キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

秋の二宮海岸

2019年09月30日 | Weblog
9月も今日で終わりだ。
今月はサーフトローリングでソーダを狙う最適のシーズンだったが、かつての熱意が失せ、結局1回も浜でロッドを振り回さなかった。
釣りも癖のようなもので、行き出すと毎日行かなければ気が済まなくなるが、少し間を置くと行くのが億劫になるのは、麻雀や外飲みと一緒で人の行動には慣性の法則が働いているってことだ。
先日村井玄斎祭りへ行って、書籍を見て来たが、女道楽、釣道楽、酒道楽と、癖になる物事について道楽と銘打って小説を書いていた。
文章力は当たり前だが、人が夢中になる事柄について書いているから流行作家となり、平塚駅前に土地を買い農園が出来たんだなあ。

昨日は朝、下の息子と一緒に吾妻山に登り、中里口に降りて、葛川を北上し、西友に寄って雑貨類を買った。
10時前に出かけたが、帰ると12時近かった。
吾妻山はシーズンインで下山の頃、随分多くの人が登ってきた、弁当を頂上で食べるのだろう。
雲が多くて富士山は観えなかったが、相模湾と空を眺めて昼を食べれば、世間の些事は忘れることが出来る。
期待していたコスモスはすでになく、畑には菜の花の種が蒔かれ既に発芽して10㎝ほどになっていた。
12月には花が楽しめるだろう。

昼は鯛の押しずしを妻が昨日から意気込んで準備していたが、木型がなくサランラップにくるんで絞り、一口大に切ってからさらに握るようで難航した。
酢飯の出来が抜群で、あとで聞いたらスダチを絞って入れたらしく、辛口で固めのじつにいい酢飯になっていた。
寿司屋でもこのくらい酢飯が決まることはめったになく、こういった見事な酢飯に出会うのは数年ぶりだ。
小鯛は15尾買って5尾を塩焼き、2尾を刺身にして、後は酢〆にしたのでタップリとあり、〆具合も良く、刺身で喰った時に脂があり旨味もあって美味かったから、じつにいい味に仕上がった。
思わず大きめの鮨を10個食べてしまった。
このくらいのものを喰わしてもらえるなら、木型を買ってやらなくちゃいけない。

生姜の甘酢は、この間から妻が大量に仕込んだものが出来上がったらしく、これもいい出来だった。
赤紫蘇も晩夏に仕込んでいたが、酢飯の握りに巻いて口直しに喰うと、酸味と大葉の風味が効いて実に美味かった。
梅、大葉、らっきょう、生姜など、昔ながらの仕事を昔ながらのやり方できちんとやれば、おのずから結果が出るってことを分かったかなあ。

午後「サイコパス」を読了。
あまり面白くなかったが、100人に一人こういった人がいるってのは人類の生存戦略に必要だからで、犯罪に向かうとややっこしい面はあるが、非常時に有効なんだろうなあ。
統合失調症というのも大体同じ比率でいるけど、こちらのほうが何に役立つのかすぐには思い浮かばないが、消えてなくならない以上何かに有効に作用するんだろう。

読書は1時間ほどで、その後寝ていたようだが、4時前に下の息子に起こされて、海を見に行こうと誘われた。
中学校下へ行くが、ゲートがロックされ海岸へ降りられず、西へ歩き市五郎丸のところから浜へ降りた。
海は穏やかで潮が満ちていた。
インター下とバンガロー下のテトラにそれぞれ釣り人が乗っていた。
この時期は鱚の当歳魚が波打ち際に幾らでもいて、それを狙ってヒラメが波裏に寄るのだが、上がっている気配は無かった。
西に向かって歩き心泉学園の処から上がり、中道を通って駅へ出て帰って来た。

マサが29(肉)の日で妻が大量にイベリコ豚を買ってきてカツレツを作っていた。
昨日から大騒ぎしていたので、散歩の前に友人からもらった白ワインを冷蔵庫に入れて冷やしておいたが、二夏外に置きっぱなしにしたのですっかり味が変わっていた。
グリーン檸檬にジンを入れソーダで割って飲んだ。
茹で栗、茹でピーナッツ、グリーンサラダ、胡瓜の糠漬け、鯛の酢〆。
イベリコ豚のカツレツは本来美味いのだが、29日に必ず喰わされるので食傷した。

9時からNHKスペシャルでAIで美空ひばりの新曲を作るプロジェクトを観た。
歌声はそっくりだったが、3D映像はチャチだった。
楽譜通り歌うと全く面白くなく、音符の音程をわざと外していること、倍音を使って歌っていることで、味わいのようなものが醸し出されているのが検証された。
四角四面じゃ人は感動しないってことだねえ。
ワインについても不快な味が奥行きを出したり、香水でもわずかに悪臭が入ることで深みが出て魅力的になるのと似てる。

11時に寝たが1時前に目が覚めて、眠くなるまでYouTubeで討論番組を視聴していた。
番組は韓国の文在寅の事一辺倒で大騒ぎしているが、トランプは韓国が立ち枯れになるのを待っているのか。
金正恩がトランプのコントロール下に入り、朝鮮半島での紛争が必要なデープステイトが文在寅の支援をしているとすれば、問題は簡単には片づかないし、日本へ飛び火する可能性も大きい。
トランプはアフガニスタン、イランの問題も抱えているが、新たに弾劾に持ち込もうとしているウクライナ問題がかまびすしい、ディープステイトが民主党を使って反撃しているのだろうけど、多分乗り越えられるだろう、また、そうでなければ世界は暗黒の時代に逆戻りだ。





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曼殊沙華

2019年09月29日 | Weblog
彼岸花が1週間遅れで狂ったように咲いている。
葛川の土手や畑のあぜ道や土手に一斉に出てきて真っ赤な花を咲かせているので、ここ数日の散歩は賑やかだ。
何故畑の土手に多く見られるのかというと、鱗茎に毒があり、ネズミやモグラなどの有害動物を避けるためだと云われているが、見るからに怪しく毒々しい花は、ヤッパリ毒を持っていたんだ。

