キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

プーリア4日目

2009年01月31日 | Weblog
昨夜ディナーを抜け出し思いっきり早く寝て今日に備えたにもかかわらず、一晩中咳鼻水痰に苦しめられ、今朝は憔悴のうちに始まり、とてもワークショップへ出られる状態ではなく、もしかして二葉亭四迷みたいに客死するんじゃないかと危ぶまれ、とにかく一日ベッドで大人しく寝ておりました。朝のうちは「人間臨終図巻」などを読みながら安静にしていたのですが、午後は夕刻まで眠りに落ちていたようです。今、目が覚めてPCに向かいながら窓の外を眺めておりますと、随分と風が強く風景は荒涼としております。

一日ベッドで横になっておりますと、自分の体との対話がなされ、この蓄積疲労が原因の風邪は一日程度の休養では回復が難しいことが了解され、明日も安静にしている必要があることを思い知らされます。先日吉本隆明の最後の講演で、コミュニケーションの言葉より、沈黙が言葉の本来の姿だ、というような重要なことを話されましたが、三木成夫さんの内臓感覚が沈黙の言葉に当たることを指摘されていたことがあり、異国の地プーリアで内臓感覚を取り戻したのかも知れません。山口昌男さんの病気の異化作用についても考えが及んだりして、無為な一日だったのか有意な一日であったのか微熱によって判然とはいたしませんが、非日常の時間を過したことだけは確かなようです。
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連日にわたりディナーを抜け出す

2009年01月30日 | Weblog
プーリアも早三日目、しかしながら風邪の具合がいっこうに好転せず、修行僧のような顔つきでカンティーナ巡りをしております。本日はプーリア南部、サリーチェ・サレンティーノの四軒のカンティーナを訪問させていただきましたが、出発前にホテルの玄関口でイタリア人の若者に声を掛けられ、記憶領域の狭まった脳の一部に微弱ではありますが一生懸命電流を流し、やっとのことで思い出した彼は、昨年のヴィニタリーのプーリア館のバーでド素人の我々にプーリアのワインを親切に教えてくれた、ヒルトンホテルのソムリエのアントニオ君でした。親切な美点は一年近く時が経っても変わるものではなく、これから訪れるカンティーナについて簡単な説明をしてくれ、特に三軒目に訪れるコンティ・ゼッカにはネロというこの地区で外せないワインがあることを教えてくれました。そのコンティ・ゼッカですが、とにかくセラーがとても清潔に保たれており感銘を受けました。樽の熟成庫には、オーストリア製大樽、フランス製小樽が山と積まれ、既にその名声ゆえに大きな利益が庫内に還元されていることを感じました。日本ではモトックスが輸入販売しておりますので、ご興味のある方はそちらへ問い合わせをされ、お試しになってみてください。

6時過ぎにホテルへ帰ってきますと、風邪が一気に悪化して起きていられなくなり、ベッドで寝ておりましたが、タウロッソのエリオおじさんが眠りを妨げる電話を掛けてきまして、これからそちらへ行くのでカンパリを飲もうとのお誘い、カンパリは元来秘薬の成分が入っていると信じられていた酒でありますから、溺れる者藁をも掴むともうします、二つ返事で了承の旨伝え、バーでエリオおじさん、メリーさん、佐和さんの四人で仲良く飲んだのではありましたが、秘薬成分が体内のウイルスに届く前にアルコール成分が体そのものを攻撃したようで、体調はさらに悪化し、ディナーもそこそこに切り上げて、お部屋を暖かくしてこうやってパソコンに向かって静に回復を待っているところです。

ちなみに今夜のメインディッシュは、羊のグリルでした。昨夜が牛肉でしたから、明日は豚肉の煮込みか何かになるのでしょうか、肉を喰いたいとは思いませんが、せめて一度は最後までディナーの席に着いていたいものだなあと思っております。
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プーリアの食い物についての簡潔なる報告

