花火とくれば、つぎは風鈴ですね。数年前に日本橋三越で江戸風鈴の職人としてはもう一人しかいないとの触れ込みで販売されていた、手造りの江戸風鈴をその職人の娘さんから購入いたしました。浅草かどこかそこら辺りに工房があるとのことで、期間限定で三越の中に店を広げていたようです。気をつけていると、その後色々なところでこの風鈴を見ました。靖国神社の庭にある池に風鈴が随分と吊るしてあって涼を競っておりましたが、その風鈴は私が持っているのと色ガラともに一緒でした。手作りにしては随分と出回っているなあと思いましたが、一日ガラスを吹けば100個や200個出来てしまうわけで、一年中やっていれば、手作りとはいえ3000個やそこら軽いものかもしれません。
今年も軒下に吊るし、改めてその風鈴の音を聴いて見ますと、随分と低い音で、金属製の風鈴と較べると2オクターブくらい低いような気がいたします。夏のものはストローハットにしろ、扇子にしろ汗で汚れやすく、秋口には処分をして翌夏にまた新しいのを買い求めるもんですが、さすがにガラス製のこの江戸風鈴は秋風が吹く頃仕舞いこみ、初夏になると埃を払って軒下に吊るし、一夏で処分をする事はありませんから、帽子や扇子に比べると夏限定とはいえ安い買い物でした。
廊下の椅子で夕涼みをしながらブランデーソーダを飲むのが今年の週末の楽しみになっておりますが、このグラスの中でカラカラとなる氷と、江戸風鈴の音は似ておりまして、氷と風鈴の二重奏は実になんとも涼しげであり、かつ楽しげであります。
今年も軒下に吊るし、改めてその風鈴の音を聴いて見ますと、随分と低い音で、金属製の風鈴と較べると2オクターブくらい低いような気がいたします。夏のものはストローハットにしろ、扇子にしろ汗で汚れやすく、秋口には処分をして翌夏にまた新しいのを買い求めるもんですが、さすがにガラス製のこの江戸風鈴は秋風が吹く頃仕舞いこみ、初夏になると埃を払って軒下に吊るし、一夏で処分をする事はありませんから、帽子や扇子に比べると夏限定とはいえ安い買い物でした。
廊下の椅子で夕涼みをしながらブランデーソーダを飲むのが今年の週末の楽しみになっておりますが、このグラスの中でカラカラとなる氷と、江戸風鈴の音は似ておりまして、氷と風鈴の二重奏は実になんとも涼しげであり、かつ楽しげであります。