キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ワインで花見

2021年03月31日 | Weblog
近頃ジャズばかり聴いていると思われるかも知れないが、確かにその通りで、海外の女性ヴォーカル→日本人女性ピアニスト→海外男性ピアニスト→海外管奏者→日本人女性ヴォーカリストと変遷して来た。
だが、読書もスタイルを変え、この頃川端康成の「伊豆の旅」をゆっくりと味わいながら読んでいる。

半世紀以上前には沼津から船で西伊豆への家族旅行、高校時代の天城越えの徒歩旅行、大学の絵画同好会の松崎合宿、熱川での卒研、幼い子供達を連れた家族旅行など伊豆の思い出は多い。
あののんびりした空気は湘南よりずっと静かで浮世離れした別世界、ましてマイカーが無かった大正時代は、さらに隔絶したところだったと思う。
川端が湯ヶ島や南伊豆に長期滞在して飽きなかったのも良く分かり、美人の踊子に会ったのだから離れがたいのも良く分かる。
本の中ではあるが、行けなかった大正時代への旅をしているのが、どれだけ楽しいことか。

桜を観ながら葛川を北上し、JA湘南で椎茸、スティックブロッコリー、絹さや、蕗を買った。
山下で花見用のパンを買おうと思ったが長蛇の列で諦めた。
だが、午後妻が買いに行ったらもうほとんどなくて、残りをありったけ買って来たが、半分は甘いパンだった。

昼は妻が炒飯を作ったので、九条葱を刻んで載せて食べた。
関東は葱の青いところを捨てていたが、甘味や臭みを取るには欠かせない。
今日もプアール茶を淹れて大振りのプリンを食べちゃった、いけませんね。

プレシネは「笑いの大学」で三谷幸喜原作の3本目に観る映画、演劇的だったな。
役所公司と稲垣吾郎の二人劇で面白かったが、せっかく映画の形式なんだから、もっと映画的な自由さがあるのも観たい。

妻が食い過ぎで具合が悪く花見に行けないとのこと、一人で花見に出かけた。
何時も散歩する葛川の下浜橋の下流の反対側の遊歩道だが、管理が悪く途中で行き止まりになっているので人通りがほとんど無い。
そこへディレクターチェア、花の鉢を金網にひっかっけて置けるような金属製の吊るし棚、ディエゴの赤ワイン、牛肉のサンドイッチ、チーズパン、ドライトマトパン、ウエットティッシュ、グラス、JBLスピーカーを持って行き、奥の方へ場所を設定し、先ずは桜に乾杯し、大いに飲んで喰って、松原みきを聴いた。
妻が植物に興味を失い今では無用の長物となった吊るし棚、絶大な効果を発揮した。
ワインボトル、グラス、つまみ、スピーカーが空中に浮遊して、これ以上のものは考えられない。

4時から日が暮れる6時までいたが、日の移ろいの中の桜、よかったね。
その間、対岸の歩道を30人ほどが歩き過ぎたが、こちらに気が付いたのは数人だけで、皆さん桜に夢中だった。
その様子を眺めて飽きなかった。
例年、鶏焼き、卵焼き、ソーセージ、ブロッコリー、ミニトマト、漬物で燗酒を呑み、むすびを喰っていたが、椅子に座ってパンとワインでの花見は初めてだった。いいぞこれ。

keiko lee「SINGS SUPER STANDARDS」2002 Sony Musicと中本マリ「MARI」1977 Sony Musicが来ていたので、丹頂鶴の人工孵化をやっている高橋さんの番組が終わってから、じっくりと聴いた。
先ずは高橋さんだが、1987の番組で、卵を孵すのに孵化数日前から声掛けをしていて、時々卵が反応して動き、置く向きが悪いと不満の声を上げる。
刷り込みは孵化してからじゃないんだと吃驚した。
飛翔も一緒に走って教えていて、物事ってそこまでやらなきゃいけないだと深く心打たれた。

中本マリはやっぱりいいね、これ新品でチョット高かったけど、2枚聴いてこの人のこと少しは分かった。
ケイコ・リーは1965年半田市生まれの在日韓国人3世、若い頃のジャッケットはスリムで色っぽいが、声質は予想に反してハスキー、歌手に韓国人が多いのは差別があるからなんだけど、魅力がある人が多いね。
もう少し聴いてみたいのでもう一枚アルバムを頼んだ、幸い中古で廉いのがあった。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はだの桜みち

