キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ソーヴィニョン・ブランの香り

2022年09月30日 | Weblog
夜中に「悪の民主主義」を読了した。
あんまり面白いんで最後の数ページを大事にとっておいたが、この後、読まなきゃいけない本が目白押しでね。
「ネオコンの論理」を読みだしたが、2003年の本で、その頃の状況はこんな風だったんだなあと懐かしいような手遅れのような感じがした。
覇権国家というのは必ず衰退するけど、このころすでにその兆候があったにしろ最後の輝きを放っていた。
他の国を大きく引き離した軍事力を保有していたから、問題解決は軍事力に頼れば済んだ。
ある意味、物を考える必要もなく、外交交渉といった分野では大いに後退したということだ。
張りぼてのソ連が崩壊して、本来欧州が一極を形成しなきゃいけなかったが、軍事費に費やすコストを経済に回したために、相対的に軍事力は顕著に弱体、かつてアフリカやアジアで振るっていた力による支配を放棄したばかりではなく、欧州圏内のもめ事を力で納めることも出来なくなった。
で、アメリカだが、石油にリンクさせドルを基軸通貨にしてぼろ儲けをやって来たが、フセインやカダフィはこのドル体制に揺さぶりをかけたので殺された。
その後、プーチンと習近平が揺さぶりをかけていて、仮にドルが基軸通貨の地位を引きずり降ろされたら、アメリカは明日にも破綻だから大慌てで対応しているが、イラクやリビアのようなわけにはいかない、何故なら両国とも核を持っているから力による脅しも実行も功を奏さない。
日本の親米保守の方々は、アメリカが未来永劫望月のままと思っているが、覇権国家は必ず衰退する、しかもその兆候はさらに顕著に表れているのに、その日の準備をしなくていいのかね。

7時前に起きて朝飯の準備をした。
すごく小さい茄子を10個と甘長唐辛子ととんがりピーマン2個をオイル焼にした。
味噌汁は豆腐と茗荷で赤出汁仕立て、糠漬けは胡瓜と茄子、それと1㎏の鯖の干物の片身三分の一、これが美味い。
非常に健康的な朝めしだが、量がいけない、一向に体重が減らない。
昨日、JAの帰りに後ろから顔見知りの女性が車で寄ってきて、”最近痩せたでしょ”と、とっても心地よいことを言ってくれた。
ただし、この女性とは久し振りに会ったので、3か月前と比べてのお話なんだな、確かにその頃と比べると5㎏ほど痩せた。
JA湘南では茄子、胡瓜、花束2把、無花果を買った。

昼飯は味噌煮込みうどんだった。
これがいよいよ美味く感じる季節に入ったってことだ。
無花果と茹で落花生と茹で栗を食べた。

ブラジルの「セントラル・ステイション」という映画を観た。
すごくいい映画だった。
こういうのなら毎日映画を観る価値がある。
都会ではラフで大雑把で犯罪が多発しているが、地方には純粋で心優しい人間が住んでいて、日本とは感性が随分違うなあと思いながら、心惹かれた。

早めに大磯方面へ散歩に行き、風呂に入ってのんびりと音楽を聴いていた。
同じ部屋のソファーの上にマルが蹲っていたが、調子悪そうだ。

晩飯は6時からで、ショゴの刺身、じゃが芋と葱とアンチョビのグラタン、茹で落花生、茹で栗、無花果などを食べて、オールフリーを飲んだ。
7時半に娘がスオウの白を持ってくるので、それまで音楽を聴いていた。
ピスタチオのつまみ付きで、冷やしたワインを持ってきてくれたので、さっそく飲んだが、懐かしいスオウのソーヴィニョンの風味が心地よかった。
アスパラガスとかキャベツとか云われるグリーンな風味がこの品種の特徴だが、ドライなところが良かった。
昔、醸造技術が拙かったころは、この風味が出ずに、猫のしょんべんと云われた。
たんぱく質が香味が発現するのを妨害するので、たんぱく質分解酵素を使用することが多い。
グラタンを温め、チーズを数種類出して飲んだ、サリエンテの赤も開けてグラス1杯だけ飲んだ。
いよいよ熟成が進み良くなってきている、低価格で大量に取って倉庫で寝ているのが心配らしいが、何せスクリューキャップだから10年間の熟成は難なくするだろう。
枯れたこのワインはどんなに良いだろうと思うだけで、ニタニタしちゃうんだけどね。

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丸山眞男って嫌いだった

2022年09月29日 | Weblog
今日も朝から素晴らしい天気だ。
暑くもなく寒くもなく爽やかで清々しい。
昨日平塚の図書館で借りた橋爪大三郎「丸山眞男の憂鬱」を軽く読み始めた。
小室直樹は丸山眞男の教えを乞うために東大に行ったが、この人はその分野の第一人者に教えを乞うことを旨としており、経済はサミュエルソン、社会学を中根千枝、法学を川島武宜などから学んでいる。
これ以外にも心理学、軽量政治学などなど、世の中の事象を解明するためにはあらゆることが必要だとの考えから、とにかくベラボーに色々なことを学んだ。
それ故、大学教授なんてものは狭い範囲のことしか知らないか、あるいは能力が無いから、アカデミズムからはやけに疎まれた。
で、残された著作は捨て置かれているが宝物故、ガッテンそれを承知の介の、弟子筋にあたる橋爪大三郎や副島隆彦が、絶版になった著作を新版として出版することに力を入れている。
先日も女友達から長すぎると指摘され、簡潔を心掛けているんだけど、何時ものように話が長く諄い、要は橋爪大三郎は、丸山眞男の孫弟子にあたる、これを言いたかった。

