キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

汗と肌の関係

2014年07月31日 | Weblog
今日も暑い。
朝早くから日が出ると特にいけない。
家から二宮駅まで歩くだけで汗がだらだらとでる。
朝かきのご同輩の姿をみていると分かるが、シャツはびっしょり、汗をぬぐうタオルもびっしょり、あごの辺りから汗が滴り落ちている。
汗が引くように、一生懸命に扇子をあおいでいるが、ようやく収まってくるのは馬入川を越えた当たり。
そんな中でジャケットを着て、汗もかかずに涼しげにしているおっさんもいる。
その差は何だろうか、年齢か、太り具合か、体質か、まあ何でもよろしいが、汗をかいてフーフー行っている人のほうが、肌が綺麗で若々しいことが多い。
代謝と肌年齢には関係が有るようだ。

汗をかいて大変ではあるが、何時までも若々しくいられるのならそれも良いではないか。
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鱚の天婦羅

2014年07月30日 | Weblog
朝、長男が伊豆の釣りから帰って来て、鱚を数釣りしたとのこと。

今夜はワインバーの開店で、客先へ行かなければならないので、天婦羅にありつけないのが残念だ。
釣りたての鱚を開いて中骨をとり、天婦羅にしたのを食べたら、有名店の鱚天も確かに良いのだが、そこでは味わえない悦楽を感じることが出来る。
ふわっとした食感に鱚の香りが鼻に抜け、旨味がじわっと舌に広がる。

そこに冷えたさっぱりした白ワインを流し込む。
まだ、試したことないがサボワの軽い造りの白が凄くいいような気がする。
辛口のカバ、シャンパーニュも美味そうだ。

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クラブゆき

2014年07月29日 | Weblog
昔より過ごし難い夏が続いている。
これは冷房が普及したために都市部の温度が上がってしまっただけではないらしい。
しかし猛暑の都内へ出かけると、熱さに加えて高湿度で、人間の住むところではないなあと感じる。
二年前のヴァレンシアの43℃というのも凄かったが、そのようには一瞬たりとも思わなかった。

日曜日に、うだるような暑さの中、平塚まで自転車で出かけた。
途中急に涼しくなったと思ったら、雷が鳴り、雨が降り出した。
上空に寒気が入り積乱雲が発生し雨となり、神社の門の下で雨宿りをした。

パン屋のオネエサンに三週間振りであった。
相変わらず元気そうで、雨にあわなかったかと心配してくれた。
チーズパン二種各2ヶ、ベーコンパン2ヶ、ピーナツバターパンを買った。

BOにももちろん寄った。
獅子文六「コーヒーと恋愛」ちくま文庫 2013年、木村伊兵衛「昭和を写す3 人物と舞台」ちくま文庫 1995年の二冊を買う。

夜ベッドに入って写真集を眺めるが、直ぐにうとうととして寝てしまう。
朝、背中の下から写真集を引っ張り出し眺める。
昔の人の顔は風格があったなあとつくづく思う。

月曜日は多少過ごしやすかった。
駒へチラシを喰いに行ったら、昔からの客が来ていて親方と昔話をしだした。
そのお客84歳だという、昭和5年生まれで、死んだ父より2歳若いのかと思いながら、見るともなく見て、聞くともなく話を聞いていると、昔、横浜でNO1クラブだった「ゆき」のことが出てきた。
女の子の教育が行き届いていていかにも心地良い店だった。
随分高かったが、それでもそれだけの価値があった。

知っている限りだが、あのような店はもう横浜のどこにもない。
「倫敦」は知人の女性が働いていて、大分年長の知人をその女性に引き合わせた。
男が欲しいプアーな女と女が欲しいリッチな男を引き合わせても上手くゆかないことがある。
「緑」や「般若亭」の話も出てきたが、良い店はみんな無くなってしまった。

芳林堂へ向かったら、やっぱり日差しが強くて参った。
嵐山光三郎編集「文人御馳走帳」新潮文庫、橘蓮二「この芸人に会いたい」河出書房新社を買う。

嵐山光三郎は面白いが、明治大正あたりの文人のことを愛しているようで、そこらあたりの御馳走小説を編んだものなのでますます面白いことを期待す。
橘蓮二という人は知らない。


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湘南も盛夏

2014年07月28日 | Weblog
湘南がこんなに暑くなるのは最近のことで、子供の頃はもう少し過ごしやすかったように思う。
だが、蚊帳の中でなんとも暑く、汗が出たっきりでどうにもならないくらい暑かったこともあった。