2009年01月29日 | Weblog
当地で未だ僅か五回の食事をしただけですが、見えてきたものもありますので、第一印象というものは重要であり、とりあえず書きとめておくことにいたします。海から近いということもあり、魚介類が豊富であると当地を紹介するパンフレットなどに謳われております。エリオおじさんも美味い魚料理のレストランがあると勧めてくれたのですが、まずは当地の伝統的な料理を喰わして欲しい旨伝えましたところ、28日の昼にはレッチェの街中の伝統的な料理屋でご馳走になることになり、出かけましたところ、ローカルの人で満員の盛況、ここが一つのレッチェの典型を示していることには違いなく、茄子を薄切りにして焼いてオリーブオイルをかけたもの、同様な調理方法で胡瓜、ズッキーニかもしれません、トマトなどがあり、青菜の炒め物、これが苦味が合って美味く大量に摂取しました、保存キノコの酢漬け、牛肉団子と小麦粉団子のフリッター、茄子を薄切りにし鶏卵を付けてソテーしたもの、アンチョビ、ペッコリーノチーズ、数種類の豆の煮込みが前菜として出てきました。メインには三種類のパスタが供されましたが、パスタの名前に不案内の為形状を申し上げますと、最初はベーゴマみたいなやつが、先程の青菜に絡まって出てきまして、次はきし麺みたいなやつがソースに絡まって出てきたのですが、同様の麺を揚げたものが上に掛かっており、もっちりした歯ごたえとサクサクした歯ごたえを同時に楽しめるようになっておりました。焼きそばと固焼きそばを同時に食べる楽しみと同じですね。最後が良く蒟蒻の煮物でこの形を見るのですが、短冊に切って縦に切れ目を入れ二三度ひっくり返してゆくあの形、お分かりいただけるでしょうか、七夕飾りで笹につるしてあるのも良く見かけますが・・・、まあご理解いただけたとして、味はトマトとチーズでした。

夜、このホテルの歓迎レセプションで供された料理をざっと眺めて、昼に見かけたものと重複していたのは、豆のスープ、フリッター、この辺りは当地の人が郷土愛を発散させて異郷の人をもてなす場合に選ばれる料理のようです。最初の晩にアンティパストとしていただいた、ハムソーセージの類とチーズ各種は、その風味名称を夫々の地域の方が大いなる郷土愛を持って他所とは異なると力説されることがあるとしても、そしてその声の大きさと熱の入れようを勘案しても、矢張りハムソーセージの類、チーズ類と括らせていただき、野菜を大量に摂取する傾向を認め、天麩羅を事ある度に行い、カスレのくどさとは程遠い豆の味わいが良く感じられる煮込みは、多分家庭の冬の料理としての定番になっているのではないかと思われす。

今日から三日間プーリア命と腕に彫り物をしているような方と一緒に各地を廻り、また、20軒ほどのワインメーカーとのミーティングが組まれておりますので、プーリアの方たちの食について触れる機会も多いと思いますし、何より200本以上のワインを飲める機会に恵まれるわけですから、ワインから食の傾向を推し量ることも大いに楽しみです。

昨夜はディナーを体調不良のため抜け出し、会場の屋台の焼き栗屋のおじさんから大量に頂戴してきましたので、時差で眠れぬ今、腹がやけに空き、冷たくなった焼き栗を食しながらこの原稿を書いております。しかし冷えた焼き栗は、冷えたピザより余程美味いものです。
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イタリア2日目

2009年01月29日 | Weblog
昨日はホテルでのインターネット接続が出来なかったために、新鮮情報をお届けできませんでしたが、今日からはかなりいいホテルへ止宿し、インターネット使い放題無料との事で、以後三日間ほど同ホテルに滞在してコンヴェンションに参加いたしますので、私が疲労で倒れない限り皆様に生きの良い情報をお伝えすることが出来ます。それにしても日本から持ち込んだインフルエンザウイルスはイタリアという異国においても体内で活発に活動を続け、衰える気配を見せません。プーリアの位置する南フランスの南という文字に惑わされ、暖かいところと思ったのが大きな間違いで、プーリアも冬はやはり冬で地中海性気候も冬にはその効果をいっこうに発揮しないことが分かりました。

今日は朝からタウロッソのエリオおじさんと通訳のメリーさんそれに同じくインフルエンザウイルスに犯されている佐和さんとの四人で密室の車で一日移動をいたしましたので、このご両名が日本から持ち込まれたウイルスにやられていなければ良いと念じながら、19時にこのホテルへ送っていただいて、お別れをいたしました。

さて、タウロッソとは昨年のヴィニタリーで会っただけで、今回がはじめてのカンティーナへの訪問となりましたが、醸造責任者のマッシモが丁度油の乗り始めた35歳、新しい技術に経験が裏打ちされ、無理の利く年頃でありまして、昨晩もいただいた新しいフルーティーで柔らかなプリミティーヴォなども、実に彼らしいワインでありました。日本の市場で受けるだろうなと思います。

タウロッソの二つのカンティーナを訪れた印象については後日詳しく書くことにいたしますが、エリオおじさんがハイパーマックというこの地域に15店展開するスパーマーケットのオーナであることを知り驚きました。夕方一番新しい店舗を見学いたしましたが、スイーツとチーズのアイテムの多さに舌を巻きました。こちらの専門の野菜果物売り場も時間を掛けて見学し、知らない商品については齧らせていただき賞味いたしましたが、鮮度管理、品質管理の観点から言えばかなり遅れているというのが実情で、幕張に初めてカルフールが出てきたときと同じ印象を抱きました。