そもそも丸山眞男は嫌いだった。
戦後民主主義を先導した人として認識していて、その戦後民主主義が日本をこれほどひどい国にしたから、その著書に当たらず嫌っていたわけで、いわば食わず嫌いなんだけど、高校生の頃はやや左寄りだったから岩波新書の「日本の思想」を買い込んだ、でも、きちんと読まなかった。
正確には、きちんと読み込むだけの能力が無かった。
じゃあ今は能力があるかっていうと五十歩百歩、人間そう簡単に賢くなるわけじゃない。

昼飯は稲庭うどんだった。
豚肉の茹で汁に昆布と野菜ブイヨンを入れた汁に、シメジと豚ひき肉団子、葱、茗荷で食べたが、稲庭うどんはうどんそのものが美味いから、鰹節と昆布で取った出汁に葱とお揚げでシンプルに食べるのが好みだな。
食後にイチジクを食べた。

食後、地域のお年寄りの通いの場に出かけた。
タオル体操を、町で組織しているタオル体操協会?の女性スタッフ3人来てやってくれた、一人は同級生だったが、名前を聞いても顔を見ても思い出さなかった。
参加者は女性だけだった。
デイサーヴィスも男は行かない、うちの父も絶対に嫌だと言って行かなかったなあ、女性の方が孤立しにくいし、行政からも恩恵を受けてる。

帰りに図書館で本とCDを借りた。
GKチェスタトン「正気と狂気の間」上杉明訳、「自叙伝」吉田健一訳とロバート・ケーガン「ネオコンの論理」山岡洋一訳の3冊と園まりのベストアルバム。
チェスタトンは西部邁が好んで引用していたが、探偵小説しかもっていなかったので、何処が保守なのか良く分からなかった。
ケーガンはレーガンの政策立案をしていた人で、遅ればせながら、ネオコンについて当事者である人のものを読んでみようと思ってね。
中森明菜の歌姫で「逢いたくて逢いたくて」を聴いて啓発され、園まりのオリジナルを聴きたくなって借りてみた。
半世紀以上前の独特の歌唱が鮮やかに蘇って、年上の色っぽい女にうっとりしていた幸せな時代を思い出した。
収録されていた13曲を聴いてみたが、他にザ・ピーナッツの「大阪の女」のカヴァーが良かった。
Amazonで頼んでおいた福田恒存「人間・この劇的なるもの」が着いちゃってね、消化不良になりそうだ。

マルの具合が悪くて、妻が心配して大騒ぎしているが、散歩に出ようと思ったらマルを医者に連れて行くと出てしまったので、大人しく南沙織を聴いていた。
1時間ほどで帰ってきたが、腎臓の数値が計測不能なほど悪いらしい、昨日姿を隠していたから、死期を感じていたのかもしれない。
毎日点滴をするために通院するらしい。
スコティッシュフォールドの平均年齢は10歳から13歳なので、来月12日に12歳になるマルはそこそこ生きているわけだ。
薬漬けで生かしておいても本人にとって幸せなのか、まあそういったくだらない感情に捉われないところが猫の解脱したところで、そう考えると猫は輪廻しない最終段階にあるのかなあ。
しかし、もし死んじゃったら妻がひどく落ち込むので困る。

30分ほど散歩をしてから風呂に入り飯を食べた。
蛸ぶつ、無花果、春雨麻婆、胡瓜と茗荷の糠漬け、切り干し大根煮でオールフリーを飲んだが、飲み切れなかった。
8時前に2階に上がり寝たが、目が覚めても未だ日が変わっておらず、「ネオコンの論理」を読んだ。
南沙織の6枚のCDは6時間40分ほどで、これを2時頃から聴いたが朝までに聴き終わらなかった。
算数が出来りゃあそれくらい聴く前から分かるだろうって、まあそうなんだけど、全部で110曲だからこれ以外にもまだまだあるわけで、しかも録音時期の違うもの、liveの音源もあるから、一人の歌手の全容を知るには、それも楽曲だけに限っても膨大な時間がかかるなあと茫洋とした気分になった。

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平塚周遊

2022年09月28日 | Weblog
今朝は凄く久し振りに電車で平塚へ出かけた。
先日、妻の車でイナリヤトが、駅ビルの地下に出店していたのを激励に行き、さくら書店で本を買い、インドカレー屋で飯を食ったが、電車で出かけたのはもう記憶が無いぐらい前のことだ。
以前は自転車や電車で出かけてBO、さくら書店、オネエサンのパン屋を周遊していたものだった。
今日は送金があったので三井住友へ行き、ついでに平塚図書館、オネエサンのところへ顔を出、さくら書店を眺めて帰る予定だった。
銀行は思いのほか空いていて、さらっと用が済んでしまい、平塚図書館でカードを作ってもらい、CD6枚と本1冊借り、オネエサンのところでアンパン、クリームパン、ベーコンパン、チーズパン2種を買い、久々に近況などを話したが、相変わらずすごく元気だった。
さくら書店では、先回は5,6冊買ったけど、今日は全く買うべき本が無かった。

