韓国の大型書店・教保文庫と、最大のネット書店YES24からはウルサイほど頻繁にメルマガが届くので、ヘッドラインだけ見てそのまま削除してしまうことが多いのですが、昨日の教保文庫のメルマガは、「2011年李箱文学賞作品集」発行のお知らせ。
そういえば、もう李箱文学賞受賞作が発表されていたんだ、と気がつきました。李箱文学賞、昨年3月8日の記事でふれたように、日本でいえば芥川賞に相当する純文学の権威ある賞で、昨年はパク・ミンギュ(박민규.朴玟奎)の「朝の門(아침의 문)」が受賞しました。(私ヌルボ、「感想等は別の記事にします」と書いたのに<別の記事>をupしてなかったですね、ははは(汗)。)
さて、今回は誰のどんな作品が受賞したのかなと、教保文庫のサイトでその本の表紙を見たら<공지영(孔枝泳(コン・ジヨン)'맨발로 글목을 돌다'(「はだしで文章の道を回る」)>と記されているではないですか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/f4/a98593d63bf804dbb78340a244794ba2.jpg)
あれ、なーんだ、彼女はまだ受賞していなかったのか、という感じですね。
すでに人気作家としていくつもの話題作、ベストセラーをものしている作家で、日本でもカン・ドンウォン&イ・ナヨンの主演で映画化された「私たちの幸福な時間」の原作者です。
そんな彼女が受賞するということは、芥川賞とは少し性格が違うのかな?
今回の受賞作「맨발로 글목을 돌다」の<글목>は辞書にない語で、<글(文)>と<길목(道)>をかけた彼女自身の造語だそうです。
<ファイナンシャル・ニュース>の記事によると、「作家の内面と慰安婦とアウシュビッツ収容所等の歴史的暴力に対する逸話が重ねあわされて、人間に対する暴力とそれによる個人の苦痛が対比される」という、彼女らしい社会的なテーマの作品のようです。
直接教保文庫に注文するか、職安通りのコリアプラザに入荷するのを待つか、いずれにしろ読んでみようと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/9c/ad15cc361fba26d02defa36d311b06f5.jpg)
【孔枝泳さん】
孔枝泳といえば、私ヌルボが原書で読破したした数少ない小説中のひとつが彼女の一昨年のヒット作「るつぼ(도가니)」。(本ブログにupした感想は→コチラとコチラ)。この小説が、最近の<Innolife>の記事によると、コン・ユとチョン・ユミの主演で映画化されるとのことです。今秋封切りなんですと。チョン・ユミ、着実に階段を上がってきてますね。
ついでにもうひとつ。この孔枝泳さんが、ヌルボもときおり(録画で)見ているTV番組「黄金漁場」の<ヒザ打ち導師>に出るということで、すでに録画撮りを終えた、という記事が<韓国経済>のサイトにありました。放映は2月中旬だそうです。「作家としての生活、作品世界に対する話等を虚心坦懐に打ち明けた」そうで、これは覚えておいて録画DVDを買わなくっちゃ・・・。
そういえば、もう李箱文学賞受賞作が発表されていたんだ、と気がつきました。李箱文学賞、昨年3月8日の記事でふれたように、日本でいえば芥川賞に相当する純文学の権威ある賞で、昨年はパク・ミンギュ(박민규.朴玟奎)の「朝の門(아침의 문)」が受賞しました。(私ヌルボ、「感想等は別の記事にします」と書いたのに<別の記事>をupしてなかったですね、ははは(汗)。)
さて、今回は誰のどんな作品が受賞したのかなと、教保文庫のサイトでその本の表紙を見たら<공지영(孔枝泳(コン・ジヨン)'맨발로 글목을 돌다'(「はだしで文章の道を回る」)>と記されているではないですか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/f4/a98593d63bf804dbb78340a244794ba2.jpg)
あれ、なーんだ、彼女はまだ受賞していなかったのか、という感じですね。
すでに人気作家としていくつもの話題作、ベストセラーをものしている作家で、日本でもカン・ドンウォン&イ・ナヨンの主演で映画化された「私たちの幸福な時間」の原作者です。
そんな彼女が受賞するということは、芥川賞とは少し性格が違うのかな?
今回の受賞作「맨발로 글목을 돌다」の<글목>は辞書にない語で、<글(文)>と<길목(道)>をかけた彼女自身の造語だそうです。
<ファイナンシャル・ニュース>の記事によると、「作家の内面と慰安婦とアウシュビッツ収容所等の歴史的暴力に対する逸話が重ねあわされて、人間に対する暴力とそれによる個人の苦痛が対比される」という、彼女らしい社会的なテーマの作品のようです。
直接教保文庫に注文するか、職安通りのコリアプラザに入荷するのを待つか、いずれにしろ読んでみようと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/9c/ad15cc361fba26d02defa36d311b06f5.jpg)
【孔枝泳さん】
孔枝泳といえば、私ヌルボが原書で読破したした数少ない小説中のひとつが彼女の一昨年のヒット作「るつぼ(도가니)」。(本ブログにupした感想は→コチラとコチラ)。この小説が、最近の<Innolife>の記事によると、コン・ユとチョン・ユミの主演で映画化されるとのことです。今秋封切りなんですと。チョン・ユミ、着実に階段を上がってきてますね。
ついでにもうひとつ。この孔枝泳さんが、ヌルボもときおり(録画で)見ているTV番組「黄金漁場」の<ヒザ打ち導師>に出るということで、すでに録画撮りを終えた、という記事が<韓国経済>のサイトにありました。放映は2月中旬だそうです。「作家としての生活、作品世界に対する話等を虚心坦懐に打ち明けた」そうで、これは覚えておいて録画DVDを買わなくっちゃ・・・。
黄金漁場、MBCはテサギの時に登録しているので番組表チェックするようにします。今観ているKBS2月火のドリームハイとも時間的に大丈夫そうですし…。問題は聴きとれるか?なんです。
その後小説の方を読みました。もちろん翻訳で。
日本では、芥川賞作等を見るかぎり、久しく社会的な問題を扱った純文学はみかけませんが、韓国では孔枝泳さんの本はよく読まれているようですね。