花によく使われますが、生った紅い実の綺麗さから鑑賞の対象は花より果実といえます
ウメモドキの青い果実

ウメモドキの葉は 、長さ3~8cm、巾1.5~3cmの楕円形で、基部はくさび形で、先端が尖り、縁は細かい鋸歯形状をしています
葉の表面には短毛(たんもう)が散生し,裏面の脈上には細かな開出毛があります
質感は,やや硬く,ごわごわした感じです
12月頃に落葉して、枝には果実だけが残ります
6~7月頃、葉の脇に淡い紫色ないし白の小さな花をつけます
雌雄異株で、花は違いますが、どちらも花弁数は4枚で、 雄花には4本の雄しべのみがあり、 雌花には雌しべと一緒に小さな雄しべが4本あります
雌花の中央には太い黄緑色の花柱があり,その周囲に退化した雄しべがあります
ネットで見かけた秋紅く生ったウメモドキ、そしてウメモドキの雌花の画像です
ウメモドキ 雌花
ウメモドキ 熟し始めた果実

花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には真っ赤に熟します
実の色は黄色や白の品種もあるようです
雌花・花弁は普通,4~5個ある。中央には太い黄緑色の花柱があり,その周囲に退化した雄しべが数個ある
ウメモドキの果実アップ

ウメモドキの 花言葉は、「 知恵 」 です
果実は小さな赤い核果(かくか)で多数つけます
直径は約5mmほど
落葉後、年を越しても枝に残っています ・・・ この実「ヒヨドリ」がとても好きなんです
ウメモドキは「ヒヨドリ」によって遠くに種を運んでもらいます
アメリカオニアザミは「要注意外来生物」なのです
マイ畑の脇に流れる河は巾3mほどの灌漑用の河です
護岸工事がされて、両側の堤防はコンクリートでしっかり覆われています
傾斜のついたコンクリートなのですが、年数が経つうちにコンクリート表面は隠れてすっかり緑の堤防になっています
始めは菜種の種がこぼれて「菜の花」が良く咲いていたのですが、昨年は「ヤグルマソウ」が混じってきれいに咲きました
今年は何とアザミの花が幾本か咲き出しました
このアザミはアメリカオニアザミというようです
アメリカオニアザミはキク科アザミ属の多年草(1~2年草)で、本来は日本には分布していない外来種です ・・・ 別名はセイヨウオニアザミです
アメリカオニアザミは日本へは北アメリカから輸入された穀物や牧草に混入して持ち込まれ、1960年代に北海道で初めて確認され、本州や四国でも定着しています
全身棘だらけで、牛などの家畜も本種を食べることはなく、酪農地帯では放牧地の害草として知られているそうです
土手に咲くアメリカオニアザミ ・・・ 栄養がそんなにあるとは思えない場所に、逞しく咲いています
アメリカオニアザミは茎の高さ0.5~1.5m、根生葉は羽状に深裂しロゼット状になります
茎はロゼットの中央に立ち、茎全体にわたり鋭い刺を持つひれ(翼)があります
葉や総苞片にも、手袋をしていても貫通するほどの全身に鋭い棘があり注意を要します
7~10月頃、枝状に1~3個の頭状花を咲かせます
花は細長い管状花の集合体で、花色は淡紅紫色、両性です
花冠は長さ3~4cm、冠毛は白色で帯状に分枝し、花床には1~2cmの白い剛毛状の鱗片があります
種子はタンポポのように綿毛で風に乗って拡散します
トゲだらけの丸坊主の上にちょこんと乗った花は、アザミらしくってなんとも可愛いいのですが、全体をみるとトゲだらけ!!
強靭な繁殖力で在来種を脅かす「要注意外来生物」のひとつなのは残念です
アメリカオニアザミの花アップ
花の上の小さな蜘蛛が見えました

