キュヴェ タカ/cuvee taka 「椿庵酔哲湘南日記」

気儘な湘南暮し ー散歩に読書、映画、酒、そして時々釣り-

時代遅れ

2013年11月30日 | Weblog
先日古書店で本を眺めていたら庄野英二「星の牧場」角川文庫 昭和51年初版 昭和53年再版が目に飛び込んできた。
少し前に「ロッテルダムの灯」を新刊の文庫で読んで静かで端正な文章に感心した。
庄野潤三の兄弟なので端から見ると資質が似ているように思う。
ただし兄弟の常で兄貴とはあるいは弟とは全然違っているとお互いに思っているはずだ。

江國滋「俳句旅行のすすめ」朝日文庫 1999年も目についたので買った。
著者の略歴を見たら1997年に亡くなっている。
「癌め」を出したのはそんな前だったのかと時のうつろいの早さに呆然となる。
時がそこで止まっていて時代について行けないのも仕方がない。

利休庵で聞くともなしに隣のテーブルの老紳士三人の話を聞いていたが、現役の頃やさらに遡って学生時代の話を今起きているかのごとく生き生きと話していた。
仲間がいればいつの時代にタイムスリップすることも可能なのだ。
そこだけ違う時間が流れ、皆さん実に楽しそうであった。
時代遅れと揶揄されてもあれだけ楽しい時間が味わえるなら、無理して時代に迎合することも無い。
しかし、団塊の世代を最後に年金も減らされ世代人口も少なくなる、肩身の狭い思いをすることになるかも知れないな。






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フランスワインの良さを見直す

2013年11月29日 | Weblog
最近フレンチでワインを飲むことが無かったのですが、昨日知人に設定していただき久し振りにフレンチをいただきました。
広尾のBistro un coupというお店で、地下鉄広尾の駅から歩いて直ぐ、入り口がちょっと分かりにくいビルの二階にとっても美味しい料理を出すお店でした。

有機野菜を使っているとのことで、野菜サラダをいただきましたが、根菜類の美味しかったこと。
もともと牛蒡、蓮、大根、蕪、人参などが好物ですが、これらの根菜類をエグミが出る前に採りたてを生で齧るのも素敵ですが、それは栽培者の特権、きちんと処理をしてエグミを取ったものが料理と呼べるものです。

メインが芋豚のリブを煮込んだものとソーセージにレンズ豆の煮込んだものが添えられたいましたが、これがまた美味かったですね。
持ち込んだワインが、ドメーヌ・ブルドン・マコン・ベルジュソン2009、このワインの味わいを想定して料理を選んだのですが、淡白に味付けされた豚肉にこの果実味とミネラルがバランスされた程よい熟成感のワインが実に良く合いました。

根菜類とミネラル分のマリアージュ、白身の肉にはちょっと濃厚な白ワイン、いいですねえ。

5年前まで売上の65%あったフランスワインの比率が今では20%台にまで下がってしまいました。
お客様が国を問わず価格の割りに良い品質のものを選ぶようになったためです。
チリ、スペイン、南ア、アルゼンチンの台頭があり、価格訴求の点でフランスワインはこれらの国のワインに遅れを取ります。
しかし、エレガントな味わいのフレンチに合わせるとなると品質の洗練で大いに勝ち目が出るのです。
この一年、円安で苦しめられて価格にばかり気を取られていましたが、ここにワイン本来の楽しみがあることを思い出しました。

私好みの軽くて美味しいフレンチを設定していただき、しかもワインの持ち込み料まで奢っていただき本当に恐縮しております。
ありがとうございました。







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飲む楽しみと読む楽しみ

2013年11月28日 | Weblog
五街道雲助という名跡は、落語の歴史の中で時々出てきて消えてしまい、はっきりとしたつながりが無いようだ。
現在六代目を名乗っている雲助は、師匠の金原亭馬生が勝手に六代目としただけだと「雲助、悪名一代記」にも書いてあるが、どうもこのあたりが落語的で良い。

