ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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ヘッパンを投げてよこせ!  -辞書にない言葉 その1

2009-08-15 11:30:39 | 韓国語あれこれ
      

 朝から有線でKBSラジオを聞くともなく聞いていると、「クァンボクチョル」ということばがしきりに耳に入ってきます。そうか、今日は光復節だったんですね。
 10時ちょうどから式典の中継。国旗に対して敬礼! 愛国歌斉唱、その次は「一同、ムンニョム(묵념黙念)」かな?

 とりあえず、光復節のメディア観察はまた今度ということにして、予定のネタに入ります。

 昨年夏、ソウルの書店でなんとなく平積みの表紙にひかれて購入した本がYA小説「ワンドゥギ(완득이)」。読んでみるとこれが大正解で、私ヌルボは書籍選択のカンの冴えを再認識したのだが(自画自賛!)、その内容紹介はまた今度として、そこで目にとまった新語を紹介します。
 
 ※ブログ開設5日目にして、「<また今度>という言葉がおまえの常套句になるだろう」という神の言葉が今聞こえてきた。抗うチュルオプソ(ことはできない)。名前もヌルボ(늘보のろま。怠け者)にしちゃってるしなー・・・・

 で、「ワンドゥギ」に出てくる辞書にはない言葉その1が今日のテーマのヘッパン(햇반)。主人公の男子高校生ワンドゥギに、何の因果か隣の建物の<オクタプパン>に住む担任教師が叫ぶ。「ヘッパンを投げてよこせ!」
 ※言葉その2以降や、この<オクタプパン(屋塔房)>もまた今度、ですよ。(笑)

 ヘッパン? 辞書を引いても出てない。何だ? 太陽の飯?
 こんな時便利なのがネット検索。햇반と打ちこんで探すとたちまちヒット。
およそ「ワンドゥギ」の漫画風挿画で見当はついていたのだが、レンジでチンするパックご飯なんですね。あるサイトによれば、「韓国“パック米飯”の代名詞、“ヘッパン”が韓国の食文化を変えた!」とのことです。(これは日本語で検索)
この10年間で売上は急上昇。2006年12月の時点で、10年間の販売個数は4億個。韓国4600万人の人口中、1人あたり8.7個のヘッパンを食べたことになるとか・・・。

 製造販売元のサイトもなかなか興味深いですよ。→コチラ

 さらに私ヌルボが着目したのはその分量ですね。標準が210g。
 日本では標準が200gなのでわずか10gの違いですが、この差の意味は大きいと思いますよ。その辺の考察は、もちろんまた今度!(笑&汗)
コメント
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