中学生の頃習ったはずの「曼殊沙華 踏みしだかれて 色新た」という句が50年間頭の中にあり、原石鼎の句だと思っているが探し出すことが出来ていない。

JA湘南へ早めに行き、無花果、柿、落花生、胡瓜、茗荷を買った。
ミカン農家のKさんから、早生系の品種の蜜柑の試食をさせてもらったが、酸がキリッとして美味かった。
甘いだけの蜜柑が一般的には人気だが、産地で子供の頃から大量に食べていると、酸がない蜜柑はボケた感じがして見向きもしなくなる。
ワインの産地の人たちが、酸の無いワインをボケていると言って嫌うのと同じ感覚なんだろう、蜜柑の影響なのかどうか分からないが、ワインも40年前に呑み始めたころから酸がいいかどうかが一番大きなポイントだった。

午前中は2階でぶらぶらして無為に過ごした。
昼は息子二人が外へ食べに行ったので、稲庭うどんを茹でて食べることにした。
出汁を取ってお揚げを煮て、きつねうどんにして食べたが、うどんが美味いときつねうどんというのは実に美味いもので、薬味の葱は青いところを刻んだものが合う。

午後も2階でベッドに寝転んですごしたが、ほとんど寝ていたようで、夏の疲れ、あるいは人生の疲れが出て来たのだろうか。
4時半に起きて大磯方面へ散歩に出た。
一日横になっていたので、何時もより遠くまで歩いたが、帰りに少し長くジョギングをしたので1時間で帰ってきてしまった。
膝や腰を炒めるといけないので歩くようなスピードのジョギングだが、実際は歩くよりかなり早いようだ。

日が暮れるのが早くなったせいで晩飯の時間も早まっているのか、風呂に入って出てきたら晩飯だと言われた。
鯛をたくさん買って、酢にして明日は押し寿司にすると張り切っていたが、この夜も塩焼きで出てきた。
鰺の南蛮漬け、鯖の味噌煮が残っていたので、5尾も鯛を焼いてどうするんだと思ったが、案の定3尾丸々残った。
獅子唐と雑魚の炒め煮、これは昨夜TVで大原千鶴が作っていた京都のお晩菜だが、いきなり入り子を炒めたらしく真っ黒になっていて見るからに不味そうだった。
この料理をやったことのない僕でも、獅子唐を炒めてから最後に入り子を入れて火を止めるのに、料理のセンスが無いんだな。
この料理もひどかったが、豆乳に鱈と山芋が入ったスープが出てきて、これも観ただけで気持ちが悪く、一口食べて止めた。
料理は人と同じで見た目が9割なんだから、素材と調理方法をレシピで見ただけで完成した味わいと姿を思い浮かべ、良いか悪いか見当をつけなきゃね。

鯛はまだ残っているのかと聞いたら、あるというので刺身にしてもらった。
紅葉鯛の走りなのか脂がのって抜群に美味く、「田中屋 純米」の杯がすすんだ。
鰺の南蛮漬けは3日目だったが、酢が鰺の中骨を軟化させ歯に当たらず美味かった。
サバの味噌煮は朝も焼いて食べたので、いささか飽きていた。
最後に鯛の塩焼きを食べたが、すっかり冷めていて焼きたての味わいは無かったが、腐っても鯛と云われるが冷めても鯛だった。
これ以外に胡瓜の糠漬けを出して肴にしていたが、妻はふんだんにある叉焼を使って炒飯を作って食べていた。

先日、娘と何故妻が作った飯が不味いか話し合ったが、一品ごとの出来不出来もあるが、組み合わせが悪いこと、量が多すぎること、不安なため調味料を過度に使うこと、素材の品目を多く使いすぎてごった煮のごとくなることが、食べる前に我々をげんなりさせるという結論に達した。

柑橘とジン・梅酒+ソーダのカクテルを4杯ほど飲んだ。
8時半に母の着替えの手伝いをして、9時から「サギデカ」の最終回を観た。
内容はドラマと云えども非現実的でついて行けなかったな、非現実的で面白いものもあるが、何が違ったのだろう。






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酒が美味くなってきた

2019年09月28日 | Weblog
いい天気が続いていて気分がいいが、何故か夜中に目が覚めてしまい、せっかくの好天気の昼に眠っていることが多い。
昨日も夜半に目が覚めて動画などを観たり、討論番組を聴いていた。
お蔭で世界情勢には詳しくなったが、韓国問題を取り上げると視聴数がドーンと増えるのでチュチェ思想に汚染されている韓国について諄いほどやっていて、世界情勢といっても極東情勢についての耳学問が増えただけかなあ。
チュチェ思想は日本でも猖獗を極めていて、日教組が温床になり全国的に広まって入るのだが、特に北海道と沖縄が深刻だ。
ソ連から派遣された一青年を国家元首と担ぎ上げ、抗日戦争の英雄とでっち上げて、キムファミリーをホーリーファミリーとしたが、馬淵睦夫に分析させれば、ディープステイトが作ったソ連が朝鮮半島での対立を作るために金日成を送り込みサポートしたとなるだろう。
私見だが、この統治システムのアイデアは日本の天皇制度の真似じゃないか。
小国の日本が明治維新からの近代化を成し遂げ、大東亜戦争を戦ったことに、先に近代化をした西欧が畏敬の念を抱いたんだろうが、その強さの秘密が天皇体制であると考えたのだろう。
北朝鮮はディープステイトが手を引いて、トランプの影響が強くなったために、この体制は変化せざるをえないだろうが、文在寅がキムファミリーに誓約書を出していたことがスクープされ、韓国を北に吸収させる意図がはっきりとしてきたものの、頼みの北がすでにチュチェ思想を見限っているので、いわゆる梯子を外された状況だ。
情報力が格段に違うアメリカは大分前から文在寅の本質を見抜いていたから、文在寅の動きを封じるために、問題はあるものの金正恩に近づき支配下に置いたのだろう。

7時半に起きて、風呂に入って、朝飯を作って食べたのも、9時半にJA湘南へ行き無花果、栗、花、胡瓜、唐辛子を買ったのも何時ものごとくだ。
帰って来てから少しPCの前で仕事をして、二階に上がり「日本語をみがく小辞典」を読んだ。
この著者の辞典は売れているというが、読む辞典として凄くよくできていて、読んでいるだけで面白く、しかも言葉の起源や関連が分るという仕組みだ。
上の息子が中野信子の「サイコパス」を持ってきたので、早めに読んで少し内容について話をしようと思っているので、「日本語をみがく小辞典」を中止して読みだしたが眠ってしまった。