2021年03月30日 | Weblog
見なきゃいいのに、中本マリと平賀マリカの今の映像を観てしまった。
中本マリは番茶も出花のくちで、ある程度は想像していたが、失礼ながらオバアサンでチョット参った。
平賀マリカは肉感的な美人だったから、肉付きが良くなり、年齢の割にはお綺麗だけど、若い頃を知っているとチョットねガッカリする。
死んだ女には勝てないと女友達が言うけど、真実だなあ。
あるいは原節子のように世間から身を隠すか。
還暦の女友達を前にして、三十の女が二人いると思うには可成りの想像力と努力が必要だ。
古いアルバムを聴く時には、ジャケットを眺めるだけにすべきだ。
もっとも、お二人とも今もLIVEを続けておられるようで、ジャズが芯からお好きで、ジジイの詰まらぬ戯言ですから、お気になさらぬように。

今日は母の誕生日だったので、洗った手袋とお祝いの手紙を渋沢の施設まで届けた。
秦野街道を大竹で左折すると”はだの桜みち”で、満開の桜のトンネルが待っていた。
この桜を観るためだけの車も多いとみえ大渋滞だった。
まあ桜を見物するには好都合で、見事な光景をたっぷり堪能出来た。

帰りに渋沢BOに寄ってⅭⅮと本を眺めたが、以前はジャズの棚を眺めてもチンプンカンプンであったが、多少内容を掌握して眺められたなあ。
40で釣りを始めた時も毎日のように釣具店で道具を眺めていたが、ジャズもレコード店へ通わなきゃ詳しくならないな。
ネットショップやYouTubeは有難いが、デジタルの欠点があるからね、やっぱり大局を掴むには実店舗だなあ。
美空ひばり「ジャズ選曲集」日本コロンビア2008を買った。
前回も見かけたが、江利チエミ派の父に義理立てして購入を控えた。
やっぱり日本を代表する歌手だけあって巧いね、耳がいいんだろうねえ英語の歌も中々のものだ。

昼は魚介のスパゲティだったが、妻は烏賊、海老、帆立をトマトソースで煮込むので、どうも好きになれない。
一昨日コロッケように作った自作のトマトソースがあったので、レンジで温め、妻が大蒜とオリーブオイルで炒めた具を載せ、その脇にソースをかけ、九条葱をたっぷり載せて食べたら絶品だった。
アールグレイを飲んで終わればいいのに、スアマ、ピーナッツクリームパン、ロールケーキを食べたから、完全に食い過ぎた。

「椿三十郎」を観たが、織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチの2007年の方だ。
黒澤明のより科白がはっきり聞こえたので観やすかった。

葛川の桜を観て歩いた。
今年は一気に咲いたので、見頃が短いかもしれない。
庭仕事を少しして、風呂に入り、晩飯となった。
鮪刺身、マッシュルームオムレツ、菜花のお浸し、ほうれん草胡麻あ和えで「久米仙」湯割りを飲み、
落花生とスナック菓子でシュウェップスを啜りながら、大橋純子の番組を観た。
僕より上だから、もうオバアサンで姿にも声にも若い頃の張りが無かったけど、綺麗に老いるのは難しい。
他人のことはともかく、鏡に映った我が身を観て絶望的になってないで、少しは観られるようにしないとなあ。
それにしても、喉頭癌から復活して歌が聴けたので、チョット涙ぐんでしまった。

「Mission Impossible」を観たが、娯楽アクッション映画でヒットはしたんだろうけど、こんなのだけ作ってちゃ映画に未来はないなあ。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花便り

2021年03月29日 | Weblog
花曇りの1日で、時々雨がちらついた。
午前中葛川沿いの桜を眺め、昨日買えなかった苺の直売所に寄り、苺2パックと胡瓜を買った。
地主の奥さんに声を掛けられ暫し話をした。
その後知り合いの女性が僕を発見し、車を停めて窓を開けて手を振ったので、少し話をした。
帰りには知り合いの5歳の女の子に会い、挨拶をした。
散歩に出ると何となく知人に会い話をしているものだ。

苺を食べながら、中本マリと金子晴美を聴いた。
ライナーノートを読んでいたら、ジャズファンは男が多いので、自ずと歌姫が多くなると書いてあった。
歌手もピアニストも圧倒的に女が多いのは、そういう事なのか。
色っぽい声で歌われるとスケベゴコロをそそられるもんな、だからヴィジュアルがとっても大事なんだ。