アメリカオニアザミの駆除は鋭い棘を有するため、抜き取って駆除するのにとても大変です
とにかく茎にも葉にも棘だらけ・・・ロゼットの時に抜かないと、これではうかつに手がだせません
トゲが鋭いため、皮手袋や厚手の丈夫なビニール手袋などを着用し、草刈り鎌などで刈るか、スコップで周囲の土ごと掘り返すのが有効な方法だそうです
しかも多年生であるため、駆除を行っても株や根が残っていれば再生するので、注意要です
また花が咲いているときに駆除をした場合は、そのまま放置しておくと、種子が飛散することもあるので、駆除後はその場に放置せずに可燃ごみとして処分が必要との事で大変です
花を楽しまず、気を付けて駆除をすることにします
ブラックベリーが美味しそう
先だって買い物の道すがら立ち寄った産直の花木コーナーで、鉢植えされたブラックベリーに果実が生っているのを見かけました
ブルーベリー二本をマイ畑に植えてあるのですが、モグラが発生して木に勢いがなくなりここ2年ほど実が生らなくなりました
このため楽しみのジャム作りができなくて、ちょっぴりつまらなく思っていましたから、ブラックベリーでも植えはじめてみようかなと思いながらパチリ!!
してきました
ブラックベリーというのは、北アメリカの原産で、バラ科キイチゴ属の低木およびその果実をいいます
ブラックベリーの歴史は古く、古代ギリシャ時代~約200年間の間人々は野生種を収穫していましたし、北アメリカではネィティブアメリカンが数千年にわたり、野生種を食していました
ヨーロッパからの初期の移住者たちも、野生のブラックベリーがたくさん自生しているのを見つけ、生食、保存食として利用していたそうです
ブラックベリーは、多年生で2年生のシュート(茎)を持っています
1年目のシュートはよく伸び、2年目の初夏に果実をつけ、結実後このシュートは枯れてしまいます ・・・ 即ち毎年新しいシュートが出来、結実が終わり枯れたシュートの再生になります
苗木の植え付けは11月または3月に行い、高さ20cm前後で切り返して植えてやります
ブラックベリーは品種によって樹姿が、直立性、半直立性、ほふく性に分かれます
鉢植えされたブラックベリー ・・・ ビッシリならべていますが、半直立性かな

「キイチゴ」の仲間には、他にラズベリーがありますが、ラズベリーより耐寒性が劣るので、関東地方以西での栽培に適しているようです
果実には赤紫色と黒色の品種があり、生食のほか、ジャムや果実酒などにも利用されます
ラズベリーには1年に2回収穫できる二季なり品種があるようですが、ブラックベリーは一季なり品種のみだそうです
但し自家結実性があり、1本でも結実するので受粉樹は必要としません
産直の花木コーナーで見たブラックベリーの実は赤紫色でした
産直の鉢コーナーでは黒色の果実が生っているのを見つけました
果実はラズベリーと同じように種を包んだ小さな粒が沢山集まって一つの実になっています
鉢植えで育てる場合は、6~7号鉢に苗木を植え付け、あんどん仕立てにするのが普通で、収穫は40~50果が目安のようです
花棚に並んだブラックベリーの鉢植えされた果実

野生のブラックベリーが、古代ギリシャ時代から利用されていましたが、その最も大きな理由は、突出したビタミン含有量と風味の良いことが、高く評価されていたからです
ブラックベリーはアントシアニン色素を含む、ポリフェノールが豊富で、抗酸化能力がとてもあるとわかっています ・・・ ブルーベリーに次いで抗酸化能力が高いです
ブラックベリーの健康に良い、植物科学物質は種子に豊富に含まれています
種子には、エラグ酸(フラボノイドの一種で、シミやソバカスの原因となるメラニン色素の生成を抑制する美白有効成分)を多く含み、食物繊維が多くあります
エラグ酸は、老化を抑制し、がん細胞の増殖を抑える効果があることで、広く知られているそうですから、ブラックベリーは、健康増進の更なるチャンスを与えてくれると考えられます
収穫は果実全体が濃く色づいて、やわらかくなった頃に行います
果実はいっぺんには成熟しないので、収穫時期になったものから順次、「ヘタ」ごと摘み取って収穫していきます
ブラックベリーの果実 アップです

