薬が効いたのか10時間睡眠が効いたのか、胃の具合は悪くない。
全快とはいかないので朝飯は控えめに食べた。
おでんが大量に残っていたので温めて、海老芋2ヶ、大根2ヶ、黒はんぺん、鰯つみれをいただいた。
今日はツウファーと中性脂肪の薬が切れたので医者に行かなきゃいけない。
麻薬じゃないから禁断症状が出るわけでもないが、横浜へ行くいい機会なんだ。
9時半二宮発の東海道線に乗ったが混んでいた。
10両編成で最後まで行くので、車掌も車内放送でこの電車は混むので云々と放送していたが、現場が分かっているんだから本社がその情報を引き上げて15両編成にして混雑を改善しろよ、と言いたい。
大磯でオネエチャンが降りたのでボックス席に座ったが、平塚と茅ヶ崎で前の席に和服の女が続いて座った。
目の前の女はブスだったが、右斜め前の女は美人で眺める価値があった。
正月は和装で出掛ける機会が多いのだろうか、姿の美醜を問わず中々いいものである。
大船で根岸線に乗り換えて関内まで行き、さくらクリニックへ行き受付を済ませ、桜木町へ向かう。
郵便局の隣で「駒」の親方に声を掛けられた。
美濃屋へ行き、母の依頼の煎餅を買い求め、さくらクリニックへ戻る。
最近流行っていて今日も小1時間待ちだったが、車先生曰く月末は空いていて昨日今日は暇なんだとのこと、医者が商売繁盛ではストレートには喜ぶわけにはいかないだろうが、人柄ゆえの人気なんだろうね。
平安堂薬局に処方箋を置き「駒」に行くが空いていた。
雪が降ってから客足がばったりで、カウンターの好きなところに座ってと言われ、職人の目の前に座り握るところを眺める。
寒くなるとどうしても温かいものを喰いたくなるから、僕も横浜へ通っていた頃は寒い日に寿司屋に向かった足が途中から蕎麦屋へ向いたことが何度もある。
胃の具合を考慮して握りの1.5人前を諦め、量が普通のチラシを頼む、刺身は鮪、蛸、鮃、帆立、〆鯖、それにアラの味噌汁、茶碗蒸。
平和堂で薬をピックアップするが、何時ものように数量不足で送りとなる。
TJLの前に時間があったので、芳林堂、有隣堂で新刊のチェックをする。
文庫で買うべきものがあったが、何処でも買える本なので近所の本屋で買うことにする。
JRAに向かったが改装のためTJLは3月まで休みと貼り紙があった。
知人からまた4月にTJLで会いましょうと年賀状をもらった意味がハッキリと分かった。
ちょっと予想はしてたんだけどね、ガッカリだった。
伊勢佐木町BOに行き、本を眺め2冊を購入。
マイク・モラスキー「ひとり歩き」幻戯書房 2013年
この人の「呑めば、都」を一昨年の台湾旅行の折に面白く読んだが、白人の勤勉さ生真面目さと居酒屋ってのは何故かよく合うんだな、サインデスデッカーも同様だったが、現役にマイク・モラスキーがいることを知って嬉しくなった。
ジャズについての本が文庫化されて最近出ているが、それはまだ買っていない。
葉室麟「古都細見」新潮社 2017年
最近の作家の動向をほとんど気にしてないので、巻末の著者紹介を観るまで、この人が直木賞作家であることを知らなかった。
少し中を読んでみて木屋町辺りの小料理屋に入って呑む場面があり、いいなあと思い買った。
家に帰って詳しく調べてみると「蜩ノ記」で直木賞を取っていて、その映画を観たことがあるのを役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子の配役と粗筋を観て思い出したのだが、その結末と何処でみたのかが思い出せない。
関内から大船に出て、辻堂で降りてBOに行く。
前回に買いそびれた本があり、未だあれば買おうと思ったが跡形もなかった。
「欲しい本は見かけたときに必ず買え」が鉄則だが、度々それを忘れ失敗する。
かわりに思わぬ掘り出し物に遭遇した。
亀和田武「ホンコンフラワーの博物誌」本の雑誌社 1987年
亀和田武2冊目の雑文集、僕が結婚をした年に出た本だ。
だから何だってことはないけど、もうそれから31年も経ってるんだ。
面白そうな本が3冊手に入ったので、そそくさと家に帰ってきた。
ホットココアを飲んだり、ヨーグルトを食べてくつろいでいたら、母が病院から帰って来たので、一緒に美輪明宏のテレビ番組を観る。