昼は蕎麦で、鳥肉と茸が入っていたが、九条葱の青いところ加えて喰ったが、出汁をきちんと取ってあったので美味かった。

午後は3時まで平賀マリカを聴いて、BSで筒美京平のトリビュート番組を観た。
筒美と接点があったプロデューサーや編曲家4人が筒美との思い出を語り、人と音楽を浮かび上がらせた。
多分、僕は一番最初に印象に残った曲が「ブルーライトヨコハマ」で、次に「また逢う日まで」そして「17才」で決定的にファンになった。
その後は、これはという曲はみんな筒美京平だった。

相撲を観た。
結果は思っていた通りだった。
照ノ富士は優勝と大関復帰を確実にしたが、来場所はいよいよ綱取りだね。

風呂に入って晩飯。
塩鯖焼き、ほうれん草の胡麻和え、苺、ゴーヤチャンプル、落花生、チーズサンドクラッカーで、「久米仙」の湯割り、ティーチャーズ、シュウェップッス、シャトーボーロンNP。
コニャックの酔いと共に平賀マリカのアルバムを4枚聴いたが、この人今まで聴いた歌姫で一番色っぽい。

今日は母の92回目の誕生日だが、直接会って祝いが言えないので、手紙を書いている。
例年だと僕の誕生日に咲く牡丹が母の誕生日に咲いたので、そのことを手紙に書いた。
昔は150の花を付けた樹齢100年の牡丹は老齢で4つの蕾しかないが、母が40年前に植えた牡丹に9つの蕾が付き、その内の5つが開いた。
桜道の桜は見頃だろう、花好きの母に花のトンネルを抜けて花便りを届けよう。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔の女はこくがあった

2021年03月28日 | Weblog
先日読了した山口昌男の「はみだしの文法」が机の上にあったので、読了したことを忘れて拾い読みしていたら、赤い線が引いてあったので読んでみると重要なことが書かれていた。
問題は読了をすっかり忘れていたこともあるが、覚えておかなきゃいけないその重要なことが全く頭に残っていなかったことで、以前なら相当落ち込んだ筈だが、楽隠居の効能というべきか、重要な本は再読しなきゃいけないなと思うだけだ。

今日は朝から原田地区の総会で、来季から組長になる人たちを集めて予定と予算などを説明し、人が混雑しないように2組に分けたので、昼過ぎまで掛かってしまった。
人が沢山集まると色んなことを言う人がいるもんだ、一応会社の社長だったので部下は面従腹背、こんなことは無かったから、チョット面白かった。

家に帰ると妻が大量なクリームコロッケを作っていた。
20個くらいを揚げたところで疲れてしまい、一先ず二人で食べた。
大振りのコロッケなので3個食べた腹が一杯になった。
もっとも副菜にスパゲティミートソースとナポリタンの合いの子のようなものもあり、美味かったのでそれも大分食べたんだけどね。

食休みに、母の居間で松原みきを聴きながら「JAZZ雑文集」を読んでいたらさすがの大冊も読み終わった。
随分長い間読んだが、多くのミュージシャンが出てきて調べ、音楽に当たったから楽しかった。

金子晴美「My Romance」日本フォノグラム 1990が着いたので聴いてみたがいい。
後藤雅洋「一生もの ジャズ・ヴォーカル名盤500」に導かれて購入したが、中本マリ同様歌に深みがある。
若いオネエチャンより、同世代の女性の方が味わい深かったのだろうか、だとすればいい時代に恋をしたんだな。

葛川沿いの桜を観ながら大磯方面へ散歩をしたが、陽気のせいか一斉に咲き出していて、椅子を持参で花見酒に興じている人達もいた。
新宿橋を下流に飛翔する翡翠を観て幸せな気分になった。
家に帰り風呂に入って相撲を観た。
思った通り高安は運に見放され、照ノ富士が強い相撲でトップに立った。
優勝と大関を共に手にする確率が高い。

昼のクリームコロッケがご近所と娘の処へ配布され尚1ダースほど残っていて、それに牡蠣を新たに揚げたので、ポルトガルの赤ワインのためにトマトソースを作った。
白ワインで素直に食べればよかったが、赤が残っていたのだ。
ソースが食べ物とワインの仲介をして思いの外美味くて、コロッケ3ヶ牡蠣7ヶを一気に食べちゃった。
牡蠣は大粒で食べ応えがあり美味、名残として大いに堪能した。