歩きではとてもわくわくまで行けないので、一人自転車に乗って野菜の買い出しに出た。
池田さんの直売所には枝豆がなく、トマト、茄子、隠元、ピーマン、オクラ、胡瓜を買った。
途中で池田さんのお婆さんが出てきたので、マクワ瓜の新品種と西瓜について聞き、その二つも買った。
たくさん買ったので、なにか差し上げましょうと、ピーマンを選んでくれた。

わくわくには、枝つきの枝豆があり買った。
唐辛子と佛花も買い、早々に家に戻った。

暑い夏、冷やしたメロンとスイカとトマトがじつに美味い。
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夜の藤沢で

2014年07月25日 | Weblog
水曜日に飲んだ「菊鷹」が忘れられず、どんな人が作っているのかと調べてみたら、やっぱり既に名のあるかたで、山本克明という人であった。
大阪の酒蔵を離れ、稲沢市の藤市酒造で平成24年から杜氏となり新たな酒を作り出し「菊鷹」の名前で売り出した。
「菊鷹」は、この蔵に昔あったブランドで、山本克明のために復活させた。

フルボディーで酸が良く効いていて、口中でキックする。
酒でここまでのものはそうざらになく、並みの酒ではないと思っていたが、山本スタイルを知る人にとっては想定された酒質なのだろう。
酒屋の話に拠れば、この山本克明の新しい試みの酒もよく売れていて在庫は少なくなっているようだ。

飛びぬけて良いものを造れば、売るのに困るなんてことはないと肝に銘じておこう。

昨日の昼は、芳林堂へ行ってから井桁へ行った。
ただ順序を変えただけじゃないかと云うこと無かれ、年寄りにとっては大変なことなのだ。
河野裕子「現代うた景色」中公文庫、杉本久英「美酒一代」新潮文庫、門真忠男「全日本プロレス超人伝説」文春新書と充実した買い物が出来た。

河野裕子は最近好んで読んでいる。昔は女流作家、歌人は読まなかったのに、今では優れた文章家が多く、綺麗な文体を楽しんでいる。

杉本久英のこの伝記は鳥居信二郎だ、ここのところウイスキーに関わる評伝が出ている。先月は竹鶴であった。

門真忠男の語り口は、NTVのプロレス中継で皆さんのお馴染みだろうが、大げさでもったいぶったあの感じが、作り物のショウであったプロレスに真実味を与える装置であったことを思うと、大した役者振りに喝采を送りたい。

酷く暑い一日だったが、夜は藤沢のイタリアンへ営業に出かけた。
自前の営業なので高額なところは避けているが、それでも連夜梯子をしていると財布が随分軽くなる。
肝臓がやられるのが先か、金が無くなるのが先かと何時も危惧していたが、30年以上もやってきているのだから、今後もきっとどうにかなるだろう。
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茅ヶ崎の夜

2014年07月24日 | Weblog
仙台から帰って、茅ヶ崎に営業に行った。
先ずは凜で酒を飲み稲沢の「菊鷹」山廃純米が抜群にうまくて感動した。

オリーブをちょいと覗いたらママと視線があって、前のラーメン屋に越を卸したら、うちのワインカタログをもって追いかけてきた。
なんとも可愛い。
浜降り際や何やらで忙しくワインのオーダーが出来ずゴメン、近いうちにするからねとのこと。
本当にいい女だ。

ラーメン屋は明かりを落としてひっそりとしていたが、親方と訳ありのアサちゃんがいた。
オッパイもパンパンに張ったピチピチの美形湘南ガール。
俺も若ければぐっと来ちゃうんだろうが、年のお陰でいいお嬢さんと思うだけ。
面倒も起きないが、ときめきも起きない。

この日、高田宏「旅、忘れ残り」講談社 1994年、宮本徳蔵「相撲変幻」ベースボールマガジン社 1990年を買う。
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手作りの味

2014年07月23日 | Weblog
娘がタイのチェンマイから帰ってきている。
チェンマイ大学院でテキスタイルをやっていて、タイシルクや紬のような織物を持って帰ってくるので、眺めたり触ったりして楽しんでいる。
しかし、織物で喰っていけるのだろうかと親として、一応危ぶんでもいる。

