キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

V字回復を夢見て

2016年01月31日 | Weblog
二週間振りの休みで、相当疲れていた。
早朝読書をして、朝風呂に入り、おでんを食べてから、午前中ベッドでうとうとした。
午後、大磯から平塚まで散歩をしたが、生憎の曇り空であった。蝋梅、水仙、万両、南天、椿などを眺めながら、花水川を越えて平塚へ入ると大山下ろしが寒い。

大判焼きのオジサンの所に寄り、オネエサンの所へ寄ったが、雪の予報でパンを余り作らなかったようで、品物が少なかった。
三色パンとチーズパンを買った。

夜、酒を呑まず休養に勤め、テレビを観るがうたた寝をする。
ときわ荘の映画は、面白くなかった。
何故面白くなかったのかは、心象を映像で表現するのに失敗していたからだ。

アド街浅草六区は、東洋館の出演者の多くがにぎわい座へ来てるんだなと分かった。
浅草演芸場落語、東洋館漫才であることを知った。

原田曜平が出ている経済番組を観た。V字回復なったユニバーサルスタジオの戦略を紹介していた。
映画だけのテーマパークからアニメを入れファミリーを取り込んだ。
ハリポタのコーナーを作った。
時代遅れに感じるハリポタだが、子供の頃に馴染んだものは大人になってからも愛着がある。製造業の生産性向上はトヨタなどが行ったが、サービス業の生産性向上が進んでいる。
リンガーハットのチャンポン麺の作り方、一の湯の接客方法、衣料品販売店の店頭在庫管理の機械化など、日本のGDPの70%はサービス業だというから、効果は絶大だろう。
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春雨はやわらかい

2016年01月29日 | Weblog
昼前に医者に行き液体窒素の治療を受けた。
前回予約を失念して二週間遅れの治療になってしまった。
皮膚科で命に関わる病気は癌だけだからと、車先生も余り気にしていない。
もっとも私も先生の名前と人柄が気に入って通院しているだけで、治療をしてもしなくても大した影響はない。
平塚のパン屋のオネエサンと一緒で、パンがどうしても欲しい訳じゃないが、オネエサンの顔を見たいのだ。

鮨を喰おうかと思ったが、薬局の隣が生香園だったので処方された薬を買って、五目焼きそばを食べた。

出張が続き事務処理が溜まっていたので、七時過ぎまで会社で仕事をした。
腹が減ったので刺身が喰いたいと思ったが、何故か鳥伊勢に足が向いた。
入ると、明けましておめでとうございますと挨拶された。
今年になって来ていなかったのだ。
ノルウェーの女の子が注文を取りに来た。
薬研、葱肉と大関樽の燗酒を頼んだが、久し振りに酒が美味かった。
呑みすぎで身体の芯が疲れてるのに酒が美味いとは妙なことがあるものだ。
ボンボチ、つくね、皮、手羽先を食べ、燗酒を二杯追加したが、最後まで美味かった。
土産を頼んだが良く売れて出来無いと云う。
諦めて早めに帰ることにした。

帰りの電車で佐藤優「資本主義の極意」を読み、今朝は四時前に起きて、なべおさみの「やくざと芸能界」をよんでいる。
アベノミクスの第三の矢の本質は軍事産業と核エネルギー技術の輸出なのだと書いてあったが、そういうことなんだ。
資本主義の継続に必要なことは、過剰資本を低減させる恐慌と戦争であるが、輸出された兵器が消耗すれば、景気は回復する。
あるいは兵器のイノベーションで旧兵器が無価値になることでも同じだ。

もうひとつ説得力のあることは、社会主義が敗北に終わり、労働力を保護する配慮の必要がなくなったために、企業はストレートに最大利益を求めれば良くなった。
そのため労働に支払われていたコストは低減し、貧富の差が拡大した。
しかし、食えなくなった人間が増えれば社会秩序が保たれないことは孔子も説いている。
かつて国家がやっていた利益の再分配を私企業がやるわけ無いから、国と私企業が親和的であってはならない筈なのだが、今の段階では国が私企業のセールスマンとなり、海外の顧客へ出掛けている。
利益の最大化が企業の本質なので、企業に益々資本が集積し、国家は破綻するが、破綻する国の通貨を企業が集積するはずもなく、最後に持つべきものは物ということになる。

朝、雨となった。
春雨の感じで雨筋に温もりがある。
車窓から紅梅と晩柑類が水分を得て瑞々しく見えた。
もうすぐ季節の上でも春だ。
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極意

2016年01月28日 | Weblog
昼に国分町のフレンチで食事をし、ニコラのワインを売り込み、ワインバーに場所を変えて案内をし、再びカジュアルフレンチにサンプルとカタログを置き、最後はホテルに売り込みをした。
10日間ニコラと共に各地を回ったが、流石に疲れた。