なぜか馬生が好きで、その弟子の雲助のこの本にたびたび出てくるので楽しく読んいるが、雲助は浅草の"かいば屋"の常連で、野坂昭如とも親しく、色川武大、田中小実昌、殿山泰司など、私好みの人たちが後から後から出てくる。
そのため面白くてどんどん読み進んでいるが、今の新書の特徴で早く読めて充実感があるように、大きな文字で厚い紙に印刷して200ページに収まっている。
思ったよりページが進んでいるので読み終わってしまうのを怖れている。

昨夕、タイからワイン好きのお客様がお見えになり、ショップでシャトー・ラ・ルビエール2005、ドメーヌ・クールベのシャルドネとシャトー・シャロン、タリケ・アルマニャック・フォルブラッシュ15年、ピエール・バルマンVSOPを試飲した。
この方の好みはボルドー右岸、サンテミリオン、ポムロールなどを自家セラーに大量に保管して友人と毎晩のように楽しんでいるとのことだ。
年に一度YWCショップへ買い付けに来て、今回は50万円ほどメドックとブルゴーニュを購入していただいた。

この方の興味の幅を広げたいと思い、ペッサック・レオニャン、ジュラ、アルマニャック、コニャックをお出ししたのだが、酸化させた白ワインに馴染が無かったようで、ジュラは興味深く飲まれていたようだが楽しめなかったようだ。
フォルブラッシュという品種はスパイシーでカスクストレングスのためアルコール度数が50度弱、かなり刺激的で盛んに香りをかいでいた。
コニャックはVSOPだが瓶詰め後20年近くたっているので角が取れて柔らかくアルマニャックとは対極にあった。
これも楽しまれていたようだ。

この後、野毛のブリリアントでホットカクテルをいただいて帰ったのが深夜、「雲助、悪名一代記」を読む時間が無く、楽しみが今日に持ち越されたのが良かった。





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辻花

2013年11月27日 | Weblog
久し振りに辻花へ行った。
先回はまだ暑さの残る9月13日だったから二ヶ月半振りだ。
その前が二三年空いているから連続的にやって来たともいえる。

平目、ホウボウ、蛸、鮪、〆鯖に合わせて四万十川の燗を飲んだ。
刺身には燗酒にかなう酒はない。
平目と〆鯖が絶品だった。
〆鯖好きの弟が別に一皿とって堪能していた。

カマスの丸焼きもでかくて脂がのって絶品であった。
酒と白ワインを試したが酒に軍配が上がった。

鱚、牡蠣、ブロッコリー、舞茸、椎茸の天婦羅には白ワインが絶妙に合ったが、酒も捨てがたかった。

最初から最後まで黒糖焼酎のオンザロックを合間合間に飲んでいたが、口直しに効果的だった。
食後酒を口直しに飲むと料理と酒を生き生きさせるようだ。

〆は手打ち蕎麦、上手かったね、それでも足りずに蕎麦掻きも食べたが、これがまた絶品、女将に作り方を教わったので、今出回っている新蕎麦粉を買って早速家でやってみることにしよう。
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ワインの持ち込み

2013年11月27日 | Weblog
今週は都内へ出ることが二度ある、昨日は神谷町まで出かけた。
一昨日の嵐の後の静けさ、小春日和が戻って汗を随分かいた。

明日は日比谷線の途中駅、神谷町から二つ前の広尾で仕事の関係先の方とビストロで昼をご一緒する。
有機ワインを出しているお店だそうで、モリエールの白の中から選んで持込をしてみようと思う。
持ち込み完全禁止の店も多いが、1本2,000円から3,000円で受け入れてくれる店が多くなったのはありがたい。
お店としてもワインの在庫の必要が無く、料理で勝負するなら持ち込んでいただいたほうがありがたい筈だ。

フレンチではないが野毛の福家も持ち込み歓迎で、この場合は店主がワインのことを分からないので、お客様のお好きなものをご自分の責任でお持込いただき飲んでくださいということだ。
料理と合うか合わないかは知らないが、せっかくの料理を台無しにしてしまうようなワインは避けて欲しいと願っているだろう。