山田洋次の「東京家族」を観た。
今週2度目の放映じゃないかな、小津安次郎の「東京物語」へのオマージュで、やはり次男の嫁が肯定的に描かれる。
「ちいさいお家」にも出た妻夫木聡が主演級で、山田洋次好みの俳優なんだろうね。

その後2階でシャトーボーロンNAPOLEONをお供に金子晴美と中本マリを聴いた。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉田健一に合う酒

2021年03月27日 | Weblog
昨夜長男が帰って来た。
今月は月初に4日休みになり帰って来たので2度目だが、今日晩飯を食べて帰って行った。
家を出て3か月になるので居ないのに慣れたが、帰るとなると寂しいものだ。

今日は朝から晴れて気温も上がったので桜が一気に咲き進んだ。
午前中JA湘南まで自転車を飛ばし、ほうれん草、椎茸、胡瓜を買い、郵便局に寄り、一度荷物を置いて国府新宿で苺と九条葱を買った。
苺は人気があるとみえ残り1パックで、集金箱に札がねじ込まれていたので纏め買いする人が居るのが分かった。
この直売所は裏道の人通り無いところなんだよ、皆さん美味いものには敏感で目が無いんだなあ。

昼は妻が豚丼を長男のために用意したが、車で外に食べに行ってしまいガッカリしてた。
豚丼ソースにフライパンで焼いてと書いてあり、妻がその通りやろうとしたので、直火で焼かないと香ばしさが出なくて美味くないと言って止めさせた。
メーカーも売らんがために簡便な方法を取るけど、せめてセカンドオピニオンとして書いて欲しいね。
北海道ではすき焼きや焼き鳥に玉葱を使うけど、この十勝豚丼には長葱を使い、しかもその方が断然美味い。

先週の続編の「The Return of Frank James」1940年を観た。
後年のヘンリーフォンダは魅力的だが、この頃と同一人物と思えない。
南部人のヤンキー嫌いがあからさまに描かれてた。

叔父に書類を送るレターパックに石黒ケイのCDを入れて送った。
郵便局へ行ったついでに葛川沿いの桜を観たが、朝観た時より開花が進んでいた。

風呂に入ってから相撲を観た。
運は高安を見放したか、俄然照ノ富士が出てきたが、未だ横並びだ。
追い上げる方が有利だが、運命の女神は気紛れだ。

鰹の刺身、ポテトサラダ、ひじき煮、板わさで「久米仙」の湯割りを2杯飲み、落花生でティーチャーズの湯割りを1杯飲んだ。
長男は豚丼を食べていた。

吉田健一「酒肴酒」を読了、とは言っても途中から読み出し、行ったり来たりしている内に終わっちゃた。
初めて読んだと思われる個所もあるが、何度も読んでるところもあり、この本は何時もこうやって読んでいて終わりがない、いわゆる愛読書だ。
吉田健一の文体は中毒になるから、長い間読まないでいられない。
そして読むときにはコニャックが欲しくなる。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

始まりはシンシア、終わりがユーミン

2021年03月26日 | Weblog
今朝もカレーで始まったが、かつ丼、ビーフステーキなどと共に朝飯として好きな料理で、10時間以上の断食の後に食べるものは濃厚で腹に溜まるものがいい。
昨日に増して美味かったなあ、野菜と肉の旨味や甘みが全体に行き渡って深みを増していて、ついお代わりして食べたので満腹になった。

歩いてJA湘南まで出かけたが身体が重かった。
今日は四十雀の声は無く鶯の声ばかりだった。
いよいよ萬年堰の桜が木によっては見頃を迎えた。

菜花、新玉葱、キウイフルーツ、韮、蕗を買い、西友に寄りCDを買った。
家に帰り早速に蕗を煮て、キウイフルーツと夏蜜柑を食べていたら昼になり、余り腹が減っていなかったのでキツネ饂飩を作って食べた。
妻は朝飯で何と4食連続カレーを食べたのにも関わらず、味噌煮込み饂飩を食べた。
本人は血圧が高いと心配しているが、このぶんじゃ後100年位生きそうな気がする。

「Dirty Harry 5」を観た。
ダーティハリーは今回1,2が初めてで、3,4,5は2度目である事が分った。
作り込み過ぎると面白くないもんだ。

中本マリ「Just In Time」2018が着いた。
このアルバムは1975年にLP盤で出たもので何度かCD化されている。
ストリーミングで最近のアルバムを聴いていると、枯れたハスキーヴォイスが魅力的だが、若い頃からこの声だったようだ。
聴き出したのはここ数日だが、70年代から80年代に人気NO1だった事が良く分かる。