家に帰って来て国旗掲揚を慌てて行った。
黒い布が無かったので、半旗にして掲揚した。
国葬について色々なことが言われているけど、何故マスコミは統一教会についての報道を煽ったのかについて考えてみたほうがいい、モリカケ以来安倍さんに対する批難て、政策についてじゃなく、些事についてばかりなんだよね。
そもそも統一教会って反日を煽るために韓国とアメリカが共同して作った似非宗教団体じゃなかったのかな、それを反日の日本人が応援するなら分かるけど、何で非難するのかね、そんなことしてるとその儘自分に返って来るのにね。

昼前に家に帰ると妻がハヤシライスを作っていた。
パンと南瓜のポタージュスープを食べる予定だったけど、ハヤシライスも食べた。
昨日の肉野菜拉麺に比べると雲泥の差で、なかなか美味かった。
南瓜のポタージュスープもうまく出来ていて、チーズパンとベーコンパンを食べた。
最後に珈琲を飲みながら、クリームパンとアンパンを食べた。

プレシネは「Platoon」だった。
ベトナム戦争の実相については、1981年にハワイ駐在した時に、すごく親しくなった韓国人の柳がベトナムで戦いグリーンカードを得ていたので、彼を通してなんとなく知っていた。
べトコンを数人、自動小銃で射殺した直後に撮った写真を見せてくれたが、目が怖かった。
韓国からの志願兵は最前線に送られたので、ジャングルの中でどこから襲ってくるか分からない敵に、毎日緊張しながら対していて、運が良ければ帰還出来、グリーンカードが取得できた。
ハワイのバーで現地のやくざと悶着があったときに、柳がどやしつけたが、やくざはビビッて三々五々出て行った。
あの時の迫力は、何度も死線を超えてきたやつじゃなきゃ出ないなあと感心したが、以後どんなヤバそうなバーでも柳と一緒なら寛げた。
小室直樹が著書の中で、アメリカはベトナムに行くまでは、便衣隊がどれほど恐ろしいものか理解できなかったと書いているが、この映画の中でも一般の住民が時にゲリラになるから、猜疑心が強くなり、村人を虐殺したり、村ごと焼き払ったりするような心理状態になる。
日本軍は中国戦線でこの便衣隊に悩まされた、もちろん便衣隊は戦争犯罪である。

今日借りてきた、山本潤子、大貫妙子、豊島たづみ、ケイコ・リー、中森明菜、エラ・フィッツジェラルドのアルバムを聴いた。
南沙織のBOXも届いたので聴いてみたが、今までにはない選曲と構成の6枚のCDで、面白かったけど、もう少しアメリカンPOPSを聴きたかったな。
CDケースは、上下にCD二枚が収まるサイズの三つ折り左右見開きで、上段のCDが暖色のオレンジ・ピンク・赤、下段が寒色系のブルー・紫・黄緑、CDを取ると沙織ちゃんの写真が出てくるって寸法で、ファンの心くすぐるデザインだった。
歌詞カードと写真集もこのサイズで、何しろ半世紀前の写真だから若くて可愛い。
気に入らないのは、ある時から篠山紀信が撮っていたことで、イイトシコイテフザケンジャネエゾってファンはみんな思ってたんだよなあ。
まあそんなこんなで5時間ばかり聴いていたけど、全部は聴ききれなかった。

5時過ぎに風呂に入り、寒いので湯船に浸かって温まった。
飯は鰹の刺身、小松菜炒め煮、胡瓜と茗荷の糠漬け、茸のオムレットで、オールフリーを飲んだ後、グラッパのオンザロックを飲んで、7時には2階に引き上げて寝た。
流石に11時前に目が覚めて、読書を少ししたが、再び眠り、2時半に起きてから本格的に「悪の民主主義」の再読をした。
民主主義と議会制、自由主義などについてキリスト教の影響など、中世から解き明かしてくれているので実に解りやすい好著だ。

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南沙織50周年記念BOXを買う

2022年09月27日 | Weblog
今日も鮮やかな秋の天気で実に爽やかだ。
暑くもなく寒くもない。
昨夜から小室直樹の御高説に接しているが、キリスト教の予定調和と資本主義はパラレルなんだとのこと、チョット驚いた。
思えば、キリスト教国にしか資本主義が現れてないから、そのように考えてみるのが当たり前なんだろうけど、これを敷衍してみると、キリスト教国でない日本では無理やり形から入らないと資本主義にはならないってことで、資本主義と相性のいい民主主義も同様だから巧く行ってない理由はそこにあるんだな。
イスラム国家も資本主義と民主主義は難しいってことだよなあ。

7時に起きてシメジと豆腐と茗荷の味噌汁、ホッケの干物、パプリカの卵炒め、胡瓜と茗荷の糠漬けを食べた。
9時半にJA湘南へ出かけ、茄子、胡瓜、新生姜、甘長唐辛子、無花果、小松菜を買った。
新生姜は妻の要望で、甘酢漬けを作るのでいっぱい買って来いと言われ、3袋買ったが大いなる出費だ。
まあ、寿司を食べるときにはこれが無いと腑抜けたことになるから、確かに恩恵にも与ってるんだけど。

家に帰ってから何時もと違う音楽を聴きたくて南沙織のliveを聴いた。
英語曲が多かったが、あの人若い頃日本語の方がおぼつかなかったから、溌溂として歌ってる。
その他知らないないアルバムを聴いてみた。
Amazonで今購入可能なアルバムはどれなんだろうと眺めていたら、ソニーで去年デヴュー50周年記念のBOXを発売していて、本人はもう声が出ないから何もやりませんと云っていたので、すっかり何にもないのかと思っていたら、レコード会社はこの商機を逃さないよね、CD6枚と写真集をBOXにして発売していた。
17歳でデヴューした時には衝撃的で、ああいったタイプの歌手はいなかった。
ストレートのロングでセンター分けは当時の流行り、中学時代の恋人も同じヘアスタイルで浅黒くてね、もう少しふっくらして南沙織より美人だった。
まあそれはいいとして、大磯ロングビーチや駒ケ岳スケート場へ会いに行ってたくらい熱狂的に好きだったわけよ、だから当然すぐに購入しちゃった。