若いころは痩せていて魅力的だったが、「私は人の裸を見て、その先の魂の品格を観ているので、権威なんて何とも思わない」と言って怖いもの知らずだったので、川端康成や三島由紀夫に田舎出の東京を恐れない生意気な奴だと思われていたらしい。
2階に上がり、晩飯まで新たにアップされた西部邁の追悼番組の動画を観る。
晩飯は先日「今日の料理」で栗原はるみが紹介した蕎麦大根を娘に見せたが、それを作っていた。
栗原はるみは豚肉に三枚肉を推奨していたが、我が家ではそれに加え肩ロースの薄切りも使い、大根、豚肉、芹以外余分なものは入れないほうが美味いとの栗原説に逆らってエノキも入れていた。
確かにこの鍋は絶品だと思う。
大根がくどくなりがちな鍋をさっぱりさせ、いくらでも食べられるので腹もくちくなり、それでいて食いすぎた感じがしなくて済む。
栗原はるみは新しい料理を考えるときに、今までにない素材の切り方を考えると言っていたが、これは凄い発明だと思うね。
当家の悪癖で大量の豚肉を使っているので、汁に旨味が濃縮して出ていて、饂飩を入れて食べ、そのあとおじやにして最後の一滴まで堪能した。
食後は娘がタイで収穫して家で焙煎した珈琲を二種類飲んだが、味わいがハッキリしていてそれでいてマイルドで中々美味かった。
1年前に僕も収穫をしたが、あの山岳地帯の冷涼な気候が酸味を生んでいるのだろうか、しかし凄い雨季があるので黴系の病気の発生があり心配なんだけどね、はたして産業として成り立つのだろうか。
最後に飲んだミャンマーのお茶も美味かったね。
TVでは、「イッピン」で珠洲焼をやっていたが、窯の口をふさぎ空気を遮断することで、窯内にCOを発生させ、粘土に含まれる酸素と結合させることで、酸化鉄を還元して黒い色を作り出しているとのこと、その素朴な平皿に肴を載せて酒を呑んでみたいなあと思ったね。
そのあと「世界街歩き」でサルディーニアをやっていたが、島なんで漁師が多く、男だけでバーに集まって呑んでいていいなあと思ったね。
街の男の社交場って今の日本には無いねえ、ああいったのが二宮にあれば入りびたりになるんだがなあ。
全快とはいかないので朝飯は控えめに食べた。
おでんが大量に残っていたので温めて、海老芋2ヶ、大根2ヶ、黒はんぺん、鰯つみれをいただいた。
今日はツウファーと中性脂肪の薬が切れたので医者に行かなきゃいけない。
麻薬じゃないから禁断症状が出るわけでもないが、横浜へ行くいい機会なんだ。
9時半二宮発の東海道線に乗ったが混んでいた。
10両編成で最後まで行くので、車掌も車内放送でこの電車は混むので云々と放送していたが、現場が分かっているんだから本社がその情報を引き上げて15両編成にして混雑を改善しろよ、と言いたい。
大磯でオネエチャンが降りたのでボックス席に座ったが、平塚と茅ヶ崎で前の席に和服の女が続いて座った。
目の前の女はブスだったが、右斜め前の女は美人で眺める価値があった。
正月は和装で出掛ける機会が多いのだろうか、姿の美醜を問わず中々いいものである。
大船で根岸線に乗り換えて関内まで行き、さくらクリニックへ行き受付を済ませ、桜木町へ向かう。
郵便局の隣で「駒」の親方に声を掛けられた。
美濃屋へ行き、母の依頼の煎餅を買い求め、さくらクリニックへ戻る。
最近流行っていて今日も小1時間待ちだったが、車先生曰く月末は空いていて昨日今日は暇なんだとのこと、医者が商売繁盛ではストレートには喜ぶわけにはいかないだろうが、人柄ゆえの人気なんだろうね。
平安堂薬局に処方箋を置き「駒」に行くが空いていた。
雪が降ってから客足がばったりで、カウンターの好きなところに座ってと言われ、職人の目の前に座り握るところを眺める。
寒くなるとどうしても温かいものを喰いたくなるから、僕も横浜へ通っていた頃は寒い日に寿司屋に向かった足が途中から蕎麦屋へ向いたことが何度もある。
胃の具合を考慮して握りの1.5人前を諦め、量が普通のチラシを頼む、刺身は鮪、蛸、鮃、帆立、〆鯖、それにアラの味噌汁、茶碗蒸。
平和堂で薬をピックアップするが、何時ものように数量不足で送りとなる。
TJLの前に時間があったので、芳林堂、有隣堂で新刊のチェックをする。