アナケナの二人と鳥伊勢で飲んだときに、塩辛を取ってエンゲラ・キュヴェ・タカと大関樽の燗と飲み比べてもらった。
酒と塩辛は最高のマリアージュだと思う。
白黴系チーズもワインより酒のほうが合うと思っているが、その組み合わせは次回試していただくことにしよう。

さて明日のランチに持ち込むモリエールはお店の料理とピッタリとあってくれるだろうか。

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アナケナがやってきた

2013年11月26日 | Weblog
月曜日、朝からアナケナがやってきた。
責任者のリカルドと営業部長のニコラとここのところ多発している問題点の改善について話し合った。
ここ五年ほどアナケナは詰まらない問題が多く発生して困っているが、二人とも真剣にメモをして真摯に受け止めているようなので、少しは改善されることを願いたい。
この十年で担当者や責任者がころころと入れ替わったが、新しい態勢になるたびに、これで今までの詰まらない問題を改善するために新体制にして改善するということであったが、一向にその気配が無かった。
詰まらない問題が起こらず、アナケナの基本的な方針が変わらなければ、今頃アナケナは№1とは言わないまでも№5位のブランドになっていた可能性が高い。

もともとここはオーナーのフィリッペの莫大な資産を当てにして出来た会社で、優れた品質のワインを造るためのセラーの設備への投資、レイダでの土地の取得と造成、川から運河を引いてヴィンヤードへの灌漑設備を作り上げた費用など、経営的な見地からみれば初期投資が甚大で回収までに長大な時間がかかることは最初から知れていた。
4年前にフィリッペが所有していたチリ№1のスーパーマーケットを売却してからは、アナケナの運営についてシビアになり黒字化が絶対的な運営条件になった。
そのために人を二度も三度も入れ替えて、方針も二転三転したが、最後に得た有用な人材がこのリカルドとニコラであったようだ。
二人によれば、90年代後半の会社設立以来ずっと赤字であったが、ようやく来年黒字化する。

そんなわけで、ここ4,5年無かった販促と販促費の話が出てきたのに驚いた。
販促として何が有効かとの問いに、とりあえず5年前までやっていた、春と秋年二回の試飲セミナーパーティーをやろうじゃないかということになった。
こんな販促は在り来たりだが、アナログ人間としては他に良い案が思い浮かばない。
しかし、ワインの基本は味わいだから、飲んでもらう機会を供給する以外に有効な手立てはあろうはずが無い。

ようやく真っ当なことを言い出したアナケナ、2014年は楽しみな年になりそうだ。

打ち合わせが長引き、都内の営業活動に連れてゆくために昼飯の時間が30分足らずしかなかった。
井桁のチラシをニコラとリカルドに付けた営業担当者と通訳それぞれ二名と共に食した。
本来鮨はインスタント食品であるから、こういったときに一番都合が良い。

馬車道駅と桜木町駅へ行く二組を送り、馬車道から駅前へ出て芳林堂を覗いたら新書も文庫も新刊が出ていたので嬉しかった。
グレアム・グリーン「国境の向こう側」ハヤカワepi文庫、堀江敏幸「正弦曲線」中公文庫、鈴木隆一「日本人の味覚は世界一」廣済堂新書の三冊を買った。

グレアム・グリーンは短編の選集、訳者はいろいろ、ところでepiって何だろう。
後ろのページにepicenntre文学の発信地とあったが、震央という意味らしい。
東日本大震災前に名付けたのかもしれないが、危うい命名だ。

堀江敏幸のこの本は単行本で持っているかもしれない。
蔵書の整理整頓が望まれるが、どうせ直ぐに出来やしないし、きっと死ぬまで出来ないのだから買っておいた。
今一番知的な作家のような気がする。

鈴木隆一という人はまったく知らない。
しかし「日本人の味覚は世界一」とは日頃思っていることなので、それをきちんと検証してあったら外人連中に威張れる根拠が出来るのでぜひとも読まないといけない。
実感としてそうは思っているが、味蕾の数が欧米人に比べてすごく多いので繊細な味が分かる程度のことしか裏付けが無い。
もともと身体的に優れたところを持った民族が、長い間美味いものを喰おうと研鑽を重ね、味覚を鍛えたことで他に類を見ない味覚を得ることになったような気がするのだが、果たしてどのようなことが書いてあるのか楽しみだ。