自家栽培する場合、ブラックベリーの剪定は夏季(6月)と冬季(12~2月)に行います
夏季剪定では、果実をつける側枝を増やすため、直立性の品種の場合、今年伸びたシュート(株元から出る枝)を株元から1~1.5mで切り返します ・・・ (半直立性品種・ほふく性品種の場合は1.5~2m)
冬季剪定では、込み合う部分の枝を間引き、側枝を1~2節残して切り返します
結実した枝は枯死するので、株元から切り取っておきます
仕立て方は株仕立て、垣根仕立てなどが向いています
畑に1本植えてみようかな
ムラサキシキブの花咲く
産直の花木コーナーは今緑が一杯になっています
先だって、国道R254を走っていて、産直を見かけて覗いてきました
ちょっと薀蓄(うんちく)調査です・・・
国道R254は、東京文京区(本郷3丁目交差点)から埼玉、群馬県を経由し、長野・松本市(平瀬口交差点)へ至る一般国道です ・・・ 陸上距離=223.6 kmです
R254は東京都心から埼玉県西部を結ぶ道路という事もあり、古くから川越街道 - 児玉街道 - 信州街道 - 富岡街道として、「江戸道」「川越道」などとも呼ばれました
中山道より行程距離も短く、通行者も多かったため、五街道に準ずる脇往還の1つといわれます
産直の花木コーナーで、ムラサキシキブの花が咲いていました
緑一杯の中で、小さな紫色の花が咲いている様子はとっても新鮮に見えました
ムラサキシキブ(紫式部)はシソ科の落葉低木で、日本各地の林などに自生し、また果実が紫色で美しいので観賞用に栽培されています
ムラサキシキブの花咲く

ムラサキシキブの名の由来は、平安時代の女性美人(?)作家「紫式部」から来たようです
もともとは「ムラサキシキミ」と呼ばれていたらしいが、なまって「シキブ」となったと思われます
「シキミ」とは、重る実=実がたくさんなるという意味です
ムラサキシキブの丈は3mほどになり、小枝はやや水平に伸びて、長楕円形の葉が対生します ・・・
葉の長さ6~13cm 、鋭尖頭(先端が少し突き出すこと)で細かい鋸歯があります
葉は黄緑で洋紙質、薄くて表面につやはありません
花は淡紫色の小花が散房花序をつくり、葉腋から対になって出て、6月頃から咲きます ・・・ 花期 6~8月
散房花序で咲く淡紫色の小花

見るほどに、淡紅紫色の可愛い花です
花冠は長さ3~5mm、上部は4裂し、裂片は平開しています
雄しべは4個、雌しべは1個
秋に果実が熟すと紫色になります
果実は核果で、直径3mmほどの球形をしています
栽培品種には白実のものもあります
咲き始めたムラサキシキブ

ニチニチソウはキョウチクトウの仲間だって
梅雨真っ盛りともいえるこの時期、あっちこっちの花屋さんには、 ニチニチソウ(日々草)が沢山売られています
先日買い物に出た折、産直の花棚で 見かけたニチニチソウの花を紹介します
ニチニチソウは、西インドが原産のキョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草です
初夏から晩秋まで次々に花が咲くので、「日々草」という名が付きました
なんと原種は匍匐する傾向がある小低木で、草ではないようですが、一般には一年草として扱われています
日照りや乾燥に強いので、花壇などに植え付けると永く楽しめると人気のようです
草丈50~60cmの高性種、20~30cmの矮性種、ほふく性種など、用途によって異なる3系統の園芸品種があります
葉は長楕円形で、対生します
花の咲く時期は7~9月と猛暑にも耐えて咲きます
長く造られた花棚一杯に並べられたニチニチソウの花ポット ・・・ どの色の花を選んだのかな!?

ニチニチソウの花は、平らに開いた5弁化で、花径3~5cmです
花色は、鮮明な白、赤、ピンクなどがあり、中央が赤い白、アプリコット、紫などがあります
それぞれの花は、1日花ではなく、3~5日は楽しめます
咲き終わると自然に落下するので、常にきれいな状態を保ったまま花を咲かせ続けます
可愛らしい花姿のわりに性質は強健で、残暑が厳しくてほかの花が萎えているときでも元気に生育します
花の咲く様子を見ると元気が出ます
ニチニチソウには、「ビンカアルカロイド」と総称される、10種以上のアルカロイドが全草に含まれています
因みに、「アルカロイド」は窒素原子を含み、ほとんどの場合塩基性を示す天然由来の有機化合物の総称で、微生物、真菌、植物、動物を含む様々な生物によって生産されます
多くのアルカロイドは他の生物に対して有毒ですが、薬理作用もあり、医薬や娯楽のための麻薬としてや、幻覚儀式において使用されます
ニチニチソウの中にある「アルカロイド」の内、「ビンクスチン」、「ビンブラスチン」には細胞分裂阻害作用があり、抗がん剤として用いられるそうです
但し、脱毛などの副作用・毒性があるので、素人の利用はとても危険で、単に食べただけで、中枢神経刺激作用、心機能障害、痙攣、筋肉麻痺、嘔吐を引き起こすそうです
ニチニチソウを育てるにあたって・・・
その植え替えはちょっと難しいようです
性質は割に丈夫なニチニチソウですが、一旦植えたら移植は出来ないと考えたほうがうまく育てられるようです
これはニチニチソウが直根性で、太い根が一本だけ生えており、その根を傷つけてしまうと弱るか枯れてしまうためのようです
プランターにしても、庭植えにしても、苗ポットからはずしたら苗の土を崩さずにそのまま置いて周りから土をかぶせてやるのがこつのようです
土をギュウギュウと押さえつけたりしないでください
更にニチニチソウには連作障害があるそうです
庭植えにする場合、過去3年以内にニチニチソウやキョウチクトウ科の植物を育てた場所では植え付けをしないでください
勿論プランターや鉢植えの場合も土を全て入れ替えて下さい
ニチニチソウの花アップ
ニチニチソウの花アップ