妻が一人で外にカレーを食べに行くので、パンを買ってきてあるとの台詞を残して出かけた。
1時前に目が覚めて、あまり美味くもない菓子パンを3つを牛乳で流し込み無花果を食べた。

プレシネは観たやつだったので再び二階に上がり本を読み始めたが、またもや眠ってしまい、「サイコパス」は本のさわりを何度も読んでいるだけだ。
サイコパスは犯罪にかかわると猟奇連続殺人のような事件になりやすいが、会社の経営などに関わると日本的な情を無視して最適な方法を選ぶので成功することが多いという認識しかない。

著者の中野信子はぽっちゃりしていて色っぽくて好きなタイプだ。
顧みると黒スラの面長切れ長に惹かれるが、セックスの相性は白ポチャで巨乳にあるようだ、後者のケースで惹かれるのかなあ。
若いころからの友人は、お前には好みが無いというが、日活ロマンポルノやAVを観ていても好みじゃない女の絡みの時は眠っているので確かな好みがあるのに間違いない、好みが一つの型に集約していないってことか。
中野信子は姿も好きだが、低い声がいい。
ともあれ好みの女性が書いている本なので熱心に読んで当たり前だが、サイコパスって嫌いだからどうも前に進んでいかないのだろう。
今日、何が何でも読了しよう。

夕方、下の息子に誘われて、葛川沿いを北に向かって散歩した。
彼岸花が一斉に咲いて狂おしいほどの赤だった。
西友に寄り妙高の君の井酒造「手造り 田中屋 純米酒」新潟県産米100% 精米歩合65% アルコール15.5度と乾きもののつまみを買った。

帰りに秋葉山を裏から登り娘の処へ寄ったが留守だった。
坂道を降り始めたら娘の車が登って来たので、珈琲を飲んで、久し振りにパチを見て帰って来た。
珈琲は急いで計量せずに作ったので濃くて美味くなかったが、お湯を入れて薄めたら酸味が出てきてバランスされ美味くなった。
焙煎まで確定した豆を美味く飲むには濃度だね。
パチは2か月振りだったが、どうにか覚えているみたいで一度だけ身体を摺り寄せて来た。
もう娘のところへ来てから1年になろうとしている、すっかり大人だ。

家に帰ったらすでに妻が焼売を作って待っていた。
直ぐに風呂に入り、田中屋の酒を開けて冷で呑んだ。
9月に瓶詰めされているのでフレッシュ&フルーティだったが掴む感じがあり美味いなあと思った。
いい酒造りをしているのに加えて、酒の季節に入って来たんでより美味いんだな。
鰺の南蛮漬け、サバの味噌煮、胡瓜の糠漬けがあり、JA湘南のKさんにもらった蜜柑にジンとソーダを加えて2杯飲み、その後グリーン檸檬に梅酒を入れてソーダで割って2杯飲んだ。

9時から「新日本風土記」松山、高校生が俳句甲子園で戦っている姿が良かったなあ。
道後温泉へは一度行ったことがあるが、仕事だったので市内に数百ある句碑を見る機会がなかったのが残念だ。
漱石は子規という親友とここで出会ったのだが、そういった幸せな出会いはめったになく、実に羨ましい。
10時から「これ経費で落ちません!」を観たが、ポッポちゃんの恋の感じは良く分かるなあ、社内恋愛って、二人だけに通じるコミュニケーションが実に楽しいんだよ。


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イナリヤトのワインは

2019年09月27日 | Weblog
9月27日は初恋の人の誕生日だ。
その後何度か恋をしたが、そのお相手の誕生日は覚えていないから、初恋というのは何はともあれ男にとって大変なもんなんだよな。
プラトニックラヴでキスもしなければセックスもしなかったのに覚えているというのは、心に残るものは身体に残るものより後を引くってことだ。
中学に入った時に他のクラスにいたが、美人だったので目立ち、彼女の友達を通じてやり取りをして、向こうも僕が好きだと分った。
自意識過剰で何をどうしていいのか分からず、今考えると馬鹿げたことばかりしていた。
3年の時には同じクラスになったのに、関係は親密になることもなく、ただ顔を眺めていれば幸せだった。
音楽の時間に好きな楽器で何か演奏をする課題で、彼女ピアノで「Let It Be」を弾いたので、未だにこの歌が特別に好きだ。
その後、僕は小田原、彼女は大磯の高校へ行ったので会う機会も殆どなかったが、彼女の高校の文化祭へ行き、姿を見かけたことがあった。
向こうも僕に気が付いたが、お互い自意識過剰で何事も起こらなかった。
手紙を書いて少しだけ遣り取りをしていたが、彼女がクリスチャンになり、それが理解できず手紙も途絶えた。
今もあまり変わらないけど、小さい人間だったなあ。
彼女が現役で美大へ行き、僕は高田馬場の予備校へ通った。
一度東京駅の東海道線で一緒になり、二宮までの1時間余話をしながら帰った。
僕が大学に合格した時に、家に来てくれてお茶を一緒に飲んだが、お祝いに聖書をくれた。
読んでないけど大切に仕舞ってある。
これで総てなんだけど、親密に付き合ったわけでもないのに他の女に興味が沸かず、高校時代は孤独で詰まらなかった。
自意識過剰にならず、とは言ってもそういう年頃だから詮無き事だが、この頃キスをしてセックスをしていれば、楽しい高校生活だったろうなあ。
それに性欲に悩まされず勉強に励んだろうし、男としての自覚も出来、何より女性を深く理解でき、もう少し真っ当な人間になっていた可能性が高い。
風の噂では今カルフォルニアにいるとのことだ。

大体男ってのは上手くいかなかった恋を思い出し、反芻しながら生きているもんで、辛い時や女に冷たくあしらわれた時なんかには、こういった物悲しい思い出が大切なんだよなあ。
こんなことを女に云うとバッカみたいと一蹴されるが、男心は男でなけりゃ分るものかと諦めるのさ。