ニコラが客先で見たのか、エンゲラのキュベ・タカの写真を取ってきてリカルドト共にこのワインの話となった。
ワインのコンセプトについて話したら、大いに興味を持って飲んでみたいとのことで試飲をさせた。
旨味については言葉では知っていても中々理解できないところであるが、香りがものすごくいいと感心していて、焼き鳥屋に持っていって飲もうということになった。
鳥伊勢で薬研、葱肉、ハツ、せせり、皮の塩にはオナ白を合わせて、いよいよレバ、つくねのタレでキュヴェ・タカを飲んだが、やっぱり料理に合わせるとひじょうに良いと、二人で1本を開けてしまった。

キュヴェ・タカ・プロジェクトにアナケナとしても参加して、レイダのソービニヨン・ブランとピノ・ノワールでキュヴェ・タカを造りたいとの申し入れがあった。
「日本人の味覚は世界一」だとしたら、日本に合わせて商品開発したら世界を制覇できるということなんだよな。
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小春日和も一休み

2013年11月25日 | Weblog
今朝は曇りがちな天気だが、先週から続いていた小春日和が日曜日まで続いた。
午前中にわくわく広場まで歩き、白菜、ほうれん草、春菊を買い、道中の農家で蜜柑を買った。

西友に寄りボージョレヌーヴォを見た、スマイルが輸入したピンクのラベルのペットボトルで870円、品質は分からないがとにかく見た目が綺麗で安い。

帰りに吾妻山に登り山と海を眺める。
富士山は冠雪していたが大山はまだ雪がなかった。
相模湾は潮が複雑で釣り船がずいぶん出ていた。

梅沢海岸まで降りると、何人かの鱚釣り師が竿を出していた。
顔見知りがいたの釣果を聞いたが、大したこと無いようであった。
海岸を東に歩いて、鱚釣り師が仕掛けを巻き上げたところを見たが、ピン鱚にハゼがくっついていた。
鱚の落ち先は大磯のいわゆる幼稚園下というポイントだが、今年も良型の数釣りで良い目にあっている人がいるのだろうか。

午後、大判焼き、大山キャラ蕗、オネエサンのパン等を買いながら平塚まで歩く。
BOで、神吉拓郎「たべもの芳名録」文春文庫 1992年、須賀敦子「ヴェネツイアの宿」文藝春秋 1993年1刷 2001年9刷、嵐山光太郎「断固、不良中年で行こう!」朝日新聞社 2000年を買った。

ここのところ神吉拓郎の本を見かけた買うことが多いが、そういう巡り会わせなのだろうか。
都会的なセンスで洒落た小説とエッセイを書くが、こういったタイプの人は今の世に居ない、昭和という時代に寄り添った人だったのだろう。

須賀敦子のこの本は文庫本で持っているが、単行本の装丁を味わうのはまた違った楽しみだ。
イタリアを書かせたたら超一流、最近内田洋子が出てきたが、気品と知性ではこの人が上回るように思う。
地味な本なのに8年間で9刷というのも凄い。

嵐山光太郎は先週も買ったような気がする。
このころが一番油がのった仕事をした時期かも知れない。
「松尾芭蕉」が主著なんだろうが、軽妙なエッセイで軽味が実践されているのかもしれない。
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焼き鳥に合うワイン

2013年11月23日 | Weblog
少なくともジャン・フィリップ・マルシャンのブルゴーニュ・シャルドネ2011は、鳥伊勢の薬研と葱肉には合った。
ジュブレ・シャンベルタン2010はレバタレとハツ塩に合わせたがそれほどしっくり来なかった。
焼き鳥の種それぞれにワインを合わせるわけにも行かないから、塩でもタレでもほどほどに合うものを探し出さなければいけない。
ボージュレがかなりいけることは分かっているんだが、もう少し他のワインでしっくりとするものも探したい。

