キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

そろそろ戦後から脱却しないと

2024年06月15日 | Weblog
昼前から今日はやけに眠くて居眠りを繰り返していたが、昼飯が出来たと妻に呼ばれてようやく目を覚まして台所へ向かった。
ちらし寿司を作っていて、飯に色々なものが混ぜてあり、トッピングは錦糸卵、海苔、三つ葉、鯵の酢〆、紅生姜で、味噌汁は豆腐とお揚げだった。
糠床から胡瓜を3本引っ張り出して切った。
味が濃かったが美味かったので2杯食べた。

食後、眠かったので母のベッドで3時過ぎまで横になった。
4時近くに西友まで落花生を買いに自転車で出かけた。
庭の剪定が残っていたが、やる気にならないくらい怠かった。

5時に風呂に入り、庭を眺めながらカンパリソーダを飲んだ。
2杯飲んだところで妻に呼ばれて晩飯になったが、小田原の鰹があり美味かった。
ジンビーム、ホワイトホース、ティーチャーズのソーダ割を飲んでいたら、娘がやって来た。
6時に店を閉めて自電車でやって来たらしく、ちらし寿司と鰹の刺身とタジン鍋を肴にカンパリソーダを飲んだ。
その後、ジンビームとディエゴのベルモットでマンハッタンを作って飲んだ。
アンゴスチュラビターは2本あったが、10年も昔に買ったのが、まだ残っていた。
タジン鍋に使っていた次男のホテルのオリジナルドレッシングが終わり、自分で作ってみた。
オリーブオイル、米酢、ブラックペッパー、ワインビネガー、醤油、粒マスタードをいい加減に瓶に入れて良く振って使ってたが、PBのようなくっきりした味と旨味が無く、さっぱりとしたドレッシングになった。
化学調味料が無い分ピュアな感じがしたともいえる。
旨味と粘度を増すために、擂り胡麻とか鰹節の粉とか加えてみながら様子を見るのがいいかもね。

娘と一緒に巨人×日ハムを観ていたが、9回表の岡村のホームランでケリがついた。
他球団から峠を過ぎた主力選手を引き抜いていると、若手の成長を阻害するし、日本のファンは生え抜きのスターを待望する。
CIAのエージェントとして、野球の隆盛を演出する読売グループの役割は、戦後70余年経ったし、他球団の人気で終わりを告げたように思える。
アメリカとの関係も新しい段階に入っているし、指示待ちのやり方をいい加減やり方を変えないと。

娘は10時頃帰っていった。

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長男の質問2

2024年06月15日 | Weblog
ベルモットは輸入しにくいのか?
これってワインにそのメーカーなり家独自の薬草を入れて作る滋養強壮剤みたいなもので、日本の酒税のカテゴリーでは甘味果実酒になることが多い。
ハードリカーに薬草などを入れたのはリキュールとなる。
レシピを公開して誰でも作れるとなると買ってもらえなくなっちゃうから、薬草や製造方法を秘伝にする。
原料と製造方法を明示しないと日本の税関では通関できないから、メーカーに問い合わせても答えてくれないんだな。
それと彼らも分からないものを下請けから仕入れていたりするから、掌握してないケースもあり、公開しようにもできないってことになり、通関が出来ない。
イナリヤトで輸入した親友ディエゴのベルモットも、使っている原料がハッキリしなかったので、我々の自己消費が条件で通関した。
お陰でこうやって時々楽しんでいるが、日本じゃ僕だけが飲めるんだと思うと大いに優越感を感じ、実に愛いやつじゃと思う。

先日の小林製薬の紅麹なども、健康や滋養強壮を謳っていると思うが、成分を特定するのって酷く大変だから問題が起きて後で慌てることになる。
まあ、こういったことを避けるために原材料や製造工程がハッキリしないものは市場に出さないってことになるんだな。
紅麹の場合は培養するときに青かびが発生して、その毒素が腎臓などにダメージを与えたって解説してたけど、ホントかな?って思う。

薬酒に良く使われるのがニガヨモギで、かなり広範囲なことに効能を発揮する。
この万能成分のツジョンにより神経麻痺なども起こるが、なんでも少量なら薬、多量だと毒になる。
20世紀初頭のフランス、ニガヨモギが入ったアブサンを多量に飲み、イッチャッタ詩人が多かったの記憶にあるでしょ。
今では成分を気持ち希釈してパスティスなんて銘柄で売ってるから、人生に疲れた折にはぜひお試しあれ!!!
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長男の質問

2024年06月15日 | Weblog
長男の疑問は以下の2点だった。
並行輸入ってなんだ?
ベルモットは輸入しにくいのか?