さて昨日は娘が昼を喰いにやって来た時に、2か月間放置された庭の紫蘇を大量に抱えて来た。
西側の庭10坪くらいのところ一面に紫蘇が生えているのだが、季節を迎え花が咲き結実している。
その実を妻がむしり取り塩漬けにするのだが、何でも大量にやらないと気が済まない質だから、既に「磯っこ」にあるだけにの赤紫蘇と紫蘇を買ってきて漬け込んだのに加え、娘の処の紫蘇を更に漬けこもうとしているようなのだ。
失敗も多く、往々にして大量に廃棄されることもあるが、そんなことにめげない精神の鈍感さがあるんだな。
ともあれ3人で叉焼麺を食べ、無花果などをデザートでいただいた。

プレシネは1986年の米映画「Heartbreak Ridge」で、初めて見る映画だった。
クイント・イーストウッド扮する、朝鮮、ベトナムを戦い抜いた鬼軍曹ハイウエイが、古巣の海兵隊偵察小隊の教育係になる。
この小隊は部隊から見放されたへなちょこの集まりで、それをどうにかいっぱしの海兵隊員に育て上げる物語。
海兵隊と結婚したようなハイウェイは女房に愛想をつかされ離婚しているが、女性週刊誌で女の扱いを学び、元妻との復縁をせまる、それが物語の横糸になっている。
戦闘で小隊に死者も出るがコメディタッチの映画でかなり面白かった。

4時半に大磯方面へ向け散歩、ストレッチ、ジョギングに出る。
6時前に家に帰り、風呂に入って出てくるとテーブルに鯵の南蛮漬け、うるめ鰯のなめろう、ヤガラの刺し身などがあり、「貴娘 本醸造」を冷で呑み始めた。
豚の骨付きカルビを大量にコンベックで焼いたので、そいつに齧り付きながら、スダチ、レモンにジン、梅酒を加えソーダで割って飲んだ。
娘が釜野のパン屋で買ったバケット2種類を持ってきたので、なめろうを塗ってオリーブオイルを垂らして食べたが、これには白ワインが合うんだよなあ。
神戸に揚がって、既に通関が済んでいるイナリヤトのワインは、4t車で運ぶことになっているらしいが、山の天辺の急斜面の娘の家へ4t車が入らず、配送問題で未だもたついている。
何処か広いところで下して小型車でピストン輸送するしかないのかなあ。



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デュルケムか

2019年09月26日 | Weblog
昨日は温度湿度ともに下がり、爽やかな秋の一日だった。
何時ものように7時半に起きて風呂に入り、最近は下の息子が早起きで雨戸などは開けておいてくれる、朝飯を作った。
茄子の味噌汁、茄子のオリーブ焼き、納豆、胡瓜の糠漬けは夏の定番だが飽きないもんだな、毎日食べて飽きないものは完成された料理なんだろう。
PCでメールなどをチェックして、9時半にJA湘南へ自転車で出かける。
歩くのとは異なる筋肉を使うので、サイクリングは重要な運動だ、最近ジョギングも始めたので、使う筋肉がかなり多様化して何となく体調がいいような気がしている。
午前中は二階で横になって本を読むつもりだったが、どうも眠ってしまったようだ。

上の息子が休みで、娘が帰って来たので、妻が肉蕎麦を作り4人で昼を食べた。
出汁を取ったと言って妻が威張っていたが、塩味が足りなかったのか自慢されるほど美味くなかった。
茹で栗と無花果蜂蜜ヨーグルトを食べた。
息子は小学校の頃から登校拒否で、高校も普通私立と問題を抱えた生徒が通う専門の学校にも行ったが、いずれも1か月と続かず、家を出て新聞配達をしながら格闘家を目指した。
だが、格闘ブームも忽然と消え、いろいろな職を転々としていた。
学歴が中卒だと思ったような就職が出来ず、世間では学歴が重視されていることをようやく悟り、通信大学を受講しているが、影響を受けた宮台真司のせいなのか社会学に興味をもち、そうなると面白いらしく度々政治や社会の話をする。
食後お茶を飲んでいたら、何だか訳の分からない分業論についての言葉を言い出し、これ誰が言ったんだっけと訊かれたが、社会学者はウエーバーしか思い浮かばなかったので、ウエーバーじゃないのかと云ったら、二階の書斎にノートを取りに行ってデュルケムだったと確認していた。
床屋の政治談議が好きなだけのことかと思っていたが、系統立てて社会学を勉強しているので驚いた。
政治家になりたいらしい、遅まきながら進むべき道が見えてきたのは慶賀すべきことだ。

娘はマサへ魚を買いに行くと僕の自転車で出かけ、妻は息子と西友にハンガーを買いに出かけた。
プレシネは前に観たやつだったので二階へ上がり「さらば財務省!」を読んだ。
小泉改革を竹中平蔵がサポートしたが、事務方として多くの立案は高橋洋一がやっていて、その裏話が書かれている。
数学が良くできたので実務に長けていて、文系頭の官僚や政治家が曖昧にして隠していたものを白日の下に晒した。

4時半に大磯方面へ散歩に出かけ、公園でストレッチ、葛川べりのクレイの小道でジョギングをした。
そういえば前日新宿橋の下を飛翔する翡翠を久々に観た。
遅まきながら彼岸花が所々で開花しだした。
去年も彼岸より遅れて咲いたが、温暖化で開花が早まるのかと思うがそうではないんだな。

風呂に入って晩飯を食べた。
ムツの煮つけ、玉葱ピーマン牛肉炒め、鱈と白菜のスープ、胡瓜の糠漬け。
青切りミカンと馬種のソーダ割。

観たいTVもなかったので8時過ぎには2階に上がり、読書を始めたが直ぐに寝てしまった。
目が覚めると0時前だった。
変な時間に起きちゃったと思ったが、YouTubeの討論や解説番組を観て、本を読んでいるうちに眠ってしまったようで、気が付いたら6時だった。
7時半まで女性ヴォーカルのジャズを聴いた。
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中之条ビエンナーレ終わる

2019年09月25日 | Weblog
昨夕、娘が久し振りに帰って来た、中之条ビエンナーレでカフェの経営をしたので、下準備もあり7月下旬から向こうに家を借りて行っていた。
23日で会期が終わり、一先ず帰って来たようで、またその内改めて整理に行って引き上げるらしい。
一度8月下旬に顔を見せたがすぐに帰ったので、2か月振りに酒を呑んだことになる。