鳥伊勢はメニューにワインがなく、当然ワイングラスも無いのだが、この夜初めて持ち込みの依頼をしたらコルケージフィー1本2,000円で受けているとのこと、今まで32年も通って初めて知った。
それなら今後ワインと焼き鳥の相性についてかなり深いところまで探る事が出来る。

野毛の伸喜では、関東の焼き鳥屋の典型で豚肉を使っているが、ここのメニューにあるコート・デュ・ローヌのワインがかなり合う。
辛口のタレで焼いたものに唐辛子味噌を付けて食べるので、鳥伊勢の味とはまったく異なるが、この伝で行けば、アルキ・ド・サドが合いそうだ。
酸が少ないフィンカ・エンゲラ・キュベタカも案外オールマイティなのかもしれない。

とやかく言っているより、次に鳥伊勢に行くときにはワインをぶら下げていこう。

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ボージョレ・ヌーボー

2013年11月22日 | Weblog
ボージョレ・ヌーボーのパーティ会場でジャン・フィリップと今年のワインについて話し合った。

例年9月始めに収穫されるブドウが今年は9月下旬にずれ込み、ワインを造り上げるのに精一杯で、例年のようなトリートメントが出来なかった。
トリートメントの内容については、ジャン・フィリップと共に20年かけて作り上げた技術なので具体的に書けないが、そこに彼のボージュレ・ヌーボーが他と比較できないほどの高みに達した秘密がある。
それでも短期間で果実味が際立ったバランスの良いワインを造ってきてくれた。

ドメーヌ・カレのところでは収穫が10月にずれ込み、マロラクティックが終わったのが11月1日であった。
ジャン・フィリップ以上に短期間で合格点の品質までのワイン造りをしなければならない厳しい年であった。
それでも、この蔵の特徴である干草のような風味がある独特のワインを造ってきてくれた。

ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエールは濁りが一番多く澱も多い。
例年の事でこれは驚くに当たらぬが、それにしても今年の酸は強烈であった。
基底に強い果実味が隠れているが強い酸で分かりにくい。
今飲むより年末年始まで置いて、酒石酸などを澱におとしてから飲んだほうが美味いだろう。

各社のボージョレを比較試飲をしたところ、例年より酸っぱいとおっしゃるお取引先が複数いらした。
それが厳しい生育環境となった今年のワインの基本的な特徴ではないか。


今年は円安で業績が悪くその対応に腐心していたため、毎年10月に行くボージョレの品種チェックに行けず、ワインのアッサンブラージュも全てメーカーにお任せであった。
それでも三つの蔵が悪いなりにも特徴的で満足できる品質のワインを造ってきてくれた。
ジャンフィリップ、ヴァンサン、ブルーノのワイン造りの腕と奮闘に乾杯したい。






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初めての蕎麦屋

2013年11月21日 | Weblog
昼に蕎麦を食おうと「中屋」まで出かけたら抹茶打ち込みでアウト、茶蕎麦は胸焼けがしてどうもいけない。
利休庵に行き先を変え、桜並木を関内駅方向へ歩いていたら呼び込みのオネエサンにキャッチされ、路地の蕎麦屋へ連れていかれた。
以前、見かけて少し興味を引いた蕎麦屋だったので、誘いを振り切らずにおとなしく付いて行って、もり蕎麦を食べてみた。
麵が太いことと表面がつるつるしていて好みの蕎麦ではなかった。
しかし噛みしめたときの蕎麦の風味は実に良く惜しいなと思った。

桜並木をそのまま関内駅へ向かい、駅前のセルテ4階の芳林堂で、五街道雲助「雲助、悪名一代 芸人流、成り下がりの粋」落語ファン倶楽部新書8、桃月庵白酒「白酒ひとり壺中の天 火焔太鼓に夢見酒」落語ファン倶楽部新書9を買った。
雲助も白酒も野毛にぎわい座で聴いたが、人気の落語家らしく芸に暗いところが無かった。
売れない芸人はどこか暗い、売れない営業と一緒で人は暗さを嫌う。

夜、羽田空港まで知人を見送りに行く。深夜家に帰ってきたが流石に寒い。
冬がそこまでやってきている。


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