ニチニチソウの花言葉は、「 若い友情 」、「 生涯の友情 」、「 楽しい追憶 」、「 優しい 」 です
次から次へと新しい花を咲かせて、みんなを楽しませてくれる、そして、永遠に花が咲いているかと思わせるニチニチソウにふさわしい花言葉ですね
人工衛星の木とは、とてもユニークな名前です
買い物に出た産直の花棚で、実に変わった呼び名のタグをつけた鉢植えを見つけました
タグには、人工衛星の木とありました
人工衛星の木とは、何ともユニークな名前です
この呼び名は、タニワタリノキ(=谷渡りの木)の別名のようです
タニワタリノキはアカネ科タニワタリノキ属の常緑木で、山地の谷間や湿地帯に自生しています
「谷渡り」の名の由来は、隣の谷地に向かって枝を伸ばしていく姿から付けられたそうです
タニワタリノキは幾つか種類があるようですが、どれも共通して人工衛星の木と呼ぶようです
花はいずれも 初夏~晩秋にかけて、球状の珍しい花を咲かせます
花棚に並んだ人工衛星の木の鉢植え

この人工衛星の木は、花の咲く様子からアメリカタニワタリノキと思われます
ふつうのタニワタリノキは8~10月に花を付けますが、この木は7~8月が花期のようです
アメリカタニワタリノキの和学名は、タマガサノキです
細い枝がよく分枝し、小さな株でもたくさんの花が咲きます
葉は革質で艶があり、互生し、狭長楕円形をしています
枝先の葉腋から出る頭状花は、淡黄色の5mm程度の小さな花が集合したものです
集合花の中の一つ一つの小さな花の花冠は4裂し、長く突出する花柱が目立ち、球形の花序で四方に放射状に広がって、たいへんにユニークな花姿に見えます
この姿が人工衛星に見えるのですかね ・・・ 長く飛び出したシベがさしずめアンテナだという事でしょうか!?
尚タニワタリは常緑の小高木ですが、アメリカタニワタリは落葉低木で5~7mです
果実は8~11月ごろ暗褐色に熟します
食べると、どうも有毒だそうです
挿し木で活着し育ち、寒さに強い事から地植えにしても2年後ぐらいには開花することから、珍しさもあり鉢植えのネット販売が好調のようです
人工衛星の木の花 アップ ・・・ ちょっと呆けましたが、筒状の4弁花で、長いシベが目立っています シベのない球形はツボミの集合です

タニワタリノキの 花言葉は、 「 貴方を見つめています 」、「 はじける想い 」 です
シベの出方が、「はじける想い」なのかもしれません
人工衛星の木と名づけた人はどんな人だったのでしょう ・・・ ふと人工衛星ってどんな形をしてたっけかな!?と考えちゃいました
愛称・「目玉の親父」といわれるグロブラリアの花
先だって花屋さんの花棚で見かけたグロブラリアは、愛称・「目玉の親父」と呼ばれています
グロブラリアは、グロブラリア科グロブラリア属で、 地中海原産の半耐寒性常緑小低木で、3種類ほどが知られています
見かけたグロブラリアは、グロブラリア・ブルーアイとか、ルリカンザシ・ブルーアイとして販売されているものです ・・・ 園芸品種のようです
スペインのカナリア諸島にあるグラン・カナリア島の固有種で、標高1500~1600mの玄武岩の崖に生え、地面を這うかほぼ直立します
樹高は50cm~1m位になります
葉は長さ2cmほどの倒卵形で肉厚、茎頂の長さ5~6cmの花柄の上に、直径2.5~3cmほどの頭花を咲かせます
鉢植えで咲いたグロブラリア・ブルーアイ ・・・ 花は終わりに近づいていました