僕が務めていた会社は輸出入サービスセンターから中部貿易に変わり、最後はアグリと云った。
基本的には同じ会社だが、分割されたり買収されたり名称変更などをしたが、一貫して酒類の輸入販売をやっていた。
昭和40年代に、通産省がエージェント制の独占の問題点を解消するために、並行輸入を奨励したことがあり、その時に酒類の免許を取ってアルコール類の並行輸入を始めて大成功を収めたのが輸出入サービスセンターであった。
担当していた女性専務は「並行の女王」と呼ばれアメリカの雑誌でも表紙を飾った。
もとは個人輸入の代行を横浜で始めた会社だった。

ここが資金繰りの悪化で中部貿易が経営を引き継いだが、元々輸出入サービスセンターの資金調達を行っていた。
社長が元三菱商事で貿易に詳しかったので、そのまま酒類の並行輸入を引き継ぎ、豊富な資金で売り上げを大きくしたが、酒のディスカウントショップの隆盛でコストと売値の差が無くなり後に低迷した。
僕は人の褌で相撲を取るのが嫌いだったから、1981年の入社以来並行輸入には手を染めず、エージェント商品の開発を行っていて、サッチャーが日本に圧力をかけ、ウイスキー類の酒税関税を下げさせたために、一時は売れたが高級感が失われスコッチは低迷した。
1994年「横浜ワインコレクション」を立ち上げて主力商品を一気にワインに変えた。

ホテルでも街場でもオーセンティックバーのバーテンはコスト削減から並行輸入品を取り扱うことが多く、バックラベルで中部貿易の名前をご存じの方が多い、長男が入ったバーのバーテンもその一人で中部貿易を知っていたんだろう。



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ヴェスパーマティーニ

2024年06月15日 | Weblog
相変わらず一階の居間と8畳の間にある6畳の母のベッドで寝ているが、昨夜は隣の居間で妻が零時までTVを観ていたので、横になるのが遅れた。
横になったら長男からのメールが入り、「007マティーニ」の詳細が送られてきた。、
ジン、ウオッカにリレを加えてステアで作るようだが、このベルモットのリレについては、30年くらい前にボルドーで会ったワインサプライヤーがリレで、彼のファミリーがこのベルモットを作っていた。
日本人はベルモットにあまり重きを置かないが、フランス人は愛着が深く誇りにしていた。
もっとも「養命酒」は今も健在だが・・・。
イアン・フレミングの007シリーズ1953年の「カジノロワイヤル」で登場しているマティーニで、ボンドがバーテンダーにレシピを細かく指示している。

先日、茅ケ崎ナイトクルージングで「古玄」で、久し振りにマティーニを飲んだが、外で飲むと高いのでもっぱら家で自作して飲んでいる。
ジンは銘柄にこだわらない、ボンドはゴードンを指定したが、タンカレーでもビフィーターでも売り場で安いのを買って来て使う。
ベルモットは現在スペインの友人のディエゴが造った赤と白があり、昨夜もそれをウイスキーに入れて飲んだが、別にこれもこだわらない、他になければ養命酒でもいい。
でもこれからの季節はジンリッキーを飲むことが多く、柑橘はご近所に生っているのをいただいて使うからライムにこだわらない。
とにかくいい加減なもんだ。
10年前にモヒートに凝ったときも、ミントは六所神社や葛川縁に自生しているのを夕方の散歩で摘まんできて作った。

長男に質問をもらっているのでこれからその回答を書いて送らなきゃいけない。
ちなみに「007マティーニ」は、カジノロワイヤルのボンドガールの名前を取って「ヴェスパーマティーニ」と呼ばれているから、ご近所のオーセンティックバーでご注文なさってはいかがか。



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独自の道を探そう

2024年06月15日 | Weblog
昨夜は9時まで台所で酒を飲み、8畳に移動して音楽を聴きながら本を読んだ。
「日本人のための中国原論」は、これから中国へ会社を進出しようよ思っている企業人への指南書のように1996年に書かれているが、彼らの本質をよく理解できずに撤退した企業も多い。
習近平体制で、すっかり自信をつけた中国はその本性をあからさまにしたが、ここ10年は右上がりの勢いが衰えてきており、経済的な破綻が懸念されているが、正確なデータが無いから判断が難しい。
でも、習近平のカリスマが消えた時が巨竜がバッタリと倒れるときだ。
国内で批判が高まってきたときにはヤバイ。

ソ連が崩壊した時に、アメリカは一極支配を目指し日本とドイツを仮想敵国にし、その国力を徹底して奪ってきたが、ある日巨竜が目の前に立っていることに気がついた。
慌てて日本をかつてのソ連への前線基地としたように、中国に対峙させるつもりだが、かつてのような知恵者がアメリカにはいないからヨーロッパと中東で大きな失敗を繰り返し、極東でもいい手が打てていない。
第二次大戦後のような圧倒的な国力が無いことも大きな要因だが、カネ儲けのためのあからさまな仕掛けが、SNSを通じて世界中にばれていることも大きい。
自由と民主主義を掲げた裏で、その正反対なことをしてカネをもうけている人達に支配された実験国家アメリカは、一体何処へ行こうとしているのか?
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