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イタリア1月28日

2009年01月29日 | Weblog
昨夜ローマからプーリアへ飛び、レッチェの街の真ん中の宮殿脇の部屋で一夜を明かしましたが、この遺跡を使ったホテルの経営はタウロッソの親戚の人がやっており、11時に着いたのもかかわらず、併設のレストランでアンティパストとタウロッソのワインを用意してくれており深夜の小宴会を行いました。ワイナリーの経営者はエリオおじさんですが、このホテルは姪がやっているようで、小宴会の後美人の姪を紹介されました。

ワインは、ネグロアマーロ、プリミティーボをいただき、プリミティーボの新しいヴィンテージは繊細で日本に合うだろうとエリオおじさんがおっしゃるように、ソフトなスタイルのものでした。佐和さんの要望で最後にグラッパの白と黄色をいただきましたが、プーリアではグラッパは生産されておらず、北のものだとの事でした。そういえば、トリノの山のおじさんに奢ってもらった時に、そこのレストランのソムリエは最高のグラッパはヴェローナのものだと言っておりましたな。日本では南で蒸留酒を飲むのに、イタリアではそれが反転していて面白いですね。何か特別な理由でもあるのでしょうけど、調べてみる価値がありますね。あくまでもいい加減な私見ではありますが、南は死ぬほどワインが生産されるので、わざわざ面倒なことをして、非常のときに蒸留酒で対応する必要がなかった。こんなところですが如何なものでしょう。
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出発の朝

2009年01月27日 | Weblog
今朝の湘南は見事に晴れ渡っております。旅立ちの朝としてこれ以上の天気は望めないぐらいの好天気です。イタリア行の前に書くブログとしてはこれが最後ですが、最初の滞在地がプーリアなのでインターネットの接続に不安があり、といいましても私がやるのではなく佐和さんがやって、私はセットアップされたものを「はいどうぞ」と使わしていただくだけなのですが、イタリア通信が滞るといけないので、今朝は少ししつこめにあれこれ書いておくことにいたします。

昨日は朝から会議をいたし、昼にはボルドーからお客様が見えて、そこのワインが売上不調にも係わらず倦まず飽きず会社まで来ていただけるので恐縮至極、簡単な打ち合わせの後、好きだという鰻を“わかな”で驕りお帰りいただきました。もう十年以上のお付き合いなのですが、ここ五年はヒット商品に恵まれません。日本市場のポイントを外しているといえば言えるのですが、他の輸入元へはそこそこのヒット商品をサプライしているので、アグリの販売能力が無いのかも知れません。

昼食の後、伊勢佐木町の美濃屋へ和菓子のお土産を買い求めに足を運びましたが、生憎月曜の定期休業でイタリアに和菓子を広める機会を失いました。日曜に熱のある身体を引きずり、平塚まで出向き徳利と猪口のセットと和装小物を買い求めておいて本当に良かったです。少なくともトリノ辺りで燗酒を嗜む人が増える事に貢献できるはずで、中味の方は酒蔵の努力を待つ事にいたしましょう。招き猫は日本通のサプライヤーには既におなじみですが、置物となると重いので、招き猫の柄のハンカチで勘弁してもらう事にしました。

さてこれから出かけるわけですが、風邪の具合は思わしくなく、飛行機に乗って酒を飲み12時間の睡眠をとることが出来れば、ローマ到着の頃は多少良くなっているかも知れません。そこからプーリアの空港まで乗り継ぐわけですが、何度聞いても覚えられない難しい名前の空港へ到着の予定です。そこでタウロッソのおじさんが我々の到着を待っていてくれるはずなのですが、去年逢った感じでは、果して迎えに来ているか怪しく、風邪のぶり返しを防ぐためにも飛行機からひざ掛けを2,3枚失敬していておいた方が良いかもしれません。

出かける前から、帰ってきて宇田川で河豚の刺身を食べるのを楽しみにしているようでは先が思いやられますが、今年は河豚を食べる機会が異様に少なく、日本の冬を存分に楽しめなかったなあと大いに心残りです。ま、冬のイタリアを良く観てくる事にいたしましょう。
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明日からのイタリアに備えて

2009年01月26日 | Weblog
試飲会の期間どうも風邪気味で具合が悪かったのですが、沖縄の夜ディナーの後、数件の客先回りをしていただいた古酒がやけに効いて、先週金曜日には朝から本復して快調になったのですが、土曜に寒風の中受付を三時間して、日曜にも時間は短いものの受付の任を賜り、完全に元の木阿弥、強い太陽の陽射しも甲斐なく最悪の月曜を迎えております。