思えば、二年前の「Stay with me」松原みきの世界的なヒットで、キャニオンはすかさずレコードを発売したもんね、そうなると各レコード会社は、1970年代と80年代の版権の中から可能性のある楽曲をリマスターして流行らせる努力をするよなあ。
中原めいこや門あさ美の廃版になっていたアルバムが、思いもよらず手に入ったのはそういうことの一環なんだけど、昔のファンが買うだけじゃなくて、若い人たちに再発見してもらわなければヒットに繋がらない。

昼飯は妻が酷く不味い肉野菜そばのようなものを作った。
この間のタンメンの具の炒め具合は実に良かったが、今回のは最低でごった煮状態、気持ち悪くて半分でやめて、栗を食べた。

プレシネはピットとアンジェリーナ・ジョリーが殺し屋を演じ、しかも異なる組織に属していて夫婦になって仕舞ったために殺しあうことに。
カーチェイスと銃撃戦で見せるハリウッドのワンパターン映画だったが、色っぽいアンジェリーナ・ジョリーを観せる映画なのかな。
時間つぶしにはいい。

次男と共に消防署へ団員の支援要望書を持って行き、そのまま西友まで散歩した。
国民が行政に参加することが民主主義だから、これが民主主義なんだなあ。
ちなみに自由主義は住民を国家権力から守ること。

相撲も終わって夕方に余裕が出てきたね、風呂に入って晩飯。
蛸ぶつとショゴの刺身をオールフリーでいただいて、パンとチーズでサンシニアンの赤をいただいた。
この赤苦みを感じるが、スペインワインにはない苦みで、フランスワイン独特のものかなあ。
渋みじゃなくて苦みだが、ほかの味わいの要素がいいので気になった。
時間とともに失せるのか?

夜のプレシネは「October Sky」炭鉱町の少年が、ソ連のロケットに触発されてロケットを打ち上げ、失敗を繰り返し、炭鉱夫の親父と敵対するが、その部下や、高校の先生の理解で天高くロケットを打ち上げるまでの話。
少年の試みを後押ししてくれる高校の先生の力が無ければ、少年は育たなかったろうね、人を育てるとは何かを描いたもので、実に良かった。
前世紀末まではアメリカもまともな映画を作っていたんだなあ。

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習近平軟禁が事実なら

2022年09月26日 | Weblog
いつの間にか台風が消えたようで、朝から爽やかな天気になっている。
昨夜は9時に寝て最初は1時間おきに2度目が覚めて、その後は2時間おきになった。
4時に中森明菜を聴き出して、「I missed the Shock」の語りのような繰り返しが好きなんだけど、一体この題名はどういう意味なんだろうかと疑問に思った。
音楽を聴くのは大体本を読みながらだから、歌詞を真剣に聴いていることは無く、印象的なフレーズに反応しているだけなんで、歌詞ネットできちんと読んでみた。
このshockは恋の衝撃とか胸の高まりということなんじゃないかと思った。
その恋の高まりがもう感じられないということで、その後に続くshockは、それが無くなったことが分かったショックなんだねきっと。
詩の内容なんてどうでもよかったけど、前半の長い語りの繰り返しが退屈にならないのは中森明菜の語尾を上げる歌い方がアクセントになっていて、それが凄くいい。
他の楽曲ではこれが気に障るのがあって、止めときゃいいのになんて思うんだけど、彼女の美学なんだろうね。

朝から音楽を聴きながら宇野重規のトクヴィルについての本を読んだが詰まらなかった。
この前に読んだ本を読んで少し違和感があったが、民主主義について考えるなら小室直樹だなあと思い、大東亜戦争についての本を止めて「悪の民主主義」を読み直すことにした。
これちょっと前に読んだやつで、未だ文章の細部が鮮明に残っていて、以前だったら読めなかったんだろうけど、せっかくだから小室直樹をどうにかものにしたいって気持ちが強くて読めちゃうんだろうね。
それに小室直樹と西部邁はその辺の政治学者や社会学者に比べて格段に優れていて、この分野は死ぬまでこの二人と、その弟子筋に当たる人たちのものを読んでりゃいいやって気になった。

読書をしていたら妻がやってきて、昼にカレーを作っていいかと訊いたので、前日に作って一晩寝かさないんだと文句を言ったら、次男が喰いたいと言っているからとのこと、なら、玉葱と人参を摩り下ろして炒めてくれと要望した。
サラダも作ってもらった、敵が下手に出てきたので強気に出たが、その内きっと仕返しされるなあ。
カレーは今までになかった独特の風味があって、それが魅力的だった。
食後に茹で繰りを食べたら満腹になった。

午後は大黒摩季を聴いた。
80年代と90年代は明らかに違うなあと思った。
それにしても80年代は日本人が過剰な自信を持っていた時代で、もの作りにカネに糸目をつけなかったから、実にいいものが残っていて、その後の不毛の30年を経た今でも使えるものが多いなあと思う。