帰ってきてからの行動パターンをみていると、友人がいる五島列島へ行ったり、展覧会などへちょこまかと出かけていて、この先なんで生きてゆくのかは定まっていないようだ。
俺自身26才になった時に、叔父の知り合いの、今の会社の前身に強制的に入れられた。
ところが思ったより居心地が良く、仕事も向こうからやって来て、今日までだらだらと働いてしまった。

その頃何になろうかなんて具体的な目標などなかったわけで、自分が出来なかったことを娘が出来なくて嘆くこともない。
今人気の職業も30年続くことはない、好きなことを地道にやることだ。

娘が織った生地などを眺め眇めつしていると、やっぱり人間はものづくりだなあと思ったりもする。
手作りのものは出来不出来もあるだろうが、使っているうちに出てくる風合いがなんとも云えず良い。
そのため安価なものに限りだが、手作りのものを買っている。
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湘南は盛夏になった

2014年07月22日 | Weblog
いよいよ梅雨が明けたのじゃないか。
空がどこまでも蒼く、朝早くから厳しい日差しが差している。

昨日は夏野菜を色々な農家から買ったが、二宮の池田さんに良いトマトがあり、大磯の農家に黄色のミニトマトが出ていたので、終日トマトを食べて楽しんだ。

平塚まで自転車で出かけ、BOで、矢野誠一「文人たちの寄席」文春文庫 2004年、宇野千代「生きて行く私」文春文庫 平成8年初版 平成25年13版、塩野米松「失われた手仕事の思想」草思社 2001年、中島義道「私が嫌いな10の人びと」新潮社 2006年を購入した。

パン屋のオネエサンは臨時休業していたので、この三連休顔を見ることができなかった。
寂しかった。

夜、オークセイデュレスのタストヴィナージュ1979を開けて飲んだ。
熟成した香りはしたが、35年経ったワインとは思えず若々しかった。
それでも開けて30分もすると酸化が始まり、古酒であることを認識した。
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商いの基本

2014年07月21日 | Weblog
昨日の午前中の散歩の帰り道、西友裏の葛川土手の桜並木を歩いていたら、前方におばさんがバイクを停めて我々を待っていた。
「何時もそこの直売所を通ってますよね」
「ええ」
「あそこの直売所はうちの前にあるけど、隣の池田さんのなんですよ。うちのは西友裏の田んぼのところにあるんです」

直売所の目の前の家の表札が西山だったので、てっきり西山さんの直売所だと思っていた。
バイクの後について西山さんの直売所まで行くと、無農薬有機栽培で作った野菜、トマト、ミニトマト、枝豆、小松菜、キンショウ瓜、胡瓜、茄子、などが置いてあった。
確かに家の前で販売するより、駐車場から店舗への人通りが多いから売れるのだろう。
枝豆と試食をさせて貰ったミニトマトを買った。

商いはこうしなきゃいけませんよとのお手本を見せていただき恐れ入った。
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梅雨も終わりか

2014年07月20日 | Weblog
午前中、ぽつぽつと来ていたが、傘をさして散歩に出た。
農家で枝豆三袋、隠元、胡瓜を買った。わくわくで、茄子二袋、大葉、佛花、ピーマンを買う。
西友で牛筋、オールフリー、アサヒアルコールフリー黒、茗荷を買う。
パン屋でソーセージパン三個、バンドフルーツを買う。

桃、ハウスミカン、メロンの到来物があり、フルーツと野菜、素麺で昼飯にする。

午後、生憎雨が酷くなり、電車で茅ヶ崎に行き、先ずは魚屋を覗く、天然の小鮎があり飛び付くようにして買う。
鎌倉のカマスも買う。
BOを覗く、宇野千代「おはん」新潮文庫 昭和40年発行 平成22年60刷、佐藤愛子「今は昔のこんなこと」文春新書 2007年、小池昌代「弦と響」光文社文庫 2012年を買う。
小池昌代は知人への贈り物だ。

イトーヨーカ堂で膝を保護するレッグウォーマーのようなものを母の頼みで買う。
地下の酒売り場を視察する。

駅ビルの川上書店へ行き新刊書を物色する。
かねてより目を付けていた、湯川豊「夜の読書」ちくま文庫を買う。
湯川豊は此処のところお気に入りで、目につくと買い求めている。
何たって清廉な文体がいい、渓流の水の流れのような清涼さがいい。

寅さんを観る。
何でこの傑作を同時代に観なかったのだろうか。
カメラ、照明、編集、衣裳など夫々の職人気質のスタッフがいてこその傑作だなあとつくづく思う。
秋吉久美子が若かった。
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