キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

湘南ルアーフィシング

2019年05月03日 | Weblog
昨日、久し振りに釣りに出かけた。
4時になったのでウエイダーを穿いて、9fのロッド、ハートランドにカルディア4000を取り付けて、下の息子と海に出て、ショワラインシャイナー50をリーダーの先に結び付けて投げたが、小一時間何の当たりもなく納竿した。
思いの外明るかったのもいけなかったし、うねりがあったのも良くなかった。


今朝、4時に目覚めたのでリベンジしようかと思ったが、結局蒲地幸子を聴きながら「新ウイスキーの科学」を読む楽な道を選んでしまった。
魚を釣るなら4時50分の日の出前が最も可能性があるが、ルアーフィシングは投げる楽しみと風景の中に自分がいる楽しみも大きく、無理をして釣果のために行く気にならなかった。
若い頃は釣ることに血眼になっていたので、年を取ったなあとも思うけどね。

釣後半やや腕が疲れたなあと思ったが、今朝は筋肉痛もなく軽快だ、もっとも年を取ると筋肉痛が2日後に出てくることが多いけど。

「新ウイスキーの科学」はいよいよ樽熟成についてだが、麦由来の成分と樽由来の成分が複雑に絡み合い、たぶん数千種類の物質がくっ付いたり離れたりして複雑な香りと味わいを作り出すのだが、この科学万能の世の中でその仕組みは分からないことが多い。
AIが大いに発達して、この物質の定量が分かり、温度湿度、樽の通気性などの要素がコントロールできれば味の再現が可能だろうが、僕が生きているうちには無理だろうから、職人が経験と技に拠って作り上げた作品を賞味するしかない。
思えば4年ほど前までは余市がリーズナブルな価格で手に入り、もっぱらこれをウォターバックで愉しんでいたが、その楽しみも2年ほどで失われてしまった。
ジャパニーズウイスキーの人気が出て原酒が無くなってしまったので、経済原則で需要が供給を上回れば価格は急騰する。
7年前くらいになるだろうか、知人が北新地のクラブを連れまわしてくれ、響、竹鶴を飲み比べる機会があった。
ニッカのウイスキーのファンでスーパーニッカ、余市などに馴染んでいたが、響は竹鶴に比べて異様にソフトで、ああこういったスタイルもあるのかと驚いたのだが、何れにしろ本場スコッチと比べてジャパニーズは繊細で味わいが奥深い特徴があることを学んだ。

ウイスキーがブームになって各社あわてて増産をしていることと思うが、その結果が現われるのは少なくとも10年後だろうから、生きているうちに再び高品質のジャパニーズをリーズナブルな価格で愉しむことが出来るのか怪しい。


さて、釣りだが、今夕、薄暮を待ってリベンジしようと思っている。
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