散歩に出ていたら、高安と玉鷲戦に間に合わず、なんともバカバカしかった。
仕方がないので風呂に入って晩飯を喰った。
鮭に3種類のソースをつけてオーブンで焼いたのがメインだったが、そういうの嫌いだからやめてくれって言ってたのに酷いなあとおもった。
早々反撃にあってしまった。
鮭ってのは切り身にして塩を振り、数日馴染ませて焼いて食べるのが一番で、鮭そのものの味わいを堪能できる。
蛸ぶつ、茹で栗、胡瓜と茗荷の糠漬け、焼き芋、ワサビ漬けを肴にオールフリーを飲んだ。

8時前に2階に上がって「悪の民主主義」を読もうと思ったら、知人から習近平軟禁の連絡があり、一頻り情報をチェックしたが、中国語の情報がほとんどで理解不能だった。
こういった時に、日頃から中国ウオッチャーとしてYouTubeに出ている中国語を解する諸氏が、いち早くコメントを出さないとね、鼎の軽重を問われるよ。
軟禁が事実なら失脚だね。
政権交代の噂はあったけど、実際に行われると、その対応を日本政府がしるのかと不安になる。
中米が親密にくっついたら日本は蚊帳の外だよ、日本政府が無能なら、いよいよ中国の一部に成り下がることになる。

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トクヴィルの研究

2022年09月25日 | Weblog
台風が来てるんだか来てないんだか良く分からないが、朝から目が降ったりやんだりしていた。
7時前に起きて、ホッケの干物、シメジと豆腐と茗荷の味噌汁、茄子とパプリカのオイル焼、茄子と胡瓜の糠漬けを食べた。

9時半に合羽を着て自転車でJA湘南へ出かけた。
朝の雨で荷が少なかったが、花束を2把、胡瓜2袋、茗荷2袋、無花果、栗を買った。

午前中は先日買った中原めいこのアルバム3枚を聴きながら、小室直樹の大東亜戦争についての著作を拾い読みしていた。
パールハーバーと英東洋艦隊を撃沈する件であったが、この本は3回目だと思うが、細部において新たな発見があり、小室直樹は重要な本は10回読むと云っていたが、そのくらい読んでも発見があり飽きない本が重要な本ということなのだろう。

昼はピーマン、パプリカ、茄子に豚ひき肉を詰めてドライトマトとスパイスなどが入ったスープ煮とレンズマメが入ったライスだった。
漬物は茗荷の酢漬けがあった。
これ、パンとワインで食べたかった。

好きな西郷南洲の番組があり、西南戦争について細かく解説したもので、その具体的な内容をほとんど知らなかった。
鹿児島を出て熊本城を攻めたが、政府軍が防衛準備をしていたために落とすことが出来なかった。
平民の兵隊に負けるとは思っていなかったのと、政府軍に鹿児島出身の樺山資紀がいたので本気の戦いにならないとの思いがあったようだ。
この出兵は東京を目指していたので、最初の戦いでそれが不能となり、田原坂で熊本へ来る援軍を討って熊本城へのロジスティックを遮断することになった。
17日間にわたり善戦するも負けて、その後九州を逃げ回った。
何冊かの本を読んで、西郷の魅力は情が厚いことと知ったが、女が西郷を見るとそれだけで惹かれてしまうらしく、とんでもなく魅力的な人物だったようだ。

昨夜予約した宇野重規の本2冊が大磯の本館から国府別館に転送されていたので、自転車で取りに行った。
その気になったときに熱中している課題について片っ端から読んじゃわないと、この熱気が失せれば、まるで3年間の分泌が保証されている恋愛におけるドーパミンが、その期間が過ぎると急に出なくなるように、興味の欠片も無くなる。
今熱中しているのは、トクヴィル、オルテガ、チェスタトン、バーグといった保守主義の源流を探ることで、この人たちの名前は西部邁から教えられ、その弟子筋に当たる中野剛志、浜崎洋一、中島岳志などの著作からどのような思想を持った人たちか解説されもしていたが、やっぱり彼らが書いた本に直接当たらないとだめだなと思っている。
今のところその下準備といったところか、昔の人たちなのでその時代背景、コンテキストが分からないと、読んだところでちんぷんかんぷんなのだ。
ちなみに、日本における保守の流れは、福沢諭吉、中江兆民、小林秀雄、福田恒存、三島由紀夫、江藤淳といったところだと思うが、現在はなんちゃって保守がはびこっていてその本質が見えにくくなっている。

相撲はいよいよ千秋楽で、高安と玉鷲の一騎打ちだ。
高安は何度も優勝を逃しているから、今回は勝たせてやりたいが、人が持っている運は変えられるもんじゃないからね。
玉鷲が勝てば戦後最年長の優勝で37歳10か月とのことだ。

風呂に入って晩飯を喰った。
鮪の刺身、蒸し茄子に大葉と茗荷トッピング中華ダレ、無花果、胡瓜と茄子と茗荷の糠漬けにオールフリー。
「男はつらいよ」50話を観た。
第一回目から50年を記念して、生き残っているかつてのメンバー倍賞千恵子、美保純、後藤久美子、浅丘ルリ子、夏木マリ、前田吟、吉岡秀隆が出演して、過去の映像を入れた構成、渥美清の映像に涙が出て仕方が無かった。
第1作は1969年で、同時代に映画館に足を運んで観たこともなく、観たいとも思わなかったが、5年くらい前から観だしてすっかり嵌り、毎年観ていたから少なくとも5回は観ている。
好みのヒロインは松坂慶子、栗原小巻、竹下景子、大原麗子。