羽田までニコラを送り、割勘ですき焼きをして送別をした。
ニコラも私も酒が進まず、送別会は盛り上りに欠け食事会の様相を呈した。
この10日間で何回、ヴァントゥーとガダーニュの説明をしたことだろう。細かな事まで諳じてしまい、何時でも何処にでも、このワインを売り込める。

家に帰る道すがら、エンゲラのディエゴから私の去就を心配して電話がかかってきた。
還暦を過ぎ後進に今の仕事を譲り、新たなことで社会に貢献したいが、円安と消費不況で苦境に立ったままで目鼻がつかない。
一刻でも早く目鼻をつけ、スペインで再会して理想のワインを二人でまた造ろうじゃないか。
そんなことを話した。

10時半、ベッドに横になり佐藤優の「資本主義の極意」を読む。
近頃、極意とつけた題名の新書が多い。
きっと題名に惹かれて買う人が多く、皆さん簡単に物事の極意をものにしたいわけだが、そんなに簡単に極意がつかめるなら、今頃世間は達人ばかりだ。
かく云う私も資本主義の本質を簡単に掴みたいと思っているのだが、凡人の悲哀を味わうばかりだ。

佐藤優はいかつい風貌とは裏腹に、洗練された文章で丁寧な説明をしてくれる。
本人は極意を掴んでいるに違いない。
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ニコラ最終日

2016年01月27日 | Weblog
昨日は客先を良く回りました。
業務卸3軒、業務店3軒、百貨店1軒を回り、夜、メーカーズディナーを10名で行い、朝から晩まで良く働きましたが、仙台の仕事を取り仕切っていただいているA氏の人脈と仕事に対する真摯な取組のお陰で、充実した仕事が出来た喜びを感じました。

ディナーは食後酒のタリケ1995年が皆さんの和を取り持ち、一時間半ばかり、親密な会話で楽しみました。

その後、ニコラとホテルへ帰る道すがら「梵天」を見つけ、津軽出身のアルバイトながらチーフのゆきちゃんに、タリケクラシックとトロンテスの販売強化をお願いしました。

それでも円安のために嗜好品であるワインの販売は低迷し、中々満足の行く結果を得られません。
中間層の得べき所得が、大企業の利益に化けていることが消費不況の大きな理由ではあるのですが、何時までもこんないびつな政策を続けていてはいけません。
大きなことを言うつもりは毛頭ありませんが、政治は国民を苦しめるものであってはならないのです。

今日は、午前中は業績報告会、昼からは仙台の客先を回り、夕刻16:30の新幹線で羽田に向けて出発し、24:30のフライトで巴里に帰るニコラを見送ります。
私も疲れましたが、異国での営業活動のニコラも疲れたことでしょう。

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寝酒にテキーラを飲む

2016年01月26日 | Weblog
仙台は寒い。
降り立った駅前に雪が積み上げてあった。
夜、営業に向かうと路面が凍結しており、オネエサンがハイヒールでスケートしながら出勤をしてた。
給料日であったせいか、予定の居酒屋が一杯でニコラと二人分の席が無く、7時と9時に二度行ってみたが二度とも満席であった。
旧知のバー六波羅のマスター石川さんに拠れば、「あそこは9時過ぎまで席が無いでしょう」
白ワインを用意したのを見て、赤が合うような料理も出していますよ、酒の種類が揃っているので人気がありますね、とのこと。
六波羅へはアルマニャックの案内と試飲会の案内をした。

テキーラを揃えたバーを見つけ入る。
白いのと熟成したものが各ブランドであり、全部で20種類ほどか。
娘が中米を旅したときに土産に買ってきたテキーラと比べると、4種ほど飲んだものは、まろやかで飲みやすかったが、サボテンの青臭いような独特の風味が無かったのが物足りなかった。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます

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二コラと駒で鮨ランチ

2016年01月26日 | Weblog
朝、平塚でニコラと落ち合い会社に連れて来て打ち合わせをした。
一週間ずっと一緒にいたのだが、仕事の話は事務所でしたいらしく、一切しなかった。
30分ほどで全てが片付いたが、そんなものなのだろうか。

ニコラを営業に託し、昼過ぎまで事務処理と会議を行い、駒で握りを食べた。
チラシが人気らしく、このところ売り切れのことが多い。
鮪二貫、〆鯖、小肌、帆立、海老、河童と鉄火巻、茶碗蒸しに蜆の味噌汁。