中之条では地の魚が食べられなかったろうと妻がマサで貝の刺し身の盛り合わせ、鮪、環八を買っってあったが、風が強くて地の魚の水揚げがなく、旅魚ばかりで、特に力を入れて買ったという環八は鹿児島の養殖で、脂が照かって僕と娘は箸を付けなかった。
娘とは似た舌を持っているので、食い物の好みが似ていて、ことごとく妻と対立するが、この2か月居なかったので妻に変なものを随分喰わされたが、これで批判勢力が増えたので真っ当なものが食えると思う。
要は旬のものをあまり手を加えず、素材の持つ味わいを愉しみたいのだが、この調理の方法論は江戸明治のころから確立され、時代とともに洗練されているから、目新しいレシピに振り回されず料理の基本を押さえておけばいいのだ。
しかし、TVの料理番組でも料理雑誌でも基本をないがしろにして新しさと簡便さを求めるからろくなレシピがない。
現代の文化の衰弱は、人間にとって最も大切な料理に顕著に表れている。
すなわち、長い歴史と伝統の中から優れた叡知をきちんと取り出し、新しさに惑わされず、簡便さに安易に流れないことが、優れて豊かな文化を身を持って生きてゆくことなんだ。

娘たちが6時半にやって来て10時に帰って行くまでに、スプマンテ、「牧水の詩 純米」「貴娘 本醸造」「高清水 純米ひやおろし」サッポロビール、スダチ+ジン+ソーダを飲んだ。
酒を飲んでいると時間があっという間に過ぎ、いろいろと話をしてはいるのだが記憶に残ることが少ないものだが、ビエンナーレは二年前より来場者数が少なかったようだ。
夏休みにかけて会期を前にずらしたが、ウイークデイは2年前の様子から、僕のような隠居老人が主な客だったから、今年の暑さでは芸術どころではなく、まずは生命維持となったのだろう。
主催者も詰まらない欲を出さずに、芸術の秋、10月に開催すればよかったのになあと思う。
実際、これからの季節なら僕もまた行ってみたいと思う。

カフェ=食堂は昼間だけの営業で、中之条の素材を使ったシンプルな料理を出していたらしい。
元来山間の土地では肉魚はあまり喰わないから、野菜を色とりどりに調理したものが多いが、それに倣ったようだ。
製麺器は群馬の家庭普及率90%と聞いているが、娘たちも購入して饂飩を打って出していたらしい。
麺が美味いと醤油と葱があれば喰えるから、一見麺打ちは煩瑣に思えるが麺だけ打てばいい料理なので簡単だ、ぜひ近いうちに再現してもらいたい。


昨日は思いの外蒸す日だったので、一日中汗をかいていた。
そのため二度着替えをしたが、今日から徐々に気温が下がり爽やかな季節に向かうらしい。
日本は5月と10月が実にいい季節だが、いよいよその季節が目前に迫り、さて何をしたらその季節を思いっきり身体で感じることが出来るだろうかと真面目に考えないといけない。
あと何回この季節を愉しめるかを考えると疎かにできない。
20年前なら広々とした二宮海岸で思いっきり遠投をして鱚釣りを愉しんだ。
鱚が釣れなくとも、深い色をたたえた秋の海、丸いはるかな水平線、抜けるような青い空、何物にも代えがたかった。
今はその広い海岸が無くなってせせこましい浜になってしまった。

昼は妻と下の息子が通院で平塚へ出かけたので、一人でサッポロ一番塩ラーメンを作って食べた。
キャベツを入れたかったが、野菜室を探してもなく、小松菜、ピーマン、葱、ロースハムを入れて食べた。
このインスタントラーメンは発売された時からずっと喰ってるけど、ときどき無性に喰いたくなるから優れた商品だよな。
食後にはシュークリームと無花果。

プレシネは「The Mackintosh Man」アメリカ/イギリス1973年を観た。
二度目だった。
一番印象に残っていたシーンは、脱獄したマックイーンが一時的に館に留め置かれるが、そこから逃げると荒涼としたアイルランドの土地で、孤独と寂寥を喚起する。

5時に大磯方面へ散歩に出かけるまで、二階で高橋洋一の「さらば財務省!」を読んだが、昨日読み終えた「バカな外交論」よりさらに古い本で2008年の出版、竹中平蔵と知り合いで間接的に小泉、安部の経済政策の一部を担当したが、その時代の話だ。
郵政民営化の構造的な分析があり、小泉純一郎でなくとも、郵政は民営化しざるを得なかったろうと理路整然と説明している。
要は郵便貯金の運用に独自では能力がなく、預託して、損益が出れば税金で穴埋めしていたということだ。
既得権益や助成金というのが自助努力を大いに減退させるんだなあ。



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カツサンドと卵サンド

2019年09月24日 | Weblog
今朝4時に目が覚めて朝の読書をして高橋洋一「バカな外交論」を読了した。
2014年の本なので、TPPと集団的自衛権が当時のトピックとなっており、これを中心に論が展開されたが、最初に経済と安全保障は切っても切れない関係にあることや、経済と外交についての基本について説明がされていた。
250ページ+の本だが字がでかいのでスイスイと先に進む爽快感があり、この十数年このタイプの本が売れるってんで、各版元はこの体裁の本作りを良くしている。
資本主義で自由主義の社会では市場原理主義となるから、経済学は数学に近くなり、そんなバカバカしい事をやってもしょうがないと西部邁は見切りをつけたが、この市場から落ちこぼれた人たちを救うのが政治で、そこを如何様にやってゆくかが結構難しいのは周知の通りだ。
幾つかの知らなかった経済学理論について覚えたのでそれなりに面白かった。
もう1冊買った「さらば財務省!」を読んで、高橋洋一という人についてもう少し正確に把握してみよう。

昨日は朝から日差しがあり、気温も上がったので、下の息子と散歩に出たがかなり汗をかいた。
葛川を北へ歩くコースで、西友に寄り「高清水 ひやおろし」を買った。
ここ何年か、この時期には各蔵元が一斉にひやおろしを出して売り上げを競うが、ボージョレ・ヌーボに先んじること2か月、いいタイミングだよなあ。
ボージョレ・ヌーボーも11月の第三木曜日では、秋のイヴェントというより冬に近くて日本人の季節感の先取りの気質に合わなくなってきてる。
それに新酒に重厚で厚みのある味わいを求めないが、フレッシュで爽やかなワインがあの値段では高すぎるよね、販売数量が最盛期の半分以下になっているんだから、考え方を変える時期に来てるのに、成功経験て忘れられないんだよね。