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女の必殺技

2022年09月24日 | Weblog
冷たい雨が降っている。
昨夜は10時過ぎに目が覚めて、そのあと2時間おきに目が覚めたが、そのたびに冷えたためかトイレに行った。
良くもこんなに出るなと思い、これは随分ダイエットになってるんじゃないかと、体重を測ってみようと思ったが、忘れて朝飯を食って仕舞った。

食後、中森明菜を聴いていたが、何時も本を読みながら聴いているので、ちゃんと題名や歌詞を覚えることもないが、”貴方のセーター袖口をつかみ”とか”白い椅子に脚を載せて”とか”あなたに抱かれた右の肩が寂しい”なんてフレーズが毎回耳に入り、強く残っているから言葉の力ってのは凄いいもんだなと思う。
坂井泉水ちゃんの「心開いて」に”二人ビルの隙間に座って道行く人をただ眺めていた”というフレーズがあり、これも心に強く刺さったけど、いずれも何気ないフレーズなんだよなあ。

これ”袖口を摘まんで”は、山田洋次が「男はつらいよ」で使った。
柴又の駅の見送りのシーンで、ヒロイン、竹下景子だったと思うが、寅さんの、あの黄色のチェックの背広の袖口を摘まむんだけど、女性の心情が切ないほど溢れる名場面になった。
寅さんは気づかない振りしちゃったけど、普通の男なら、そんなことされたら一発で完全にやられちゃうね。
女の必殺技だなあ。

雨が降っていたので大人しく中森明菜を聴きながら「自分で始めた人たち」を読んだ。
これ、オープンガバメントの実例を対話形式で紹介している本で、大体オープンガバメントが何かも分かっていなかったから、ああそういうことなのかとお勉強になった。
行政が持っているデータを公開するオープンデータとも関わっている。
幾つかの取り組みの中で、宮前区の昔からある習わしの「御岳講」「念仏講」「結」などのことが出てきたが、3年ほど前に二宮の石仏について調べていたら「庚申塚」や「十三夜」の石碑などが出てきて興味を持った。
庚申の日には女性が集まって朝まで騒いで、3年18回その集まりがあると塚を立てる、十三夜はその晩にみんなで酒肴を共にしていて、農家ってのは働き詰めで大変だったわけではなく、結構集まって楽しんでいた。
また二宮は「大山講」で、阿夫利(雨降り)山を信仰の対象として、同時に行楽をしていたものと思われる。
宮前区でいいシステムだなと思ったのは、外からやって来た人には「わらじ親」がついて、保証人と共同体のルールを教える役割を果たしていたことで、村は閉ざされた社会ではなかった。
この本に宮本常一の名前が挙がっていたが、この人のフィールドワークは日本の大きな財産だ。
海外からの概念の輸入をするばっかりではなく、少なくとも2600年続いた日本には、時間に晒されて洗練された優れたシステムがあるわけだから、それをきちんと学んだほうがいいんじゃないかと思う。
西欧の最先端の社会学者が、日本にある中間団体を羨んでいたのに、おバカな学者と政治家が構造改革だと言って壊してしまったが、それって構造改悪っていうんじゃないのか。
西欧が進んでいて日本が遅れているってステレオタイプの考え方は、いい加減に止めた方がいい。

昼は妻が押し寿司を作った。
鯛の酢〆、〆鯖、海老が押し寿司になって、別に稲荷寿司があったものだから喰い過ぎた。
妻は、小型の鯛があると、それを〆て押し寿司を作らないと気が済まないらしく、昨日もいい鯛があったよと態々見せに来て、2時間以上かけて下拵えしていた。
一番美味いとされている50㎝くらいの鯛は、桜鯛、紅葉鯛といわれ、その時期に美味くなるが、小鯛はあまり時期に関係なく、エサが喰えていれば美味いような気がする。
妻の苦労を評価しないわけじゃないが、近頃買ってくる海老がナッティな風味がありやけに美味い。
夕方、次男と散歩をした折に聞いたら、やっぱり海老が美味かったと言っていた。
一頃、とにかく安売りをするために東南アジアで泥臭い海老を大量に養殖していて、味もそっけもなかったが、養殖技術が良くなったのか、養殖業者が心を入れ替えたのか、この海老は見違えるようだ。

散歩、防犯パトロール、風呂、晩飯。
今年初めての秋刀魚を食べた。
風呂に入る前にグリルに入れておいたら、旨い具合に焼きあがっていた。
風呂は一日に何度も入るので、焼時間8分の間に出てきた。
鯛の押し寿司、胡瓜と茄子と茗荷の糠漬け、山葵漬け、南瓜煮でオールフリーを飲んだ。

8時には2階に上がって寝たが、10時半に目が覚めた。
「自分で始めた人」を読了して、大磯図書館へ、同じ著者宇野重規の「トクヴィル平等と不平等の理論家」と「民主主義とは何か」を予約した。
夜中に予約できるところがいいね、そして大磯から国府分館へ明日の11時には移送してくれるんだから有り難い。
この人、トクヴィルの研究家で、トクヴィルという天才はアメリカに旅をして、この国は教会を中心とした中間団体があることで初期はうまくやってゆくだろうが、何れ都市部のマスメディアが発達して地方の中間団体は消失しいて行くだろう、何故なら中間団体に参加することは面倒だから、そして多数者支配によるポピュリズムの時代になって崩壊してゆくだろうと予想した。
今の日本のことを言われてるみたいだね。