花期は春~秋と永く咲きます
グロブラリア・ブルーアイの開花前は濃青紫色です
花の中心部(=目のような部分)は、多数の花の集合した花序で、花序の直径は2.5cmほど、咲き進むにつれて青い瞳部が少なくなり、「白目」の部分(=淡青色)が増えていきます
花にはちょっとロウバイを思わせるような香りがあります
グロブラリアの花アップ ・・・ ハレーションしてうまく撮れませんでした

グロブラリアの花言葉は、 「 愛の喜び 」 です
愛称の「目玉の親父」からは想像できない言葉です
「目玉親父(めだまおやじ)」とは、水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の主人公「鬼太郎」の父親です
ネットでブロンズ像の写真を見つけました
鳥取境港市にある水木しげるロードに設置された目玉おやじのブロンズ像
スズランのような花の咲く木がありました・・・見た通りの名前でスズランノキ
梅雨の合間に花木店の植木コーナーを散策してきました
この花木店は造園屋さんが幾つか入っているせいか大きな植木コーナーができており、久しぶりに散策がてら覗いてきました
大きな樹木がびっしり植えこまれている造園用コーナーは、緑がぐんと増して、ちょっとした緑の散策路を造っていました
緑が一杯で、花が少ない樹木の合間に、白いちいさな馬酔木のように花をつけた木がありました
付いていた名札には、スズランの木です
スズランノキは二種類あり、これはオクシデンドルムと呼ばれるツツジ科オクシデンドルム属の落葉高木(➝自生地では20mにもなります)のようです
尚もう一つは、ゼノビアといい北アメリカ東部原産のツツジ科ゼノビア属の落葉低木(➝1~1.5m)です
スズランの木というのは、世界3大紅葉樹の一つで、近年庭園樹として植栽されるようになった木だそうです
ちなみに、3大紅葉樹とは、このスズランノキと、ニシキギ、ニッサボクを指します
スズランノキの紅葉の色は赤みの強い赤紫色という感じではあるのですが、眼を見張るような鮮やかな赤ではありません
綺麗であることは間違いありませんが、世界3大紅葉樹とまで形容するには至らないという感じのようです
大木にもならず、他にも美しく紅葉する樹木も多いなか、なぜ世界3大紅葉樹なのかは不思議です
アメリカペンシルベニア州の南部からフロリダ州北西部、イリノイ州の南部に至る地域が原産地だというのですが、これらが相当沢山生えているのでしょうか!?
スズランノキの花咲く姿 ・・・ 白いベル形小花が下がって涼やかに見えました

スズランノキ・オクシデンドルムは、アセビに似た感じで、白いベル形の花を25cmほどの円錐花序に着けます
紅葉が美しいことで知られ、暖地でも10月頃からやや紫味を帯びた紅色になります
葉は長楕円状披針形で、長さは約20cm、縁には細鋸歯があります
やや赤みを帯び始めたスズランノキ ・・・ 花が今盛りです

スズランノキの花 アップ ・・・ まだ咲き出したばかりか、つぼみが一杯です

スズランノキの 花言葉は、「 恋わずらい 」 です
オクシデンドルムとしての花言葉は見つかりませんでした
因みにスズランの 花言葉は、 「 意識しない美しさ 」、「 純粋 」 です
何か関連性があるのでしょうか!?
ヒメハギの花はとても変わった形をしています
今日は夏至です
「夏至(げし)」とは、二十四節季の第10番目で、一年で最も日照時間の長い日です
地球が太陽のエネルギーをいちばん長く浴びる日だとも云え、季節の転換日に当たります
日本は今ちょうど梅雨の時期・一年の内で雨の多い時期ですが、今年の梅雨はちょっと変わっています
ずっと雨が降り続くという訳でなく、時折晴れ間が見られたと思うと 、急な強い雨が局所に降ったり、場所によっては竜巻などの突風がふくといった異常気象が起こっています
異常気象は大気の不安定さによるものですが、何となく最近の火山活動などの頻発さと合わせると地球が何か変化を起こそうとしているのでしょうか!?
人智の及ぶところでなく、想像すらできそうにありません
こんな場合はまあなるようになれと考えるようにしています ・・・ 長生きの秘訣です
近くの花屋さんで、ちょっと変わった花を見かけました
鉢植えですが、ヒメハギ(姫萩)と名札が付いていました
ヒメハギはヒメハギ科ヒメハギ属の常緑の多年草です
和名の由来は、花がマメ科の萩に似て全体に小さい事からつけられたとみられます
ヒメハギは、明るい二次林の道端や、草地に生えており、小さい植物なので、花が咲いていないと見落としてしまいそうなかんじです
ヒメハギには細い根茎があり、硬い茎は基部で分枝して地をはってのび、上部は斜上して高さは10~30cmになります
葉は長さ1cmくらいの楕円形で互生し、 葉の先とつけ根は尖り、葉の縁と葉の裏面の主脈は紅紫色を帯びています
ヒメハギの花咲く姿