初めて中里2丁目というところを登り、釜野へ出たが、知らないうちに新幹線わきの山を造成して宅地にしていたんだ。
その後も、折角だから初めての道を選んでパン屋まで行ったのだが、生憎休業だった。
昼はやっぱりパンを喰いたいなあと息子と話し、吾妻山をぐるっと回って芦の屋まで行き、食パンとシュークリームを買った。
2時間ばかり歩いたが、出かけたのが9時過ぎだったので家に着いたのはまだ11時過ぎだった。
汗をかいたのでシャワーを浴びて着替えて二階で涼んだ。

昼は食パンを食べたが、妻が予想外にトンカツを揚げてあり、カツサンドと卵サンドにして食べた。
揚げたてのトンカツを焼きたての食パンにはさんで食べるとひどく美味い。
アールグレイを飲みながらシュークリームを食べた。

途中驟雨があり妻が慌てて洗濯物を取り込みに2階へ駆けあがったが、余裕でパンにバタ、辛子を塗り、胡瓜、レタス、トンカツを挟み、ソースをかけていた。
だが、朝、羽毛布団を干したのを思い出し二階に駆け上がり取り込んだら、羽のように軽い布団が鉛のように重かった。
布団の表面に水が浮かんでいて、タオルで拭いたが、かえって水分がベッドに染み込むだけだった。
乾いている部分を下にして、扇風機で乾かすことにした。
その効力をあまり期待していなかったが、5時間回し続けたら、そこそこに乾いていた。

そんなわけで二階のベッドで横になって本を読むことが出来ず、久し振りに廊下のソファーで動画を観たり本を読んで過ごした。
夏前に大工にたのんで、廊下にサンドペーパを掛けてワックスを塗ってもらったので見違えるようにきれいになっていたが、なかなかこの機会がなかった。
これからの季節、庭を観ながら音楽を聴いたり読書をして遊ぶのは愉しい。

5時になったので下の息子と一緒に大磯方面へ軽い散歩に出た。
変電所の隣の公園でストレッチをやり、葛川沿いのクレイの小道でジョギングをした。
相撲が無いので夕方の一番いい時間に散歩が出来た。

風呂に入り、晩飯を喰った。
鰹のたたき、もやしと茸のスープ、胡瓜、生姜、茗荷の糠漬け、叉焼、ひじき煮を肴に「高清水 ひやおろし」を冷で呑む、ひやおろしってのは季節柄冷やさないで冷(常温)で呑むように出来ているのか、秋を感じながらぬる燗で呑むのかだろうけど、燗にするには暑かったので冷で呑んだ。
素直な味の酒だった。
特徴が無くて詰まらないともいえるが、何時もひねった味のものを呑んでいるとアブノーマルになっちゃうから、6割は素直に4割はひねったくらいの比率が良いんだろうね。
カボス+ジン・梅酒+ソーダを3杯飲んだ。
最初の酒が効いたのかちょっと酔って、9時前には二階に上がり横になり、11時過ぎには寝ていたようだ。


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弦斎祭り

2019年09月23日 | Weblog
朝から爽やかな天気で、ここ数日使い始めていた羽毛布団を干した。
ベッドで横になって動画を観ていたら、眠ってしまい、昼はオムライスでいいかという妻の声で目が覚めた。
そのオムライスを食べたが、以前は洋食屋のレシピを真似て物凄く濃厚な味だったが、諄くていけないからと軽快な味にしてもらったので、なかなか美味いんだが、何しろ量が凄かった。
上に載っている卵も一人当たり3個を使っていて、その卵がケチャップライスを覆いきれないくらいなんだ。
あっさりしたのを作ってくれと言いながらも、根がこういった濃厚な料理が嫌いじゃないので、思わず食べてしまったら身動きできなくなった。

1時の電車で平塚に向かおうかと思っていたが、アールグレイを飲みながら、多少消化を待つことにして予定より30分ほど遅れて平塚に行った。
もう20年も前に、南仲通に会社があったころ、近所の中屋で大もりの夏そばを食べ、身動きできなくなってアポの時間を1時間遅らせてもらったを思い出したが、中屋にももう3年近く行ってないなあ。
予想はしていたが、10時開始の「村井弦斎祭り」は、大方の屋台が片づけをしていて、せっかく行ったのに見るべきものがほとんどなかった。
それでも、弦斎の関連書籍を売っている屋台で、初めて見る道楽シリーズの「女道楽」の単行本があり5,000円だった。
「食道楽」は岩波文庫で、「釣道楽」は単行本の古書をもっているが、「酒道楽」を持っているかは曖昧、「女道楽」は持っていなかったが、5,000円では取り敢えず買っておこうとの気にはならなかったなあ。

駅ビルに戻り、5Fのさくら書店で新刊書を眺め、2冊買い求めた。

岡義武「山形有朋」岩波文庫
これが今朝の読売新聞朝刊の岩波の新刊広告で見て、山形有朋についてほとんど知らないが、何故か興味を引いたので買おうと決めていた。
今月の岩波文庫の新刊は他にも気になったのがあったが、とにかく購入数量を抑えないとね。

森田良行「日本語をみがく小辞典」角川ソフィア文庫
最近、この文庫には見るべきものがあり、良いものを出し続けている。
この著者もこの本も初めて見るのだが、帯に「名著復活」とあり、完全にこの惹句と”みがく”という文字に釣られた。
子供の頃から本と云えば図鑑を熱心に見ていただけで、言葉については全く自信がなく、文才も無いので、言葉を”みがく”必要を感じているんだよね。
1987年から89年にかけて講談社現代新書で出された「日本語をみがく小辞典 名刺篇」「〃 動詞篇」「〃 形容詞・副詞篇」の三冊を合本したもので、664ページの大冊だから小辞典の範疇を越えている。
著者はこの文庫ですでに4種の「基礎日本語辞典」を出していて売れているらしい。
立ち読みをしたが、書いてあることは平明で面白く1,560円+税を出す気になった。
出版不況で文庫本といえども高いよねえ、そのうち紙の本が無くならないと云えども更に希少になるから益々高くなるんだろうなあ。