文庫で買うべきものがあったが、何処でも買える本なので近所の本屋で買うことにする。
JRAに向かったが改装のためTJLは3月まで休みと貼り紙があった。
知人からまた4月にTJLで会いましょうと年賀状をもらった意味がハッキリと分かった。
ちょっと予想はしてたんだけどね、ガッカリだった。
伊勢佐木町BOに行き、本を眺め2冊を購入。
マイク・モラスキー「ひとり歩き」幻戯書房 2013年
この人の「呑めば、都」を一昨年の台湾旅行の折に面白く読んだが、白人の勤勉さ生真面目さと居酒屋ってのは何故かよく合うんだな、サインデスデッカーも同様だったが、現役にマイク・モラスキーがいることを知って嬉しくなった。
ジャズについての本が文庫化されて最近出ているが、それはまだ買っていない。
葉室麟「古都細見」新潮社 2017年
最近の作家の動向をほとんど気にしてないので、巻末の著者紹介を観るまで、この人が直木賞作家であることを知らなかった。
少し中を読んでみて木屋町辺りの小料理屋に入って呑む場面があり、いいなあと思い買った。
家に帰って詳しく調べてみると「蜩ノ記」で直木賞を取っていて、その映画を観たことがあるのを役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子の配役と粗筋を観て思い出したのだが、その結末と何処でみたのかが思い出せない。
関内から大船に出て、辻堂で降りてBOに行く。
前回に買いそびれた本があり、未だあれば買おうと思ったが跡形もなかった。
「欲しい本は見かけたときに必ず買え」が鉄則だが、度々それを忘れ失敗する。
かわりに思わぬ掘り出し物に遭遇した。
亀和田武「ホンコンフラワーの博物誌」本の雑誌社 1987年
亀和田武2冊目の雑文集、僕が結婚をした年に出た本だ。
だから何だってことはないけど、もうそれから31年も経ってるんだ。
面白そうな本が3冊手に入ったので、そそくさと家に帰ってきた。
ホットココアを飲んだり、ヨーグルトを食べてくつろいでいたら、母が病院から帰って来たので、一緒に美輪明宏のテレビ番組を観る。
若いころは痩せていて魅力的だったが、「私は人の裸を見て、その先の魂の品格を観ているので、権威なんて何とも思わない」と言って怖いもの知らずだったので、川端康成や三島由紀夫に田舎出の東京を恐れない生意気な奴だと思われていたらしい。
2階に上がり、晩飯まで新たにアップされた西部邁の追悼番組の動画を観る。
晩飯は先日「今日の料理」で栗原はるみが紹介した蕎麦大根を娘に見せたが、それを作っていた。
栗原はるみは豚肉に三枚肉を推奨していたが、我が家ではそれに加え肩ロースの薄切りも使い、大根、豚肉、芹以外余分なものは入れないほうが美味いとの栗原説に逆らってエノキも入れていた。
確かにこの鍋は絶品だと思う。
大根がくどくなりがちな鍋をさっぱりさせ、いくらでも食べられるので腹もくちくなり、それでいて食いすぎた感じがしなくて済む。
栗原はるみは新しい料理を考えるときに、今までにない素材の切り方を考えると言っていたが、これは凄い発明だと思うね。
当家の悪癖で大量の豚肉を使っているので、汁に旨味が濃縮して出ていて、饂飩を入れて食べ、そのあとおじやにして最後の一滴まで堪能した。
食後は娘がタイで収穫して家で焙煎した珈琲を二種類飲んだが、味わいがハッキリしていてそれでいてマイルドで中々美味かった。
1年前に僕も収穫をしたが、あの山岳地帯の冷涼な気候が酸味を生んでいるのだろうか、しかし凄い雨季があるので黴系の病気の発生があり心配なんだけどね、はたして産業として成り立つのだろうか。
最後に飲んだミャンマーのお茶も美味かったね。
TVでは、「イッピン」で珠洲焼をやっていたが、窯の口をふさぎ空気を遮断することで、窯内にCOを発生させ、粘土に含まれる酸素と結合させることで、酸化鉄を還元して黒い色を作り出しているとのこと、その素朴な平皿に肴を載せて酒を呑んでみたいなあと思ったね。
そのあと「世界街歩き」でサルディーニアをやっていたが、島なんで漁師が多く、男だけでバーに集まって呑んでいていいなあと思ったね。
街の男の社交場って今の日本には無いねえ、ああいったのが二宮にあれば入りびたりになるんだがなあ。