ヒメハギの花期は、4~7月
ヒメハギの花は紫色で、葉腋の上方か葉に対生して、長さ1~3cmの総状花序を出し数輪の花をつけます
花は独特の形をしています
上から見ると両側に羽のように出ているのが側萼片で長さ6~7mmで、残りの萼片3枚は小さくて目立ちません
花弁は3枚あり、その基部は合着して筒状になって、上側の2枚の先端は上側に反り返っており、下側の1枚の先端には白っぽく細裂したヒゲ状の付属体があります
付属体の先端部はさらに細かく2(~3)裂します
この付属体の役目は一体何でしょう・・・どうも虫を集める役割だったように考えられています
雄しべは8本、花弁が樋状になった場所にあり、葯は黄色で、子房は上位で2室あります
ヒメハギの花アップです ・・・ 何とも不思議な形です

ヒメハギの花言葉は、「 隠者 」、「 信じる恋 」 です
「隠者」というのは、一般社会との関係を絶ち(隠遁)生活する人のことですが、不思議なかつ独特な花形とどういうふうに結び付いたのでしょう
ナツメの花咲く
ご近所を散策していて気付いたのですが、ナツメの樹が農業用用水路の上に枝を伸ばしていました
小さな黄緑色の花がびっしり咲いて、陽に当たって輝いて見えました
ナツメはクロウメモドキ科の落葉小高木で、原産地は中国~西アジアです
日本へは奈良時代以前に渡来し、 薬用植物として栽培され、現在は庭木や街路樹として多く植えられています
ナツメの名は、「夏芽」の意味で、初夏になってから新芽を出すことから来ています・・・但し夏芽(ナツメ)は秋の季語です
ナツメが花咲きました

ナツメは樹高約6mほどになり、樹形が枝分かれしてこんもりしています
葉は卵形で、互い違いに生えます(=互生)
果実は乾燥させたり(➝干しなつめ)し、菓子材料として利用されています
また生薬としても用いられます
木材としては、硬く、使い込むことで、色艶が増す事から、高級工芸品(茶入れ、器具、仏具、家具)等に使われています
開花は5~6月、葉の脇に淡い黄色の小さな星のような5弁花をつけます
ナツメの花 アップです ・・・ 雌しべがとても大きく見えました

ナツメの花のアップです ・・・ ちょっと、見,花弁が8枚に見えました

ナツメの花言葉は、「 健康 」、「 健康の果実 」、「 英俊 」、「 若々しさ 」、「 あなたの存在は私の悩みを軽くします 」 です
見かけた緑陰公園で、キョウチクトウの花が咲いていました
車で走っていたら、街外れにある緑陰公園を見かけ散歩してきちゃいました
何度か通っていた道なのですが、緑陰公園があるのに全然気づきませんでした
県境近く新幹線高架の横に造られており、郊外のせいか近くの人が緑陰を楽しむ程度でのあまり知られていない風情の公園です
昼時のせいか数台の車が、駐車場に停まり、中で弁当を食べている人がいたりと、なんとものどかでした
園内に入って、綺麗に整備されているのにびっくりしました
予想以上に緑多く、回遊式に水多く造られた緑の公園で、何故か昔見た中国風の亭園(➝庭園ではありません)がイメージされました
向かって右 : せり出した舞台風休憩所はとても素敵に見えました

ぐるり廻って見た競りだしたような休憩所 ( 造園的には何というのでしょう!? )