駅ビルを出て西へ歩きBOへ寄った。
ここでは単行本を中心に小一時間愉しみながら眺め、5冊ばかり興味のある本があったが、高橋洋一の2冊に絞って買った。

高橋洋一「さらば財務省!」講談社 2008年3月1刷 2008年10月12刷
この人の本は読んだことがないが、最近YouTubeで視聴している文化人放送局の【怒れるスリーメン】に出ていて、いろいろな事柄をよく知っていて、頭のいい人だなあと気になっていた。
財務省を辞めて敵に回した稀な人で、基本的にどんな考え方を持っているのだろうかと思い買ってみた。
7か月で12刷だから売れた本だ、山本七平賞を受賞したのも売れた理由かな。

高橋洋一「バカな外交論」あさ出版 2014年10月1刷 同年11月3刷
これも直ぐに増刷されているから、人気作家なのかなあ、喋りも独特な節があり面白いから、文章も面白いんだろうと思う。
チョット流し読みしてみたら、全体として世の中の掌握の仕方が合っているかどうかは不明だが、少なくとも論旨が理路整然としている。
文化人放送局は産経新聞を応援していて、朝日と毎日をおちょくっているから立ち位置はお分かりいただけると思う。
まあなるべく早い時期にこの2冊を読んでみて、どんな人なのか掴んでみたい。

久し振りにお姉さんのところへ行って、ミルクビスケット、あんパン、チーズパン、ベーコンパンを買った。
相変わらず気前がいい。

電車の時間を観たら20分あったので駅ビルに戻り地下の食品売り場で魚と酒を見た。
駅ビルのテナント料が加算されるから魚が高い事、びっくりしたが昔はそれを平気で買っていたんだなあ。
マサの魚は、売り場のチーフの方針と努力のおかげで、地の魚が驚くほど安く買える。
今後も利益を出して順調に経営を続けて欲しい、以前TVで観たが、街からSMが無くなり、物が買えなくなって生活の質が劇的に変わってしまい悲惨だった。
大店舗法の改正で街にSMが出来、既存の商店が潰れてしまったので、SMが不振で撤退するとそれに代わる商店が無いんだよ。

炎鵬の取り組みに間に合うように帰って来た。
今日も左を差して攻めて出て勝った。
NHKの動画再生が一番多いらしいけど、勝ち数に関係なく敢闘賞でもやったらどうだと解説の北の富士も言っていたが、そういった感覚がないと相撲は廃れるぜ。

風呂に入って晩飯。
鮪の刺し身、胡瓜の糠漬け、粽、玉葱と牛肉とオクラの炒め物、チーズパン、ベーコンパン、ポッキー。
カボス+梅酒+ソーダを4杯。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます


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峰不二子の研究

2019年09月22日 | Weblog
清々しいいい天気が続いている、この3連休の天気予報は悪かったんだが、どうして中々いい天気じゃないの。

朝、JA湘南へ行き、無花果、茗荷、茄子、胡瓜を買った。
胡瓜は夜、金山寺味噌をつけて食べたが瑞々しくって美味かったなあ。

午前中は本を読んで過ごしたが、途中で動画を観だしたら、瞬く間に時間が過ぎて、妻に昼飯だと呼ばれた。
熱中していると早く時間が過ぎるものだが、人生そういったものに関わって生きていきたい、先の時間が短いので詰まらないことに時間を囚われたくない。
だが、面白い事だけやって、あっという間に時間が過ぎて、気が付いたらあの世ってのも何だか嫌だな。
愉しい時間を味わいながら、ゆっくりと過ごしたいが、それにはどんな工夫が必要なんだろうか。

昼はタンメンのようなサンマーメンのようなもので、不味くは無かったが、何しろ量が凄くて3分の2を食べて下の息子にパスした。
無花果蜂蜜ヨーグルトを食後に食べた。

午後平塚に出かけようと思ったが、イヴェントを調べてみると日曜日に村井弦斎祭りがあるので中止にして、2階に上り横になっていたら眠ってしまった。
3時過ぎに起きて、炎鵬の取り組みをチェックしてから大磯方面へ散歩に行き、早めに帰って来た。
左を差して右から攻めて、体重差のある相手を押し出したのには驚いた。
勝ち越したので来場所は上位陣と当たる可能性がある。

風呂に入ってゆっくりと湯舟に浸かり温まった。
晩飯は昨夜上の息子が釣ってきたシーバスをソテして、白ワインとバタ、茸のソースで食べた。
刺身で喰いたかったが、妻がどうしてもこれをやりたがったので諦めた。
スズキが新鮮だったので美味かったなあ、でもこれなら白ワインを飲みたかった。
鮭の南蛮漬け、チーズなどを肴に柑橘のカクテルを飲んだ。

6時半から寅さんをやっていたが、特別編で詰まらなかったので巨人戦を観た。
結局9時前に5年ぶりの優勝が決まった。
原監督は好きじゃないけど、監督復帰初年で優勝させるんだから手腕は超一流だね。

10時から峰不二子の番組をやっていたので観たが、こういった漫画のキャラの研究で、時代と女の魅力に肉薄できる可能性があるんだから凄いもんだなあ。
アカデミズムでは古い価値観に支配され、文学の研究のほうが評価されやすいけど、現実には小説は衰退しており、隆盛している漫画の研究のほうが現代を掠め取ることが出来るってことか。
実際、映画やドラマでも漫画が原作になっているもののほうがヴィヴィットで面白いのは、今をうまく捉えているからではないのか。
不二子は167㎝ 50㎏ B99.9 W55.5 H88.8と先ずは肉体が凄く魅力的だ。
背は高いほうだが、このくらいの女が好みだなあ、90‐60‐90でもすげえなあと見惚れるが、もっとメリハリがついているんだからさらに魅力的。
専門家が年をとっても垂れない不二子の乳房を分析したら、脂肪が少なく乳腺が発達しているからで、思春期に躾の厳しい家庭で育ち、規則正しい生活とバランスの良い食事をしていたらしい。
ということは、見た目に騙されずパートナーを選ぶには、40になって美乳を保っている女を選べば間違いないのだが、いささか薹が立ち過ぎているかもしれない(個人的な感想です)。
実際のところ、家では漫画が禁止されていて「ルパンⅢ世」はあまり観たことないが、ルパンの声が特徴的で好きだった。
不二子の声の特徴は低音から高音へ抑揚をつけていることで、盛りの付いた猫がこれと同じ音程で鳴いているらしい、この声の抑揚に男はイチコロらしい。
そういった声を出す女には気を付けないといけないなあ。