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小鯛を大量に捌く

2022年09月23日 | Weblog
涼しい日が続くようだ。
今朝も起きたらうすら寒くてね、ついこの間まで扇風機をかけて凌いでいた暑さが霧散した。
松原みきの「Cool Cut」を聴いていたが、相変わらず途切れてね、気分のいい寝起きにならなかった。
7時前に台所へ下りて朝飯を作った。
昨日残した伊佐木の刺身、塩鯖、茄子とピーマンのオイル焼、シメジと豆腐と茗荷の味噌汁、胡瓜と茄子と茗荷の糠漬け。

6畳の居間でいい環境で中森明菜の25周年記念バラード・ベストを聴いた。
中学時代の恋人が低温で少しハスキーな声だったのが影響しているのか、そういった声質の女性に弱い。
中森明菜のような人気歌手は、歌い続けているから声帯が肥厚して低くてかすれた声になる。
荒井由実とかカーリー・サイモンも同じようで、若い頃もキンキン声ではなかったが、年を取るにつれて低く掠れた。
カーリー・サイモンの若い頃に興味なかったが、60歳の時の「Moonlight Serenade」には痺れた。

9時半にJA湘南へ出かけ、何時もより早く着いたのに6人並んでいたのは、明日が休みだからかなあ。
胡瓜、茄子、南瓜、パプリカ、無花果を買った。

家に帰って消防署へ提出する書類を作ったりしていて読書が出来なかった。
昼はタンメンを妻が作っていて、何時もは炒めすぎて野菜がグタグタになるのに、今日のはシャキッと良く出来ていたんで驚いた。
見た目が良ければ食べても美味い、大盛りだったことを除けば満足できる出来だった。
長い間、ガタガタ言ったせいでついに炒め物のコツを習得したのだろうか?
食後にイチジクを3個食べた。

プレシネはフランス映画の「Les Quatore Cents Coups」1959年で、母親の連れ子の少年が、父親との確執や両親の共働きの環境で不良化してゆく映画だったが、面白くなかった。
少年の孤独を描いた傑作らしいが、トリフォーとヌーベルヴァーグを過剰に評価してるんじゃないかな。
でも、初めて取り組んだワインがフランスだったから、かれこれ20回ほどフランスに行っていて、古いパリの町並みなどを観ると懐かしくて嬉しかった。

本当は歩かなきゃいけないんだけど、雨が降りそうだったので自転車で国府別館まで行き、宇野重親「自分で始めた人たち」を借りた。
この人、中島岳志の本に出てきて如何にも魅力的に書いてあったので、一番新しい本を借りてみた。
民主主義や保守主義について造詣が深い人らしいが、これは企業の本だった。

早い時間から相撲を観ることが出来た。
優勝候補の力士がみんな負けて、低レベルの争いになりそうな予感がする。
まあこれも横綱・大関がふがいないからだが、世代交代に入ったともいえる、それにしてもモンゴルの横綱の時代が長すぎたから、その後の世代の全盛期の短いこと。

風呂に入って晩飯、また伊佐木の刺身だったので次男に手伝ってもらって食べた。
無花果、胡瓜と茄子と茗荷の糠漬け、小松菜と高野豆腐煮、鰯のつけ揚げでオールフリーを飲んだが、季節が移ろい明らかに消費ペースが下がっていて、今日も定期的に送られてきたが、前のがだいぶ残っていた。

妻は午前中マサに買い物に行き小鯛を20匹以上仕入れてきて、午後ずっと三枚に卸ろして、塩を振り酢に漬けていたので、晩飯を作る意欲が失せていたと思われる。
明日の昼に鯛の押し寿司かちらし寿司を作るつもりだね。
頭と中骨からいい出汁が出ることを知ったので、バカでかい鍋に20数匹分の粗を入れて煮ていたが、すざましいものだった。
あれだけの量があると、潮汁だけではすまないから、鯛めしを作るのだろうか、いや、寿司飯を炊くからそれはあり得ない、何にするんだろう。

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彼岸の墓参

2022年09月22日 | Weblog
今日は凄く涼しくなるとの予報だ、中学生の頃、陸上部の練習をしていて、やけにきりっとした空気になったと感じた。
大人になってから、やけにウイスキーのストレートが美味いと感じた。
それと同じ季節になった。
もう少し大人になると、一般的には年を取るというけど、やけに寂しく感じて気分が滅入るのかもしれないね。
思えば中学生のころ恋人がいたから、夏の汗の匂いの興奮が過ぎ、大人っぽい哀愁を感じる切ない思いを感じ、夏は開放的な雰囲気でキスなんかしちゃうけど、秋は見つめあったりしてからゆっくりキスをした。
結局、ひとたび唇を重ねると、相手の身体や匂いに刺激されて貪りあっちゃうから同じことなんだけど、導入部の違いって大きく、そこを味わうのが日本人の感性ってもんだ。

