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遺跡の横で、ジュウガツサクラが咲いていました

 先日群馬・藤岡の病院に行って来ました

半年ごとに検査を受ける妻を待つうち、病院裏の庭を散策してきました

ジュウガツサクラの咲いているのを見つけて、パチリ!!しました

 秋から冬にかけて咲くサクラは総称して、「冬桜」と呼ばれますが、ジュウガツサクラと冬桜は若干品種が違うようです

ジュウガツサクラは、バラ科サクラ属で、開花時期は10月~1月初旬と3月中旬~4月初旬の二度咲きです ・・・ 全体ツボミの3分の1は10月から咲き出し、残りの3分の2は春に咲きます

       病院裏で見たジュウガツサクラ

 このジュウガツサクラは、病院のリハビリテーション棟の裏庭で咲いていました

秋の日差しの中で咲くその姿はとても、やさしく見えました

ジュウガツサクラの咲く裏庭を懸命に歩いて、リハビリしている患者さんはこの桜をどう眺めているのでしょう

花は八重咲で、花径25~35mm、花びらは5~18枚・花色は、白~薄いピンク色です  ・・・ 冬桜は、一重咲きで、花びらは5枚で、春は咲きません

萼筒は太い壷型をして、雌しべが長く突き出ています

        ジュウガツサクラの花 アップしました

 ジュウガツサクラの 花言葉は、「 純潔 」、 「 精神美 」、「 優れた美人 」、「 独立 」   です

 リハビリに元気を与えてくれているのでしょうか!?
 
病院のジュウガツサクラの咲く裏庭には遺跡がありました 
 
「谷地C遺跡」といい、縄文時代後期のものです
 
遺跡というのは、その土地に住んだ人たちの歴史を語る記録です
 
縄文時代の遺跡は、全国各地で発見されていますが、これらは土地開発時に発掘調査をしないと、何もわからず消滅してしまいます
 
消滅する遺跡は、歴史・即ち土地の記憶をなくしてしまう事になり、そこの歴史を知る者にとっては自らの過去を失う事になってしまいます
 
観光で知らない土地を訪れた時、遺跡を見る事で、そこでの往時の生活や実在したであろう人たちを偲ぶことができます
 
       「谷地C遺跡」 の 配石遺構  

 縄文の遺跡は遥かな歴史です

 現況からはどこまで正確に記憶をとどめる事が出きるか不明ですが、せめてどんな遺跡があったかを示すことができれば意義があるように思えます
 
「谷地C遺跡」は、縄文時代の配石遺構を移築したものだそうで、横にあった説明看板に発掘調査内容が書かれていました  ( 下  画像)
 
遺跡の性格は各地様々ですし、遺跡の存続状態もまちまちです
 
そのため遺跡の存在を重視し、そのものを残すことにこだわらないで、遺跡のあったその土地に象徴的に残すことでもいいだろうと云う動きも出ているようです
 
例えば開発した場所に建った建造物の中に意匠として残したりということだそうです 

そうすれば、歴史を共有できる空間が出きると説いている記事を見ましたが、納得です

       「谷地C遺跡」 の 配置機構 説明看板

 説明文によると、「谷地C遺跡」は、子孫繁栄、豊穣を祈る「祈りの場」だったようです

縄文時代は村ができ始めた時代で、共同で命をつなぐようになったのだなと考えられます

 


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