零時前に2階へ上がって本を読もうと思ったが、つい動画に手を出してしまい、視聴しながら眠っていた。
映像もいいのだが、討論などは2時間3時間も視聴しているようで時間がかかりすぎる。
その点、鮮度は落ちるが、文章化されている情報は、きちんと整理、要約されていて、短時間で大きな情報量を得られるメリットがある。
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彼岸の墓参り

2019年09月21日 | Weblog
暑さ寒さも彼岸までというが、台風一過暑さがぶり返すらしい。
昨日は彼岸の入りで、妻と二人で墓参に行った。
長い間僕と下の息子で行くことが多かったが、ここ数回は妻と一緒に行っている、心境の変化ってやつなのか。
年を重ねると墓が身近になって来るのは、そう先にならないうちに骨になってこの墓の下にばら撒かれることになるんだなと実際的なことを思うからだろう。

朝、JA湘南へ仏花を求めて行ったが、小菊をこの時期に合わせて作っている農家の方が春に高齢で体調を崩し、作付け出来なかったために市場からの仕入れの花しかなかった。
1束590円と高額だったので家の仏壇用の花だけ買った。
お墓の花は別途調達するつもりで、この時期だけ庭で育てた小菊を道端で売っているところを見たがなかった。
家のゴーヤもミニトマトも今年は収穫が少なかったが、夏の高温と秋の台風で作物の出来が悪かったのかもしれない。
仕方がないので、妻が少ないながらも庭の花を切り、花束にして出かけることにした。
途中、磯っ子に寄り、鶏頭が買えたのでそれなりのヴォリュームになった。
煙がもうもうと出てることも必要かもしれないが、着火も楽だし、いい香りが漂うほうがいいんじゃないのかなあと、線香も一束100円の安物を止めて、家にある香りのいい線香を20本ほど持ってゆくことにした。
花がなかったことを契機に、墓参をシンプルにして質を高めたいと思った。
ちなみに仏教国で彼岸に墓参をするのは日本だけで、加地伸行によれば、墓参りは儒教の影響だとのことだ。
母方の祖母も庭で育てた花を墓参に持って行っていたことを思い出した。
一年中何らかの花が庭にあったから、花を買ってお墓に供えるなんて考えは無かったんだろうなあ、もっと遡って「野菊の墓」の時代には、野辺で花を摘んでいたわけで、民子の墓に手向ける花は野菊以外に考えられない。
こういったところから生活を変えていかないと豊かさなんて実感できないんだろうなあ。
年金受給額が少なくて将来が不安だなんて考えている発想からは永遠に豊かさにたどり着かない。

墓参りの後、「杏里」で昼飯を食った。
妻は麺類と炒飯のランチセット、僕は蒸し鶏、牛肉玉葱炒め、ビール、紹興酒をたのんだ。
料理は繊細で美味かったが、ここの料理人はホテルにいたというのが頷けた。
ランチセットは1,200円でお客を満足させるため、ヴォリュームがあり濃い味付けで感心しなかったが、ここ2回、アラカルトで料理を食べてみたら、素材が吟味され、味付けも調理方法もひじょうに上品な料理であることが分った。。

家に帰ってプレシネを途中から観た。
「The Day of the Jackal」1973年フランス/イギリスで、少なくとも一度は観ていた。
映画より、小説を読んだときに興奮したのを覚えている。
前にも書いたような気がするが、原作は1971年、映画が1973年、僕は1979年発売の角川文庫で読んだと思う。
すでにこの小説が画期的で面白いという評判は世界を駆け巡っていたはずで、それを知っていて読んだと思うが、衝撃的に面白かった。
その後、幾つかフレデリック・フォーサイスの本を単行本の新刊で買ったが、「ジャッカルの日」ほど強い印象を受けたものは無い。
映画は小説よりだいぶ劣るが、プロヴァンスへワインの買い付けに行った頃が思い出され、南仏の小さなホテルで泊まる場面が好きだ。

相撲の取り組みを見たら炎鵬が幕内2番目で、4時過ぎの早い時間なので、直ぐに散歩に出た。
僕の家から東に数分歩かないうちに大磯町になるが、変電所の隣の公園まで歩き、ストレッチをして、東海道線を潜り、葛川べりに出てクレイの小道をジョギングした。
30年ぶりのジョギングなので膝や腰に負担がかかり、やや痛いがゆっくりと休み休み走った。
炎鵬は相手に取り口を研究されていて勝てない。
離れて取ると相手にじっくり見られるので、当たって左を差して右腰につき動いて攻めるしかないのかなあ。
豪栄道が貴景勝の取り口を研究して、立ち合い左に浮いて上から上手を取り、右で頭を押し付けて勝った。
相手の低い立ち合いを逆手に取った勝利で見事だった。

風呂に入って湯船にゆっくりと浸かり温まった。
相模湾のキハダ鮪、鰹、岩手の蛸の刺し身、鰹が出色の美味さだった。
妻が、魚を見る目が出来て来たなあと自賛して威張っていた。
茹で落花生、冷奴、叩き牛蒡と豚肉のロール煮、胡瓜の糠漬け。
酒はなぜかビールがあり、その後柑橘+梅酒・ジンのソーダ割。
妻と飲んでいたら、上の息子が1時間ばかり釣りに行ってくると出かけ、9時ころシーバスを持って帰って来た。
9月のこの時期からシーバスはよく釣れるようになるので、きっと釣って来るよと妻に話していたが、小型ながら久し振りにシルバーブラックの魚体を見た。

8時からラグビー、9時から「新日本風土記」釜石の再放送を観たが、ラグビーワールドカップにちなんでの放送だったのだろう。
全日本7連勝の北の鉄人も、鉄の衰退と東日本地震ですっかり消えてなくなったかと思っていたが、新日鉄魂とラグビーの遺伝子はしっかりと残っているのを前回の放送で知った。
それにしてもこの30年で日本が失ってしまったものは少なくない。

10時から「これ経費で落ちません!」を観た。
ポッポちゃんは美人でもないし、そそられないが、可愛いねえ。






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