芳林堂を久し振りに覗き、宇野弘蔵「経済原論」岩波文庫、久生十欄「墓地展望亭・ハムレット」岩波文庫、野坂昭如「絶筆」新潮社を購入。
好みの書籍が買えた。

16:20の東北新幹線でニコラと共に仙台に向かう。

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春の小町通り

2016年01月25日 | Weblog
小町通りから線路の裏の道に抜ける踏み切り脇に随分昔から古物店があり、店頭に古書が均一価格で置いてあった。
尾崎一雄「冬眠居閑談」新潮社昭和44年を見つけ金300円也で買い求めた。
おかみさんが尾崎一雄も安くなってねえ、今ではすっかり読む人がいなくなってと、嘆いていた。
文人や学者が多く住んだ鎌倉でも通好みの作家を省みる人が今では少ない。
ひと時、尾崎一雄について話をして店を出た。

この時代の私小説作家は、ゼロ成長の時代に合っている作家でもっと読まれても良いような気がするが、多くの人が高度成長の夢をいまだに見ているので省みられないのだろう。
木山捷平は講談社文芸文庫が多く取り上げ、ちょっとしたブームのような気がするが、私小説好みの坪内祐三が尾崎一雄をもっと取り上げてくれると良い。

この日は鎌倉の業務店3軒とワインショップ1軒を回り、平塚の鮨屋で雑誌インタヴュー、ワインバーで販促活動を行い、駅前のバーでウイスキーソーダを飲み、零時前に帰宅した。

湘南の強い光に照らされて春の気分を味わいながら、なべおさみの「やくざと芸能界」をよんでいる。

午後、辻堂2軒、茅ヶ崎2軒の業務店を回り、ドゥマゼのワインを売り込んだ。
休み無しで客先回りをしていると本当に疲れる。
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鎌倉から平塚へ

2016年01月24日 | Weblog
午前中、WAKWAKまで散歩し、小松菜、春菊、小菊を買う。
西友で酒売り場を見てから、鰹、牛乳を買う。
食パンを買いに芦乃屋に行くが閉まっていたので公民館に行き、出店でクリームパン、焼きそばパン、蜜柑パンを買う。

鎌倉に行き、業務店3店を回り、鏑木清方記念美術館をニコラに見せ、鎌倉ワイン館に行く。
鏑木清方は、円朝を横浜美術館で見て感じ入り、鎌倉に行くたびに寄っていたが、久し振りに見た。
やはり本物は良い。

娘の同級生翼が働いていた工房の前を歩いたが、沖縄へ帰ったと聞いている。
寂しい気持ちになった。
年のせいか、一寸したことで寂しい。
美大を出ても食えるやつは一握りで、ほとんどのやつは関係ない仕事で食い繋いで行くのだが、厳しい世界だ。

夜、ニコラの要望で寿司屋で、たるの編集長高山さんのインタビューを受ける。
8時から取引先の業務店で簡単なセミナーをしなからワイン会を行ってもらう。

10時に引き上げ、うちのスタッフと三人でハイボールを飲んで打ち上げを行う。
忙しい一日だった。

今朝の湘南は快晴、午後からニコラと辻堂、茅ヶ崎の業務店を回り、湘南での営業活動を終了し、明日は都内を回り、夜には仙台に入る。
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上司の心得

2016年01月23日 | Weblog
先日ニコラを平塚のホテルまで送り、駅ビル5階のさくら書店により、電車の待ち時間を過ごした。
かつて東レにいた佐々木常夫「上司の心得」角川新書を買った。
ユニクロのヒートテックは、さもありなんだが、ボーイング787の機体をカーボン繊維で作っているので、その事業に関心を持っていた。
中々採算に乗らない事業がいかに行われたのかに言及してるだろうなと思ったが、やはり書いてあった。
こういった類いの本はあまり興味がなく、西郷隆盛が読んでいた「言志四録」を読めば事足りると考えていたが、多読するより「言志四録」を何百回と読み血肉にすることが大事だとあったのでぶったまげた。
正しいことを真摯に進めることが著者の主張である。
大切なことは、当たり前の言葉になりがちだが、実行するとなると難しく、結局いくら読んでも仕方ないということになる。

今日はニコラを平塚で拾い、鎌倉の業務店と酒販店を5軒回り、平塚へ戻り業務店営業をして8時にテラでメーカーズワインパーティを行う。
長い一日になりそうだ。
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春光の湘南

2016年01月22日 | Weblog
昨日夜、ニコラを平塚のホテルへ送り届けて、彼とのビジネストリップの前半を終わり、今日から3日間、湘南方面の営業をする。

鳥取、広島、名古屋と雪に見舞われたが、今朝の湘南は快晴、光は既に春だ。

今日は茅ヶ崎のフレンチレストランへの営業をしてから横浜へ向かう。
明日は平塚、明後日は鎌倉、藤沢、辻堂、茅ヶ崎の客先を回る。
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