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畑中に、「蓮(ハス)」の花が咲いているのを見ました ・・・ 人生の教えです

 畑中の路を散策していましたら、道路わきに一坪ほどのコンクリートブロック造りのため池があり、中に「蓮」の花が縁一杯に咲いているのを見つけました

小さな小さな可愛い蓮池です

今では使われなくなった水田の水やり用につくった汲みあげ池なのでしょうか!?

「蓮(ハス)」はインド原産のハス科多年性水生植物です

古名は「ハチス」といい、花托の形状が蜂の巣に見立てたとされており、「ハス」はその転訛と云われています  ・・・ 尚、花托とは、「蓮」の実の事です

       ため池で咲く「蓮」の花    

「蓮」は、地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出します

草丈は約1m、茎に通気のための穴が通っています

葉は円形で葉柄が中央につき、表面には撥水性があって水玉ができます ・・・ これをロータス効果といいます ・・・ 里芋の葉なども同様です

花期は7~8月、白またはピンク色の花を咲かせます

夏の朝早く、水面まで花茎を立てて開花し、午後3時頃には閉じます

花の開閉は3回繰り返し、4日目には花びらが散ります

仏教では、西方浄土の極楽は、『神聖な蓮の池』と信じられています

「蓮の花」には、仏が降りるという伝説があります

「蓮は泥の中からでも、綺麗な花を咲かせることができる」、しかも泥水が濃ければ濃いほど、「蓮」の花は大輪の花を咲かせます

泥水とは人生におきかえれば、つらいこと、悲しいこと、大変なことですから、「蓮」の花の美しく咲く様は世俗の泥の中から、立ち上がって花を咲かせることができる教えと云えます

       ため池の水はきれいなのか、やや小さめの蓮の花です

蓮の花の種は生命力が旺盛です

それは不思議な力ともいえ、とても神秘さを秘めてもいます

四季を越えて花を咲かせるだけでなく、「古代ハス」、「大賀ハス」の様に1000年もの時代を超えて花を咲かせて見せてくれます

その綺麗さ、感激が万葉の御代からの歌で伝わってきます

蓮の葉のロータス効果によって葉に乗った水は、水玉になってとび跳ねます

そんな様子を詠った古歌を見つけました

    「 蓮葉の 濁りに染まぬ 心もて なにかは露を 玉とあざむく 」    ( 遍昭  )  古今和歌集  

歌の意は、 蓮の葉は、周りの泥水の濁りに染まらない清らかな心を持っているのに、どうしてその上に置く露を玉と見せかけてだますのでしょうか!?

この句は、『大乗仏教経典・妙法蓮華経』・従地涌出品の『世間の法に染まざること、蓮華の水に在るが如し』によると云われています

見たままのありふれた事象の歌によって、何かこんなことは周りに一杯あるけど見逃してはならないもののあり方を教えてくれているように思えます

        蓮の花の中を覗いてみました  ( 中央 ; 花托 ・・・ 蜂巣 ) 

 「人生は苦しみである。苦しみなしでは人は悟ることはできない」と、お釈迦様は教えてくれました

 「 蓮 」の花言葉は、「 離れゆく愛 」、「 雄弁 」、「 清らかな心 」、「 神聖 」、「 救ってください 」、「 沈着 」    です

蓮の花は汚れたような泥水がなければ、大きな花を咲かせることはできません

泥水を栄養にして咲いた蓮の花は、悟りへの思い、願いがこめられたものです

 

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