goo

アオキの木

 近くにある自然林公園を散策していたら、アオキが実を生らしているのを見つけました

 斑入り葉のアオキで、実のいろは出来立てのせいかまだ青々しています

 画像をとってませんが、つい数日前雑木林でみたアオキには、赤い実が生っていました

アオキは「青木」と書き、アオキ科アオキ属の常緑低木で、常緑で枝も青いところからついた名前だと云われています

 樹高は2m位、単性花で雌雄異株です

日陰、半日陰に強い植物で日陰でも葉は深緑色をしています

葉は対生し、葉身は長楕円形・縁にはまばらに鋸歯があり、質は厚く、表面には光沢があります  ・・・ 斑入り葉は園芸品種だそうです

葉には、配糖体のアウクビンが含まれるため、枯れたり、押し葉にすると黒くなります

3~5月に、枝先に円錐花序を出し、花が咲きます

雌株の方が花序は小さく、花が少なく、花弁は4枚で紫褐色しています ・・・ 雌花は雄しべが退化してありません

雄株の花序は大きく、花の数も多いです  ・・・ 雄しべは4本で、雌しべの痕跡があります

雄花と雌花を比較すると、雌花のほうが、開花時期が遅いような気がしますが、受粉に何か意味があるのでしょうか!?

       斑入りアオキ  

 アオキの実は卵形の液果で、種子が1個入っています・・・核果?

秋から冬にかけて赤く熟し、春までには鳥(➝ ツグミ、ヒヨドリ )に食べられるようですが、あまり美味しくないのか結構遅くまでついています ・・・ 翌年5月頃まで見られます

実のいろは、種類によっては白色、黄色があり、形は楕円形で、大きさは2cmほどです

 5月過ぎても、赤い実が枝についているのを見る事がありますが、これは虫こぶだそうです

虫こぶには「アオキミフクレフシ」と呼ぶ、タマバエの幼虫が中にいます

5~6月に、成虫が羽化するまで、実はこのままです

タマバエは、羽化すると、また小さな新しい実に産卵します

その実は、卵~幼虫のゆりかごとなって、翌年の初夏までタマバエの成長を助けます

 葉の緑と、実の赤のコントラストが美しく、最近は庭木にされてきています

     生り始めたアオキの実                     アオキの実アップ ・・・ 虫に食べられた跡があります

 

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« カラタチバナ... 葉ボタンは... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。