もちろん昼寝をした。
5時に下で相撲を観た。
高安は寝てなかったんじゃないかな、顔が紅潮してた。
運よく右手が相手の脇に入り勝てたが、明日からも眠れず、緊張で身体も動かず、運が味方してくれなきゃ勝てるもんじゃない。

風呂に入って晩飯。
今日は鰻と昨日から決まっていた。
中国産の大ぶりなやつで、鰻は中串とは言うけど大味だったな。
フォーロングのロゼで蒲焼を食べた。
ポテトサラダとブロッコリー、伽羅蕗。
ポルトガルの赤をあけて、ストーブでチーズトーストを焼いて飲み、最後はシュウェップスに落花生。
満島ひかりの明智小五郎のドラマを観たが、最後は荒井由実だった。

2階で中本マリを零時まで聴いた。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四十雀囀る

2021年03月25日 | Weblog
昨日から妻がカレーを煮込んでいたが、朝、他に食べるものが無かったの温めて食べた美味かった。
やっぱり一晩置くと味が馴染んで野菜の甘味や旨味が全体に広がっている。
ところが、普段9時近くまで起きてこないのに、「何で朝食べちゃったの、もう昼作らないから」と予想外の煙幕で妻が降りて来た。
これには驚いたね、自分も食べたかったのかなあ、後で様子を見たらどうも食べたらしい。
昼も夜も食べていたからよっぽどカレーが好きなんだなあ。

午前中は、国府新宿の直売所で胡瓜を買おうと思って散歩に出た。
下浜橋の辺りの桜は斑に咲いていた。
川面に覆いかぶさっている枝は開花が早い。
大磯プリンスホテルのボウリング場下まで行き折り返し、陶芸家の家に寄ろうと思ったら、庭いじりをしていた。
まだあまり出来ていないとのことで、日を改めて見せてもらうことにした。

四十雀がそこいら中で良い声で囀っていたが、恋の季節だね。
生憎、胡瓜は無く小松菜と苺を買った。
苺は獲りたてが美味いので、店ではあまり買わないが、家に帰って早速食べてみたが、やっぱり凄く美味かった。

昼は豚肉と小松菜、モヤシで餡を作り、サンマーメンもどきの麺を食べた。
紹興酒を入れると美味い。

チャップリンの「Lime Ⅼight」を観た。
初めてだと思っていたら2度目だった。
この間TVで「カンパニー」というバレーのドラマを観ていて、ターンの足の動きが魅力的なのを思い出したが、ヒロインの踊りに見惚れていた。
小学生の頃観たボリショイバレーの華やかさに魅了されているのでバレーは好きなんだよ。
チャップリンは無声映画のほうが面白いが、素顔が魅力的で観ているだけでもいいね。

2階のベッドに横になり、カナダの歌姫ホリー・コールのアルバムを聴いたが、多分2曲くらいで眠ったと思う。
5時に目が覚め相撲を観た。
高安に苦難の時が訪れた。
それでも未だトップを走っているが、本人はもうそれどころじゃないだろう。
眠れない日が続く。

風呂に入って、晩飯。
鰺の刺身、絹さや卵とじ、野菜炒め、小松菜と油揚げの炒め煮、落下っ世で「久米仙」湯割り。
チョコレート、チーズサンドでティーチャーズ、ウォーターバック。

零時までジョニ・ミッチェルとイリアーヌ・イリアスを聴いた。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好みの歌が3曲

2021年03月24日 | Weblog
桜田淳子の「Thanks40~青い鳥たちへ」を3度ほど聴いてみたが、初期の歌は子供用でチョット聴く気にならないが、「はじめての出来事」でキスをして大人の仲間入りをしてからの歌を聴いていると、阿久悠が山口百恵に対抗して力を込めて楽曲提供しているのが窺われ、大ヒットはしなかったものの一定の水準を保った楽曲なんだなと思う。
同様なことは薬師丸ひろ子の「歌物語」でも感じ、30曲2時間6分のアルバムを最後まで聴いていられるのは質が保たれているからなんだろう。
若い頃作った「古今集」84年「夢十話」85年「花図鑑」86年「星紀行」87年というオリジナルアルバムが財産になっているが、やるべき時にやっておくことだなあ。
その頃、音楽をまったく聴かなかったし、小柄で丸顔の薬師丸ひろ子に興味が無かったから、唯一来生姉弟の「セーラー服と機関銃」を知っていたにすぎない。
隠居生活で認識を改める事が多いが、4年経ってようやくいい時間の使い方が出来るようになったのかな。