これはもしかすると可也しつこいインフルエンザかも知れず、弱った老齢の私には既に抵抗力が無く、このまま悪化の一途をたどるのではないかと大いに心配しております。明日からはプーリア、トリノへと二週間の旅に出ますが、イタリアという国にはこの手のウイルスが存在していないとすれば、ウイルスキャリアーとして余り歓迎されない外人になります。しかしこれだけ多くのおねえちゃん達が草木が靡くようにイタリアへ繰り込むわけですから、その何人かは既にこのウイルスキャリアーである確率が高く、そのうちまた何人かはイタリアのお兄さんとディープキスなどなさっているでしょうから、空気感染が想定される私のケースなの何ほどのことも無いのかもしれません。

彼の地のことを必要以上に心配する事が無ければ、今日一夜にして本復し、気分良く旅立ちたいものです。私の常識では、ウイルスを攻撃する薬はほんのわずかで、しかも耐性が出来ていると聞いております。さすれば、古典的な方法を駆使し、葱とするめを焼いてウイルスをあぶり出し、生姜湯を飲み、玉子酒なども追っかけいただいて早々に寝てしまうことにいたしましょう。
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七分の梅

2009年01月25日 | Weblog
今日はこれから告別式に行き、受付をしなければなりませんので、早朝近所を小一時間ばかり散策いたしましたが、春の強い日差しの陽だまりに咲いている梅は七分咲きで、満開の梅というものはどうも場末の厚化粧の女給の寝起きの風情を連想され、好ましくありませんので、七分をもって盛りといっても良いと思います。熱海の梅がそろそろ、小田原の曽我の梅がもうボツボツ、湯河原幕山の梅が来月中旬と観梅の盛期が続々やってきます。

梅の根元に陣取り、持参の肴をいただきながら燗酒を飲めるところとなるとそう多くはありませんが、今では燗機能のついたワンカップがありますので、そいつを4,5本持ってゆけば、かなり良い気持ちになって梅を観ながら、芳しい香りを楽しむことが出来ます。しかしながら、この方法は少々侘しい感じがいたします。いつの日か若い衆を2,3人引き連れ、茣蓙、毛氈、火鉢、鉄瓶を樹下に設え、太鼓、三弦で踊りを観ながら、人肌を中年増から杯に注してもらい、ぐっとあおりながらの観梅とゆきたいものです。まあ今のご時世そんなことをやっている奴は何処にも降りませんので、周りに人垣が出来て落ち着いて観梅どころでないかもしれませんが。



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冬瓜のグラッセ

2009年01月24日 | Weblog
長の旅から帰り一夜明けた今日の湘南ですが、強い日差しは春なのですが、けっこう締まった陽気になっております。久し振りの休みなのでゆっくりと身体を休めようと思ったのですが、親戚に不幸があり、今夜の通夜明日の告別式と身体を休める暇が無く、老齢の身にはいささか応えます。

二年前の沖縄の試飲会の折、沖縄料理の料亭で最後に出された冬瓜のグラッセが絶品で買い求め帰ろうとしたのですが、時間の都合で果たせず、今回も同じ料亭でディナーをいただき、やはり同じように最後に冬瓜のグラッセが供され、味わい絶品な事にいささかの変わりも無く、今度こそはと車で店に乗りつけ大量に買い付けてまいりました。お店の名前を出すと少量生産なためご迷惑をおかけするので控えますが、国際通りの真ん中辺りを少し中に入ったところでございます。

しまらっきょう、てびち、豆腐窯と泡盛の肴ばかり好んでおりましたが、この冬瓜のグラッセ、お茶請けに最適ではありますが、古酒とあわせていただいてもなかなかのものであります。伝統のある文化圏の食い物は刻んだ時間だけ奥行きを持った味わいが存在し、それを時間をかけて発見してゆく楽しみがあります。また近いうちに沖縄を訪ねてみたいものです。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます
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試飲会ツアー終わる

2009年01月23日 | Weblog
長かった試飲会のツアーも、本日沖縄から羽田へ戻り、空港で参加メーカーの皆さんを成田行きのバスに乗せ散会となりました。実に疲れました。土日に仕事が入ると、二週間働き詰めで、おまけにあまり好きでないフレンチを喰い、ワインを飲む機会が増えますので、運動不足寝不足が加わり、最悪の状態で各地をうろつくことになります。今回感じたのは、時代は新しい局面を迎えており、ぺスカイヤのソロルーナとソリテルといった高価格で無名なワインでも、正当にワインを評価してくれる若い日本人が多く存在し、訳知り顔のおじさんたちの時代は終わり、ワイン業界もいつの間にか新時代を迎えているんだということです。

本日ようやく終わった試飲会ツアーですが、来週火曜からはイタリア出張で、まずはプーリアで一週間過ごし、その後ぺスカイヤのベッペのところへ行き、先回の訪問では不十分であった彼のワイン造りについて、畑と蔵をじっくり観させてもらうつもりです。



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