休憩所の椅子に座って、何やら大型の弦楽器を奏でる人が見られます
離れているので音は分かりませんが、その姿はとても印象に残りました
園内のところどころで、真っ白く咲くキョウチクトウの樹がありました
花名のキョウチクトウは「夾竹桃」と書き、葉が「タケ」に、花が「モモ」に似ていることにちなんでいるようです
キョウチクトウの花咲く樹
白花キョウチクトウ の花アップ

キョウチクトウの花言葉は、 「 注意 」 、「 危険 」、「 用心 」 です
花言葉は、キョウチクトウに強い毒性があることに由来しているようですが、花の感じは夏の暑さに負けないでと応援されているように思えます
「赤城自然園」の山野草達(その2)・・・ヤワタソウ、ヤグルマソウ、”シライトソウ他
群馬「赤城自然園」・四季の森 で、沢山の山野草を見ました
撮り切れませんでしたが、幾つか紹介します
まずはヤワタソウです
ヤワタソウ(八幡草)は、大きな丸い葉から細長い総状 集散花序出し、薄黄の五弁花を咲かせるユキノシタ科ヤワタソウ属・日本原産の多年草です
別名はオトメソウ(乙女草)といいます
東北~中部の山地・沢沿いなどの湿った場所に自生しています

ヤワタソウの群落
ヤワタソウの花アップ
ヤワタソウの開花は5~7月・茎先に集散花序をだし、1~2cmほどの淡緑黄色花を数個つけます
花びらは5弁・先に切れ込みがあります
根生葉は2~3枚、10~30cmあろうと思える円形掌状をして、先は7~13に浅裂しています
茎葉は光沢があり互生します
ヤグルマソウ(矢車草)は、ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草です
和名ヤグルマソウの由来は、小葉の構成が、端午の節句の鯉のぼりにそえる「矢車」に似ていることによります
ヤグルマソウの群落
ヤグルマソウの花姿

ヤグルマソウの根性葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で、葉柄は50cmに達します
小葉は倒卵形で先端が3~5浅裂しています
花期は6~7月、花茎の高さは1mほどになり、茎先から円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、小さな白い花をたくさんつけます
花には花弁はなく、5枚のガク片が花弁化しています
花弁にみえるガク裂片は長さ2~4mm、ふつう5~7個あり、はじめ緑白色で、のちに白色に変わります
シライトソウ(白糸草)は、ユリ科シライトソウ属の野生の多年草です
和名シライトソウの由来は、糸屑を束ねたような花の姿からきています ・・・ 残念ながら、画像では花が終わりかけており、イメージが湧きませんでした
シライトソウ の咲いている様子

シライトソウの根茎はごく短く、小規模な株立ちになります
根性葉はロゼット状に地表に広がるので、その姿はちょっとショウジョウバカマに似ています
葉は先がやや広くなったサジ型、深緑色でつやはあまりなく、大きさは3~14cm、葉柄は不明瞭、先端はあまりとがっていません
花期は4~6月、細長い花茎を直立させ、高さは15~50cm程になります
花はその上の方から数~10数cm程にわたってつき、その部分の花茎は白っぽくなります ・・・ 花は下から順に穂状にさきます ・・・ 小さな白いブラシの様にも見えます
花の花弁は6枚、 雄しべは6本です
サイハイランは、ラン科サイハイラン属の多年草です
北海道~九州の山林縁などに見られ、草丈40~60cmになります
サイハイランの花姿
サイハイランの花 アップ

サイハイランは、地下に白色卵形の球根(偽球茎・ぎきゅうけい)があり、球根から葉を1~2枚出します
葉は、秋に地上に1枚出て、花後枯れ、細長い長卵形、先端は尖り、ややエビネに似ています
花は4~6月頃、葉の脇から長柄を伸ばし、密にやや偏側性の花序を作ってつき、淡緑褐色で紅紫色を帯び、下垂して茎につきます
花は下から咲き、5枚の花びら、鮮紅紫色の唇弁(しんべん)があるがあまり開きません
落ち葉の中から出た様子は、一見枯れ花の様に見えました
変わった風情のラン花です
クサタチバナは、ガガイモ科(➝キョウチクトウ科にかわったらしい)カモメヅル属で、山地の草原や明るい樹林下に生える多年草草本です
草丈は30~60cm、茎は直立して分枝せず、茎の上部から数個の花茎を出し花径2cm程の白い花を多数つけます
クサタチバナの花姿
クサタチバナの花 アップ