朝から日差しが出て、歩いてJA湘南まで出かけたが、桜の咲き具合を眺めるのが愉しみだ。
2度も翡翠の飛翔が観られたのも嬉しかった。
椎茸、絹さや、スティックブロッコリーを買った。
帰りに西友に寄り切らしていた綿棒を買った。

昼は昨夜の残りのバケットとカンパーニュを食べることにし、妻がポークソテーに、誰のレシピーか知らないが、大蒜の味で肉の味が消えてしまうような酷いソースを作った。
そのうえ肉に火が通り過ぎていて不味かった。
塩胡椒で軽くいて醤油とウヰスキーのソースでいいんだけどね。
リーフレタス、ウインナーソーセージ、チーズで食べた。
スパゲティペペロンチーノも大蒜風味が強過ぎて良くなかったけど、妻の過剰癖が問題だなあ。
単純なものほど難しいけどね。

3度目の「小さいおうち」を観てしまった。
山田洋次監督だけど、常連の倍賞千恵子と吉岡秀隆が出ている。
初めて観た時に、それまで好みじゃなかった松たか子が魅力的だったので見直した。
松が夫の部下の吉岡の下宿へ行き、一本独鈷の帯の柄が反対になって帰って来たのを女中の黒木華が気付く、このシーン考えたの原作者の中島京子なのかなあ、兎に角このシーンを観るだけのためにこの映画はある。

2階のベッドに横になって薬師丸ひろ子を聴き「伊豆の旅」を読むが、直ぐに眠ってしまった。
5時過ぎに目を覚まし、慌てて階下に降り相撲を観た。
いよいよ高安が優勝に向かって行くが、これからが大変なんだよ。

風呂に入って晩飯。
鰤の味噌漬け、ジャガイモと豚ひき肉炒め、スティックブロッコリー、葱ぬたに「勲碧 純米大吟醸 斗びんどり」

7時から満島ひかりが明智小五郎に扮する江戸川乱歩のドラマを観たが、出だしに南沙織の「純潔」1972年のイントロが聴こえ驚き、次の吉田日出子「ウエルカム上海」1979年で更に驚き、中ほどに松原みき「真夜中のドア Stay with Me」1979年が出てきたので驚愕し、僕のPCから選曲したのかと一瞬疑ったほどだ。
音楽を担当したヤツを褒めてやりたい。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯ヶ島を想う

2021年03月23日 | Weblog
ひとまずジャズ熱が収まったようで、1970年80年代の歌謡曲を聴いている。
結局詩が情緒に訴える要素が大きいんだな、特に僕のように音感が悪い人間は音だけでは届かない心の奥の襞が言葉を求めるのかもしれない。
しかし言葉にはリズムが必要だし、文字が出来てからは目の重要性が増したが、元来耳のものだからなあ。

久し振りに自転車でJA湘南へ行きほうれん草、葱、椎茸を買い、銀行でカネを下した。
信金の担当者が集金に来てひとしきり話をして帰った。
毎日この辺りをバイクで走り回っているので、町のことを良くご存じで、僕のようにボーッとしている人間に大切な世事の情報を届けてくれる。

昼は先日成功した鶏飯をやると妻が張り切っていたが、買い物が長引いて電気炊飯器では時間が掛かり、僕が土鍋で炊いた。
モモ肉が2枚入るので火加減が難しかったが、まあまあに炊けた。

午後は平塚に出る予定が、何だか疲れたので、2階のベッドで横になって川端康成の随筆「伊豆の旅」を読んだ。
名作「伊豆の踊子」があったおかげで、どれだけ豊かな人生を送ってこられたかを思う。
湯ヶ島の風景を思うだけで、長閑な懐かしい気持ちになる、音楽もいいが文学もいい。
音楽のほうはいしだあゆみと伊東ゆかりを聴いた。
もちろん半分は眠っていて、3時過ぎに散歩に出た。
葛川沿いを北へ歩いたが染井吉野が2分咲きになっていた。
山下でバケットとカンパーニュ、西友でチーズとハモンセラーノを買った。