9時半にJA湘南へ行ったが胡瓜が無かった、そういう季節になったってことだね。
茄子、ウコンの花、無花果、ピーマンを買った。

花と線香を持って、妻の運転で次男と共に墓参に行った。
駐車場が一杯で、昨日が彼岸入りだったが嵐の影響なのか皆さん今日来たようだった。
平塚へ出て昼飯を食べるつもりだったが、次男より昨日一昨日と外食をして食べ過ぎたからやめようとの意見が出て、ヤオマサに寄って寿司か弁当を買って家で食べることになった。
妻は準備と後片付けが大変なので、事あるたびに外食に誘うが、近所に敢えて食べたいと思う店が少なく、外食って飽きるから、40年近く昼と晩に食べてきた僕としては、新鮮な地の野菜と魚が食べられたらそれでよく、店でそういったものが出せるところが無いから、どうしてもお誘いを受ける頻度が少なくなる。
妻と次男は寿司を買い、焼き鳥とチキンカツをおかずに買った。
僕はハンバーグとクリーコロッケ弁当を買い、お彼岸なので赤飯を買った。
弁当より赤飯の方が高いんだねえ。

テレポートの開発に成功した科学者が、ハエと一緒にテレポートしたために融合してしまい、徐々にハエになっていくSF恐怖映画で、欧米の奴らってドロドロした怪物を作るの好きだなあと思うけど、気持ち悪かったね。
2時からずっと起きてたから居眠りして当たりまえなのに、よっぽど筋書きが面白かったせいか最後まで眠らずに観た。

日下公人・伊藤貫「自主防衛を急げ!」が面白くて一身に読んでいたら4時半になって仕舞い、慌てて次男と散歩に出た。
小一時間で帰ってきて相撲を観たが、正代が土俵際で突き落としで勝ったのが嬉しかったね、この人きっとさっぱりした正確なんだろうけど、自信を持ったらやけに強いタイプでね。

風呂に入って出たら晩飯で、伊佐木の刺身だったから「夜明け前」をベトナムのぐい吞みで呑んだ。
昼にかなり食べたので、刺身は半分、栗4個、無花果3個、胡瓜と茗荷の糠漬け、もつ煮込みを食べた。
こうやって列挙してみると、腹が一杯だった割に食べているんだなあ。

8時に2階へ行って横になったが、目が覚めたのが11時前で参ったね。
それでも読書をしていたら眠ったようで、2時にもう一度目が覚めたが、4時まで眠れた。

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僕の女じゃないのにねえ

2022年09月21日 | Weblog
台風一過、というより本格的な嵐の様子もなく過ぎ去ったので、やや強い風と時折降る雨が名残を留めた。
彼岸の入りで墓参に行くべきなんだが、妻と次男が通院のため車を使い、花の用意が無いので明日に伸ばした。
三日ぶりにJA湘南へ行き、花が出ていたので、市場の花じゃなく農家の花を3束買った。
無花果、胡瓜、茄子、栗を買った。

午前中は昨日の楽天説明会の後処理をしたあと、中島岳志「大衆の反逆 オルテガ」NHK100分de名著を読んだ。
オルテガは西部邁によって知ったスペインの保守思想家だが、それまでは全然知らなかった。
まだ半分しか読んでないが、死者を生きるという考え方、過去の英知の集積という大切な宝物を大切にするってことが書いてあるが、西部邁が良く言っていたことだ。

昼飯は簡単なものと思い、冷凍うどんを水出しの出汁に椎茸とシメジ、とろろ昆布で旨味を加えて、シラスと葱の卵焼きで食べたが、思ったほど美味くなかったな。
食後に無花果を食べた。

プレシネはコッポラの「地獄の黙示録」ファイナルカットを3時間観たが、面白くなかったので半分以上は眠っていた。
大磯方面へ散歩に出て、5時前からTVで相撲観戦をした。
上位力士の具合が良くないが、下位力士や若手が良い相撲を取っているので面白い。
若隆景の4日目からの連勝が7になり、実に強いなあと感じた。

伊藤貫・日下公人「自主防衛を急げ!」李白社が来ていた。
北海道から送られてきたので少し日数がかかったが、待ち望んでいた。
伊藤貫の発言を何時も気にしているが、書籍は少ない、この本は2011年4月に出ていたのを、ずっと見逃していた。
状態がひじょうに良いという評価の本だったが、書き込みがあったのが少し残念だった、これって処女を貴ぶ心情に似ているのかな、もっとも既に色々と書き込んじゃった。
伊藤貫は西部邁の番組に出ているのを視聴して、優れた政治評論家だと思い機会があるたびに発言に注目していたが、NHK、朝日新聞、日教組などのリベラル左派と親米保守の両方について同じようなもんだと批判していて、自主防衛なき国家は、自立した国家ではなく、何れ滅ぶとの立場を取っている。
ワシントンに住み、彼の地の政治家や評論家などと交流していると、日本が良く見えるんだろうなあ、傾聴するに値する発言が多い。
夕方少し読み、2時に目が覚めて7時まで、中森明菜を聴きながら読み続けた。
書き込みをしながら精読をしていて、時々中森明菜に聴き惚れているので思ったほど捗らない。
読書も音楽も愉しみだから、捗らないほうが楽しみが大きく、長続きもしていいんだよね。

7時に起きて、豆腐の赤出汁、塩鯖、茄子のオイル焼、胡瓜と茗荷の糠漬け、とろろ芋で朝飯を食べて、中森明菜の1989年のライブを聴きながら、PCの前で少しお仕事をした。
中森明菜のアルバムはストリーミングに30枚以上あり、全部を聴くのに3日くらいかかりそうな感じがするけど、聴いているうちに好みがはっきりして来るもので、主に5枚くらいを聴いている。

先日女友達二人から、中森明菜は綺麗だし歌が上手いからいいねって言われ、僕の女じゃないのにチョット誇らしかった、それと色っぽいのに女性が嫌わないんだなあと思った。

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