クサタチバナ開花は5~7月、幅の広い葉を対生させ、茎上部の葉腋から花柄を伸ばして、先に花序をいくつも出して花を咲かせます
白い花はタチバナの花に似ていると、和名が付けられました
花冠の先が深く5つに裂けて横に平に開き、中央にある副花冠は淡黄色を帯び、萼も5裂しています
普通数本が株立ちになるが、環境の良い場所では群生します ・・・ 群生といっても数十本くらいの単位が普通のようですが
まだまだ山野草が見れましたが、今日はここまで・・・
「赤城自然園」で見つけた山野草です ・・・ ハンショウツル
昨日に続いて・・・赤城自然園で見つけた山野草を紹介します
シダなどの生え茂る樹林の中で、周りの植物に絡まってのびているつる植物がありました
ツルの長さは2~3mはありそう・・・結構長くのびています
茎は暗い紫色を帯び、3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)の葉が、向かい合って生えています・・・対生といいます
半鐘形をした花が咲いていました
花の名はその形の様に、ハンショウツル(=半鐘蔓)といいます
ハンショウツルはキンポウゲ科センニンソウ属のつる植物です
日本固有種で本州から九州にかけて分布しています
樹林の中で、絡まっているハンショウツル

ハンショウツルの3出複葉した小葉は長さ4~9cmの卵形で、先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があります
葉質はやや硬く、両面に短い毛が生えています
5~6月が開花時期で、葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、半鐘(=小さな釣鐘)形の花を下向きにつけます
花径は2.5~3cmくらいで、花の色は暗紅紫色をしています
ハンショウツルには花弁がなく、花弁のように見えるのは萼(ガク)片で、外側には毛が生えてます
花は長さ6~12cmの柄の先に1個つき、下向きに咲き、完全には開きません
ガク片は4枚、厚みがあり、白い毛で縁どられ、反り返るようになって先が尖っています
花のあと花柱はのびて長さ3cmほどになり、毛ものびて羽毛状になり、そう果の先に尾の様に残るのだそうです
全草が有毒で、誤食をすると神経の麻痺などが起こします
ハンショウツルの花
ハンショウツルの花アップ

ハンショウツルの 花言葉は、「 感謝 」、「 心の美しさ 」 です
キングサリの花がきれいに咲いていました
久しぶりに訪れた群馬・草津温泉は随分変わって見えました
古き湯治場の印象から、観光客の集客拡大の為かあっちこっちがとても明るく開放的になってきているように感じました
昨年群馬・富岡市にある絹産業群の世界文化遺産登録で、群馬は一気に世界からの観光客が増えてきているようです
県内にある各温泉場も、これをチャンスにと世界の温泉場に成るべく色々試行錯誤を始めたのがうかがえました
草津温泉のどこが変わったのかはともかくとして今回訪れて、キングサリの花があっちこっちで咲いていたのがとても印象に残りました
キングサリはフジに似たマメ科の植物で、ヨーロッパ中南部原産の落葉性小高木 です
日本には明治時代に入ってきたヨーロッパではメジャーな植物で、寒冷の土地では大木に育ちます
キングサリの名は、”金色のような黄色い花が、鎖のように連なって咲く” からつけられたそうです
別名は、黄花藤(きばなふじ)とも、ゴールデン・チェーンともいいます
草津温泉スキー場付近で咲いていた キングサリの花 ・・・ 早朝輝いていました

キングサリの花は5月~6月頃に枝から下に向かってぶらさがるように、目を引く黄色さで花を咲かせます
花の咲く姿は圧巻といえます
樹高は5~7mくらいになります
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互生しています ・・・ 小葉の形は楕円形です
花は葉の脇から房のような総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂れ下がり、黄色い蝶形をしています
房の長さは種にもよりますが20~70cmくらいにもなります
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)です
カラマツ林の中で咲く キングサリ の花 ・・・ 緑の中できらめくように咲いていました

次のようなキングサリを詠った歌をネットで見つけました
弓形に / 枝しならせて / 金鎖 / 黄金の色の / 房を垂れ下げ ( 作者不詳 )
輝ける / 黄金の房は / 金鎖 / 毒のあるのも / 素知らぬ顔で ( 作者不詳 )
花の美しさとは裏腹に、有毒植物としても知られており、特にタネには毒性の強いアルカロイドが含まれているそうですから用心です
中国では毒豆とも呼ばれているそうです
キングサリの花アップ

キングサリの 花言葉は、「 淋しい美しさ 」 、「 哀愁の美 」 です
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