相撲は高安を先頭に照ノ富士が追う展開だ。
正面解説が舞の海だったが、やっぱりいい。

一応結婚記念日の晩餐で、妻が用意した鯛の昆布〆と鰹の刺身、ほうれん草の胡麻和えに合わせ「勲碧 純米大吟醸 斗びんどり」を開け、パンとチーズ、ハモンセラーノにフォーロングのロゼを開けた。
鯛には昆布の味が染み込んで酒に良く合った。
その酒だが知人が退職祝いに送ってくれたものを4年寝かせたので、吟醸香が消え角が取れ滑らかないい酒になっていた。
無沙汰をしているなあと知人の顔を思い浮かべた。

9時から松坂慶子がタイムスリップするドラマを観たが、若い頃魅入った美人が単なるオバサンになっていてガッカリするのに観てしまうのは、その落差に時の無常を感じるのか、あるいは洗脳されているのか。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結婚記念日

2021年03月22日 | Weblog
毎日が日曜日だから曜日はあまり意識しないが、勤め人だった頃は日曜日に雨が降ると何だか損した気分がしたものだ。
出張が多く、横浜にいる時も夜の付き合いが多かったので、休日は家で休んでいることが多かったので、雨でも良かったが、休むにも天気がいい方がゆっくりと出来たのだろう。
今日は一日雨の予報だ。
元来出不精だったが、隠居生活に加えてコロナのせいで出不精が嵩じていて、散歩以外は家に籠ったままだ。
音楽と読書、TVで一日が終わるが、忙しくて時間を持て余すことが無い。
だが、あっという間に1日が終わり、1週間が終わり、1年が終わってしまうので、もったいないと思っている。
先が短いのだからもう少し時間を噛みしめて生きてみたいと思うが、この調子ではあっという間に最後の日を迎えることになりそうだ。

結局丸一日ベッドに潜り込んで、音楽を聴いた。
ジャズに飽きたので、桜田淳子、研ナオコ、薬師丸ひろ子を聴いた。
桜田淳子は彼女が子供の頃の歌はチョット聴く気にならないが、「はじめての出来事」は好きで時々聴いていた。
中島みゆきの「追いかけて横浜」「しあわせ芝居」を歌ってからは聴いていたが、最近のチョット太った画像を観て何故か愛おしくなった。
統一教会の広告塔なのも興味をひく。
福島邦子の「ボサノバ」をどう歌っているのか聴きたかったのだが、研ナオコは元々好きな歌手で、お笑いに行かなければ良かったのにと思う。
薬師丸ひろ子は、あまり好きじゃなかったが、荒井由実の「Woman"Wの悲劇より”」の浮遊感を分析して傑作と讃えた人がいて聴いてみたら嵌った。

音楽を聴きながら読んだ油井正一「生きているジャズ史」を読了したが、名前も知らないミュージシャンがいっぱい出てきて参った。
デキシーランド→スイング→ビバップの流れが詳しく解説されていたが、どの時代の誰の音楽でも要は好きか嫌いかだから、これによってジャズファンが増えるとも思えないが、日本人は何事も頭から入る習性があり、僕もその日本人だなあと実感した。
とは言え楽譜が読めないから根本的に音楽のお勉強は無理なんだよね。

昼は蕎麦を食べた。
茸と豚肉の出汁に九条葱と三つ葉を入れて食べた。
デザートはかりんとうにチョコレートクッキー。

明るいうちに風呂に入った。
相撲は高安が1敗でトップを走ってるが、ここで優勝しないともう次は無いぜ。

晩飯は鯛の昆布締め、鰯の団子汁、蕗と蕗の薹の佃煮、豆腐とスジボコ煮、菜花。
「久米仙」の湯割りとティーチャーズの湯割り。
寅さんの50本目を豆菓子とチーズでストレートを舐めながら観た。
生きている人達で2019年に撮ったもので、そうなると後藤久美子の泉ちゃんと光男が中心になるね。
映画としては駄作だが、懐かしくて涙がでた。
後悔ばかり多くなるけど、若いうちにはせいぜい恋をしておくものだ。
年を取ったら春の日の中で、それを反芻しているだけで豊かな時間が流れる。

一夜明けて、今朝は少し曇っているが取りあえず雨が上がった。
34年前の今日はお彼岸の中日で、当時人気だった横浜郵便貯金会館の予約がぽっかり空いたこの日に結婚式を行った。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする