キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

カバー曲の愉しみ

2024年06月19日 | Weblog
6時半になったので朝飯の支度を始めた。
先日千葉の鯛を妻が買って来て塩にしてあったので、それを焼くことにした。
30㎝ほどあったので隠し包丁を入れて眺めに火に掛けた。
出来上がりが素晴らしく、実に美味かった。
味噌汁はシメジと豆腐と青葱、甘長唐辛子の卵炒めを作り、糠床から胡瓜2本と赤カブを出して切った。
高い鯵の干物より、日によって安くなっている魚を買って塩にしておいた方がいいんじゃないかと妻に言っておいたので、それを実行したのだが、この鯛は素晴らしかった。

もうここ数年カバー曲を聴いているが、というのもやっぱり青春時代に流行った歌が心に残っていて、名曲というのは力があり何度聴いても弱くならない。
ある程度売れた歌手がカバーアルバムを作る時には、編曲と録音にカネをかけるので新たな編曲と音質を楽しむ事が出来る。
しかし、多くの歌手が取り上げる楽曲は偏るので被る、その違いを聴くのも楽しいが、ヒット曲と名曲は違うんだなあとも思う。

楽曲がデータ化されているから、例えば久保田早紀「異邦人」を聴こうとすると、50種類くらいのカバーされた曲が出てくるので、比較して楽しむ事が出来る。
例えば渥美二郎の「異邦人」を聴くと、ニューハーフを抱いているような変な気持になる。
演歌はあまり好きじゃないが、生真面目なこの人が苦節何年かの後ヒットさせた「夢追い酒」を聴いたときには涙が出た。
この人、元は流しだから、カバー曲はお手の物で、お客に問われれば何でも歌う。
8年前に出したアルバム「ニューミュージック ベストカバー」は、生真面目だから自分は演歌歌手であるという立ち位置を崩せず、どの曲も丁寧な演歌の節回し、だからとっても倒錯した世界になっていて引き込まれ、怖いもの聴きたさで止められなくなる。




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梅雨寒で夜中に起きた

2024年06月19日 | Weblog
ぐっすり眠れるはずの母のベッドで、朝までに4回も目が覚めてトイレに行った。
昨夜飲みすぎたのが原因だが、梅雨寒が影響したのかなあ、最初に起きた時に戸棚からタオルケットを出して肌掛けを二枚にしたくらい気温が下がっていた。
年寄りは、昔、孫の世話をしたので夜中に何度も起きるという説がやや疑わしく感じた。

小室直樹「数学嫌いな人の数学」を持ってベッドに入ったが、手付かずで朝を迎えた。
実はこの本2冊持っているが読んでいない。
根っからの数学嫌いのためで、手元に置いても読む気にならなかった。
小室にはこれ以外にWACの新書版で「数学を使わない数学の講義」がある。
戦前の数学教育重視で、この国が繫栄してきたこと、戦後数学教育を軽視したことで分数が出来ない大学生がいることを嘆き、この先の国の衰退の可能性を憂いて、数学嫌いな人に如何に数学的な考え方を持ってもらうかに腐心していたことが伺える。

僕は数学が苦手だが、弟は得意でそれは父の遺伝だった。
妻も数学が好きだと思う。
義父も義弟も理科系だし、甥が東大で物理を学んだ。
弟とは趣味嗜好が全く異なり、彼は時間の無駄だと小説の類は読まない。
僕は碁や将棋は時間の無駄だと嗜まない。
血の通った弟でさえこのありさまだから、血の通わない妻と合わないのはむベなるかな。
哲学と経済学を齧ったときには数学が出来ないと駄目だなと思った。

何度も起きたので、5時には起きて、音楽をかけてブログなどを書いている。
10時には東海道線下りで湯河原まで行き、毎年恒例のバーベキューを学部の2年先輩の方たちとやることになっているが、今年は2年先輩の73Hの方たちが学科を横に渡って同窓会を兼ねて行うというので、例年4,5人のところ20人近くが集まるらしい。
僕らの年代75Hは、学科を渡った付き合いが無く、1975年入学の園芸学部(H
75Hの中に一人73Hがいるだけなので、皆さん昔話に花を咲かせるだろうから、チョット離れて肉などを焼きながら酒を飲み、楽しげな様子を眺めていることになるんだろう。
人が楽しくしているのを眺めるのって、思いのほか楽しいものだよ。




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